既知脅威組織-0001-Bellfather "監視者評議会"は様々な経歴、民族、人種を持つ最低でも18名の人物で構成されている。数人の例外は別として、これら人物は過去に連合が粛清や吸収を行った旧脅威組織の出身である。連合とその目標に対して対抗意識の共有により団結しているものの、諜報活動によれば、それ以外の点では協力関係は脆弱である事が浮き彫りになっている。
更なる詳細は以下の当該報告書のタブから閲覧が可能である。当該文書が未完成である都合上、幾つかの情報は間違いであるか現状を反映していない可能性がある。
チャールズ・アンブローズの数少ない残存する写真の1枚(右側の人物)。
別名と判明、またはその可能性があるもの: "チャズ"、料理人ザ・クック、仕出し屋ザ・ケータラー
男性、36歳。ロンドンとサンフランシスコにおいて確認された非異常地域での事例に加えて、ヴェールの背後である連合領土-3333-Trifecta及びCT-1979-Kaufmanにおいて営業していた異常レストランチェーン店LTO-2007-Cordon "アンブローズ・レストラン"の共同創業者、CEO、そして由来となった人物。 非異常並びに異常な料理の技術についての幅広い知識を有しているが、ベースライン外の人間であるという証拠は見つかっていない。異常であるか否かに関係なく、希少かつ珍奇な動物を食材として利用してきた経歴ゆえに、アンブローズとフェオウィン・ウィルソンとの間には緩やかな対立関係が見られる。保護団の食品フロント企業に対する権益を保持している。
アンダーソン・ロボティクスとプロメテウス研究所の代表者間で開催された討論会でのヴィンセント・アンダーソン二世(写真手前の人物)。
別名と判明、またはその可能性があるもの: ザ・サイバーパンク、理想論者ジ・イデアリスト、"若君ジュニア"
男性、25歳。以前は"アンダーソン・ロボティクス"として知られ、オレゴン州ポートランドを筆頭に、合衆国太平洋岸北西部の様々な場所に本社を構えていたパラテク製造業者にして販売業者ATO-2490-DeckardのCEO。2015年に父親のヴィンセント・アンダーソン1世が珍しくもヴェール外に姿を見せていた際に未知の集団により暗殺された後で彼の地位を引き継いだ。経済界での経験不足と無数の非現実的な技術投資が原因でARの株価は次第に下落していき、2019年には連合が108ベンチャーキャピタルを通じて敵対的買収開始が可能になる事態に至った。父とは異なり、サイバネティクス強化は行っていない。Bellfatherの同朋であるアダムとギブソンからの助言により、保護団の初代研究開発部門を結成した。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 楽観主義者ジ・オプティミスト、玩具屋ザ・トイメーカー、"ワンダーテインメント博士"、"イズィー"
女性、23歳。フルネームはイザベル・ヘルガ・アナスタシア・パールヴァティ・ワンダーテインメント五世博士, PhDとされる。Type Green変異型Cの人間。現在はCT-1522-Bradleyとなっている空間型アノマリーに本社を構えていた異常な玩具並びに砂糖菓子製造業者及び販売業者、ATO-7197-Kenner "ワンダーテインメント博士"の社長にしてCEO、そして"キークリエイティブディレクターにしてビッグ・ボス・ウーマン"を自称する。父親であるコーネリウス・M・ワンダーテインメント四世により、彼が亡くなる1年前の2017年に当該企業の後継者として指名される。怠惰にして無気力な性格の持ち主であり、Bellfatherの他の構成員が取るに足らない議論に明け暮れている光景を傍観している。特筆すべき点として、マリオン・カーターとの罵倒合戦は彼女が他者に対して正真正銘の怒りを露にした最初で最後の機会になった。現在は保護団の倫理及び娯楽活動を監督している。
別名と判明、またはその可能性があるもの: "妖精フェイ"、飼育員ザ・ズーキーパー、獣医ザ・ヴェトラネリアン
トランスジェンダーの女性、25歳。連合の到着に先んじて本人が公的記録を破棄したため、出生時の名前は不明。父親にしてオレゴン州ボーリングで主に活動していた動物保護救命団体ATO-6316-Kratt "ウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズ"の共同運営者ティモシー・ウィルソンと共に正常及び異常双方の動物の保護に当たっていた。ベースラインの人間である。オレゴン州立大学にて理学学士号を取得した。父親と娘の間で知識や技能の連携が行われたものの、ウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズはヴェールの内外での資金調達に苦戦し、最終的に2018年に、フロント企業のファウナ・ホールディングス・グループに買収されるに至る。ティモシー・ウィルソンと動物の大半が鎮圧されたものの、フェオウィンは出口不明の使い捨てのウェイポイントを通ってPHYSICS部門工作員の手を逃れた後、正確な日時は不明ながらも、どこかの時点でBellfatherの他の構成員と出会った。保護団の動物関係の活動を監督している。
"クライヨット"にてソーシャルメディアプラットフォーム上で使用されるアバター
別名と判明、またはその可能性があるもの: "bluntfiend"、平和主義者ザ・パシフィスト、共産主義者ザ・コミュニスト、土竜ザ・モール
トランスジェンダーの男性、30歳。出生時の名前はクソノファシストドモ、Type Green変異型Bの人間である。世界中に構成員を有する、左翼の異常芸術及びソーシャルハッカー集団のKTO-4890-Reefer "ゲーマーズ・アゲインスト・ウィード"の共同創始者。元々はLTO-1503-Warhol "Are We Cool Yet?"の構成員であったが、インスタレーション作品による知人殺害を契機として、当該集団との関係を断絶するに至った。CT-5616-Bayside "連合収容施設54号"におけるハデス・メランコリー作戦中のPHYSICS部門部隊に対する非致死的な反撃のように、致死性の力の行使には嫌悪感を示す。普段は友好的な態度を見せるが、Bellfatherの一部の構成員、とりわけ資本家や政府組織出身者に対しては激しい敵意を露にする。特に著名なインシデントとしては本人と"批評家クリティック"との間で後者を発端として始まり、制止には残りのBellfatherの構成員らが総出で介入せざるを得なかった殴り合いが挙げられる。傍受されたメッセージによれば、 KTO-4890-Reeferの生き残った構成員に保護団の諜報員を派遣している。当該文書執筆時点で生存者の所在地を探る試みは失敗している。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 幽霊ザ・ゴースト、存在しなかった者ジ・ワン・フー・ワズント・ゼアー
性別、年齢、人種いずれも不明。詳細不明の活動目的を持つ秘密組織、UTO-0000-Nihilist "何者でもない"の構成員。保護団の諜報作戦を任されていると推測される。強力な反ミーム的性質のため、現時点で更なる情報は存在しない。
異次元脅威組織-3371-Tudor "黒の女王"により用いられるシンボル。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 黒の女王、離反者ザ・ディフェクター、歯車ザ・ギア
女性、24歳。アジア系アメリカ人でType Blue変異型Aの人間。 全員がチャオの姓とチャールズ・ギアーズという名の人物と血縁関係を有するという共通点があるものの、それぞれが別個の目標を抱く多次元規模の個人の集合体、ETO-3371-Tudor "黒の女王"の元構成員。連合の戦術と職員、更には過去、現在、そして現時点では未発見のUTEやUTOに関する相当な知識を披露している。これら知識を活かして連合の作戦への妨害を行うだけでなく、ヴェールの内外双方でコネクションを得ている。
パラウォッチwiki、フォーラム、ソーシャルメディアでのアカウントにてフリッツが用いるアイコン
別名と判明、またはその可能性があるもの: "砦駒ルーク"、陰謀論者ザ・ティンフォイル・ハッター、愚者ザ・クルーレス、チェス名人ザ・チェスマスター
女性、27歳。陰謀論、インターネット怪奇創作、超常現象に関する議論と文書化専門のwikiサイト兼フォーラムコミュニティ、ATO-7232-Poe "パラウォッチ"の元オーナーにして主任モデレーター。ドイツ人移民ウィルヘルム・フリッツの娘に当たるベースラインの人間であり、父親が肺癌で亡くなった後でパラウォッチの所有権を継承した。保護団加入前におけるヴェール背後での直接のコネクションは何も知られていない上に他のBellfather構成員と比べて一番無知蒙昧だと自ら明かしているものの、先頃削除された既知脅威実体と極めて一致する内容のwiki記事での二転三転する発言と通知からは、連合について必要最低限の知識を有している可能性が示唆される。保護団の偽情報工作を受け持っている。
マリオン・カーター、現在は削除されたLinkedInのページから。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 投資家ジ・インベスター、株式仲買人ザ・ストックブローカー、"クソ資本家キャピタリスト・ファック"
女性、43歳。ロンドン、ニューヨーク、香港といった場所で超自然ブラックマーケット事業を手掛け、ヴェール外では国際証券会社として営業している、LTO-7198-Gekko "マーシャル・カーター&ダーク株式会社"の最高財務責任者。 アリスター・マーシャル(社長にしてCEO)とイヴォンヌ・ダーク(CCO)と共に会社を経営していたが、この2人はコーンド・ケイオン作戦後に捕縛された後で連合に加わっている。Gekkoの資本と商品の大半を押収されたものの、カーターは現金1億ドルと流動資産を携えた上での逃亡に成功した。口論については前述のワンダーテインメントのみならずアンダーソン二世と"dado"との間でも報告があるものの、Bellfatherの左翼思想構成員には敵意を抱いている。保護団の財務並びに予算業務を受け持っている。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 企業家ジ・アントレプナー、奇人ジ・エキセントリック、薬剤師ザ・ファーマシスト
男性、年齢及び人種は不明。各個人ごとに異なる容姿へと改変する受動的ミーム効果を備えた、Type Cyanの人型実体。LTO並びにMTOを数多く起業したものの、大部分は製薬ベンチャーに集中しており、それら全てに商標として"by dado"を捩ったものが用いられている。文字で書き起こされたメッセージは例外なく形式ばっており、使われるアルファベットは小文字のみ、句読点は使われていない上に夥しい綴りと文法規則上の誤りを含んでいる。しかしながら口頭での会話の間、dadoは詳細不明の強い訛なまりがあるとはいえ、様々な言語を流暢に使いこなしている。Bellfatherの他の構成員とは対立関係は記録されていない。保護団の医療部門を設立した。
Disco粛清中にPHYSICS部門のエージェントにより撮影されたトーニャ・チャペルの写真。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 密輸業者ザ・スマグラー、女マフィアザ・マフィオーサ
女性、31歳。イタリア系アメリカ人であるベースラインの人間。壊滅した超常犯罪シンジゲート"シカゴ・スピリット"の創始者にして連合が介入する9年前からシカゴの裏社会で活動していた現代の後継組織、LTO-3991-Disco "シカゴ・スペクター"の共同創始者であるリチャード・チャペルの非嫡出系統の孫娘。 その経歴下での犯罪活動には密輸、盗難、暗殺が含まれており、全体で250名が殺害されたと推測される。連合の部隊から逃れる前に、排撃班1933"Extortionists(総会屋)"の隊員6名を終了させている。チャペルと他の同朋であるBellfatherの構成員"ジュード・クライヨット"とクイン・マックアリスターとの間には敵対関係が記録されており、前者は暴力行為への嫌悪感、後者は連邦捜査局出身という経歴に起因している。ブラックマーケットにおける取引と囮捜査において保護団を支援する。
"イッキィ"を描いた絵画、アーカイブ化されたチラシからの引用。
別名と判明、またはその可能性があるもの: サーカス団長ザ・リングリーダー、反乱者ジ・オーバースローワー、芸人ジ・エンターテイナー
女性、40歳。本名不明。Type Yellow変異型Aの人間であり、様々なタイプの多数の人型実体の雇用/飼育を行っていた移動式娯楽一座LTO-1895-Barnum "不気味サーカス"の元指導者。 当初は先代のオーナー、ハーマン・フラーによりクラウンとして雇われていた。しかしながら何年にも渡る彼の団員たちへの虐待行為を受けて、クーデターを実行しサーカスから彼を追放した。その後のフラーの末路は不明である。イザベル・ワンダーテインメントとフェオウィン・ウィルソンとは友好的な関係を築いているが、他のBellfather構成員との対立関係については何も知られていない。現実改変人型実体の保護団へのアイスブレイクを監督している。
一般市民としての姿を見せている、"批評家"の唯一の画像。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 毒舌家ザ・コースティック、ダダ主義者ザ・ダダイスト、"人殺しマーダラー"
男性、60歳。本名不明。製作した作品に必ず異常効果を付与する不条理主義者、ポストモダニスト、そしてダダイスト思想家から構成された異常芸術家集団LTO-1503-Warhol "Are We Cool Yet?"の指導者。構成員が手掛けたプロジェクトの監督と承認により"利益を得て"おり、これら当該プロジェクトの成果はヴェールの内外双方でインスタレーション展示が行われた。 保護団の運営や組織の方針について数多くの反対意見を唱えてきた。他のBellfatherの構成員により自由を厳しく制限されている。前述の"クライヨット"との諍いにより、両者をお互いに同じ部屋へ留め置く事は許可されていない。付け加えるなら、彼は景観や建築計画での助言は許可されているものの、方針転換については殆んど全会一致で否決され続けている。
会合中に用いられた、ADAMを表現したアバター。画像の乱れの原因は不明。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 人工知能ジ・AI、論理家ザ・ロジシャン、"プロメテウスの遺産"
性別は男性と判明、2011年頃に誕生。競合他社のアンダーソン・ロボティクスとは協力関係と対立関係を行き来していたパラテク研究開発企業LTO-3224-Connor "プロメテウス研究所"により作成されたタイプ-4の人工知能。本来の製作者は不明。ハードウェアとソフトウェアは元々スターヴド・イーグル作戦中に回収されていたが、Bellfather加入に先立つ2018年、輸送中に正体不明の集団により奪取されている。実用主義的かつ論理的で、任務外では保護団そのものや、他の構成員の誰に対しても個人的な愛着を抱いていない。Bellfatherの所有する内部ネットワークシステム"SCiPNET"実装を支援している。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 司書ザ・ライヴラリアン、記録管理人ジ・アーキビスト、"マリア・ジョーンズ"
性別は女性と判明、2万2700歳と推測される。Type Black Ragweed の非人型実体であり、ヴェールの崩壊を掲げ、ベースラインと異常双方に多数の構成員を有する超常テロ組織LTO-1150-Alethinos "蛇の手"の元構成員。 前足に指のような付属肢を備えた、1.5メートルの Lycosa tarantulaに類似している。道を経由してこの世界に到着し、2016年にレキンドレッド・アレクサンドリア作戦が開始されるまで、LTE-7373-Schopenhauer Alethinos-abode "放浪者の図書館"に居を構えていた。そこから保護団に加わるまでの間に何があったかは不明である。会話能力は未知の言語一つだけに限定されているが、Bellfatherの他の構成員とは意思疎通を特に問題なく行えている。保護団の文書化と記録管理プロセスの管理者。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 記者ザ・ジャーナリスト、吸血鬼ザ・ヴァンパイア、同窓生ジ・アムルナイ
女性、24歳。Type Greyの人型実体であり、ATO-6014-Ivy "ディア大学"の学生発行新聞オデッセイ紙元記者。紙への採用に先立つ在学2年目において記事を寄稿した後、最終的に紙全体のシニアライター職に昇進するに至る。アテナズ・フォリー作戦中、避難中の生徒5名の手助けを試みるも、排撃班79"Riot Guard(武装警護)"の到着後に、当該集団からの離脱を余儀なくされる。Bellfatherの会合にはスケジュール上必要な非全員参加制度により、滅多に姿を見せない。保護団内部誌の編集と発行の監督を行っている。
連合のエージェントの到着以前、聖ヘドウィグの教会最後の会合でのギブソン。
別名と判明、またはその可能性があるもの: マクスウェリズム教徒ザ・マクスウェリスト、ザ・サイボーグ
男性、34歳。出生時の名前は不明。眼球、神経、声帯に及ぶ広範なサイバネティック拡張が施されたType Yellow人型実体。機械型脅威実体との一体化を目指す崇拝組織であるLTO-6543-Tesla "壊れた神の教会"のマクスウェル教会の一派、聖ヘドウィグの教会の上級構成員。 聖ヘドウィグの教会はクリップルド・ヘファイストス作戦前で唯一残存していたLTO-6543-Teslaの派閥であった。ギブソンは現時点では詳細不明の機械式奇跡術的儀式により、排撃班5548"Struck Iron(灼熱で打たれた鉄)"から逃げ延びた唯一の生存者である。宗派での信仰から他の科学技術で経験豊富なBellfatherの構成員とは頻繁に口論を起こしている。保護団のサイバネティック部門を設立した。
ある非番の日のマックアリスター、異常事件課に潜入していたエージェントによる撮影。
別名と判明、またはその可能性があるもの: 捜査官ジ・エージェント、幹部ザ・スーツ
女性、30歳。連邦捜査局シンシナティ署出身の覆面捜査官であり、詳細不明の政治的理由からLTO-1992-Kolchak "異常事件課"に配属されていた。エージェント・ダーネル・クリストマンとコンビを組み、この2人で計100件もの任務に当たった。PSYCHEの潜入工作員らが雇用を試みるも失敗に終わり、2人ともその後の粛清の試みに先立って異常事件課を退職している。 以降のクリストマンの動向は現時点では不明だが、エージェントらにより彼とマックアリスターとの間の手紙が回収されている。 保護団初の機動部隊アルファ-1"レッド・ライト・ハンド"を設立し、フィールドエージェントの訓練と共に後続の機動部隊の結成を監督している。