PTE-1422-Bosch-L'Engle
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The Council of 108 Classified

NEXUS EYES ONLY


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識別コードナンバー確認 : 84300007/431

ようこそ、事務次長

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脅威存在データベースエントリ

脅威ID:
PTE-1422-Bosch-L'Engle "因果論的末世"

認可レスポンスレベル:
5 (即時脅威)

概要:
不明。現時点では超脅威は観測されておらず、世界オカルト連合の保有資産はその詳細を特定していない。

沿革:
硅のノルニルの従者は"三女神"による未来予測演算の異常な収束と、演算過程に混入した不明なエラーについて報告した。当初、これは機械的問題によるものとみなされた。PTOLEMY部門の支援のもとで行われた原状復帰の試みにおいて、それぞれのスーパーコンピューターの機能不全は、未来予測演算プロジェクトの実行試算に致命的な問題が生じたことによるオーバーフローであることが判明した。

ICSUT預言者学部は全ての長期的予言術の失敗と、降霊事象の変質を確認した。典型的には、神智学的に霊的存在を召喚する試みにおいて、大霊は降臨の呼びかけに応答せず、未来に関連するビジョンは写像に至らなかった。儀式上の問題は確認されなかった。五大陸の各キャンパスにおいて同様の事例が報告された。霊脈観測は非異常の結果を示した。

改革神殿騎士団は世界同時多発的な"聖性降誕"イベントについて限定された情報を回収した。これらの事象の全貌については明らかになっていない。主として宗教政体を採用する共同体における混乱を未然に防ぐため、PSYCHE部門は"聖痕"および制御されていない奇跡事象に関連する基礎報告を確認した。大規模なEVEバーストを伴う降誕事象に関しては、第二任務を優先した対処が行われた。

上記の事象を嚆矢として、その他多数の分離された兆候が確認され、多くの点でそれらは神学的な"終末の日"のイメージに接続されている。PTE-1422-Bosch-L'Engleは、因果律世界論的見地から推測される人類の生命・霊魂・文化・信仰・精神のいずれか/またはそれらの複合事象の消失点として、地球上における将来的な発生が予測されている。

粛清:
現時点では超脅威の詳細は不明である。対抗可能な邪径兵器の選定はPHYSICS部門が担当する。予備事象の規模ならびに依拠文化圏の広範さから、超脅威は出現に際し/または出現事象自体が、激甚かつ致命的な終末論的連鎖を展開する可能性が指摘されている。レスポンスレベル6: ピチカートは、第二および第四任務の最終的破綻をトリガーとして発動される。

PTOLEMY部門記録

初期事象発生から13時間後、分析報告書は連繋局に提出された。最高司令部の決定に基づき、PTE-1422-Bosch-L'Engleに関連する情報は評議会機密に指定された。

分析概要

対象 : PTE-1422
[抜粋 #1]
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"三女神"データベースレコード解析結果に関する中間報告

専門的な話はひとまず置く。ことは神の頭脳の問題であり、シリコン基板の歪みや排熱とは全く異なる次元にあることが明らかになった。結論から述べるならば、女神たちは故障していない。

女神たちは観測機器であり、超越知性の雛形だ。彼女らの予測演算に綻びが生じた場合、技術者はアルゴリズムの問題か、入力情報の問題かを切り分ける。今回の調査ではどちらにも何の瑕疵も見つからなかった。レコードは完璧に正常で、同等の代替機が存在しないために検証不可能だが、おそらく同じ条件では同じ動作を繰り返すだろう。つまりは、処理が行き詰まり、暴走する。

ユーテックの都市機能を危うく停止させかけたエラーの原因は、解釈不可能な演算結果の出現にある。女神の演算結果は完全ではないが、通常は信頼に足る未来予知の類型として振る舞う。今回、いかなる思考を経たのかは不明だが、彼女らは演算結果の消失に出くわした。レコードを読み解く限り、これまで一度もなかったことだ。

未来予知を行う魔術機械が未来の消失を観測したというのが我々の結論だ。しかしながら我々は技術者であり、この結論を解釈できる視点にない。適切な処理のため、最高司令部への報告を要請する。

[抜粋終了]

PHYSICS部門記録

作戦名"future walker未来を歩むもの"は、レスポンスレベル4以上と推定される超脅威の出現予測において重要な、複数の予備事象の観測を確定させるために準備されている定常作戦計画である。

1422現地報告 NO. 4

最高司令部宛、

作戦は理論的には成功しています。異常領域は運命論の影響を最も強く受ける媒体です — 嵐に引き裂かれる帆のように、異常領域に局在する脅威存在は領域の法則に則って破滅的な波及を表現します。

ハイ・ブラジルはおそらく最大級の試験紙となるでしょう。同地のICSUTキャンパスは完全には放棄されておらず、伝承学部のEVEパルス観測所を経由して、我々は残存するトゥアハ・デ・ダナーン市民の異常な動揺と、これまで確認されたことのない未知の宗教儀式の出現を目撃しています。

ウィスコンシン州ダグラス郡では当地の異常法則に乱れが生じ、言明されたことのない終末論的ストーリーラインの出現が確認されています。これらは独立の意思を有し、外部への拡散を志向しました。

事態は既に進行しています。早急な対処が必要です。

— クリストル、ICSUT異常領域学部顧問調査官

1422現地報告 NO. 11

最高司令部宛、

中東における作戦計画は順調に推移しています。755評価班はカイロに現地拠点を確立し、対象へのアプローチを開始しました。懸念されていた妨害は今の所確認していません。夢界における肥大した精神構造を読み解くために、形而上意識への侵入が可能な人員を手配しています。対象が真に眠れるヘイムダルの耳であるならば、そのビジョンを解析することで問題の核心に迫ることができるでしょう。

791評価班の活動には問題があります。ペルシャ湾岸における対立集団の動向は急速に不安定化しました。現地におけるCIセルは活発で、挑発的行動を繰り返しています。おそらく数日中にバンダルアッバースで革命防衛隊による騒乱が起こる見込みです。ORIAが降誕イベントを重視していることはほぼ確実であり、彼らは海底遺跡から遺体を回収して、聖痕を摘出しようとするでしょう。現有戦力での介入は困難です。

ヨルダン川西岸地区では、顔のない男の目撃証言が複数得られました。エルサレムにおける厳戒態勢を潜り抜け、脅威存在は街を探索しています。当地の霊的性質を鑑みれば、対象は進行中の事象に関して何らかの知識を有していると思われます。追跡計画が現地作戦運営官に提出されています。

奇妙なことに、いずれの作戦地域においても、財団の積極的介入は確認されませんでした。特定済みの関連施設は沈黙しています — しかしながら、基幹サイト群の物資輸送頻度は平均して17%増大し、偽装された人員および軽貨物の移動は北米方面への急激な偏りを示しました。1422事象の追求は、遠からず財団との接触を惹起するでしょう。現地部隊を代表し、緊急事態協定の締結を提言します。

— ブライス、シリア部門工作司令官

PSYCHE部門記録

事態に関連する財団からの第一次接触は、監督評議会議員から事務次長級統括官への電話会談の申し入れとして連繋局に提示された。秘匿済みの直通回線を用いた7分14秒の通話が記録された。通話後、最高司令部は財団との緊急事態協定の締結を決定した。108評議会の承認のもと、代表者連絡会による実務者協議が組織された。

編集済み通話記録

対象: PTE-1422
[██/██/20██] (00:00 - 07:14)
世界オカルト連合本部・事務次長局統括オフィス
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[記録開始: (00:00)]

[GOC] Veena: こちら事務次長デスク、ヴィーナ。

[SCPF] O5-13: [咳払い] サーティーン。許諾に感謝を。

[GOC] Veena: 不要ですわ、ミスタ。本題をどうぞ。

[SCPF] O5-13: それでは — 貴女がたもまた、気づいていることと思う。異変について。

[GOC] Veena: 認識を統一しておく必要がありそうですね。"どの"異変のお話でしょう? 我々は常に脅威と対峙しています。貴方たちと同等か、またはそれ以上にです。

[SCPF] O5-13: それは — [沈黙] 最新の問題だ。

[GOC] Veena: というと?

[SCPF] O5-13: 貴女が情報を引き出すことを求められているのは知っている。私は — 俺は、この件に関して連合の協力を取り付けるために必要なだけの情報を開示する権限を、評議会の同僚たちから与えられている。ポケットを空にする必要はあるだろうか?

[GOC] Veena: [溜息] いいでしょう。もはや我々は限定された手段しか有しておらず、未来の観測は不可能になりつつあります。ことは正常性の問題ではなく、人類全体の生存に関わるかもしれない。

[SCPF] O5-13: そうだ。俺たちは"シャットダウン"シナリオと命名した。おそらくは……

[GOC] Veena: 人類は滅ぶ?

[SCPF] O5-13: 可能性がある。

[GOC] Veena: 詳細不明の終末ですか、まったく。猶予はどの程度か御存知なのでしょう。

[SCPF] O5-13: もちろん。だが……

[GOC] Veena: これは秘匿回線です、ミスタ。この会話を聞くことができるのは、少なくとも私と同格以上の役職者のみです。お構いなく。

[SCPF] O5-13: 61日。

[GOC] Veena: [沈黙]

[SCPF] O5-13: 俺たちが事態を把握した時点で、カウントは64日だった。あと2ヶ月だ。

[GOC] Veena: なるほど、いいでしょう。状況は切迫している。財団は我々に何を望むのです?

[SCPF] O5-13: 敵対関係の解消。資産と人員の融通。技術交流。機密情報の相互開放。スキップ……貴女がたのいうKTEへの対処の委任。施設防衛。国際的な情報統制プロトコルの共同実施。再構築用情報データの集積。可能であればそちらの高位役職者のDNA提供を求めたいが……

[GOC] Veena: [咳払い] あー、失礼ではありますが、正気で仰っているので?

[SCPF] O5-13: 無論だ。

[GOC] Veena: 何をなさるおつもりですか?

[SCPF] O5-13: 滅びを回避する。いや、より正確に言うならば……滅びを受容し、再起する。

[GOC] Veena: 計画があるようですね。それもどうやら、非常に荒唐無稽なたぐいの。

[SCPF] O5-13: このような事態でもなければ、俺は降格されている。貴女に決定権がないのは承知しているが、急ぎ最高司令部でこの件を議論していただきたい。通話が切断されると同時に、正式な要請文書が連繋局に送付される手筈だ。あと61日で俺たちは人類を救わなければならない、どうか —

[GOC] Veena: お待ちを……どうやら、今すぐに文書を送付していただくほうが良さそうです。

[SCPF] O5-13: 何?

[GOC] Veena: 最低でも同格以上の役職者でなければとは申し上げましたが、聞いている者がいないという意味ではありませんよ、ミスタ。文書の送付を。それで、計画の名前は何というのですか?

[SCPF] O5-13: それは — ああ、リブートだ。……筐体計画Project ARCA

[ノイズ]

[GOC] D.C. al Fine: 聞かせてもらおう、O5-13。君が何に挑むのかを。

[記録終了 (07:14)]

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以降の記録は最高評議会機密に分類される。閲覧には事務次長級統括官3名および事務総長の承認が必要である。共同計画"筐体"の詳細は、対財団緊急事態協定コリント-09に基づき、108評議会の承認のもとでPTOLEMY部門データベースより閲覧可能である。

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PHYSICS部門記録

協定コリント-09に基づく財団との共同作戦は評価できる成果を上げつつある。PHYSICS部門は各地の財団機動部隊司令部より提案された任務案を受諾、拒否、修正する権利を有している。行動計画は低レベル任務から順に移管される。現時点での移管済み任務は重要施設の警備、脅威存在の排撃ならびに確保、対立異常組織に対する攻性防御、物資輸送の護衛ならびに陽動、初期隠蔽、技術獲得支援である。

任務:
注目すべきイベントの時系列

T-61 04:42 - 協定コリント-09成立。PHYSICS部門統合司令部は財団サイト-01、10、19、64、81とのホットラインを確立する。

T-60 00:00 - ユーラシア、北米、オーストラリアの非優先任務を担当する全ての排撃資産は再編命令を受領する。選抜された部隊への特別任務が通達される。

T-58 13:55 - 北米大陸の主要な財団サイトに対する排撃班の割当が完了。PHYSICS部門割当の主要送電網および通信資産の財団保有経路との接続開始。

T-57 05:42 - U-HECユニットがイエローストーン国立公園に配備される。

T-53 19:38 - 財団サイト-64に対する蛇の手構成員の襲撃。警備任務中の2209排撃班が接触、複数の脅威存在を撃破。協定コリント-09の超常社会への露見。

T-52 14:40 - 複数のKTE/UTE指定脅威を含む邪径技術者集団の、財団サイト-19への第一次送致。以降、継続して送致及び護衛、対象の確保任務が割り当てられる。任務に関連して、北米局は最高司令部に抗議を行う。

T-49 23:15 - ICSUT預言者学部による検証は、短期的未来予知技術を用いた複数の攻性ブルー資産の異常動作を報告する。全排撃班のブルーおよび邪径戦闘資産の効力は再検討される。

T-44 08:30 - 共同計画"筐体"の進展に伴う人員再配置により、基幹財団サイトの28%は警備機動部隊が維持困難となる。排撃班は増派され、共同訓練済みの部隊を優先して財団サイトに配備される。

注記: 財団機動部隊からの任務移管に伴い、T-44 12:00時点でのPHYSICS部門人員の損耗率は前年同期比14%の増加傾向である。計画の進展において要求される損耗増加は、組織的行動の維持が困難とならない限りにおいて、無制限に許容されている。

報告:
ノリエガ准将はPHYSICS部門北米局に所属する作戦担当将校であり、担当地区における主要な基幹財団サイトはサイト-19である。当該作戦計画の受領および割り当ては最高司令部によって行われた。

事務次長局

送信者 ノリエガ准将 受信者 Veena事務次長
件名 緊急事態協定コリント-09に係る邪径技術者集団の取扱についての抗議
PTE-1422-Bosch-L'Engleへの対処における、最高司令部ならびに事務総長室の輝かしい活躍に敬意と賛辞を申し上げる。北米局はPHYSICS部門統合司令部の管理のもと、新たな局面において生じた任務に最大限の努力を以て取り組んでいることをお伝えする。

しかしながら、先日我が隷下の部隊によって遂行された邪径技術者の集団移送任務については、遺憾ながら我々の平素からの信念に対する最高司令部の理解を疑わざるを得ない。北米局ならびに太平洋局が長期間に渡って捜索し、その排除のために多大な労力、資産、人命を傾注してきた手配済み脅威存在が少なからずリストに含まれており、我が部隊はそれを丁寧に領導し、異常組織の攻撃的な試みから護衛し、無傷で財団に引き渡すという屈辱的な状況に置かれたことをご理解いただけているだろうか。

PHYSICS部門の戦闘資産は決してこのような任務のために整備されていないという事実を、改めてお伝えさせていただく。超脅威を捕捉撃滅し、あるいは調査解明し、一般市民を異常と不可解から防衛することこそが世界オカルト連合の使命である。到来するかさえ定かではない潜在的脅威存在のために財団に排撃資産を融通することはまだしも、手の届くところにある脅威を見過ごすことは断じて許されてはならない。

協定コリント-09および共同計画に関して、我々北米局が関与できる立場にないことは理解している。その上で、これまで4度に渡って提言したように、共同計画に関連する資料の更なる開示を重ねて要求する。PHYSICS部門の使命は実行武力の適切な使用であり、財団の科学者たちのおためごかしに左右されるべきではない。

ノリエガ准将の要求は却下され、邪径技術者移送は最高司令部の直轄任務に再配置された。共同計画"筐体"に関する情報開示は段階的に制御される。第一次情報開示は将校相当官に限定され、T-35 16:00を予定している。

PTOLEMY部門記録

共同計画"筐体"に関連する供出物品はステーション-NA-011に集約された。フィニアス・クレイトン主計大佐が供出を担当した。多数の+2Gen/AltGen技術が供出品に含まれることから、PTOLEMY部門はブルー資産を含む技術者を財団サイト-19へ派遣した。全てのリストは供給の簡略化のため、+1/+2/AltGen世代技術のみを記載する。

提供される兵器一覧

対象 : PTE-1422
[抜粋 #4]
番号 指定 機材名 数量
21 +1Gen-LFTR 液体フッ化トリウム反応炉 3
注: 完成品1基は運用マニュアル構築用見本としてサイト-81に搬入され、解体済みの2基が実用試験炉として提供された。
22 +2Gen-UHEC マークIII 超重交戦殻 24
注: 計画実行上の合理性から、7000日後の自己崩壊を企図して内部回路は自動化された。
23 +1Gen-BBA 銅ベリリウム合金 750(t)
注: 重要度の再割当て、および物流/生産計画の見直しが進行中。
24 +1/AltGen-AMSC 対抗認識結界-複合埋設コンポーネント 6500
注: イエローストーン国立公園における隠蔽効果の実地試験は継続中。
25 +1/AltGen-NORN "ウルズ"および"ヴェルザンディ"における演算能力資源 N/A
注: 両女神の演算能力の最大67%を貸与可能。
26 +2Gen-CTD 100メガトン級圧縮熱核弾頭"宵の明星" 1
注: 使用保留。システムの致命的暴走を想定し、最終浄化手段として供与。
27 +2/AltGen-Grey Goo "グレイ・グー"自己複製ナノマシン群 500(g)
注: レスポンスレベル6: ピチカート級資産。詳細は最高司令部機密に分類される。共同計画における運用責任者はクリストファー・ザーションPTOLEMY部門上級医療顧問である。
[抜粋終了]

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PHYSICS部門記録

メキシコ湾岸における連日の漁業施設への破壊行為、ならびに沖合における財団輸送船舶への襲撃に関連していたと考えられる超脅威は、偶発的な遭遇の後に追跡され、最終的に排除された。現地における簡易解剖は、カオス・インサージェンシーならびにマーシャル・カーター&ダーク社の副次資産の関与を示唆した。依然として仮定されるに留まっているPTE-1422-Bosch-L'Engleの存在が既存の超脅威に与える影響は特定されていない。

AT/ST探査報告(デブリーフ)

関与した評価/排撃班:
ST-1461

提出した工作員:
"Rockwell" 18153112/3512

任務(場所/目的):
メキシコ湾岸における未分類超脅威の探査ならびに粛清。

遭遇報告/敵対存在の概要:
SCPSマル・アデッタは最高司令部特殊作戦に使用される銅ベリリウム合金インゴットの地域-352への輸送中、洋上で4度に渡る襲撃を受けて沈没した。4日前、同艦は固着処理済みコークス塊を同ルートで輸送していたが、この時点では襲撃を受けなかった。

少量の銅ベリリウム合金を用いた実験は成功裏に終わり、対象の誘引に成功した。超脅威に対するEVEスキャンは対象の外皮の脆弱性に反比例して呪術的に強化された極度の柔軟性を明らかにした。+1Gen-SCT/高速航走魚雷は対象に無視できないダメージを与えた。最終的に、我々は超脅威を海岸の無人地帯に誘導し、少量の爆薬で致命傷を与えた。

結果:
殲滅に成功。驚くべきことに、対象の消化管は退化しており、内部にはSCPSマル・アデッタの積載量の4割に及ぶ銅ベリリウム合金が融解した状態で存在した。

職員条件:
損耗7人 (死者0人、重傷者7人)

結論/提言:
対象は明らかに生体改造を受けていた。脳と思しき神経中枢器官からはMC&Dのロゴマークを含む破損した有機機械が発見され、周辺における協調的な妨害行為はCIによるものである。

超脅威の戦力は重大なものではなかったが、被害は想定以上に拡大した。メキシコ湾岸における我々の戦力は限定的である。超脅威の出現は頻度を増し、その多くはおそらく自然状態においてはこれほど凶暴ではない。何かが眠っていた脅威存在を煽り立てている。おそらく、その全てが人為的なものというわけではないだろう。


人手が全く足りていない。この一ヶ月、俺たちはずっと戦い続けている。部隊では細かいミスが増え始め、洋上における補給は滞ってきている。財団との協力は最初こそありがたいものだったが、今では互いにボロを出しては尻を拭きあい、やっとのことで仕事を保っている。

何かがおかしくなってる。俺たちは何をやってるんだ?

PTOLEMY部門記録

T-34 0:00時点において、共同計画"筐体"の進捗に関連する物資供給ならびに資材開発における無視できないタイムスケジュールの遅延が全世界のPTOLEMY部門施設で報告された。特別報告者サリヴァン・ロドリゴはサタンと科学者の統一教会から選出され、108評議会代表監督者として現地を視察した。

特別報告概要

対象 : PTE-1422/PTOLEMY
[抜粋 #3]
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PTOLEMY部門の現状に係る行動評価

現状は — 進行中のSDクラスなる迷妄の繰り言を考慮しなければ — 既に破滅的だ。

北米大陸への資産の集中に伴い、対立組織による妨害は激化しつつある。私は4日間の視察中、2度の襲撃とそれに倍する予備的なハラスメント攻撃、1度の偶発的な超脅威との交戦を見た。この空前の危機の中、我々はまさに反撃されている。これまで押さえつけてきた者たちが、地の底から蛆のごとく湧き出したのだ。

PTOLEMY部門では後方人員への少なくない損害が発生している。これまでになかったことだ — 財団施設への派遣と必要資材の確保、輸送ルートの確保、実験施設と必要な呪的条件の確保。定常的な排撃任務を考慮した場合、PHYSICS部門は既に限界を迎えたと考えるべきだ。前衛部門が硬直したことで、伸び切った紐の中央のごとく、後方部門は無防備になっている。

30日、たった30日だ。それだけで我々は既に手元にある人的資源を絞り尽くしている。追加投入可能な予備人員がいないのだ。原因はそれだけだ。我々の行動には、常に技術と経験が必要だ — 一ヶ月では新たな戦士は創り出しようがない。

霊的環境が大きく変化したことも状況に拍車を掛けている。既にブルー戦闘資産の7%は異常動作、技術者ならびに触媒の不足、霊脈変異への対応の遅れにより実用レベルを下回った。確定している数字だけでだ — 消耗が新たな消耗を生んでいる。我々は負の螺旋に飲み込まれている。

協定に否やはない。もはや滅びは目前だ。しかし、私は敢えて疑問せざるを得ない。

その日まで、我々は耐えられるのか?

[抜粋終了]

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最高司令部記録

[データが入力されていません]

編集済み通話記録

対象: [データが入力されていません]
[██/██/20██] (00:00 - 05:27)
世界オカルト連合本部・事務総長デスク
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[記録開始: (00:00)]

[GOC] Veena: おはようございます、事務総長。

[GOC] D.C. al Fine: こちらはまだ夜だ、ヴィーナ。しかし、おはよう。

[GOC] Veena: ああ、そうでした……最近は感覚が曖昧なのです。

[GOC] D.C. al Fine: 疲れているのだろう。無理もない、少し休みたまえ。

[GOC] Veena: ご心配いただき有り難いのですが、中々そう上手くいきませんよ。イエローストーンに事務次長級が一人は常駐していないと、相互の連携は困難です。

[GOC] D.C. al Fine: 連繋局の面目躍如だな。君はよくやってくれている。

[GOC] Veena: そうだといいのですが。

[GOC] D.C. al Fine: 我々はすべからく、自身の持てる限りの武器で、取れる限りの手段で前進することしかできない。君は期待された務めを、求められた以上に果たしている。

[GOC] Veena: [溜息] 不安なのです、アルフィーネ。

[GOC] D.C. al Fine: そうだろうとも。

[GOC] Veena: 貴女もまた、そうなのですか?

[GOC] D.C. al Fine: あと一ヶ月もないうちに、我々は突然にか、あるいは徐々にか、何らかの形で、不本意にも終わりを迎える。それを知っていてなお恐怖しないのだとすれば、それは何かを棄ててしまっている。

[GOC] Veena: 私は……私は、世界のために尽くしています。アルフィーネ。人類のために。来たるべき尽日よりも後、再生のために。しかし、それは……

[GOC] D.C. al Fine: 我々の望む未来ではない。

[GOC] Veena: 私は信じてきたのです、アルフィーネ。連綿と続く闘争の歴史の中で人類が掴み取ってきた、この奇跡のような正常な世界、消えゆく珠玉の幻想のような、人類の世界を守りゆくのだと。しかし……しかし、筐体は違います。あれは決して、私たちに明日を見せてはくれません。

[GOC] D.C. al Fine: [沈黙]

[GOC] Veena: 私は恐ろしい。迫りくる滅びも、作り出される新たな人類も、虚構の上に積み上げられる歴史も、何もかもが。私たちは何のために戦ってきたのでしょう?

[GOC] D.C. al Fine: その答えは……今まさに証明され続けている。

[GOC] Veena: それは —

[GOC] D.C. al Fine: 我々は戦い続けている。昨日も、今日も、明日も。それは決して、形作られつつあるイエローストーンの虚構のためではない。財団のためではない。世界オカルト連合のためですらない。何のためだ、ヴィーナ事務次長?

[GOC] Veena: [咳込む] ……人類のためです、事務総長。

[GOC] D.C. al Fine: そうだとも。PTE-1422が……未明の脅威が実在しようとも、あるいは全てが徒労に終わろうとも、すべきことは変わらないのだ、事務次長。我らが種を守るために、我々は軍勢を起こした。あの戦火の中から立ち上がり、我々は歩み続けてきた。絶やさないために。

[GOC] Veena: 明日のために……

[GOC] D.C. al Fine: たとい尽日来たりても、崩れ落ちるその時までも、あるいは再び地に返り咲いたとしても、我々は人類に仇成すすべてから、同胞を守らねばならない。暗闇を払わねばならない。そのために存在している。違うかね?

[GOC] Veena: ええ、ええ。私は…… [咳込む]

[GOC] D.C. al Fine: [笑う] やはり君は疲れている、ヴィーナ。仮眠を取るといい。

[GOC] Veena: そうします、事務総長。貴重な報告の時間を無駄にして申し訳ありません。

[GOC] D.C. al Fine: いいや、ヴィーナ。君と話せて良かったとも。

[記録終了 (05:27)]

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君たちはとても誠実で、勤勉で、賢く、勇敢で、しかし時としてあまりにも愚直だ。だからこそ私は君たちにこう言おう、前進せよと。

我々の闘争は終わりを迎えるかもしれない。人類は一度滅ぶかもしれない。だが、それは我々の生存と探求の系譜を否定しない。積み上げてきた歴史は虚構の下に隠されるが、決して消えることはない。

我々は礎となる。やがて地に満ちたとき、我々は再び旗を掲げ、人類の盾となる。何度でも繰り返すだろう。守ってきたものを思い出せ。奪ってきたものを思い出せ。人類の灯を絶やさないために、あらゆる犠牲を払っても、我々は地に立ち続ける。

そしてそう、今ばかりは休みたまえ。明日もまた、前に進むために。

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お疲れさまでした、事務次長

アラームセット - 次回の端末起動は4時間後です - T-28 06:25

スリープモードに移行

…… …… ……

──ゲームオーバーまで、あと28日。

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