スペイン国会上院 夏鳥思想禁止法案可決
rating: +22+x
blank.png

国外

スペイン国会上院 夏鳥思想禁止法案可決

公開日 2035年7月2日20:10

Senado-de-España.jpg
スペイン上院の置かれているパレシオ・デル・セナド

スペイン上院は2日、夏鳥思想禁止法案を264議席中258名の圧倒的賛成により可決した。これにより夏鳥思想禁止法が成立した。施行は9月1日からされる。

2015年に発生したスペイン国民カワウソ化事件(通称、トンガラシ事件)以降、スペインでは夏鳥思想連盟系過激派組織によるエスパノルヌートリアへのヘイトスピーチ、暴力行為、殺傷事件が社会問題や国際問題となっており、特に2018年の「マドリード狩猟虐殺事件」、2026年の「マラガ虐殺事件」、2030年の「カナリア諸島侵略統治事件」(現在も不法統治されている)の発生により、スペイン国民からは危険思想として規制が叫ばれていた。これを受けて、今年4月に国民党とスペイン社会労働党の共同で法案が提出され、6月にスペイン下院を通過し、今日の上院での法案可決に繋がった。

これに対し、アルゼンチンのブエノスアイレスに拠点を置くエスパノルヒュマノ評議会のアンヘレス・セバジョス代表は「完全にAFC主義寄りの悪法、スペインから人間を追い出すつもりか」と批判。欧州連合からも思想弾圧との指摘が出ている。エスパノルヌートリアの第1世代(トンガラシ事件で変異した人々)や国内在住のエスパノルヒュマノの中からも「かつてのフランコ政権のように言論の自由が失われるのではないか」「~を懐かしいと言っただけで逮捕されるのではないか」との不安の声が出ている。

一方でスペイン国民カワウソ化事件以前を知らない第2世代以降のエスパノルヌートリアは殆どが今回の法案を支持している。欧州連合からの指摘に対し、セラフィナ・サマニエゴ首相は「(財団の)フランス支部と共謀してスペインを地図から消失させようと目論んだだけでなく、内政にまでも干渉してくるのか」と反論。スペイン国民カワウソ化事件やその後の過激派夏鳥思想家が起こしてきた複数の事件の収束に深く関与してきたスペイン空軍のセイル・アヒージョ・リュドリガ中将も「この法案が可決されたことでスペイン国内に危険思想が蔓延することは防がれる。思想弾圧などとは思わない」と声明を出している。また、スペイン政府も「この法案はパラテクノロジーやエスパノルヌートリアへの差別・排除行為を規制するためであり、懐古に浸るだけで逮捕・起訴することはない」と発表している。

上記の通り、エスパノルヌートリアとエスパノルヒュマノの溝は深く、お互いの主張が食い違うため、両者が手を取り合う日はまだまだ遠い状況である。


財団は語る

「夏鳥思想禁止法案の可決によって、エスパノルヌートリアとエスパノルヒュマノの対立はますます深まることになるだろう」と財団職員(スペイン超常文化部門所属)は語る。2015年に発生したスペイン国民カワウソ化事件は「トンガラシ事件」の通称でも呼ばれており、この事件は1998年に発生した7.12事件に次ぐ被害規模となった。トンガラシ(本名不詳)被疑者の神格存在化をきっかけとするこの事件では、バルセロナを中心とするスペイン本土全域で住民がAFC化し、旧来のヒト種を包含する食物連鎖の大規模な撹乱が発生した。その後、事件は当時のセイル・アヒージョ・リュドリガ中将とアマリア・アヒージョ・リュドリガ(現・福路アマハル)氏の2名とスペイン軍の協力によって解決された。

この事件によってスペイン国民はエスパノルヌートリア(事件によってカワウソ型のAFC種族となったグループ)とエスパノルヒュマノ(イベリア半島外在住または国外旅行中だったため変異を免れたグループ、後に「二大陸正常回帰事件」で移転してきたスペイン国民も含む)の2つのグループに分けられることになった。その後、事件によって少数派となったエスパノルヒュマノの一部はAFC寄りの政策をする母国への反発心から夏鳥思想を盲信するものが多く出ている。特に夏鳥思想の過激派は「エスパノルヒュマノ評議会」を結成し、エスパノルヌートリアの権利制限を目的に掲げた。そのため双方の関係性の悪化が避けられない事態となった。

当時、スペイン支部とフランス支部はトンガラシ事件の対処案(標準装備による討伐と奇跡論弾道爆弾の大量投下による討伐)の相違で対立し、世界オカルト連合も同時期に発生していた「南シナ海戦争」(サメ殴りセンターコモリザメ連邦の武力衝突)の対応に追われていたため事件への対処に遅れた。そのため、スペイン国民の殆どが正常性維持機関への不信感を持っており、財団が今回の法案に出した問題点の指摘も無視された形となった。

セイル・アヒージョ・リュドリガ中将の妹である福路アマハル氏(旧名:アマリア・アヒージョ・リュドリガ、川獺丸アマハル。日本に帰化しているため日本名を名乗っている)はインタビューで「兄は翁が起こした事件で犠牲者を出してしまったことを悔やんでいました。スペイン空軍に入ったのも贖罪のためと兄から聞いています。だからこそ、復興活動に手を貸さず、国外から批判を浴びせるだけでなく、国内でのテロ事件を支援しているヒュマノ評議会や夏鳥思想連盟を許せないのでしょう」と答えている。


関連キーワード エスパノルヒュマノ評議会 スペイン トンガラシ事件 夏鳥思想連盟


ピックアップ
もちもちもちっとが一時販売停止 もちもちストから嘆きの声
婚約平等法成立から10年 同性カップル・異種族間カップルは今
軌道エレベーター構想 海上ステーションの設置場所を太平洋上で合意

新着 国内
日奉薮とよほ区長とTTTジャパンの会談 日奉宗家は反発
対馬市ビル爆発事件 調査により爆発元が「鉄錆の果実教団」のアジトと判明
愛知県警察本部 喫茶店内で暴れていたイタリア国籍の男性を逮捕

新着 海外
ドイツ ブレーメン市警が並行宇宙C-002-DEのSKP工作員を撃退
"博士" ADXフローレンス刑務所から脱獄
コモリザメ連邦 日本との国交を樹立

経済
闇寿司 食品衛生法違反で業務停止命令
新日本国鉄 北海道跳躍路新幹線オホーツク線が全線開通 釧路・稚内間を30分で結ぶ
サンフランシスコ医療研究所 医療用ナノマシン開発構想

アクセスランキング
京都大学 新種チョウザメ科生物の和名を「タピオカチョウザメ」に決定 学名は検討中
新型タマネギ「玉帝2035」が流通開始 AFCも摂食可能
日本国防軍 国内超常災害対策特殊部隊を設立 名称は「自衛隊」


信濃中央新聞社関連企業
信濃中央新聞社について
信濃中央新聞電子版について


お問い合わせ | サイトマップ | 個人情報のお取扱 | 特定個人情報保護方針 | サイト利用に際して | アクセシビリティ

No reproduction or republication without written permission/CC BY-SA 3.0

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。