スペイン当局 過激派組織『ラディカルSPC』を国際テロ組織に指定
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スペイン当局 過激派組織『ラディカルSPC』を国際テロ組織に指定

公開日 2018年7月14日21:30

13日、スペイン当局は反サメ科・サメ系AFC主義を標榜する過激派組織『ラディカルSPC』を国際テロ組織として指定したと発表した。これにより同団体をテロ組織として認定した国家は36カ国となった。ラディカルSPCを国際テロ組織として指定している36カ国の大部分は第三南極帝国コモリザメ連邦、かつてサメ殴りセンターからの攻撃を受けた事のあるサミオマリエ共和国などの超常国家であるが、ごく一部かつ指定からさほど月日は経っていないとはいえ、アメリカやサモアなどの基底国家も含まれている。この中にスペインも加わったかたちだ。

ラディカルSPCはその通称が示すとおり、財団指定要注意団体『サメ殴りセンター(Shark Punching Center)』の分派組織である。コモリザメ系AFC種族の超常国家であるコモリザメ連邦に対し、一方的にサメ殴りセンターが宣戦布告した事件がきっかけとなり2015年に勃発した南シナ海戦争がその始まりだった。翌年の2016年に停戦協定がサメ殴りセンターとコモリザメ連邦及び同国に味方した諸国の連合軍との間に結ばれ戦闘は終結したが、その際同国への宣戦布告を主導したサメ殴りセンター内部の急進派が協定を認めず分離・独立したというのがその経緯だ。そのため、ラディカルSPCは停戦協定は無効なものであると主張しており、コモリザメ連邦ほか南シナ海戦争で連合軍側についた国家や団体に対しテロ活動を行っている。

これらのテロ活動はサメ殴りセンター時代に見られた殴打行為全般にとどまるものではなく、自動車爆弾やサメ偽装爆弾等による爆破テロや、保有する潜水艦による船舶等への雷撃などサメ殴りセンター時代よりも非常に過激化しており、標的となっている対象もサメ科生物及びサメ系AFC、南シナ海戦争の連合軍側国家のみならず民間人・企業にも及んでいる。これについては詳細な理由は不明だが、ラディカルSPCはサメ殴りセンター離反者だけではなくリアルIRAETAなどの欧米等の過激派組織からの離脱者も受け入れているのが確認されており、その影響があるためではないかと各国の公安関係者は推測している。

なお、ラディカルSPC自身は「自分達こそが真のサメ殴りセンターであり、CO-SPC(ラディカルSPC側からのサメ殴りセンター主流派の呼称。COは保守主義(Conservatism)の略とも、臆病者(Coward)の略とも言われている。)はサメを殴る情熱を失った、組織としての正当性を欠いた妥協主義者でしかない」と主張している。実際ラディカルSPCは犯行声明等でいずれにおいてもサメ殴りセンターと名乗っており、ラディカルSPCと自称した事は一度もない。これはサメ殴りセンターの最高幹部『殴5』のメンバーのうち急進派寄りだった複数人もラディカルSPCに合流した事も後押ししていると見られている。

現在コモリザメ連邦及びサミオマリエが正式にスペインの指定を支持する声明を出しているほか、ウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズ、マナによる慈善財団、ニッソ医機などの団体や企業が支持を表明している。なお、現時点ではこの指定に対しサメ殴りセンターから声明等は出されていない。


財団は語る

「実際のところ、私としては今回のスペイン当局の決定に驚いてはいません。いえ、私に限らずこの筋の人間で驚いてる者はいないと思いますよ」

こう語るのは、財団日本支部の増渕伸二分析官だ。

「元々スペインは2016年からAFCが人口のほとんどを占めるようになり、それもあって超常国家やAFC団体との関係が非常に深まっています。さらにAFCや伝承部族の権利保証を明記したスペイン2016年憲法という背景もあってAFCに対する人権活動も活発ですからね。それを侵害する団体をテロ組織と認定するのはおかしな話ではありません」

事実、スペイン当局も「世界各地における、サメ系AFCへの重大な人権侵害及びサメに関係する営利企業等の民間団体への犯罪行為」をテロ組織指定の理由としている。しかし、増渕分析官はそれだけではないだろう、と推測する。

「イベント・オッタル当時、我々財団、そしてGOCは南シナ海戦争への対応に追われており、スペインでの事件への対応は後手に回り、結果として多数の人々が犠牲になりました。それもあって、スペインのサメ殴りセンターに対する感情は基底国家の中では最悪と言っても過言ではありません。つまり、『あいつらが南シナ海で余計な騒ぎ起こしてくれたせいでこっちへの対応が遅れたんだ、サメ殴りセンターが悪さしなければ財団やGOCもこっちの対応が素早くできて、犠牲者や被害はもっと少なかったかも』…というわけですね。さらに超常国家などとの関係の発展に伴い、直接サメ殴りセンターの被害に遭った超常国家であるコモリザメ連邦やサミオマリエなどとの交流も増えています。そのあたりもサメ殴りセンターへの悪感情に拍車をかけていると言えるでしょう」

ではなぜ、アメリカやサモアに遅れを取る形になったのか。増渕分析官は続ける。

「反サメ殴りセンター感情は根強いものではありましたが、実際のところ今までスペインは直接国民に危害を加えられたわけではなかったため、ヴェール崩壊以来サミオマリエと親密な関係にあったサモアや、南シナ海戦争で観光客やビジネスマンが巻き込まれ死傷したアメリカに比べればテロ組織認定については消極的でした。しかし、昨年8月にアメリカ領サモアで現地警察に射殺されたラディカルSPCメンバーの1人が指名手配中の元ETA構成員だった事が発覚したのと、5月から先月までにかけて発生した連続漁船撃沈事件でスペイン人の乗員4名も死亡したことでついに決断を下すことになったものと思われます」

ところで、ラディカルSPCを国際テロ組織に指定している国家は超常国家であるか、もしくは基底国家の場合多数のAFC人口を抱えるなどして彼らの権利保証活動が活発なアメリカなどのような国が多数派である。後者は2009年の奇蹄病事件によるAFCの増加や遠野妖怪保護区を抱えるなどしている日本にも共通している点であるように思われる。この先日本がテロ組織に指定する可能性について、増渕分析官はこう述べた。

「これは財団の公的な見解ではなく私見ですが、おそらく日本もそう遠くないうちにラディカルSPCをテロ組織に認定するかと思われます。皆様ご存知かとは思いますが、先程述べた連続漁船撃沈事件では、6月23日に日本の漁船である第三得永丸がラディカルSPCの潜水艦に襲撃され、2名の乗員が亡くなっています。これにより世論もラディカルSPCを許さない方向に向いているように思われますし、それに事実として日本の漁業や海上輸送が脅かされています。そのため遅かれ早かれ、ラディカルSPCがテロ組織に指定されるのは間違いないだろうと思っています」


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