Dr JamesHの提言
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scp-pl-001-1

19██に撮影されたSCP-PL-001

アイテム番号: 未割り当て(コードネーム"創設者")

予想される特性: 学士、子供なし、███████████████に関する知識、異常な長寿、不特定多数に関する知識、なんらかの脅威を引き起こすことはできない(?)、豊かで争いごとを好まない性格(または受動的)。

予防措置: 03/10/████(グレゴリオ暦)██████████████による指令。レベル5クリアランス未満の人員への接触は禁止されています。オブジェクトが財団の敷地内を歩くことは、許可されています。もしオブジェクトが会話を望むのであれば、それは邪魔されません。彼への監視をやめることを要求された場合、それを直ちに停止します。オブジェクト自身が同意しない限り、いかなる手段の監視(盗聴、追跡装置、スパイなど)も行ってはなりません。

説明: SCP-PL-001は、SCP財団の創設に当たり資金を提供した人型実体です。それは[編集済]歳、身長185cm、体重82kgです。青い目と黒い髪を持ち、ニコチン依存症で、自分の身の安全の確保に躍起になっています。
サイトにどれくらいの期間滞在していたのかは不明ですが、O5評議会は、創設の瞬間を含む財団の画期的な意思決定の瞬間(おもに投資と影響力の拡大のためのもの)を写したすべての写真において、この人物を見ることが可能です(写真上の"創設者"はしばしば"管理者"とともに写されます)。さらに03/10/████における██████████████の報告では、SCP-PL-001の明確な定義付けを行っています。しかし、依然として最後の行には"創設者"がオブジェクトであると記されています(上記文書の写しは付属文書001-Dを参照してください)。

補足説明: SCP-PL-001には独自の収容施設があり、サイト7の最端部に位置しています。その壁は石英ガラスでできており(したがって、オブジェクトの行動は自由に観察できます)、北壁には中庭を見下ろす2つの壁があります(これは一種の現象でもあり、財団の他のいかなる場所でも同様の条件は成立しません)。ドアには"Fundator's Office"という刻印の付いた金メッキの板が設置されており、その脇にはインターコムが設置されています。部屋の中には、中央に机(上にはランプ、電卓、ペンがあり、少なくとも5枚のA4のまっさらな紙がおいてありますが、特に定位置は決まっていません)、皮製のアームチェア、天井に2つの蛍光灯、暖炉、5つの防犯カメラ、3台の太陽光発電機を備えています。収容室の製作者が誰であるかは不明です。既存の文書には、その作成の時期、または建築を依頼した人物については言及されていません。それは、"創設者"自身によって設計されたものであると考えられています(おそらく、後にそれを建造するための適切な手段を使用しています)。この仮定は、SCP-PL-001が収容室にアクセスできる唯一の人物であるという事実によって支持されています。他の職員は彼の同意なしではそこに行くことができません。オブジェクトが発案し、そして単独で「オフィス」を構築したという仮定は必ずしも否定できません。

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中央にいるのがSCP-PL-001で、"管理者"と握手しています。隣にはO5-██がいます。(1953年撮影)

オブジェクトの異常性質について: 毎日朝6時に"創設者"は机に座って計算機を使い何かの計算をします。その後(通常1時間後)、彼は黒のインクペンを使って少なくとも1枚のA4の紙に何かを記入します。その後、彼はこれらの活動を異なる順序で繰り返します。これまでのところ、SCP-PL-001が何を計算し、何を記入しているのか判断することは不可能でした。しかし休憩を取る前に、彼は暖炉に全ての紙を投げ入れ完全に焼失させることが知られています。

休憩中、SCP-PL-001は財団の内部を歩き回ります。オブジェクトは各センターやサイトへ出向きますが、最初の目的地に最も頻繁に選ばれるのはサイト7のビュッフェです。オブジェクトは職員の1人と見なされますが、誰も("創設者"から話しかけない限り)彼と口頭でコミュニケーションをとることはありません。食事をして飲み物を飲んだ後、SCP-PL-001はなんらかのオブジェクトの収容室に向かいます。彼はペンとA4用紙を(時にはジャケットから、またはズボンから)取り出し、現在公開されているそのオブジェクトに対する報告書(もしくは現段階の最新のもの、部分的に書き換えられたもの)を書き留めます(これは、SCP-PL-001によって書かれた文章を観察できる既知の唯一の状況です)。オブジェクトに応じて、それぞれ何らかの通貨で価格を与えられます。
"創設者"の活動が対象の収容オブジェクトの収容違反になんらかの(またはどの程度)影響を与えるかどうかは判明していません。これまで、財団はSCP-PL-001の行動と何人かのエージェントの定期的失踪を結び付けようと調査をしたことがありましたが、██████████████の命令によりそれを取りやめざるを得ませんでした。

その後SCP-PL-001は常に「オフィス」へと戻ります。その後、その場で古いタイプの携帯電話を利用して電話をかけます。"創設者"がこの時どのような会話をしているかは不明です。彼のオフィスの壁はガラス製ですが、音波の吸収値が異常に高いことが判明しています。また、サイト7全体において(SCP-PL-███収容室を含め)このガラスを使用されている場所は他にないことも注目に値します。会話が完了すると、SCP-PL-001は電話を暖炉に放り込みます。新しい携帯電話をどこからどのようにして取得しているかは不明です。

オブジェクトの取り扱いについて: SCP-PL-001は意識的かつ思考的な存在です。レベル5クリアランスの承認された職員とのみコミュニケーションをとります。Dクラス職員の前では、彼は通常歯軋りをし、軽蔑の顔で対応します。これは強く否定的な態度を示すものです。レベル5クリアランスの職員は、SCP-PL-001と限られた範囲内でコミュニケーションができます。過去、行動の目的、収入源、個人的なつながり、財団への滞在目的等について質問する権限はありません。また、コミュニケーションの記録は転記以外の目的で使用することはできません。

SCP-PL-001と話すには、オブジェクトの収容室に繋がるドアの隣にあるインターコムで会話をしていいか尋ねます。同意を得た後、対話者は目的の質問をするのに7分間を与えられます。7分間が経過すると、"創設者"は会話をやめ、「申し訳ないが、時は金なり、だ。」という言葉で終了を告げます。オブジェクトの声は、耳触りの良い低音として供述されます。


SCP-PL-001の特性に関するコメント

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