<ABC>リサコン2019アイデア投稿・編集ページ

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  1. このアイデアハブでは[[█collapsible]]や[[█/collapsible]]のように構文に黒箱(█)を挟む必要は一切ありません。
  2. ここはあくまで記事の原案を置く場所です。style=""などの使用は最低限に留めてください。ギミック記事は可能な限り「記事の簡単な要約、オチ」欄における説明のみに留めてください。
  3. 投稿後はこのページではなくアイデア一覧ハブのディスカッション報告を行ってください。

 


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    アイテム番号:SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス:Safe Euclid

    特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは防音仕様の収容室に収容してください。また、SCP-XXX-JPは前輪後輪ともに自転車用の鍵を掛け、ハンドル部分とサドル部分に鎖を巻いて床に固定させて収容してください。実験を目的とする場合以外はこれらを外してはいけません。鍵掛けや鎖を巻くことを怠った場合、即座に収容室の扉のロックを掛け、職員がSCP-XXX-JPを押さえながら再度施錠してください。SCP-XXX-JPは1km×1kmのフェンスで囲われたグラウンドに収容してください。観察は監視カメラで行い、警備員を最低1人は配備してください。SCP-XXX-JPを移動させる場合は、ワゴンなどに乗せて移動させてください。

    説明:SCP-XXX-JPは██社製の通勤通学用の自転車です。金属製の篭、荷台があり、他にもライト、反射鏡、ベル、三段階式のギアが備え付けられており、どのパーツも特定の場合を除き正常に作動します。後部タイヤにある鍵だけが作動せず、キーを抜き取ることができません。
    タイヤサイズは28インチ。重量は██kgあります。

    日付20██/██/██-追記:4つ目の特異性が判明しました。
    SCP-XXX-JPには34つの特異性が存在します。
    番号 詳細
    特異性1 デザインの変化 色彩デザインが変化します。この変化は自身以外の生物が見ている間には発生せず、目を離すと瞬間的に変化が起こります。錆び、泥、落書きといった不規則なデザインも出現し、破壊された場合にも「破壊された状態というデザイン」として変化して修復させることが可能です。
    特異性2 行動 他の生物が存在を視認していない間に移動します。何処に向かっているのかは定かではありませんが、他の生物を避けるように移動します。
    特異性3 乗車時に起こる現象 。SCP-XXX-JPに乗車している操縦者のほとんどがハンドル操作が困難であると主張しました。また、走行を初めてしばらく経つと昼夜関係なくライトが点滅し始めます。(財団所属の電気技師にライトの検査を依頼しましたが、異常はみられませんでした。)次第にベルが手を触れていないにも関わらず連続で鳴り、このベルの音を聞いた者全員が10代前半の女性の叫び声のように聞こえたと訴えています。そしてそれらも無視し続けると、SCP-XXX-JPが時速90km前後にまで急加速します。
    特異性4 拘束及び閉じ込めへの反応 SCP-XXX-JPは拘束されること、密室に閉じ込められることを激しく嫌います。拘束及び密室への閉じ込めから168時間が経過すると大暴れして周辺を破壊し、屋外へと出ようしします。このとき2つ目の特異性は発現していません。

    SCP-XXX-JPはアメリカ█████州███町において人対自動車の事故が多発した際、自動車運転手のほとんどが「被害者は自転車に乗っていた」という証言をしたことから財団が調査を開始しました。当初放置されていたSCP-XXX-JPの特異性1及び2に気付いたエージェント・████が回収したところ、人対自動車及び自転車対自動車の事故件数は格段に減少しました。

    SCP-XXX-JP事案 - 日付20██/██/██
    収容室████に収容していたSCP-XXX-JPが収容室を破壊した後、サイト-81██の壁を突き破りながら脱走を試みました。この収容違反により█人の職員が犠牲となりました。脱走の際にSCP-XXX-JPはライトが1秒ごとに点滅、ベルの音響により██人の鼓膜が破れました。速度は時速170kmが計測されました。実弾150発を前輪に撃ち込むことでタイヤを破裂させ停止させることに成功しましたが、機動部隊隊員の証言によると他部隊と連絡を取るために2秒程度目を離した間にタイヤが修復されていたそうです。その後SCP-XXX-JPは特に動きを見せませんでした。これにより特別収容プロトコルの改定が行われ、その間は野外でDクラス職員に2名ずつ交代制で監視を行わせました。

    補遺:SCP-XXX-JPが回収されたアメリカ█████州███町で女児誘拐[削除済]事件が発生していたことが調査により発覚しました。被害者の女児(12歳)は推定一週間は[削除済]を受け続けたであろう遺体となって加害者宅周辺の林から発見され、被害者は自転車で外出の際に誘拐されたという資料を警察に潜入したエージェントが発見しています。加害者である███・█████は現在同州刑務所で懲役██年の刑に処されています。

    日付20██/██/██ 追加実験及び映像記録

    この度財団は上記補遺の加害者である███・█████とDクラス職員契約を結び、SCP-XXX-JPに乗車させる実験を行いました。

    実施方法:D-2684(███・█████)にSCP-XXX-JPを乗せ、運転させる。このときハンドルの振動に耐えることとライトとベルの変化を無視するよう指示。実験担当者は█████博士。

    <録画開始>

    █████博士:それでは、実験を開始します。D-2684はSCP-XXX-JPに乗車してください。

    D-2684:…おい博士。これは何の冗談だ?

    █████博士:あなたこそ何の冗談ですか。実験は始まっているのですよ。

    D-2684:何で、何でアイツが此処にいるんだよ!

    █████博士:アイツとは誰ですか。具体的に説明してください。

    D-2684:ア、アイツはウン年前お、俺が殺した…!

    (SCP-XXX-JP、D-2684に向かい前進)

    D-2684:やめろ、こっちに来るんじゃねぇ…!

    █████博士:D-2684、落ち着いてください。

    D-2684:な…私はオシャレがしたかった…?いろんなところへ行きたかった…?し、知るかよそんなこと!

    █████博士:D-2684、応答しなさい。くそ、予期していた事態が起こりそうだな。

    D-2684:何で奪ったかって?奪うのに理由があるかよ!俺は愉しみたかっただけー。

    (SCP-XXX-JP、前輪を大きく振り上げD-2684を地面と前輪で挟む。そのまま両タイヤが回転を始め、直進していく。このときライトが0.12秒毎に監視カメラが機能しなくなる程のまばゆい光を発し、ベルの音響で録音装置が破壊されました)

    █████博士:実験終了!急げ!収容違反が起こるぞ!

    <録画終了>

    D-2684の死体はサイト-81██から150km離れた地点で発見され、SCP-XXX-JPもその周辺で回収されました。D-2684の体は[削除済]状態で、早急に清掃が行われました。近隣住民には目撃証言を取った後に記憶処理を行い、カバーストーリー「暴走車の事故」が適用されました。証言によると速度は「目の前を何かが通ったのは理解できたが、それが何かかは理解できなかった」とのことです。
    現在もSCP-XXX-JPは特異性を保ったままとみられています。

記事のタイトル: 自走自転車

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 乗り物 自律 自我 移動

主要な異常性: 独りでに走る自転車。やたらコソコソする。

記事の簡単な要約、オチ: 殺害された少女が憑依しており、犯人を前にして全力で轢き殺します。

その他アピールポイントなど: 初めて作成し、そのままポシャった記事です。シンプルかつありがちな話故に現在形での面白味は少ないと思われます。幽霊譚としての要素をベースに別のものをつけるといいでしょう。リサイクル できるものなら やってみろ!


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発生する土地や建物(SCP-XXX-JP-A)はカバーストーリー「再開発」「土砂崩れ」「恒久的地下調査」のいずれかを適用し、民間人の侵入を防いでください。周囲に警備員を各1人以上配置し、周辺の暴力団やマフィアから攻撃を受けた場合、即座に機動部隊と-7("ホンモノ")によって拘束し、記憶処理を行って解放してください。もし侵入された場合、SCP-XXX-JP-Aから出るのを待って同様に拘束した後、後述の解除法を行ってから解放してください。研究のために職員を立ち入らせた場合も解除法に則ってください。
    解除法

    SCP-XXX-JPにより変化した人格を戻すには以下の手順に従ってください。

    1. SCP-XXX-JP-Bを拘束し、DVDもしくはブルーレイの再生できる環境へと連行します。
    2. SCP-XXX-JP-Bに一般的に「アクションシーンのある実写映画」を視聴させてください。SCP-XXX-JP-Bが暴れる場合は柱に縛り付けて視聴させます。
    3. 記憶処理が必要な場合は記憶処理を行い、解放してください。

    一体何だったんだ…?あんな言動ができるのは映画の中くらいしか無理だろう…。-████博士
    待て待て待て待て。冷静に考えたら俺はホンモノだ。リアルを知ってたのに映画ん中の人間と肩を並べれるとうちうちで思ってたのか?-エージェント・██

    説明: SCP-XXX-JPは特定の場所で発生する現象です。SCP-XXX-JPの発生する場所は現在封鎖したもので全世界で14ヶ所、発生が疑われる地域を含めると2█ヶ所です。場所そのものをSCP-XXX-JP-Aとし、それぞれの特定の場所については番号で表します。現在アジア圏を中心とした発生が確認されています。

    SCP-XXX-JPに遭遇した人間は自身が銃、刀、棒状武器、騎馬或いは素手による攻撃を受けたと錯覚します。銃の場合はスナイパーが狙撃してきた等の証言もありますが、基本的に敵意を持った人間が視認できる範囲内から襲いかかってくる幻覚を見ます。SCP-XXX-JPをカメラを介して見た場合にも同じ幻覚を見ますが、録画された映像では確認できず、リアルタイムでの場合のみ幻覚が見えることが判明しています。また、SCP-XXX-JPに遭遇した人間と通信している人間も幻覚に対抗する指示を出すなど影響が現れます。SCP-XXX-JP-A内でSCP-XXX-JPの影響を受けた人間のみをSCP-XXX-JP-Bとします。
    SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-A内のみ身体能力、判断力、洞察力、思考速度が飛躍的に上昇します。これによりSCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JPの幻覚の攻撃を避けることが可能になり、同様に反撃も可能になります。性格も責任感や正義感が強くなり、無謀な行動を取ります。SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aから移動すると能力は元に戻りますが、人格が元に戻ることはなく、記憶処理ではこの状態を戻すことはできませんでした。
    SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-5に何らかの目的で侵入した人間が暴力団に攻撃を仕掛ける事例の多発により、財団が調査を開始したため存在が明らかとなりました。

    実験1及びその録画映像の書面化記録 - 日付20██/██/██

    対象: SCP-XXX-JP-5で発生するSCP-XXX-JP

    実施方法: 無人機ドローンによる侵入で安全を確認した後、D-17856をSCP-XXX-JP-5に侵入させ、通り抜けさせる。通信担当者は██博士、ドローン操縦者は██研究員、他7人の研究員が別室待機。

    書面化させた録画映像記録:

    <録画開始>

    (侵入したドローンは問題なく飛行、 SCP-XXX-JP-5内部に人影はない)

    ██研究員: SCP-XXX-JP-5内部に人影はありません。実験開始地点へ向かいます。

    ██博士: 了解しました。到着次第始めます。

    (到着。D-17856を後方から撮影)

    ██博士: それでは実験を開始します。D-17856はSCP-XXX-JP-5へ移動してください。

    (D-17856、SCP-XXX-JP-1内へ移動)

    D-17856: うおっ!?なんだあいつらは!?

    (D-17856、即座に柱の裏に隠れる。天井付近からとみられる映像にはD-17856を除き何も映っていない。SCP-XXX-JP-5に移動した直後からSCP-XXX-JP-Bに変化したと推測)

    ██博士: 確認しました!銃撃ですね?機動部隊を要請しましょうか?

    D-17856: いや、そんなもんはいらねぇ。俺一人で突破してみせる…!

    ██博士: 分かりました。気を付けてくださいね…。

    D-17856: 余計なお世話だよ!

    (D-17856、柱から身を出し前進。途中、体を反らしたり跳ねたりする。前方にパンチを行い、床から物を拾うような動作の後、銃を構えるポーズを取る)

    ██博士: 左側からグレネード弾!避けて!

    D-17856: おいおいおいマジかよ!?

    (D-17856、右方へ滑り込む)

    ██博士: D-17856…!嘘でしょう…!?

    ██研究員: 俺たちには黙って見てることしかできねぇのかよ…!クソがぁ!

    (他の研究員たちの悔やむ声)

    (D-17856、立ち上がる)

    D-17856: 盛り上がってるとこ悪いけどよ、まだこちとらくたばってねぇんだわ!

    (D-17856、前進を再開。目標となる非常口へとたどり着く)

    ██博士: D-17856…!

    ██研究員: 良かった…!本当に良かった…!(鼻水を啜る音)

    (他の研究員たちの歓喜の声)

    D-17856: 任務完了!

    <録画終了>

    ██博士、██研究員を含む9人はD-17856がSCP-XXX-JP-5から移動した直後に正気を取り戻しました。D-17856は回収を担当する機動部隊と-7から逃走し、「まだいやがったかこの野郎!」と叫びながら拳銃を構えるポーズをしました。しかし即座に機動部隊と-7に取り押さえられ、解除法が施行されました。

    補遺1: SCP-XXX-JP-2における実験でD-65874がビルの壁を蹴って上昇する行動を取ったところ、拍手と歓声に似た音声が録画映像に混入しました。この音声は現在特定できていません。

    補遺2: SCP-XXX-JP-10における実験でD-78652がSCP-XXX-JP-10から落下しました。その際低音の音声が一定時間混入し、D-78652は死亡しました。

記事のタイトル: アクションスタースポット

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 場所 認識災害 聴覚 視覚 幻覚

主要な異常性: 侵入すると敵に襲われる幻覚を見るビルや倉庫や下水道。瞬間的なパワーアップがなされ、アクションスターのように立ち回れる。

記事の簡単な要約、オチ: 再生されるごとに動作を繰り返す「映画の世界」の住人たちが、自分たちの苦労を知らしめるために影響させた場所です。

その他アピールポイントなど: 初めて投稿し、初めて削除された記事。なぜかある場所の表、なぜか関西弁なインタビュー、なぜかプロトコルに掲載されている職員コメント……そして極めつけは全部言っちゃう博士のオチ。要約点を強く押し出し、洗練させれば再生も可能でしょう。リサイクルとは別の話になりますが、サイト加入後の「連続低評価削除の壁」から脱したい人は、「この記事がなぜダメか」をよく考えてみてください。任務完了!


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが発生するエリアはカバーストーリー「有毒ガスの発生」により封鎖され、迂回する道路が建設されました。監視カメラにより監視を行い、民間人の侵入が見られた場合には記憶処理を行って解放してください。また、事故・事件により親族などを失っている職員をSCP-XXX-JPが発生するエリアに進入させないでください。現在、実験目的を含め、SCP-XXX-JP-Aに書き込みをすることは禁止されています。

    説明: SCP-XXX-JPは██県███山道にある道路の一部とその周辺で発生する現象です。道路は二車線式で、両側が雑木林になっています。また、特異性を持つ金属製の看板が西側の車線に存在し、これをSCP-XXX-JP-Aとします。
    SCP-XXX-JP-Aは日本語で「飛び出し注意」と横書きプリントされており、左側に空白があります。この空白部分に物体の名前を書き込むことでSCP-XXX-JPが発生します。現在、油性マジック、スプレー、ペンキでのSCP-XXX-JPの発生が確認されています。また、SCP-XXX-JP-Aは微量の力で引き抜くことが可能であり、SCP-XXX-JP-Aが引き抜かれるとSCP-XXX-JPが終了し、新しく空白のあるSCP-XXX-JP-Aが設置されていた地点に地中から出現します。

    SCP-XXX-JP 進行過程

    順番 現象 詳細
    1 濃霧の発生 SCP-XXX-JPの発生が始まると、SCP-XXX-JP-Aの半径200mは濃霧に包まれます。濃霧の出現中に外部からSCP-XXX-JPの発生エリアに進入することは可能です。なお、SCP-XXX-JP発生中でも気象による影響は受け付け、強風により一時的に霧が晴れることなどがあります。
    2 SCP-XXX-JP-Bの出現 霧の発生後、雑木林もしくは空中よりSCP-XXX-JP-Aに書き込みをした物体が出現します。全ての場合において、道路上に飛び出すような形で出現します。このとき出現する物体の総称をSCP-XXX-JP-Bとします。SCP-XXX-JP発生前に雑木林をDクラス職員20名で調べましたが、周辺地域で確認される野生生物を除き、発生源とみられる地点を発見することはできませんでした。出現するSCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aに名前を記入した人物しか触れることができません。加え、特定の条件下でなければ移動させることは不可能です。
    3 SCP-XXX-JP-Cの出現 SCP-XXX-JP-B出現より3分を置いて、東側の車線に4tトラックと思われる移動物体が濃霧より出現します。このトラックをSCP-XXX-JP-Cとします。時速70km-時速112kmで走行するSCP-XXX-JP-CがSCP-XXX-JP-Bに接触すると、SCP-XXX-JP-Bは消失します。なお、SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-C接触の直前に人力かつ押し出しの形でのみ道路上から移動させることが可能となります。道路上から移動させた場合、移動させた人物が消失対象となり、一切の行動が取れなくなります。代わりにSCP-XXX-JP-Bは消失せず、場に留まります。如何なる場合でも、その後SCP-XXX-JP-Cは対面する濃霧の中へと向かい消失します。GPSをSCP-XXX-JP-Cに取り付ける実験を行いましたが、GPSの反応は消失し失敗に終わりました。

    SCP-XXX-JP-Aを地面から引き抜かない限りSCP-XXX-JPはサイクルします。SCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP-Cと接触し消失してから再度SCP-XXX-JP-Bが出現するまでのインターバルは約5分程です。なお、SCP-XXX-JP-CがSCP-XXX-JP-Bに接触する前にSCP-XXX-JP-Bを回収する試みは何れも失敗しています。

記事のタイトル: 飛び出し注意

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 乗り物 場所 交換

主要な異常性: 飛び出し注意看板と道路。看板に描き込むと物体が出現するが、直後にトラックが来て撥ね飛ばされる。犠牲になる覚悟で突っ込むと物体を入手可能だが、自分は死ぬ。

記事の簡単な要約、オチ: 特異性を利用して職員が死亡した妻と自分の肉体を交換させる。

その他アピールポイントなど: 上二つに並ぶ初期ボツ記事。センチメンタルですが、オチに至るまでが微妙に接続できていません。この状態では面白くなってないので、もう一捻り必要そうです。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: エリアXXX-JPは土地開発を理由に一般人の立ち入りを制限されます。当該エリアへ繋がる道路は主要道路から分断され、地図上からも削除されます。当該エリアへ侵入を試みる人物に対しては、工事関係者に偽装した職員によって当該エリアからの退去を指示して下さい。また、Dクラス職員以外の女性職員が当該エリアへ侵入することは禁止されます。実験外で生じたSCP-XXX-JP-1群は即座に終了して下さい。

    説明: エリアXXX-JPは長崎県██市██町北部に広がる██km2範囲の森林地帯です。かつては当該エリアを分断する形で県道██号線が開通していましたが、現在は特別収容プロトコルに従い閉鎖されています。

    SCP-XXX-JPはエリアXXX-JPに出現・徘徊する6体の人型霊的存在です。全個体の外見は10~20代の日本人女性であり、薄汚れた小袖を着用しています。各個体は地上から0.1~2mほど浮上/沈降しつつ、あらゆる物体を透過して移動可能です。また、その際の移動速度は一般的な成人男性の走行速度とほぼ同程度です。ときおり発声を行いますが、こちらの問い掛けに対しては一切の反応を示さず、下記の「憑依」を行うために憑依対象を誘い出す目的で発声していると推定されます。

    各SCP-XXX-JPが見た目上で10~20代程度の女性を視認した場合、ただちに「憑依」を試みます。この「憑依」とは、1体のSCP-XXX-JPが憑依対象に30~60秒の間、部分的にでも"重なり続ける"ことで達成されます。この「憑依」プロセスの際中、被験者は「寒気がする」とだけ報告しています。「憑依」の達成とともにSCP-XXX-JPは不可視になり、「憑依」を受けた女性はSCP-XXX-JP-1と指定される存在になります。

    SCP-XXX-JP-1の外見および身体能力は、「憑依」を受けた元の女性のものと同一です。しかし、加齢による老化は観測されず、致死的な身体への外傷/欠損にも拘わらず活動を続けることが可能です。四肢の欠損などの方法で行動不能にする/頭部を完全に破壊するなどの手段で無力化可能ですが、無力化から数分以内に「憑依」を行っていたSCP-XXX-JPがエリアXXX-JPのランダムな地点に再出現します。観測上、SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPによる「憑依」から解放されたケースは存在しません。また、SCP-XXX-JP-1をエリアXXX-JPの範囲外へと移動させる試みは、[編集済]被験者が死亡するという結果に終わるため成功していません。なお、SCP-XXX-JP-1に元の女性の意識/感覚が保持されているかは不明です。

    全てのSCP-XXX-JPが「憑依」を達成し、6体のSCP-XXX-JP-1が生成された場合、即座に全実体はその場から消失します(以下、イベントXXX-JPと呼称)。その後、全実体はSCP-XXX-JP-2と指定される人型実体が存在する、エリアXXX-JP内の不明な地点に転移します。被験者に装備させた小型カメラから、SCP-XXX-JP-2の外見は20代の日本人女性と確認されていますが、その他の詳細は以前不明のままです。6体のSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2を取り囲み、平伏し懇願するような動作を行います。その数秒後、SCP-XXX-JP-2は何らかの刃物で6体のSCP-XXX-JP-1を次々と刺していきます。SCP-XXX-JP-2の攻撃により、SCP-XXX-JP-1は即座に無力化され動かなくなります。この一連のプロセスの完了から24時間以内に、エリアXXX-JPのランダムな地点にSCP-XXX-JPが再出現します。現在もイベントXXX-JPが発生する正確な理由・目的は明らかになっていません。

    SCP-XXX-JPは19██/██/██の県道██号線開通後、女性ドライバーが同県道に車を残して失踪する事件が相次いでいるという情報から、財団エージェントの目に留まりました。財団による収容後、19██/██/██をもって県道██号線は廃線となり、地図上からも削除が行われました。また、調査の結果、██町周辺では当該エリアに関する幽霊の目撃情報や一種の民間伝承/都市伝説が多く流布されていることが判明し、カバーストーリー"ありがちな怪談話"を含む、小規模な情報操作・回収活動が行われました。

    補遺: 以下の記録はイベントXXX-JPが初めて観測された際に、被験者に装備させていた小型カメラが捉えたエリアXXX-JP内の不可視空間での出来事です。

    17:06:57 6体目のSCP-XXX-JP-1が生成されたことでイベントXXX-JPが発生、全てのSCP-XXX-JP-1がその場から消失する。
    17:07:02 不明な木造建築の一室の様子が映る。GPSはエリアXXX-JP内部の座標を示しているが、当該座標に映像のような建物は存在していない。また、部屋の中央には1体の人型実体(SCP-XXX-JP-2)が祈るような格好で座っている。
    17:09:06 各SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2の周りを取り囲むと、平伏して繰り返し頭を下げる。その際、マイクは「お願い」「助けて」「どうか慈悲を」などと懇願するような音声を拾った。
    17:15:38 SCP-XXX-JP-2は立ち上がると、どこからか包丁に似た刃物を取り出す。カメラは、他のSCP-XXX-JP-1が一瞬ニヤけるような表情をしたのを捉える。一方、SCP-XXX-JP-2の表情は見えない。
    17:17:13 SCP-XXX-JP-2が時計回りにSCP-XXX-JP-1を刃物で刺していく。刺されたSCP-XXX-JP-1は動かなくなり、無力化されたものと判断される。
    17:21:30 カメラを装備したSCP-XXX-JP-1が刺され、床に倒れたことで映像が傾く。
    17:24:51 全てのSCP-XXX-JP-1を刺し終わったSCP-XXX-JP-2は元居た場所に戻ると座り込み、再び祈るような格好をとる。
    09:15:22 カメラのバッテリーが切れ、映像が途絶える。それまでの間、SCP-XXX-JP-2に変化はなかった。

記事のタイトル: 彼女たちの地獄

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 時空間 死体 宗教 人間型 非実体

主要な異常性: 森に迷い込んだ若い女性の身体を奪う6体の霊的存在。全員が身体を手に入れると儀式的行為が始まる。

記事の簡単な要約、オチ: 県道沿いの森を住処とする6体の女性の霊的実体がおり、それらは森に迷い込んだ若い女性に憑依して身体を奪います。全員が身体を手に入れた場合、6体は即座に森の中にある異空間へと転移します。異空間内には別の女性の人型存在が存在し、転移した6体はこの存在によって包丁によって刺されて殺害されて行きます。オチ自体は、最後のインタビューで言及されている内容そのままであり、元キリシタンの女性7人が罪を犯した罰として、"彼女たちにとっての地獄"である森に縛られ、自分たちが死んだ日を再現し続けています。

その他アピールポイントなど: モチーフとして「七人ミサキ」という妖怪・都市伝説を題材にしています。元の話自体が救いのない話ということもあり、同様に救われることのない話として作成していました。その上で、救われることなく現世に縛られ続けている理由に宗教的な背景の罪と罰の要素を加えたことで、この話の流れとなっています。


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    about_six_children.png

    収容直前のSCP-XXX-JP。自動イメージ解析の結果は、画像内に6体の実体が存在する事実を示している。

    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの全実体は、サイト-81██の人型実体居住用セル内に6体まとめて収容されます。各実体には専任の担当者が割り当てられ、一部の例外時を除き、教育及び給仕はそれぞれの担当者が実施するように徹底してください。

    説明: SCP-XXX-JPは、6体の異常な人型実体で構成された集団です。各実体の身体的特徴は一般的な6才から10才程度のモンゴロイドと概ね一致していますが、19██年の収容以降、加齢の兆候を一切示していません。それにも関わらず、SCP-XXX-JPに対する身体検査/精神鑑定の結果は、各実体と同年代児童との間に明確な差異がないことを証明しています。

    また、SCP-XXX-JPを構成する各実体は限定的な反ミーム的性質を有しています。この性質はSCP-XXX-JPの各実体の観測を行う全ての人物(以下、観測者)に対して作用し、その影響により観測者は全6実体の内、必ず5体だけしか認識することができません。この際、認識可能な5体の実体は観測者ごとに異なるものの、観測者と認識不能となる個体の因果関係は不明です。なお、上記性質は直接観測を行った場合だけでなく、SCP-XXX-JPを含む画像/映像イメージ、または発声、筆記、物理的干渉などの観測者への全情報伝達を阻害することが確認されています。

    基本的にSCP-XXX-JPは、それぞれの外見上の年齢に相応な振る舞いや思考能力を見せます。その一方で、SCP-XXX-JP集団から引き離なされた、もしくは隔離された実体は攻撃的な反応を示すことが分かっており、過剰な癇癪の結果として自傷に及んだケースも確認されています。それに加え、観測者から自身について1尋ねられた場合、質問内容とは全く関係のない返答を行うか、質問自体を完全に無視する傾向にあります。

    しかし例外的に、観測者が「認識できていないSCP-XXX-JPの個体」に関する質問を行った場合、認識可能下にある5体の実体は必ず特定の回答を行います。その回答は「その子は、かくれんぼの途中でいなくなってしまっていて、今はみんなで探しているところ」という旨の内容であり、5体の実体も観測者同様にその個体が認識できていないかのように振る舞います。また、複数の観測者が同時にSCP-XXX-JPへと上記の質問を行った場合、各実体が「かくれんぼの途中でいなくなった」と主張する個体や回答内容自体が、観測者ごとに異なった形で伝達されることも判明しています。

    SCP-XXX-JPは19██/11/24、兵庫県██市███で夜間に徘徊していたところを地元警察に保護され、その際に潜入エージェントによって確保、回収されました。回収当初、その異常な性質は認識欺瞞/改変作用に由来するものと推測されていました。しかし、後に行われた自動イメージ解析の結果、SCP-XXX-JPは6体の完全に物理的実体によって構成されていることが判明し、最終的に特殊な反ミーム的性質による作用であると結論付けられました。

    付録: 以下の資料は自動イメージ解析-変換プログラム2を用いたフィルタリング試行により得られた、上参考画像における内容概略の出力結果です。なお、直近の20██年時に行われた試行時と、出力結果が完全に一致している点に留意してください。

    日付: 19██/11/24

    場所: 不明、地面が乾燥しており、遠景に木製の柵がある屋外。

    対象: SCP-XXX-JP

    • イメージ内の中央に、怪我をした6人の人間の子どもが並んで立っています。
    • それら人物の全長は、凡そ1.1m、1.4m、0.9m、1.1m、1.4m、1.2mです。
    • 1人は泣くような表情を、別の1人は笑うような表情を浮かべており、他4人の表情は識別できません。
    • 確実性20%で、イメージ内にこれら人物の姿を見つけることができませんでした。

記事のタイトル: 虚構の子どもたち

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 死体 人間型 反ミーム

主要な異常性: 6体の人型実体群が存在するが、如何なる人物もその内の1体だけを認識することが出来ない。また、認識できない個体は、観測している人物のよって異なる。

記事の簡単な要約、オチ: 6体の内、誰もが5体しか存在を認識できない、子供の姿をした人型実体群。機械的なイメージ解析の結果は、紛れもなく6体の子供がそこ存在することを示しているものの、その解析された詳細はどこか奇妙な内容となっている。オチとしては、1体が何らかの理由で、他の5体をこの状態に陥らせているというもの。明らかに1体以外の身長が低くかったり、感情が読み取れないのは、実際には実体に頭部がなかったり、何らかの外傷を受けているため。

その他アピールポイントなど: 元は「いなくなった1人の実在性を、他の5人が実在すると主張することで"今も存在している"ように偽装する」というのを「それぞれが補い合った結果、本来は誰が元々いない存在であるのか分からなくなってしまった」という内容を想定し、そこから反ミームを絡めて現状のような内容となりました。しかし、最初の想定からやや取っ散らかってしまったきらいがあり、その点を解消でき……れば、良かったのですが……。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-915-JPは低危険度物品収容室に保管されます。

    説明: SCP-915-JPは███社製の医療用ベッドです。他の同型製品に異常性は見られません。

    SCP-915-JPの異常性は、SCP-915-JPの上に人間が一人のみ横になっており3、かつ第三者がその人間(以下、対象)に対して「おやすみなさい」と発声した時に発現します4。異常性が発現した場合、対象は不自然な心臓の拍動および呼吸の停止によって死亡します。その後、対象からは一切の生体反応が見られないにも関わらず、夢遊病の特徴に似た症状に似た動作を行います。その後40分前後が経過すると対象は動作を停止し、以後対象は異常性を見せません。

    SCP-915-JPは神奈川県川崎市に存在する、████病院にてSCP-915-JPを使用していた患者が不自然に急死するという事件が発生し、それが財団の注目の対象となり、収容に至りました。当時の調査の結果、SCP-915-JPは収容以前、████氏5により使用されており、家族の同意の元で█████医師によって延命治療の停止による安楽死が行われていた事が判明しています。これはSCP-915-JPとの関連性が疑われており、現在████氏の家族および█████医師に関してのインタビューが予定されています。

    実験記録-XXX-JP

    異常性の発現時、対象に対して荒魂表象投影機6を用いて観測した結果、対象の死亡以前の記憶の連続している意識体、及び意識体の存在する空間(SCP-915-JP-1に分類)が確認されました。

    観測対象: D-1998

    <記録開始>

    [00:00] D-1998: 着いたぞ、ここは…海岸か?夕暮れ時の海岸に見えるな、俺以外に人っぽいのは見えない。あー、本当に死んだのかね、俺は。何だかそういう実感が湧かねぇな。まあ、別に失くすもんなんてねぇから構わないんだが。[対象が海岸に向かって前進する]

    [00:54] D-1998: んー、何処行きゃ良いのかねこれ、とりあえず海岸への道しか見つかんないからそこを進んでるが、特に目立った物とかはねぇな。普通の景色だ。とりあえず、もう少し進んで見るか。

    [01:15] D-1998: [対象は歩行を停止する]何だあれ、何か見える。なんか…なんて言うんだ、スクリーン?みたいなのが宙に浮いてる。映像らしいもんが見えるが、ここからじゃよく見えないな、もう少し近付いて見る。[歩行を再開する]

    [01:48] D-1998: 何だこれ…赤ん坊?赤ん坊が映ってる。一体これ…おいおい、待ってくれ、これ、俺か?俺なのか?

    [02:03] D-1998: [沈黙]これ…俺だよ。俺のお袋…が映ってる。赤ん坊の時の俺を抱えてやがんだ…。[沈黙]ああ、待ってくれ、向こうに新しいスクリーンが見える。

    [02:21] D-1998: これは…また俺だ。小学校の入学式の俺だよ。そうだ、こんなだったな。一体何なんだ、俺の思い出でも映ってるのかね。

    [03:04] D-1998: またスクリーンだ。あー、覚えてるな。俺とあいつが喧嘩してる所だ。しょうもない理由で喧嘩して、1週間くらいお互い意地張って口聞かなかったんだっけか。まあその内忘れてまた遊ぶようになったんだっけな。懐かしいな。

    [同様のパターンでD-1998に関する映像記録が映し出される。]

    [16:47] D-1998: こりゃ高校の卒業式だな。あー、これが一番よく覚えてる。そうだった、この時初めて人前で大泣きしたんだっけ。そうだな、こんな事もあったんだよな。

    [17:28] D-1998: 今度のは何だ?[対象は沈黙する]

    [17:55] D-1998: 俺?おい、何やってるんだよ俺…。お、俺がお袋を怒鳴りつけて…それで…俺が出て行って…。[沈黙]待ってくれ、こんなの覚えてねぇよ。何だよこれ、こんなの、悪いの俺じゃねぇかよ!ただの八つ当たりじゃんか!こんなしょうがねぇ理由でか!?なんで俺は覚えてねぇんだよ畜生!俺は、俺は…まだ謝ってねぇぞ!お袋はたった一人で、俺を育ててくれたってのに、それなのに、俺はこんな事しちまったって言うのかよ![対象は酷く嗚咽する]

    [23:09] D-1998: あぁ、何で俺は1個も覚えて無いんだ…。お袋は、あの時死んだんじゃねぇのかよ…。まだ、生きてるのか?[沈黙]俺が知ってる事は、何なんだよ?お袋は俺の目の前で…なぁ、神様、聞こえてるんだろ。お願いだ、一瞬で良いんだよ。5分で良いんだ、お袋に会わせてくれよ…お願いします、そうじゃなきゃ俺…。

    [対象は来た道を走って戻るが、一切の変化は無い]

    [29:43] D-1998: もう、帰れないんだな。あぁ、全く……何やってるんだよ、俺は。

    [34:51] D-1998: これが最後のスクリーン、らしい。何となくだけど、そんな風に感じる。それに、もう足元は海に浸かってる。

    [35:24] D-1998: 俺、だな。あぁ……俺が財団に連れて来られた時の奴だ。そうだ、何となく、ぼんやりだけど、そんな感じの事があった様な気がする。ピントの合って無い物見てる感じだけど。

    [36:02] D-1998: あぁ、この辺、覚えてる。この実験に同意したんだ。もう身寄りも皆死んじまって、俺もやりたい事なんて無いんだって、その筈だったんだ。そう思ってたんだ。そうだ、そうだよ。だからここに居るんだもんな。

    [37:54] D-1998: [対象がスクリーンに触れる]

    [38:02] D-1998: 何だったんだろうな、俺の人生って。[対象が突如海に沈む]

    <記録終了>

    分析: SCP-915-JP-1内において表示される、対象に関するスクリーン映像には、対象への記憶処理によって改竄される以前の記憶が映し出されていました。これより、スクリーン映像の内容は対象の保有する記憶に依存しないものであると推察されています。

記事のタイトル: どうか、安らかに

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 医療 人工

主要な異常性: 特定の条件で人を痛み無く死に至らし、その人間の記憶を映像化し、一生を思い起こすエンドロール的なものを死んだ人間に見せます。

記事の簡単な要約、オチ: Dクラス職員を用いて実験を行いますが、Dクラス職員は自身の知らない記憶を目にします。オチとしては、「このエンドロールは記憶処理の影響を受けない(本人の知らない事実が存在する)」事によるDクラスの後悔で締め括る。と言ったものです。

その他アピールポイントなど: 文中の発見経緯を見て勘付いた方も居るかもしれませんが、この記事は安楽死をモチーフとしています。本来は善意や憐憫から発現した異常性ではあるが、Dクラスという特性(記憶処理による使い回しなど)により悲惨な異常性へと変貌する、というものが描きたかったものです。記事全体で言えば、病に苦しむ患者を安らかに眠らせるというしんみりした雰囲気から、Dクラスによる実験が進むに連れて、悲惨な結末へと進んでいくような、前半と後半のギャップを見せられたら良いと思います。また、プロトコル部が異様に短く、扱いがアノマラスレベルなので、医療や死などともう少し強く結び付けるのも良いと思います。


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    [通達]

    当報告書を閲覧する場合、潜在意識除去プロセスを適用する事が義務付けられています。
    また、サイト監督官より指示があった場合、必ず従うようにして下さい。

    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter Explained

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその影響性と現代の前提性より収容は不要とされています。SCP-XXX-JPの収容活動は周辺地域の封鎖のみとし、民間人による接近を防いでください。また、SCP-XXX-JPの周囲60m以内に銃火器及び破壊活動を目的とする機械を接近させる事は禁止されています。

    説明: SCP-XXX-JPは製造過程不明の、おおよそ立方体の輪郭を持つ1辺14m程度の機械実体、およびこれに接続される樹木実体です。SCP-XXX-JPの中心部分には常に青く発光する20m程度の樹木が存在しており、そこから周囲の機器へと接続されています。SCP-XXX-JPには自衛機能が存在し、自身の周囲40m程度に銃火器が侵入した場合、未知の方法で銃火器を操作し、周囲の人間に対して攻撃させます。また、破壊活動を目的とする機械も同様です。

    SCP-XXX-JPは中心の樹木を原動力とし、特定の分野に発展性を与える役割を持つ、ティグラー概念線を放射するという異常性を持ちます。ティグラー概念線は大きく3つの効果線を有しており、その内のレグナント亜線は擬似改変能力を内包しており、これを射出する事により人間の脳部分へ偏重開発作用を改変的に与え、結果として、指定した分野の技術的な発達へと至らせます。残りの2つの線は要素荷重粒子とクライスト螺旋であり、これらを特定のプロセスで混合させる事により、レグナント亜線の作用による意識、および認識を潜在化させ、より自然な形で異常性を顕現させます。これらの効果は地球全土に及んでおり、作用内容を変更する事は不可能とされています。また、SCP-XXX-JPの稼働は現在も継続されており、SCP-XXX-JPを停止させる試みは現在まで失敗に終わっています。現在においてこれらの効果は継続されており、更なる作用が齎されると予測されています。

    補遺: 発見当初の資料調査において、SCP-XXX-JPは█████戦争において開発された、戦力増強を目的とした機器であると判明しました。SCP-XXX-JPの記憶回路を調査した所、SCP-XXX-JPは戦時において銃火器等の、戦争に用いる事を目的とした機器を改良する事を目的に使用されていたと判明しました。一方、この使用法における、異常性の対象を定める指向性照射機は現在機能していない状態にあります。

    SCP-XXX-JPの初期調査時、SCP-XXX-JP付近に文書記録の保存された機器群が発見されました。これらはSCP-XXX-JPの使用に関する資料であると断定されました。以下に重要性の高い記録の抜粋を表示します。

    戦争は終結した。我々7の得た強大な力は我々を勝利に導いたのだ。かつて我々が発見した、かの繁栄の神樹8は、我々の力を驚くべき段階へと発展させた。だが、それは今となっては、最早厄災へと成り果てている。我々は、踏み込んではいけない領域に手をのばしてしまったのだ。何もかもが早すぎた。我々は本来、我々自身の兵器の増強のみを目的として、神樹の力を利用していた。初めはただの鉄の塊を武器へと変えていただけだった。それを繰り返し、やがて神樹の力を扱う機器を作るに至った。だが、それこそが間違いだった。知らずの内、神樹はその力を利用する機器そのものを「改良」してしまった。結果として、機器そのものが「機械」という概念そのものを改良、発展させてしまうようになってしまった。最早今では、人類は機械無くしては生きていけないのだろう。神樹は知っているのだ。人間とは、「力」に得も言われぬ魅力を感じてしまうと言う事を。「機械」はこれから、より一層人間との関わりが深くなって行くのだろう。それと同時に、人間は「機械」を改良していくのだ、それが神樹によるものだと知覚する事も無く。これからの人類は知る由もない、「機械」の成長は、人間という生物に寄生して、際限無くその力を強大にするだろう。起こり得る最悪の事態は、極限まで発達した機械達が、人類そのものを滅ぼしてしまう事だ。人類とは戦争を止められない生き物である故に。人類が、人類であるが故に。これより先の事に、我々は立ち会う事は出来ない。だが、一つだけ、確かに我々の持つ答えがある。

    我々は、もう戻れないのだ。

    収容当初は、その将来性よりKeterに分類されていましたが、19██年█月██日をもって、SCP-XXX-JPの異常性が現代社会における前提にまで及んでいると判断され、██回の協議の末、Explainedに再分類されました。

    説明: 記事原案を置く場所

記事のタイトル: Machine Planet

付与する予定だったタグ: 機械、Explained

主要な異常性: 一つの分野、種類に対して技術的な発展を促す樹木です。例えば、カラスなどを対象にすると、カラスたちは道具を作ったりするようになります。

記事の簡単な要約、オチ: 元々はオーパーツ的な物を発見した戦時中の研究者たちが、樹木(文中だと神樹)の力を利用して鉄の塊などを武器にしていって、やがて戦争に勝ちます。しかし、それを繰り返す内に樹木は「機械」という概念の改良をするに至り、その為には人間に開発させるのが良いと判断し、やがて人間という生物種に「機械」が寄生し、人間は機械無しでは生きれなくなってしまい、Explainedになった。というオチです。

その他アピールポイントなど: 調子に乗って神話チックなモチーフと壮大なストーリーにした結果大コケした記事です。表記にもオカルトチックさが残る上、メモ落ち故の一種の安易さが削除の理由です。ただし、人間は機械無しではいけない、と言う要素は今でも十分に魅力的だと感じています。また、自身の利益の為に軍事開発に勤しんだ結果、自身もろとも人類を将来的に破滅に追いやった、という人間特有のどうしようもなさも良い雰囲気だと考えます。ただし、ダイレクト過ぎると陳腐になるので、そこに関してはもう一ひねり欲しいですね。リサイクルをお待ちしております。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid Keter

    特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその性質上収容が不可能であり、また発生を予期する有効な手段も未だ確立に至っていません。担当に割り当てられた職員は、事前面談により対象者の条件に該当しないと判断された人物で構成された機動部隊さ-7(“物見櫓”)、さ-8(“雲散霧消”)と共に、日本に所在を置く人口100万人以上10万人以上に該当する各地の都市上空を24時間体制で監視し、後述するプロトコルXXX-JPの発動に備えてください。またプロトコルXXX-JPの発動判断は現段階でのSCP-XXXX-JP研究責任者である沓澤博士に委ねられ、また発動後は即時実行に移されます。

    説明: SCP-XXXX-JPは雲、あるいは煙に酷似した異常存在です。SCP-XXXX-JPは日本国内の人口が100万人以上10万人以上居住する都市の上空50~100mに不定期に出現します。この高度はその都市の位置する標高に関わらず一定であり、また通常の雲や煙とは異なり、天候に関わらず5分~10分をかけて出現後1~3時間ほどその場に留まり、その後上昇する形で消失していきます。SCP-XXXX-JPの発生する間隔は最短で10日、最長で34日であり、前回出現した都市の方角とその時期の気流の向きは必ずしも連動するとは限らず、完全なランダムだと思われます。
    出現したSCP-XXXX-JPの下に存在する人物は基本的にSCP-XXXX-JPの存在を認識するものの、取り立てて異常な出来事だとは捉えず平常時の生活を送り続けます。しかし現在判明している下記条件に該当する場合、その人物(以下、対象者)はSCP-XXXX-JPの存在を認識せず、それにも関わらず自身を呼ぶ声がするという旨の言葉を口にしながらSCP-XXXX-JPに接触を行える高さまでの移動を試みようとします。この行動はその過程でSCP-XXXX-JPの領域外に出たとしても継続されます。

    <対象者となる人物の条件>
    ・過去に起訴不起訴問わず強盗、あるいは殺人の罪を犯している
    ・私利私欲のために他者を蹴落とした過去がある ※2018/██/██追記
    ・その他直接、間接問わず他者に不利益を被らせる行動をとったことがある(推定) ※2019/█/█追記

    対象者の特定はSCP-XXXX-JP出現後のその都市における聞き込みやインタビューを通して行っていますが、近年過去に犯罪歴のない人物が対象者となっている事例が増加傾向にあります。

    出現したSCP-XXXX-JPに接触した対象者は絶叫と共に十数秒間苦悶の動作を行った後消失という結果に至ります。SCP-XXXX-JPの出現した都市に接触を可能とする高さまで移動できる建造物がない、あるいは拘束等を行い接触が不可能な状況下においたとしても可能な限りでの移動を行い、同様の動作の後消失します。この様子を目撃した者は異口同音に「まるで煙のように」という表現を用いています。

    SCP-XXXX-JPはその存在を財団に認知された当初は都市のうち半径数十mを覆う規模でしたが、出現と消失を繰り返すたびにその領域を拡大しているとの報告がなされています。最新の観測によるとその規模は半径約5㎞を記録し、対象者となった人物は推定でも██人とされています。
    またここ数回の観測では人口12万~30万ほどの都市にSCP-XXXX-JPが出現しているという事例も報告されており、今後SCP-XXXX-JPの出現する可能性のある都市は日本だけで200を超えると推察されます。

    その特性を鑑み、今後被害の拡大、およびプロトコルXXX-JPの困難さの増大が見込まれるとの見立てから当オブジェクトの格上げ申請がなされ、2019年█月██日、Keterへの再分類が正式になされました。

    プロトコルXXX-JP(暫定): SCP-XXXX-JP発生の予兆を観測した場合、当該都市に常駐する財団職員の主導により領域内に存在する人物の速やかなる避難と道路の封鎖を行います。その際のカバーストーリーには『緊急避難訓練』を適用させ、SCP-XXXX-JPの消失を確認後クラスB記憶処理を施し解放します。外部からの侵入に関してはその人物が領域内に用があるか、あるいは単なる通行目的かを検問によって聞き取り、後者に関しては迂回などの誘導を行います。応じない場合は拘束後、前述と同様記憶処理を施した後解放という手順を取ります。

    2019年█月██日現在、沓澤博士主導の元、プロトコルXXX-JPの早急なる見直しが検討されています。

    補遺: 音声記録XXX-JP-12
    以下は2019年█月█日、██県███市にSCP-XXXX-JPが発生した際、プロトコルXXX-JPにあたっていた機動隊員██と機動隊長の会話を記録したものです。

    <記録開始>

    隊員██: こちら██、領域内の住民の避難完了。

    隊長: 了解した。SCP-XXXX-JPは依然動きを見せていない。██自身も領域外に速やかに移動し、消失の観測まで待機すべし。……██?

    隊員██: ……呼んでる。この声はあの時の(不明瞭な単語)。行かなければ……

    隊長: ██……? 何処へ向かっている? 

    隊員██: (不明瞭な単語)。行かなければ、呼ばれている。彼女に許しを……

    (数分間、██が階段を駆け上がる音とそれを静止しようとする隊長の声が続く)

    隊員██: (不明瞭な単語)! 私はここだ! 君に伝えたいことが……

    隊長: ██! 速やかに報告をしろ! 何をしている! これ以上は財団への叛逆と見なし……

    隊員██: (悲鳴)な、なんだこれは!? ち、違うそれは俺じゃない! 許してくれ! 俺を見るな! (悲鳴)は、離してくれ……ごめんなさ(出自不明の女性らしき声。許さない、と聞こえる)

    (以降、██は応答せず)

    <記録終了>

    終了報告書: プロトコルXXX-JP終息後も、隊員██の行方は依然として不明のままです。その後の調査により、██は幼少期友人から借りたゲームソフトを返さないままにしてしまった過去があったことが他の機動隊員の証言により判明しています。その過去が今回の対象者となった要因であったかどうかは現在調査中です。

    補遺2: SCP-XXXX-JP担当責任者、沓澤博士の緊急声明

    SCP-XXXX-JPは発生のたびに出現する都市、そしておそらくは対象者の基準までもを下げてきている。一方でその領域は拡大の一途を辿り、プロトコルXXX-JPによっても甚大な被害を抑えきれていないのが現状である。
    しかしもっと根幹かつ直接的な問題を我々は抱えている。もし仮に財団のサイトがSCP-XXXX-JPの領域とされた場合、結果何が起こるかということだ。我々の行っていることは一般市民を異常存在から守ることであるが、それは必ずしも正義の行動とは言い切れない。例えばDクラスだ。我々は彼らの犠牲を礎に多くの異常存在に立ち向かってきた。だが、その行動をSCP-XXXX-JPは良しとするだろうか。
    私はSCP-XXXX-JPには明確な意思が存在すると仮定している。他者の命を軽んじ、奪い、それを踏み台とすることを許さない怨嗟のようなものを感じる。中国の故事にあるように、アレはまさに天に敷かれた悪を絡み取る網だと私は考える。アレが何を望み、何を為そうとしているのか。やがてその目が世界に張り巡らされるだろう前に我々はアレを解明し、食い止めなければならない。

    補遺3: SCP-XXXX-JPを構成する物質を採取し調査したところ、窒素や二酸化炭素のほか、ヒトの遺伝子を含んだ未知の混合物が検出されました。その遺伝子の持ち主は依然として特定できていません。

記事のタイトル: 天網恢々

付与する予定だったタグ: scp-jp keter 天候 未収容

主要な異常性: 人口の多いところに突如発生し、罪を犯したものを引きずりこむ雲のような何か。初めは明らかな凶悪犯のみ狙われていたが、その基準がどんどん曖昧なものになってきている。

記事の簡単な要約、オチ: 強盗犯に家族や財産など何もかもを奪われた少女の怨嗟が元になってこのオブジェクトは生まれました。罪を許さぬ意思は人間を取り込み続けるうちに肥大し、見境を無くしつつあります。その矛先はやがて財団に向けられるかもしれません。

その他アピールポイントなど: 棍棒コンに提出したものの、手厚い洗礼を受けてしまった作品です。被害が拡がっていく恐怖を描きたかったのですが、パンチの弱さと煮詰まってない感じが強く、実力不足を感じます。どうか研ぎ澄ましていただきたく思います。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: 未記入

    説明: SCP-876-JPは、██県██村にておよそ300年前から伝わっていたとされる土着精神疾患の一種です。現在までこれらの精神疾患に罹患した人間の治療方法は確立されておらず、(以下、それらの人間をSCP-876-JP-1から-10と呼称)またSCP-876-JPの特性からSCP-876-JP-1から-10は██村に建設された特設の収容施設にて収容されています。

    SCP-876-JPは、自らを「ドリンクバーである」と認識する妄想疾患の一種です。SCP-876-JP-1から-10はそれぞれ別の飲料を担当し、質問には通常通り受け答えするものの一貫して自らを「ドリンクバーである」として対応します。何らかの要因によりSCP-876-JPの影響を受けた人間が死亡した場合、██村の別の別の人間が新たにSCP-876-JPに罹患し、SCP-876-JP-1から-10は欠員の出ないよう補充されます。ごく稀に、██村からすでに移住した人間、またはその子孫にSCP-876-JPの影響が顕現する場合があります。

    SCP-876-JPに罹患した人間は罹患後1〜2週間で身体組成が変化し、血液を含む全ての体液が担当する飲み物に切り替わります。SCP-876-JP-1から-10にはこれによって生じるであろう身体の不調は発生しません。SCP-876-JP-1から-10は罹患前の性格に関わらず友好的な態度となり、積極的に自らの担当する飲料を飲ませようとします。以下にSCP-876-JP-1から-10の担当している飲料を記述します。

    担当する飲料
    SCP-876-JP-1 コーラ
    SCP-876-JP-2 烏龍茶
    SCP-876-JP-3 メロンソーダ
    SCP-876-JP-4 アセロラドリンク
    SCP-876-JP-5 乳酸菌飲料
    SCP-876-JP-6 アイスティー
    SCP-876-JP-7 生ビール
    SCP-876-JP-8 アイスコーヒー
    SCP-876-JP-9 カプチーノ
    SCP-876-JP-10 胃液

記事のタイトル: ドリンクバー憑き

付与する予定だったタグ: 食物 液体 儀式 寄生 人間型

主要な異常性: 生贄に捧げられた人間に対して「自らはドリンクバーである」という認識及びそれに準ずる異常性を発現させる呪いの一種。血液及び体内の液体がドリンク原液及び炭酸水に入れ替わり、数日は何故か生命を維持するがやがて死に至る。この症状に罹患した後は友好的な性格となり自らの口から吐く液体を他者に飲ませようと努力するようになる。

記事の簡単な要約、オチ: 1000年くらい前からある。時期やらを考えると人一人を生贄に捧げてでも口からお酒を出しまくれるようになるのならばお祭りの時期なんかには色々なところからこの呪いは引く手数多だったのではないかなあ、という構想。現代に合わせてドリンクバーにされているのはどこかしらの要注意団体のせいです(ヘッドカノン:如来観光)

その他アピールポイントなど: 口からコーラをゲロしたり野菜ジュースをゲロする場面含め、口の中火傷しながらダラダラの口腔粘膜と一緒にホットコーヒーを吐く姿はちょっと面白そうだがlolっぽくなるので没にしました。誰か蘇らせてくれい


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の低危険物収容ロッカーに保存されています。SCP-XXX-JPの実験目的の使用には2人以上のCクラス職員の許可が必要です。

    説明: SCP-XXX-JP-1は高さ18cm、直径7cmのプラスチック製のボトルです。ラベルには██県に位置する█████社のロゴと「屋根まで飛んでくシャボン玉」という商品名が記載されています。該当する会社に連絡を行ったところ「そのような商品を製造及び販売した記録はない」と回答しました。ボトルの中には約300mlの透明な未知の液体を有しており、この液体はシャボン玉液と同じ性質を持っている事が分かっています。この液体は使用した分だけ消費されますが、SCP-XXX-JPの中に液体を注ぐと未知の手段によって未知の液体へと変換されます。
    SCP-XXX-JP-1はシャボン玉型の実体です。SCP-XXX-JP内に存在する透明な液体を用いて作られたシャボン玉はSCP-XXX-JP-1へと変化します。SCP-XXX-JP-1は下降せずに上空へと5cm/sで浮上を続ける点を除いて一般的なシャボン玉と変わりません。
    SCP-XXX-JP-1が屋根9に到達すると、屋根を未知の力で引き剥がしながらそのまま浮上を続けます。引き剥がされた屋根はSCP-XXX-JP-1と同じ高さを維持しながらSCP-XXX-JP-1に随伴するように浮上を続けます。SCP-XXX-JP-1が破壊されると屋根は重力に従って落下します。

    実験記録XXX-1:

    実験対象: 一戸建て平家の家屋、高さ約3m
    実験目的: SCP-XXX-JP-1を破壊した場合に発生する事象の観測
    結果: 屋根は剥がれて浮上。SCP-XXX-JP-1を破壊すると屋根は浮上を停止して即座に落下。

    実験記録XXX-2:

    実験対象: 二階建ての家屋、高さ約5m。

    実験目的: 建物の高さに影響されるかどうかの観測。

    結果: 屋根は剥がれて浮上。

    分析: 高さは影響しないのか?

    実験記録XXX-3:

    実験対象: 解体予定の財団フロント企業の高層ビル、高さ約35m。

    実験目的: 建物の高さに影響されるかどうかの観測。

    結果: 屋根は剥がれて浮上。

    分析: どうやら高さや階層は影響しないみたいだ。

    実験記録XXX-4:

    実験対象: 大型コンテナ、約6m×2.5m×2.6m。

    実験目的: 建物以外であっても異常性は発揮されるのかどうかの観測。

    結果: コンテナ上部の面に異常は見られなかった。

    分析: 対象は建物でなくても問題ないようだ。逆にこの異常性の効力の外にある物を知りたい。

    実験記録XXX-5:

    実験対象: 三階建ての家屋、高さ約8m。屋根に当たる部分は屋上になっている。

    実験目的: 屋根でなく屋上でも異常性は発揮されるかどうかの観測。

    結果: 屋上は剥がれて浮上。

    分析: 屋根ではなく屋上も対象になるみたいだが、上部の面であれば何でもいいのか?

    実験記録XXX-6:

    実験対象: 廃校予定の小学校。高さ約15m、屋上の面積約1000㎡。

    実験目的: 屋根及び屋上の面積が影響を及ぼすかどうかの観測。

    結果: 屋上は全て剥がれて浮上。

    分析: 屋根部分の面積は関係ないようだ。

    実験記録XXX-7:

    実験対象: 財団の所有する土地にある住宅地。

    実験目的: 異常性の対象となる建物の戸数。

    結果: SCP-XXX-JP-1を生成した地点から半径████m以内の建物及びコンテナ等の屋根が全て剥がれて浮上。

    分析: 発見されたのが市街地じゃなくて本当に良かった。

    補遺1: SCP-XXX-JPは20██/██/██、██県██村で「家の屋根が剥がれて浮かんでいった」との通報により発見されました。発見場所の周囲にはカバーストーリー「局地的な竜巻」が流布され、通報を行った民間人には事情聴取の後クラスF記憶処理が施されています。

    補遺2: 201█/██/██、██県の山間部で行われた実験で予想外の事象が観測され、███人の負傷者が発生しました。以下はその実験記録です。

    実験記録XXX-8:

    実験対象: N/A

    実験目的: SCP-XXX-JP-1が無干渉で届く最大高度の計測。

    実験結果: SCP-XXX-JP-1が██山山頂に到達直後、範囲内の██山脈の深さ約48mまでの地面が引き剥がされて浮上。12分後のSCP-XXX-JP-1の破壊までに約40m浮上し、約███人の民間人に目撃される結果となりました。目撃者に対してはAクラス記憶処理の後、周辺一帯にはカバーストーリー「地滑り」が流布されました。

    分析: まさか物理的な屋根だけではなく、概念的な意味での屋根も対象になっているとは・・・

    以上の実験記録に基づき、現在Euclidへのオブジェクトクラス格上げが申請されています。
    説明: 記事原案を置く場所

記事のタイトル: シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 玩具 球体 物理法則

主要な異常性: 周囲の屋根諸共浮かび上がっていくシャボン玉。屋根であればサイズは問わない。

記事の簡単な要約、オチ: 屋根だけでなく「日本の屋根」までもぎ取っていった。元ネタは例の童謡の別解釈。

その他アピールポイントなど: 初作成、初投稿、初削除。初めて揃いの一品ですが元ネタが安直と言われたのでそこから改善しないと難しそうです。シャボン玉という部分しか再利用出来なさそうなので、もう一捻り必要かと。


carbon13carbon13

    • _

    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter

    特別収容プロトコル: 財団ネットワークは全国のコンビニエンスストアの監視カメラによる映像をチェックします。それによりSCP-XXX-JP-A発生の兆候が見られた場合、機動部隊ふ-11("ノンクレーマー")は対象となるコンビニエンスストアに急行し、全SCP-XXX-JP-Aの回収とその場にいた人物全員への記憶処理を行います。

    SCP-XXX-JP-Aは付近の財団サイトで暫時的な収容を行います。SCP-XXX-JP-Aはテキスト群などを記録し研究が終了したのち、各サイトで焼却処分されます。

    説明: SCP-XXX-JPは日本国のコンビニエンスストアで発生する異常現象です。SCP-XXX-JPは人口密集地においてより発生する傾向にあり、山間部などではこれまで数件しか確認されていません。SCP-XXX-JPの発生頻度は年々増加しており、2019年においては23件の発生記録があります。

    SCP-XXX-JPは対象における商品の一部がSCP-XXX-JP-Aと呼称される物品群に置換される異常発端に開始されます。SCP-XXX-JP-Aは大まかに分けて2つあります。

    • その店舗にある商品で使用される言語10のみが変化したSCP-XXX-JP-A。
    • ある一定の文化圏では多用されるものであるが、かつて日本のコンビニエンスストアで販売がされたことがなかった物品に変容したSCP-XXX-JP-A。文化圏の言語とテキストの文章で使用される言語は関連し、祭具などの宗教的要素を含むものもある。

    商品がSCP-XXX-JP-Aに置換され始めると対象となった店の周囲11にSCP-XXX-JP-Bと呼称される存在が出現します。SCP-XXX-JP-Bは典型的には人型実体の形を取るものの、それに限定されることはない多様な形態をとります(後述の一覧を参照)。

    出現したSCP-XXX-JP-Bは対象を訪問し、SCP-XXX-JP-Aを含む商品の購入を行います。この際、SCP-XXX-JP-Bの持つ欲求やニーズ、あるいはそれに対する返礼などによりさらなる異常現象が発生する点に留意してください。

    SCP-XXX-JPが発生中の店舗にいる全ての人物は、異常な現象によって動揺を示したりすることはなく、肯定的な感情を得ます。また、SCP-XXX-JPの発生時において一部の人物はその個人が持つ経験に関係なく、宗教的な知識を獲得したり、その要因を伴っている行動を行うことがあります。

    以下に示すのはSCP-XXX-JPの抜粋された記録です。全資料を要求する場合担当者に問い合わせてください。特に記述がない場合購入された商品はSCP-XXX-JP-Aです。

    対象の概要 SCP-XXX-JP-Bの特徴 購入された商品 付記
    2009年、大阪府██市のローソン。 青い作業服を着た成人男性。 ラテン語でテキストが記述された缶ビール3本。 確認された時点で既にかなりの酩酊状態にあったとされる。
    2010年、東京都██区のローソン。 1枚のおそらくは亜麻布を着用する13人の男性ら。 非異常性のワインとオレンジなどの果実類。 店を出てすぐに消失するが、対象から3Km離れた場所に1人の死体が出現。それもまもなく消失した。
    2011年、石川県██市のポプラ。 下半身がウマのようなものに置き換わっている男性ら6人。 エナジードリンク"Monster" これらテキスト群は全て古代ギリシャ語で表記されているため商品名は"τέρας"となる。 全員がエナジードリンクを2つずつ購入して消失。
    2012年、神奈川県██市のセブンイレブン。 顔がゾウのものに置換された4本の腕をもつ男性。 ヒンディー語によってパッケージされたモーダーカー12 店員に総計25kgの金塊を支払うと店から出て5m先で消失した。
    2013年、北海道██のゼブンイレブン。 青色に染め上げられたレタラペ13を着用した壮年の男性。 チェホロカケプイナウ14 当該実体は夜勤アルバイトとして勤務していた向島 隠氏とレジ越しに6分間会話をした。レジにはヒグマ(学名:Ursus arctos)のものとみられる毛が散乱していた(補遺-1も参照)。
    2014年、京都府██市のファミリーマート 日本、京都などの祭礼で見られる山車。 弁当、調査の結果京都府の料亭████が祇園祭りで提供していたものと完全に同一の弁当だった。 SCP-XXX-JP-Bは対象から3Km離れた国道██に出現した。SCP-XXX-JP-Bは道路交通法を無視し、時速180km程で対象まで移動した。SCP-XXX-JP-Bは対象の駐車場で停止するとなかから黒子装束の人型実体が出現し商品を購入、まもなく消失した。
    2015年、山口県██市のファミリーマート。 身長230cm程の人型実体とそれに随伴するウシ(学名:Bos taurus)。 古ノルド語でパッケージされたロックアイス。 人型実体に随伴するウシは外に出るとそのロックアイスを舐め始めた。その後に消失。
    2016年、岐阜県██市のセブンイレブン。 スーツを着用しているが、ヘッドホンをつけた男性 古代ギリシャ語でパッケージされた乾燥ローリエ。15 店内にいた人物は彼のヘッドホンがiPhoneから外れ、音楽が流れたと述べた。それらの人物はアウロスのダブルリード16を要求し、その曲を再現してみせた。なんの曲かは不明である。
    2017年、秋田県██村のサークルKサンクス。 なまはげ29体。 日本酒ときりたんぽ。 「悪い子はいねーがー」などの奇声をあげながら数分間滞在した。
    2017年、埼玉県██市のセーブオン。 体高5mの少なくともヤドクガエル科(学名:Dendrobatidae)の特徴を持つ両生類生物。100匹ほどの集団で出現し、一塊に集合すると女性の人型実体と化した。 ヒエログリフによりパッケージされたタピオカドリンク。本来のヒエログリフに用いられない象形文字を複数確認した。 店内からは湿った粘液のようなものが確認された。
    2018年、大阪府██市のローソン。 SCP-076-2、SCP-073に酷似した人型実体。 羊肉と各種野菜。これらのうちいくつかはパッケージされていなかったが、されているものは古代シュメール語により記述されていた。 当該オブジェクトにおける収容違反は認められなかった。両者とも通常発生する異常現象を発生させなかった。特にSCP-076-2には攻撃性が見られず、安定していた。
    2019年、東京都██区のローソン。 2体のワタリガラス(学名:Corvus corax)を随伴した成人男性。 170cmはある槍を所持している。 なし。 23分間に渡って立ち読みを続けた後に消失。立ち読みをした本は、日本の文化について言及するものであったが、全編にわたり古ノルド語で記述されていた。そのことを観察した店員は"知識を求め続ける姿勢に感動した"と述べた。
    2019年、 広島県のサイト-8123の購買部。 サイト-8123付近にある中等教育学校████の制服を着用した若い女性人型実体。 おにぎり(シャケ) 異常現象が確認され、購買部は直ちに封鎖された。その後SCP-XXX-JP現象であることが断定され、SCP-XXX-JP-B実体にインタビューを提案、実体にはこれを了承した(補遺-2を参照)。

    SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Bの消失により終了します。その後もしばらくの間SCP-XXX-JP-Aや店内にいた人物に与えられた精神的な影響は残留します。精神的な影響は記憶処理により除去できる他、個人の意思による復習がなされない限り数ヶ月程の時間をおいて消失するようです。

    補遺-1 以下のインタビュー記録はSCP-XXX-JPの与える精神的な影響について示した代表的な例です。

    概説: 向島 隠氏は2013年、北海道の██で発生したSCP-XXX-JPにおいて精神的な影響を受け、SCP-XXX-JP-B個体としばらくの間会話を行いました。これはその後に行われた財団と向島氏とのインタビュー記録です。インタビュアーには三笠研究助手が選出されました。

    <記録開始>

    三笠研究助手: それではインタビューよろしくお願いします、向島さん。

    向島氏: よろしくお願いします。

    三笠研究助手: あなたが深夜にみた風変わりな人物についてお聞きしたいのですが。

    向島氏: えっと、はい。あれは深夜の11時ごろだったでしょうか。サッチェプのおでんがないのかと聞いてきたのが彼でした。50くらいのおじさんにみえました。彼はカムイ、森の神だったんです。

    三笠研究助手: サッチェプですか。

    向島氏: えっと、サケを干したものですね。アイヌ民族の伝統食です。

    三笠研究助手: ずいぶんとお詳しいですね。

    向島氏: 今までそんなこと知りもしなかったのに知識が増えたんです。それでですね、流石にサチェップはなかったんですよ。

    三笠研究助手: その他のものはあったと?

    向島氏: 惣菜プクサ17やラタシケプ18弁当などがありました。

    三笠研究助手: それでどうしたんですか?

    向島氏: どうしようもないのでイナウを勧めましたよ。でも聞かなくてですね、私のことを食べようとしたんです。本当にこんなこと知らなかったんですが口から言葉が出てきて、こんなクレーム対応いつでもしたいですよ。

    三笠研究助手: なんて言ったのですか?

    向島氏: なんて言ったでしょうかね…。偉い神様に向かってすごい脅迫的なこと言ったかもしれません。「あなたは親戚一同からじめじめした世界に落とされるだろう!」とか。

    三笠研究助手: なんていうか罵倒の言葉としては微妙ですね。

    向島氏: アイヌは普段寒いところに住んでいる文化圏ですから火の燃え盛る地獄だと単に暖くなっちゃうんですよ。

    向島氏: あと、自分をすごい貶めたかと思います。よく覚えてないけど。ははは…。普段のクレーム処理もこんな簡単にうまくいきゃいいのに。神様より聞き分けの悪い人間ってどうなんですかね。

    <記録終了>

    補遺-2: SCP-XXX-JPは異常現象の及ぶ範囲が広いことからその各SCP-XXX-JP現象を捕捉するのは非常に困難です。その為、SCP-XXX-JPの研究は残留したSCP-XXX-JP-A、監視カメラ等の記録、精神的な影響を受けた人物へのインタビューなどにより行われてきました。SCP-XXX-JP-Bのいずれも5分程の滞在により消失するため、これまでSCP-XXX-JP-Bの確保はなされてきませんでした。

    しかしながら、2019/10/23に広島県の研究サイト-8123の食堂に併設された購買でSCP-XXX-JPが発生したことにより、財団による初のSCP-XXX-JP-Bへの接触に成功しました。以下に示すのはそのインタビュー記録です。

    付記: インタビュアーは黒田研究主任が行なった。インタビューを行った後SCP-XXX-JP-Bはただちに消失した。

    <記録開始>

    黒田研究主任: それではインタビューを始めます。

    SCP-XXX-JP-B: よろしくおねがいしまーす。

    黒田研究主任: 日本語で大丈夫ですか?翻訳する用意はありますよ。

    SCP-XXX-JP-B : おーけー!

    黒田研究主任: まずはあなたの名前を聞いてもいいですか?

    SCP-XXX-JP-B: んー?なんでもいいよ?でも人間からはヘーベー19って呼ばれてる。まあ気楽にヘベちゃんとでも呼んでよ。

    黒田研究主任: SCP-XXX-JP-B、それではなぜあなた達はコンビニへ来るのでしょうか?

    SCP-XXX-JP-B: それは人によりけりだよね。私に聞くことでもないな。私は昼ごはん買いに来た。

    黒田研究主任: コンビニにの商品はなぜ変化するのでしょうか?私達はあなた達のうちいずれかがその役割を背負っていたと考えているのですが。

    SCP-XXX-JP-B: それもわからないな。私はコンビニに来てるだけだし。

    黒田研究主任: どのくらい遠いところからあなた達は出現できるのでしょうか?

    SCP-XXX-JP-B: どこでも。

    黒田研究主任: なぜ人の多いところで出現する傾向があるのでしょうか?

    SCP-XXX-JP-B: 都会の方が色々と便利じゃん?

    黒田研究主任: あなた達は我々の知る神とは関係がありますか?

    SCP-XXX-JP-B: それも人によりけり。あなた達の考えによる。

    黒田研究主任: 日本なんかは信仰心が薄いと思うのですがなぜ日本なのですか?

    SCP-XXX-JP-B: 私達ギリシア組にはとっくに関係ないよね。むしろ父さん20とかはソシャゲに出られるって喜んでたよ?

    黒田研究主任: 日本語はなぜ理解できるのですか?

    SCP-XXX-JP-B: ずっと見てたからね。英語も話せるよ?

    黒田研究主任: ほかのSCP-XXX-JP-Bは割と古めかしい服装をしているのですが、あなたは服装が現代的ですね。

    SCP-XXX-JP-B: そりゃ若さの神だからね!やっぱ時代に合わせて変えていかないと。お宅のところの妖怪なんかは色々やってるでしょ。威厳が重要な時はそうするけど私はあんま求められてないし。

    [黒田研究主任にヘーベーについて情報がまとめられた書類が渡される]

    黒田研究主任: それでは本当にヘーベーで間違いないのですか。あなたは今も山で神々に酒を注いでいたり宴席で踊りを披露していたりするのですか?

    SCP-XXX-JP-B: そういう話するならガニメデくんが始めた時点で私はその任を解かれているし、永続する視点を持っても今は少し別のことをしているかもしれない。形を変えて存続し続けるものだから。でも私はおにぎりを買いに来た。これは間違いない事実。

    <記録終了>

記事のタイトル: God's son

付与する予定だったタグ: scp-jp keter 言語 異次元

主要な異常性: コンビ二に神さまが来る現象

記事の簡単な要約、オチ: 日本のコンビ二になぜか世界中の神さまが集まっています。財団はギリシャ神話の神にそれを質問するも具体的には何も見えてきません。アイヌの神さまとコンビニ店員のやりとりとかも挟むのですが、これといった危険性もなくクリーピーでないのでいまいちSCP的に面白くない状態です。この設定をうまく活かせる人はいますでしょうか。

その他アピールポイントなど: たくさんの神さまが来る事例を表にして書いておいたので、それが改稿の役にたつかもしれません。どの神さまに注目してどのようなパターンにしていただいても結構です。アイデアは悪くないと思っているので是非。あと、タイトルの由来はローソンからです。その他には7日創造神話にかけてセブンデイズンとかも考えてました。


Come_DreamCome_Dream

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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██にて収容しています。SCP-XXX-JP各個体は、それぞれ1体ごとに分け、不透明な収容箱に安置して下さい。実験の際はSCP-XXX-JPを視認せずに取り出し、被験者にのみ視認させるようにして下さい。現在、SCP-XXX-JP-4、-5、-6に対する実験は禁止されています。

    説明: SCP-XXX-JPはウサギ(学名: Oryctolagus cuniculus)に近い遺伝子情報を持つ異常存在です。形態を変化させる異常特性を持ち、変化する形態は、ウサギをモチーフとした物品や生物に限られます。変化した物が非生物の場合、生体反応は確認されませんでした。

    SCP-XXX-JPは、変化した形態を視認した被験者に、軽度のミーム汚染や認識災害、小規模な現実改変を引き起こさせます。

    被験者がSCP-XXX-JPと対面するのが初めての場合、新たに変化する形態を追加します。一度でも対面した者21の場合、追加は確認されませんでした。被験者の直近のウサギに関する記憶が、新たな形態と関連しています。

    現在まで財団は6体のSCP-XXX-JPを確認しています。SCP-XXX-JP-1,-2,-3,-4,-5,-6と分類します。

    変化形態と引き起こされる事象については、「記録文書SCP-XXX-JP-い」からの抜粋を確認して下さい。

    1996/11/13、日本生類創研の研究施設の跡地から、SCP-XXX-JP3体22と関連資料が発見され、財団により収容されました。関連資料には、SCP-XXX-JPの特性として生後6ヶ月で異常性を発現する、という記述が存在しました。この内容は検証が不可能です。

    [ここに画像]

    199X/XX/XX、京都府██市██の██幼稚園の園内に設置されている飼育小屋内から、SCP-XXX-JP3体23が発見され、財団により収容されました。██幼稚園は不審火による火災で廃園になっています。火災では幼児21名、保育士5名、園長、清掃員が亡くなっています。園長の妻██ ██氏によると、園長はSCP-XXX-JP-4,-5,-6を生後3ヶ月の状態で知人から譲り受けたとのことです。園児の保護者や幼稚園関係者からのインタビューによると、SCP-XXX-JP-4,-5,-6は異常性の兆候がなく、火災の3ヶ月前に園に迎えられていました。園児の死体が飼育小屋に寄りかかるように倒れていました。

    日本生類創研の資料が正しいと仮定すると、SCP-XXX-JP-4,-5,-6は火災発生前に異常性を発現し、園児は対象を視認し形態の追加・異常性の暴露が行われたと推測されます。

    以下はこの時追加されたと思われる、SCP-XXX-JP-4,-5,-6の形態と、発生する異常性です。

    実験記録XXX - 日付199X/XX/X

    対象: D-XXX-JP

    実施方法: SCP-XXX-JP-5の「炎上しているウサギのぬいぐるみ」の形態を視認させる。

    結果: 対象の精神状態は不安定になり、記憶にも混乱が生じた。記憶処理を施したが、心的外傷後ストレス障害の症状が現れた。

    以下の音声記録は実験後に記録されたものです。

    対象: D-XXX-JP
    インタビュアー: 八十神博士
    付記: 実験後、D-XXX-JPが発した言葉が異常性の解明や幼稚園の不審火の原因に繋がるのではないかという提案を受け、インタビューを実施しました。

    <録音開始>

    八十神博士: D-XXX-JP、聞こえますか

    D-XXX-JP: [不明瞭な言葉で反応、頷く]

    八十神博士: 先程の実験であなたが感じたことを話してください。

    D-XXX-JP: あ…ああ、あの燃えてるウサギはだな…ウサギさんはね燃えてたの!

    八十神博士: どうしましたかD-XXX-JP。あなたはそんな話し方ではないはず。

    D-XXX-JP: い、いやあのだな…なんだか…

    八十神博士: いいです。続けて下さい。

    D-XXX-JP: う、うむ…あのウサギは、ウサギさんはねぼーぼー燃えてたの!

    八十神博士: なぜ、燃えていたと思います?

    D-XXX-JP: ウサギさんのお絵かきをしてたのーみんなで…、ん?俺は何を言って…

    八十神博士: 気にせず続けて下さい。

    D-XXX-JP: 俺はあれを見た時…そしたらねーきゅうにぼーぼーって火がもえて、うるさい音がジリリリリリーって聞こえたの!

    八十神博士: その音は恐らく火災報知器ですね。

    D-XXX-JP: で、せんせいがあわててみんなになにか言ってたなあ。おそとには知らないおじさんがいたよ!

    八十神博士: その人物について、もっと詳しく話して下さい。

    D-XXX-JP: ぼくわかんない。ウサギさんに会わせて!

    八十神博士: 話の続きをお願いします。

    D-XXX-JP: おへやの中がまっかっかになってたよー!そのあとねー…[15秒間沈黙]

    八十神博士: どうしました?

    D-XXX-JP: 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い

    D-XXX-JP: 先生!俺は今どうなってるんだ! 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い……

    八十神博士: インタビューを中止します!彼を抑えて下さい!

    D-XXX-JP: みーんなまっくろにごげちゃった!ぼーぼーぼー

    D-XXX-JP: 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い……

    <録音終了>

    終了報告書: D-XXX-JPはその後ひどく混乱し、暴れ回り取り押さえられました。回復の見込みはなく、終了しました。火災時の園児の記憶と混同したと推測され、不審火が彼の言う謎の人物の手によるものだという可能性があります。

    その後、何度か同様の実験が行われましたが、有益な情報は得られませんでした。現在、SCP-XXX-JP-4,-5,-6との接触・実験は禁止されています。

    補遺: 2016/10/14、各SCP-XXX-JPの生体反応は確認されませんでした。SCP-XXX-JPは肉体に異常性が付与されていると推測されます。

記事のタイトル: みんなのウサギさん

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid ウサギ 感情 記憶影響 強制力 精神影響 炎 ミーム 日本生類創研

主要な異常性: ウサギをモチーフとした様々なものに変化し、見たものに影響を与えるウサギだった何か。初めてオブジェクトに曝露する被験者の記憶から新たな形態を得る。6体存在する。

記事の簡単な要約、オチ: 日本生類創研が作成。オブジェクトは生後6か月程で異常性を得る。オブジェクトのうち3体は生後3か月の状態である幼稚園に贈られます。オブジェクトが異常性を発現するタイミングで幼稚園に火災が発生。園児たちはオブジェクトの影響で逃げられず、燃やされる時に見た「燃やされたウサギ」「燃えているウサギの絵・ぬいぐるみ」がオブジェクトの形態に追加されました。後に、実験でこの形態を見たDクラスは、園児たちの記憶を追体験する。

その他アピールポイントなど: 死ぬほどではない前半3体と精神に異常をきたしてしまう後半3体の差を表現したかったです。投稿時、トップにSCP-1D6-J - ガイギャックスの愚行のようなページの更新毎に画像をランダムで変更させる構文を使っていましたがここには表示していません。また、記事の中ほどにウサギの画像を設置していました。両者気になる方はご連絡ください。


Come_DreamCome_Dream

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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Neutralized

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在異常性を失っているとされています。SCP-XXX-JP-Aはサイト-81██の低脅威度物品保管庫に保管されています。

    説明: SCP-XXX-JPは種類の判別できない、鬣がピンク色の体色が白いウマ(Equus caballus)です。額から1本角が生えており、神話などの「ユニコーン」に似た姿をしています。未知の手段で会話することが可能です。

    SCP-XXX-JPは慈善活動に興味を抱いており、積極的に周囲の人間に提案します。提案を承認するとSCP-XXX-JPは"魔法の力"と称し、慈善行為に適した形状に姿を変えます。
    インタビュー記録XXX-JP-1

    対象: SCP-XXX-JP

    インタビュアー: ██博士

    付記: このインタビューはSCP-XXX-JP収容時、サイト-81██で行われました。

    <インタビュー開始>

    SCP-XXX-JP: お願いします。ボクに何かさせてください。

    ██博士: あなたは終始その調子ですね。なぜそんなに慈善行為をしたがるのですか?

    SCP-XXX-JP: それはもちろん、皆さんの為ですよ。愛と平和と地球の為に。

    ██博士: 本当は?

    SCP-XXX-JP: いや…その、私達って乱暴者だの、██厨だの言われ続けてイメージが悪いじゃないですか。

    ██博士: 確かにそういった神話がありますね。

    SCP-XXX-JP: 私達が船に乗れなかったのも自業自得なのです…。ですのでイメージを変えるために善行を積もうと思いまして。

    ██博士: なるほど…しかし、あなただけでは効率が悪いのでは?

    SCP-XXX-JP: いえいえ、だからこそ地道な努力が必要なんです。そこも評価して頂きたいです。

    ██博士: そうですか。

    SCP-XXX-JP: はい!では早速私になにかお手伝いをさせて貰えないでしょうか?

    ██博士: 考えておきます。

    <インタビュー終了>

    申請の結果、SCP-XXX-JPが慈善行為を行える許可が承認されました。
    実験記録XXX

    指示内容: SCP-XXX-JP収容室の掃除

    結果: 尾を箒、蹄を雑巾に変化させた。収容室の92%が清掃されました。

    分析: 目的に応じた物に身体を変化させるようです。SCP-XXX-JPは得意げに自身の能力の解説をしていました。24

    指示内容: SCP-XXX-JP収容室の照明の交換

    結果: 浮遊しながら電球を外し、新たな物に交換した。

    分析: 浮遊能力を有しているようです。SCP-XXX-JPは息を切らしていました。25

    指示内容: 汚水の浄化: 塩酸を用意。伝承による水を浄化する能力があるか検証。

    結果: 塩酸に角をつけた。塩酸は純水に変化しました。

    分析: 角の成分はエナメル質(水酸化燐灰石)であり、化学反応の結果ではありませんでした。SCP-XXX-JPは過去にも同じことをした旨を示唆しました。26

    指示内容: ██博士の腰痛の改善

    結果: 頭部以外を人間の男性に変化させた。██博士に対しマッサージを行いました。

    分析: ██博士の腰痛は改善されました。物だけではなく、人間にも変身できることが確認されました。27

    一定以上の時間慈善活動をした後、SCP-XXX-JPはユニコーンを模したぬいぐるみ(SCP-XXX-JP-Aと指定)に変化しました。毛色はSCP-XXX-JPと一致しています。SCP-XXX-JP-Aには異常性がある兆候が見られず、オブジェクトクラスがNeutralizedに指定されました。
    インタビュー記録XXX-JP-█

    対象: SCP-XXX-JP

    インタビュアー: ██博士

    付記: SCP-XXX-JPが██回目の慈善行為をした後のインタビューです。

    <インタビュー開始>

    SCP-XXX-JP: 博士、そろそろお別れの時かも知れません。

    ██博士: ん?どういうことですか。

    SCP-XXX-JP: 私達がここにいられる時間には制限があるのです。

    ██博士: 制限ですか。

    SCP-XXX-JP: 博士、お子さんはいらっしゃいますか?

    ██博士: いますが…何故そんなことを聞くのですか?

    SCP-XXX-JP: 私の本当に最後のお願いです。その子に私を会わせてはいただけないでしょうか?

    ██博士: それは不可能です。

    SCP-XXX-JP: そうですか…。では別の、誰か良い子の元へ私を連れていってくださいね…

    SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aに変化しました。

    ██博士: インタビューを終了…

    <インタビュー終了>

    補遺: SCP-XXX-JPは██氏の通報により発見されました。██氏が帰宅時、自宅のリビングにSCP-XXX-JPがいたようです。
    発見と同日に女児の死体が██氏の自宅から発見されました。女児は██氏の娘で、遺体は臍部から仙骨部にかけて裂けていました。SCP-XXX-JPとの関連性は不明です。

    ██氏宅にはSCP-XXX-JP-Aに酷似した人形が発見されました。こちらも異常性は確認できず、関連性も不明です。

記事のタイトル: 一角獣の罪滅ぼし

付与する予定だったタグ: scp-jp neutralized

主要な異常性: "魔法"の力を使って慈善行為を行うユニコーン。ある程度行うとぬいぐるみになって異常性を失う。

記事の簡単な要約、オチ: 慈善行為をして「ユニコーン」全体のイメージアップをうたっているが、SCP-XXX-JP-Aによって女児から新たなSCP-XXX-JPを発生させる。

その他アピールポイントなど: 一回下書き批評に出したのですがイマイチでしたので取り下げた記事です。どんなに善行を行っていても、本質は変わってないということです。


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