<HIJK>リサコン2019アイデア投稿・編集ページ

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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8161の低脅威度収容ロッカーに収容されます。

    SCP-XXXX-JPを利用した実験を行う場合はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員1名以上の許可が必要です。実験にはバナナを必ず用意する必要があります。また、バナナはなるべく被験者の近くに存在するようにしてください。また実験室、及びその周辺に拳銃が存在しないようにしてください。

    一般市場にSCP-XXXX-JPの類似品が存在しないか確認するため、財団Webクローラによる市場の監視が常に行われています。類似品が発見された場合は直ちに回収してください。

    説明: SCP-XXXX-JPは1枚のDVDとそのパッケージで構成されています。DVDに収録されている映像の複製は不可能です。SCP-XXXX-JPのDVDには子供向けの教育番組のような内容の映像が収録されています。詳細については、後述の異常性によって不明な部分が多いですが、現在調査が進められています。SCP-XXXX-JPの再生時間は24分17秒です。

    パッケージの表には「サルでもわかる!てっぽうのしくみ」というタイトルと、サルを模したキャラクター1匹、白衣を着た初老の男性を模したキャラクター1人が描かれています。裏には内容が拳銃の構造および取り扱い方の紹介であることが書かれています。

    SCP-XXXX-JPの異常性はSCP-XXXX-JPの内容を視聴すると発生します。まず、SCP-XXXX-JPの映像を見る、もしくは音声を聞くと、徐々に意識が朦朧とし始め、思考能力の低下が発生します。また、徐々に身体への変化が現れ、体毛の増加や身体の萎縮が発生します。この状態のままSCP-XXXX-JPの内容を最後まで見る、もしくは聞くことを続けると、被験者は完全にチンパンジー(Pan troglodytes)に変化します。

    被験者は完全に変化して約1分が経過すると、被験者の最も近くのバナナ(Musa spp.)が存在する地点に瞬間移動します。その後、バナナを1本摂食し終えることで変化から戻ります。被験者は映像に関する記憶は持たないものの、「頑張ったため、自分へのご褒美としてバナナを食べたかった」という旨の発言をします。バナナを完食するのにかかる時間は平均して30分程度です。

    上記に関する新たな情報が存在します。詳細は事案記録XXXX-JPを参照してください。

    SCP-XXXX-JPは北海道釧路市の住宅地で発見されました。発見当時、警察へ"父親が突然居なくなった"という通報と"突然サルが現れてバナナを食べている"という通報がほぼ同時刻にあり、警官が現場へ駆けつけたところ、父親が消失したと通報した家のすぐ隣の家にチンパンジーが出現していました。その後、チンパンジーが当該男性に変化し、ここまでの経緯が財団へ報告されました。報告を受けて速やかに財団エージェントが派遣され、SCP-XXXX-JPの発見、回収、及び事件の隠蔽が行われました。

    財団エージェントによるインタビューによると、男性は押入れを整理している最中にSCP-XXXX-JPを発見、内容を確認しようとして異常性に曝露したことが判明しています。男性はSCP-XXXX-JPをいつ何処で買ったのか記憶していませんでした。関係者にはAクラス記憶処理を行って解放しました。

    事案記録XXXX-JP

    SCP-XXXX-JPの影響を受けた人間がどの距離にあるバナナまで反応するのかという実験において、被験者が予期せぬ反応を見せたため小規模の収容違反が発生した。この収容違反における被害は職員1名の死亡のみである。

    この事案を受けて特別収容プロトコルが改定された。

    以下は事案当時の実験記録である。

    実験記録XXXX-JP-005
    担当者: 四条博士、小塩研究員

    被験者: D-XXXX

    目的: SCP-XXXX-JPの影響を受けた人間が反応するバナナとの最大距離を調べる。

    概要: 予め、バナナを十分遠方に配置し、D-XXXXにSCP-XXXX-JPを視聴させ、チンパンジーに変化させる。その後、被験者が問題なく設置されたバナナへ瞬間移動するか確認する。初めは50メートルからスタートし、反応に応じて距離を延長する。そのため、実験する場所は大型実験室から始まり、野外へ移動する予定である。

    実験室内には監視カメラがSCP-XXXX-JPの映像を映さないような位置にモニターが置かれ、その正面に設置された椅子にD-XXXXを座らせて視聴させる。


    [記録開始]

    四条博士: では、実験を開始します。D-XXXX、聞こえますか?

    D-XXXX: ああ、聞こえるよ。

    四条博士: わかりました。これから正面に置かれたモニターに映像が流れますので、それを映像が終了するまでその椅子に座って閲覧してください。

    D-XXXX: それだけでいいのか?わかった。

    [D-XXXXがモニター正面の椅子に座る。]

    小塩研究員: では、映像を再生します。

    [小塩研究員が実験室内との通信をオフにする。]

    [映像が再生される。]

    [中略]

    [映像の再生が終了する。D-XXXXはチンパンジーに変化している。]

    四条博士: 問題なく変化したようですね。ではバナナ側の監視カメラも見てみましょう。

    小塩研究員: ええ、わかりました。

    [四条博士と小塩研究員は被験者側とバナナ側の監視映像を交互に観察している。]

    [被験者が姿を消す。]

    小塩研究員: 消えましたね。バナナの方は……。

    [バナナ側の監視カメラに被験者の姿は確認できない。]

    四条博士: あれ?おかしいですね──

    [驚嘆する男性の声]

    四条博士: この声は……実験室の外からです!

    小泉研究員: 急いで確認しに──

    [銃声]

    [沈黙、3秒]

    [監視室宛ての無線通信の申請が通知される。小塩研究員が受け取る。]

    小塩研究員: 藤井警備員ですか?外で一体何が──

    藤井警備員: サルが突然現れて、いきなり俺のことを掴んできて、それから──

    小塩研究員: 一度落ち着いてください。何が起こったか順番に説明してください。

    藤井警備員: すいません。気が動転していまして……[呼吸音]はい、大丈夫です。

    四条博士: では、説明をお願いします。

    藤井警備員: はい。まず、私の目の前に突然サル─今回の被験者が現れまして、どうしてここに来たのか不思議に思っていたら、こっちに向かって来まして。

    四条博士: 続けて。

    藤井警備員: それで、私は焦ってしまって咄嗟に拳銃を構えたんです。そうしたら、被験者が撃つ直前に私の拳銃を奪ってしまいました。

    小塩研究員: それは大丈夫なのですか?

    藤井警備員: ──今は大丈夫です。それから、被験者がその場に座って、笑顔で、拳銃を口に咥えて、それから……。

    四条博士: それから、何があったんですか?

    藤井警備員: それから、拳銃を撃ちました。被験者の死体が今目の前にあります。

    [記録終了]


    終了記録: 藤井警備員の証言の通り、大型実験室前の廊下にて死亡しているD-XXXXが発見されました。D-XXXXは自身の脳幹を銃弾で撃ち抜いており、即死でした。

    この実験の後に行われた実験では、SCP-XXXX-JPの影響を受けた人間はバナナの他に拳銃の近くにも転移することがわかりました。

    追記: SCP-XXXX-JPに対し、阿笠-ヘルマン抗ミームA型映像処理法を施して内容の確認が行われました。その結果、SCP-XXXX-JPの映像内で拳銃をバナナに見立てて説明を行っていることが判明しています。

記事のタイトル: サルにはわからなかった

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 観測 芸 猿 人工

主要な異常性: 「サルでもわかる!てっぽうのしくみ」というDVD。見たら猿になってバナナが存在する場所まで転移する。

記事の簡単な要約、オチ: 実験時に猿になったDクラス職員が見張りの警備員の場所へ転移。警備員から拳銃を奪い……。

その他アピールポイントなど: 以前に書いたものと似たような異常性であったため、なんとなく放置していたら押し入れの中でほこりを被っていました。オチまで置いてある記事であるため融通はあまり効かないと思いますが、我こそはという人は是非。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: None

    特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの全面は外側から厚さ5cmの鉄板で補強され、また完全に封鎖されています。あらゆる事態においてSCP-XXXX-JPの開放は恒久的に許可されません。

    説明: SCP-XXXX-JPはサイト81XX西棟の収容室04及び内部のすべての構成要素です。収容室に取り付けられたカメラの映像からは、室内に太田研究員の遺体が横たわっていることが確認できます。特別収容プロトコルの施行以前に実施された電波測定で、室内には遺体の他にサイト81XXで採用されている一般的な清掃用具が存在していることが判明しています。

    収容室04のSCP-XXXX-JPへの指定は、1989年2月15日に発生した超常現象89-D22が契機となりました。超常現象89-D22の発生以来、SCP-XXXX-JPが開放されたことはありません。現在、SCP-XXXX-JPの内部には時空間に対して不明な作用を齎す不特定の要素が存在していると考えられており、超常現象89-D22の事後調査によって確認された様々な状況証拠はこの説の信憑性を飛躍的に高めています。SCP-XXXX-JPの開放はTK-クラス:世界凍結シナリオを発生させる可能性を多分に含みます。

    超常現象89-D22は1989年2月15日14時50分10秒に日本の神奈川県で同時発生した人体転移現象です。超常現象89-D22の影響を受けた人物は神奈川県のランダムな位置に転移し、様々な死因により死亡した状態で出現しています。この現象により、サイト81XXの職員2名を含む7名が死亡したことが確認できています。詳細な情報は調査報告:超常現象89-D22を参照してください。

    調査報告:超常現象89-D22より抜粋

    (前略)


    サイト81XXに所属する2名の職員、エージェント・木瀬、太田研究員が死亡しています。エージェント・木瀬は収容室04(現SCP-XXXX-JP)の扉の前で発見されました。太田研究員は収容室04内のカメラの映像から姿が確認できています。また、エージェント・木瀬の遺体の付近からは1冊のメモ帳が発見されています。これは超常現象89-D22の影響を受け死亡した花森 ██氏が所持していたものであることが後の調査によって判明しており、超常現象89-D22の重要な証拠とみなされています。このメモ帳には89-D22-1のIDが付与され、現在サイト81XXに保管されています。

    (中略)


    89-D22-1は表紙にボールペンで「すてないでください」と書かれている1、A8サイズ全60枚綴りのメモ帳です。1ページ目から36ページ目までの記述は、花森 ██氏が超常現象89-D22の発生以前に記したと思われる無関係な内容です。

    37-40ページ:

    警察の人へ

    たぶん今、わけがわからなくなって

    私の名前は花森 ██といいます。
    このメモに気がついてくれてありがとうございます。
    これを絶対に捨てないでください。読んでください。

    気が付いたら私の目の前で知らない女の人が倒れていました。そして、白いブレスレットを
    私はおどろいて、大きな声を出したのですが、すぐにおかしいことに気がつきました。
    周りからは何の音もしなくて、とても静かでした。
    そして、よく見るといろんなものが全部、動かなくなっていました。
    まるで時間が止まっているみたいだと思いました。本当にそうなんじゃないかと思っています。
    カバンに入っていたペンとメモ帳は使うことができたので、これを書いています。

    のどがかわきました。お腹も空きました。たぶん、死ん
    これは夢だと思っています。
    でももし夢じゃなかったら、わからないけど、誰かが私と同じようになるかもしれません。ならないかもしれません。
    すみません。許してください。
    もし、私と同じことが起こったら、それは私のせいです。
    警察の人にお願いするしか思いつきませんでした。
    本当にごめんなさい。


    このあと、お布団で目が覚めますように。
    ダメだったら、お父さんとお母さんにありがとうと伝えてください。よろしくお願いします。
    家のドアは閉まっていて入れませんでした。

    住所:神奈川県横浜市██████████████████████████

    41-44ページ:

    エージェント・木瀬 殿

    捨てずにお読みいただきありがとうございます。
    花森 ██氏が私のポケットにこのメモとペンを入れてくれたのは本当に幸運でした。

    状況は理解していただけたかと思います。以下に判明していることを記述します。何かの役に立つと幸いです。
    ・生物、非生物問わずほぼ全てが停止しています。動かすこともできません。
    ・所持していた物品は動かせるようです。しかし、手放してから少し時間が経つと動かせなくなります。
    ・自身の代謝は働いているようです。
    ・太陽も動いていません。1日ほど経過しましたが気温の変化もおそらくありません。
    ・左手首に覚えのない金属製?の腕輪が巻き付いています。外すことが出来ません。

    そして、あなたにこれを負わせることになってしまい本当に申し訳ありません。花森 ██氏のメモと私の置かれた状況を考えるに、この現象は死亡したときに最も近くの人間に移っていくのではないかと思います。

    またこれはお願いですが、妻と娘に、突然逝ってしまうことについての謝罪と、これまで共に生きてきて感謝していることを伝えて下さい。

    これをあなたがた、財団に託します。私があなたがたの存在を知っている警官であったことを誇りに思います。

    山岡 ███

    (45-48ページの紙は破り取られています。)

    49-51ページ:

    サイト81XXの職員の方々へ向けて

    概ねの状況は把握していただけたのではないかと思います。多くの幸運と不運の積み重ねの結果、今この状況があります。

    何らかの原因によって時空間に影響を与えるアノマリーが出現、もしくは発生したのではないかと推測しています。そして恐らくは、現在私の左手首にある腕輪がそうです。私がこの状況下に置かれたとき、全く覚えのないこの腕輪が装着されていました。

    およそ2日程度の時間をかけて周辺地域を見回りましたが、未だ甚大な被害にはなっていないものと思われます。

    私が考えうるひとつの対処法は、これを物理的に閉じ込めることです。全くの無駄かもしれません。私は今、復帰不可能なK-クラスシナリオを体験しているのかもしれません。しかし私は全く何も動かせないこの状況下において、"それ"を行うために理想的な人物・場所を見つけました。この機会を逃したら、2度とないかもしれません。私の考えが誤っており、彼が失敗した場合は、そのときはよろしくお願い致します。

    皆さん、ありがとうございました。

    エージェント・木瀬 改め 木瀬 光一

    (以降のページは白紙です。)

    (後略)

    追記: SCP-XXXX-JPの危険性は状況証拠に基づく推測に留まります。現在の収容プロトコルはそれらの状況証拠が示唆する危険性と収容コストを総合的に鑑み制定されたものであり、SCP-XXXX-JPに対しこれ以上の特別な収容措置を講じる必要はありません。超常現象89-D22の解明のための調査は続けられています。

記事のタイトル: 開けずの扉

付与する予定だったタグ: scp-jp unclassed 移動 寄生 時間 自律

主要な異常性: オブジェクトそのものはただの部屋です。部屋の中には全宇宙の時間を完全に停止させる"何か"がいるかもしれません。

記事の簡単な要約、オチ: 生きたヒトに寄生することで全宇宙の時間を停止させる"何か"を一般人がそれぞれの気持ちを胸にリレーし、自殺し、財団まで届けます。財団エージェントはこれを食い止められる可能性に賭け、一人の研究員を犠牲にすることで成功した、かもしれません。彼の思いは誰にも知られることはありません。財団がその扉を開けることも決してありません。といったクールな感じのストーリーラインを想定していました。

その他アピールポイントなど: 財団職員ではない一般人がメインとなって頑張ってくれる記事はあまりなかったと思うので、独自性は強いかと思います。いろいろと都合が良すぎるという点と、説明し過ぎずに読み手にストーリーを理解してもらう、という点がなかなかうまくいかなかったのでリサイクルに出します。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上、収容することはできません。しかし、その特異性により、新たなSCP-XXX-JPが出現した場合は担当職員に連絡が行われ、後に発生する事象を収拾する為の事前配備が行われます。また、SCP-XXX-JPの曝露者は速やかに機動部隊イオタ-10("ポリ公")に回収され、サイト-81██へ移送され、研究員からのインタビューを受けなければなりません。

    説明: SCP-XXX-JPは集合している様に見える、地球に向かって電波を発信している恒星群です。一時はSCP-XXX-JPは現実改変能力を持つとされていましたが、実験とインシデントによって、左官屋博士により否定されました。SCP-XXX-JPを視認した場合、観測者はSCP-XXX-JPの異常性に曝露します。曝露者からの情報によってSCP-XXX-JPの異常性に曝露しミーム災害を引き起こすことはありません。ただし、異常性に曝露した観測者は曝露者のその衝動は、3時間以内で治まることが確認されています。SCP-XXX-JP群に属する星は未来の出来事を示唆2する現象が確認されています。ですが、未調査のSCP-XXX-JPも多く、SCP-XXX-JPに属する星による予言と、それが示唆する事象の調査が第1に優先されます。SCP-XXX-JPの異常性は、大規模案件や災害が起こる予兆があった時、若しくは、恒星がなんらかの理由で消滅した時になると、特定の星が輝き始め、予言の内容が実行されると言うものです。SCP-XXX-JPの予言で言及された物質及び概念は、予言を観測してから最短24〜25時間、最長で12日の間に予言の通りになります。ですが、曝露者を消滅させる及び殺害するなどした場合には、SCP-XXX-JPの異常性は完全に無効化されます。
    SCP-XXX-JPは、20██/██/██に財団フロント企業の職員が異常な星団を観測した事をきっかけに発見されました。この数日後には一般には[削除済み]大震災として一般に知られる災害が発生しており、以降も何らかの大規模事案や災害の直前にSCP-XXX-JPの出現が確認された事で、その対応関係が研究されました。結果として、平行世界の観測からSCP-XXX-JPとその後の事象の対応関係が証明されました。

    現在平行宇宙の財団が把握している情報によると、サザンクロス-6-Fに恒星群と思われる光が収束し、現在も収束を続けているとみられています。

    補遺: SCP-XXX-JPは収容状況からKeterに分類されていましたが、██████に関する予言の調査が終了し、Euclidへと再分類されました。

記事のタイトル: 星占い

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 未来予知

主要な異常性: 見たら頭に予言が降りてくる

記事の簡単な要約、オチ: 星だから収容できません。見ると頭に予言が脳内に伝わります。予言の内容的にそろそろヤバいのがきます。

その他アピールポイントなど: 気付いた人はいるかも知れませんが、北斗の拳の死兆星のオマージュです。だからどうってわけじゃ無いんですが、コンセプトとしてはそれなので、出来れば北斗の拳の死兆星を調べて頂けると良いと思います。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: 各SCP-XXX-JPは、光学および赤外線ビデオカメラ、聴音装置、陸上受振器、カント計数機などの各種計測装置を周囲に設置した状態で低危険物収容室内に保管され、常時監視下に置かれています。SCP-XXX-JPの異常活動が検知された場合、および人類の衰退を伴う何らかのK-クラスシナリオが発生した場合には、SCP-XXX-JPはより高レベルの収容設備へと移送され、監視・研究体制の強化が行われます。

    説明: SCP-XXX-JPは「世界終末時計」(Doomsday clock)として知られる仮想上の時計4を象った物品です。SCP-XXX-JPの文字盤の直径は約1mで、下部の台座と一体になっています。非破壊分析によって、通常のアナログ時計のような内部機構と言えるものは存在しないことが判明しています。SCP-XXX-JPは未知の合成樹脂によって構成されており、この合成樹脂には微細な損傷を修復できる程度の自己修復能力が存在します。

    各SCP-XXX-JPの台座底面には「真夜中の先に」(POR POST NOKTOMEZO)というエスペラントの短文が刻まれています。この短文が何を意図しているかは諸説あり、推測は未確定です。

    通常の終末時計が表す人類文明の「残り時間」が、1947年の制定時から現在に至るまでの間に、午前0時まで残り17分から2分の間で動かされているのに対し、SCP-XXX-JPの針は午前0時を指した状態で静止させられています。針を固定するような機構は一切存在しないにも関わらず、これを外部から動かす、およびSCP-XXX-JPから取り外す試みはいずれも成功していません。

    SCP-XXX-JPは19██年に財団に収容されました。その起源は不明です。

    補遺XXX-JP-01: 201█年2月、AnomalousアイテムAO-XXX-JP-BOTASがSCPオブジェクトに再分類され、SCP-XXX-JPとして財団データベースに登録されていることが確認されました。この再分類手続きは財団データベースのシステム上では正常に行われたものとなっていますが、O5評議会および81管区理事会はこの再分類手続きの実行を承認していません。現在、この再分類の経緯が調査されていますが、再分類の実行者は判明していません。

    補遺XXX-JP-02: 調査の結果、SCP-XXX-JPのAO-XXX-JP-BOTASへの分類差し戻しは見送られることが決定しました。

記事のタイトル: 明日の終末時計

付与する予定だったタグ: Safe 人工 自律

主要な異常性: 人類の次に地球の支配種族として文明を築く生物の、その文明が崩壊するまでの残り時間を示す世界終末時計(参考)です。

記事の簡単な要約、オチ: 現時点では「次の支配種族となる生物」がまだ支配種族になっていないため、針は午前0時で固定されています。補遺XXX-JP-02は「かつて何らかのGH-クラスシナリオによって人類が支配種族から転落した結果、SCP-XXX-JPが起動した」ということを示したものです。なお、その後GH-クラスシナリオは何らかのThaumiel級オブジェクトによってなかったことにされています。

その他アピールポイントなど: 不確かな未来を間接的に描写し、奇妙な読後感を与えられるアイデアであると思います。しかし、その性質上、財団が正常に機能している間は単なる「針が動かない時計のオブジェ」でしかないので、上手いこと真の異常性を描写するのが難しいアイデアでもあります。前回のリサコンで出した際には2名の方に挑戦していただけたのですが、いずれも……。


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    アイテム番号: SCP-1954-JP

    オブジェクトクラス: Euclid Keter

    特別収容プロトコル: SCP-1954-JPは清潔な標準人型オブジェクト収容室に収容し、1日に3回食事を与えてください。医療チームはSCP-1954-JPの治療を最優先してください。SCP-1954-JPを使用した実験は現在禁止されています。

    説明: SCP-1954-JPはロス128b5由来の地球外生命体と地球人の女性との間に生まれた、地球人換算で7~10歳程度とみられる人型実体です。灰褐色の肌と巨大な瞳を持ち、体長は140cm程です。第一次恒星間戦争6の際、捕虜として地球連邦軍により捕獲されましたが、当時サイト-██の最高責任者であったエベール博士により、財団に収容されました。

    実験記録1954-JP: 以下はエベール博士によりSCP-1954-JPに対して行われた実験の記録です。ただし20██/██/██現在、財団の正式な実験記録としては認められていません。

    インタビューログ: 以下はエベール博士がSCP-1954-JPに行ったインタビューの記録です。こちらも実験記録と同様に現在正式な記録として認められていません。

    補遺1: 21██/██/██ ロス128bと休戦条約が結ばれ、実質的な終戦となりました。それに伴い、大規模地中サイトに避難していた職員およびオブジェクトが元のサイトに帰還しました。このとき、SCP-1954-JPは一刻の猶予もない瀕死の状態であり、エベール博士はオブジェクトに対する不当な収容の責任から解雇、終了されました。

    補遺2: 21██/██/██ 地球連邦宛にロス128bからの通信がありました。これによりSCP-1954-JPのオブジェクトクラスおよび特別収容プロトコルが書き換えられました。以下がその通信の内容です。

記事のタイトル: 人ではない生き物

付与する予定だったタグ: keter scp-jp 人間型 地球外 自我 軍事

主要な異常性: 灰褐色の肌と大きな黒い瞳を持つグレイ型の異星人

記事の簡単な要約、オチ: オブジェクトと同じ星から来た異星人類により地球人類がほぼ滅ぼされてしまった世界で、実質的に財団のトップとなってしまった生き残りの博士が独断で暴走して、このオブジェクトを虐待し続けます。オブジェクトが度重なる拷問により死にかけたあたりで財団が力を取り戻し、暴走した博士を追放しますが、異星人側から「もし同胞に何かあった場合は人類文明を滅ぼす」と言われます。

その他アピールポイントなど: "道具が使える賢い生き物"と"人"の違いとは何か?が作品のテーマです。棍棒コンテスト用作品でしたが、自分の執筆能力の至らなさ故低評価削除となりました。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: 収容はその性質から不可能です。日本国内からゲーム機器を持ち出すことはSCP-XXXX-JPの拡大につながる可能性があるため機動部隊き-ゲーマーズによってすべてのゲーム機器は財団製のゲーム機器との取り換えが行われます。取り換えられたゲーム機器はサイト-██に送られ実験に必要ではないゲーム機器は解体が成されます。

    説明: SCP-XXXX-JPは種類を問わずゲーム機器に表示されるコマンドです。表示されるSCP-XXXX-JPは完全にランダムで量や複雑さもまちまちです。いかなる場合でもSCP-XXXX-JPを打ち込むことは禁止されています。SCP-XXXX-JPは現在日本国内のみで存在を確認されています。SCP-XXXX-JPを正確に打ち込むことで確実に幸せになることができます。ですが1つでも間違うと[データ削除]になり打ち込まなかった者も同様に[データ削除]になります。SCP-XXXX-JPを打ち込んだことで幸せになった人数は█████人程ではないかと推測されています。また、入力ミスにより[データ削除]になった人数は███人程ではないかと思はれています。

記事のタイトル: 幸せコマンド

付与する予定だったタグ: Euclid コマンド

主要な異常性: 表示されるボタンを正確に打ち込めたかどうかによって幸せまたは、不幸になる

記事の簡単な要約、オチ: ゲーム機器のみに出現するオブジェクトで、不幸になるよりも幸せになる人が多いです。だから、人類皆ハッピーではいけないし幸せは平和ではない。みたいに書こうと思っていました。書きかけでこれ以上良い考えが浮かばなくなった未完成の記事です。

その他アピールポイントなど: 落ちとか気にしないのであれば結構、凡庸性があると思うので自由に書いてください。リサイクル後どんな変化を遂げるのか見て見たいです。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはセクター-81JHの低危険性オブジェクト収容セルに収容されます。担当エージェントは、日本国警察内部の協力者と連携し広域指定暴力団有村組の構成員を確保し、有村組によるアマチュア超常薬理学者"dado"への接触情報を入手し、これを阻止して下さい。

    説明: SCP-XXX-JPは東京都新宿区で発見された変死体から押収された白色の医療錠剤です。外見的特徴として直径0.7mm程度の大きさであり、特別な意匠等は施されていません。SCP-XXX-JPが収納されていた瓶容器には"おとこのじしん by dado"と印刷されたラベルが張り付けられており、"dado"として知られるアマチュア超常薬理学者の関与が確認されています。

    SCP-XXX-JPはヒト(Homo sapiens)の男性が服用した場合に異常性を発現します。服用した人物の脊髄に直接作用し、複勝者の勃起神経を刺激します。これは服用者の陰茎の動脈を拡張させると同時に陰茎海綿体平滑筋を弛緩させる効果を持ち、結果的に服用者は心理状態に関わらず強制的に勃起状態に至ります。この異常性は不可逆的なものであり、服用者は半永久的に勃起状態を維持し続けます。

    服用者の陰茎は不明な原理により激しく伸縮、回転します。服用者はこの動作により痛みや不快感を感じる事はありませんが、自身の陰茎の発現した異常性により、多くの場合恐慌状態に陥ります。この異常性も不可逆的なものであり、現在までに回復に成功した例は存在しません。

    SCP-XXX-JPを所持していた遺体は、埼玉県戸田市在住の岩本 淳博のものあり、GoI-8102「広域指定暴力団天東會8直系"有村組9"」の運営する違法出張ホスト"レイヴン"の従業員である事が判明しています。岩本の死体は激しく暴行を受けている他、SCP-XXX-JPを服用したと思われる陰茎の異常勃起を発現していました。その後の警察の捜査により、岩本殺害の実行犯として有村組構成員の高井 秀雄が逮捕されました。高井は事情聴取にて岩本殺害の動機を「客を殺害したため」と話しており、出張ホスト"レイヴン"の女性客の遺体を遺棄したことも自供しています。女性客の遺体は発見されていません。

    補遺: 岩本が所有していた携帯電話に残されていたテキストメッセージ会話です。

    ハロー。貴方がdado?
     
    ハロー?今は忙しい?

    いまなんじ しってる? あなた ひじょうしき です はぁあ? でも dado こまってる あなた たすけます はい どんな くすり ほしい? きかせる

    ありがとう。職場の人に聞いたんだけど、貴方はどんな薬でも売ってくれるってのは本当ですか?

    はい あなた よくしってます dado いちりゅうの おくすりやさん はい。どんなくすりでも おーるおっけい さぁ どんな くすり ほしい?

    実は私、出張ホストで働いてるんだけど。最近仕事がツラくて。自分の母親より歳食ってる女にたたせるのがキツいんですよ。

    でっちょうほすと? dado の すんでる くに には そんな しごとないから わからない いいえ。でも たたせる ってのは えれくと ということですか?

    そうです!この前は全然たたないようなのが相手で、それが苦情になちゃって……。なんかすごいバイアグラ的なのを探しているんです。

    あなた すごいです。 dado の すんでる くに ほうりつ きびしいですから そういうしごと ないです ネバダ だけ あります。でもあなたすごい dado はあなたを そんけい します。すごいです。
     
    ばいあぐら あります。あなたにぴったり。 このくすり のめば あなたぎんぎんすごい もうおどろく ぎんぎんです。こんどーむ なんか つきやぶります。やはりすごい。

    そんなにですか?なんかすごそうですね!

    それだけじゃないです。おとこの じしん はい? あなたの ぎんぎん さらにぱわーあっぷ。 でかいです。すごいです。やくどう します やくどう。

    躍動?ますますすごいですね。やはりその薬は人気なんですか?それだけすごい薬なら人気がありそうだしお値段も張りそうです。

    おー。あなた いい しつもんです。このくすりはすごいです。でも うる できてない です。このくすりは さいきん できたです はい。だから さいしょあなた です。だから ねだんも ふつう はい。それでも くすり だいじょうぶです あなたdado しんじる。

    え。そうなんですか?安いなら助かるなぁ。

    たすかる?よかった。dadoはこのくすり たすける だれかのためにつくりました。あめりかは こうれいか してます。さんにん で ひとりのおとしより やしなう します。はあああ?むりです。こども たりてないです。だから つくりました。

    よのなか には ぎんぎんなのに つかわないひと いっぱい いる。dadoはそこに めをつけました はい。つかわないひとのぎんぎん あつめて くすりに ちゅうにゅう これでぎんぎん まちがいない。

    私の住んでる日本でも高齢化は問題になってます。やっぱ貴方は聞いてた通りすごい人なんですね。

    にほん?はあああ? あなた にほんから めーる してる? どうりで さっきから ぐーぐるほんやく みたいな
    えいごです。 にほん そうりょう たかいです。 とおいです じかん たくさん かかる こまる。

    あー。送料ですか。でも大丈夫です。しょうがないです。おいくらでしょうか?

    いいえ。だいじょうぶです。あなたは すごいひと がんばるひと です。 そうりょう dado がんばる なんとか はい。 さーびす。あとで あなたじゅうしょ おくるdadoに。ねむいですdadoはい。おやすみ。

記事のタイトル: おとこのじしん by dado

付与する予定だったタグ: euclid scp-jp 性的 医療 dado

主要な異常性: 服用する陰茎が激しく躍動するバイアグラです。

記事の簡単な要約、オチ: アノマリーを利用する暴力団「有村組」が経営する出張ホスト勤務の男性が、性の対象外の女性へも勃起させるためにdadoを頼るというストーリーです。

その他アピールポイント: 判りやすい異常性とストーリーだと自負しています。この記事はDV削除により消えた記事ですが、当時のディスカッションでは「ENで進行中のカノンに、独自のカノンが加えられており受け入れがたい(dadoが日本で活動する部分)」「ボリューム不足」「画像がふざけすぎ」などでしたので、それらを克服できれば思わぬ化け方をすると思います。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはセクター-81JHの標準収容セルに収容されます。現在当収容セルには██,███枚のSCP-XXX-JPが収容されています。

    SCP-XXX-JPの異常性に罹災している人物を発見した場合は、罹災者とその周囲の人物にカバーストーリー「致死性の伝染病の感染」を流布し、財団医療施設にて投薬治療を施し、治療後72時間の経過観察後に解放してください。

    説明: SCP-XXX-JPは日本生類創研により民間人自宅に投函された広告マグネットです。印刷されているデザインは、周辺地域で投函されている水道メンテナンス業者のマグネットと同一のデザインが施されていますが、財団諜報部による周辺のポスティング業者や水道メンテナンス業者に対する調査の結果、これら企業がSCP-XXX-JPの投函に関与している事実は確認されませんでした。SCP-XXX-JPをは、酸化鉄68%、塩素化ポリエチレン20%、未知の物質12%の割合で構成されており、SCP-XXX-JPの主たる異常性はこの未知の物質によって齎されていると推測されています。

    SCP-XXX-JPの主たる異常性は、SCP-XXX-JPとの間に遮蔽物が存在しない環境下で、約5mの距離まで女性が接近した場合に発生します。異常性に罹災した女性のBリンパ球に対し、不明な方法で作用し変異を誘発させます。変異したBリンパ球は抗精子抗体と似た能力を内包した抗体を分泌し、精子を膣内に含んだ罹災女性に対し重度のアレルギー反応を発現させた上で、罹災女性の膣内に存在する精子と結合し精子を殺害します。財団の長年に渡る研究により、投薬治療による異常性からの回復の方法が発見されており、異常性の除去が可能な他、体外受精によって後退した生殖能力を無視して妊娠が可能である事が発見されています。

    補遺: SCP-XXX-JPの異常性と思われる女性の生殖能力後退自体は、1990年の時点で発見されていましたが、原因の特定には成功していませんでした。その為、長期間かつ大規模にSCP-XXX-JPが流布され、多くの罹災者を発生させています。その後、2012年に行われたPoI-81-031「凍霧 陽」に関する身辺調査の際に、PoI-81-007「久能 尚史」の調査が行われ、SCP-XXX-JPの発見に至りました。以下は身辺調査の際に財団諜報部が獲得した情報資料です。





記事のタイトル: 衰退呪符

付与する予定だったタグ: euclid scp-jp 生殖 日本生類創研

主要な異常性: 近くで生活すると勃起不全or不妊症になるマグネットシートです。

記事の簡単な要約、オチ: この記事の肝は同時投稿したGoIフォーマットに丸投げしているので、この記事は異常性の説明と来歴の説明がメインとなります。ベビーブームによる日本の人口増加に伴い、日本人の人肉の価値がさがり、粗悪な人肉が流通していることを嘆く石榴倶楽部がニッソに作成を依頼するというストーリーです。

その他アピールポイントなど: この記事はボリューム不足が原因でDV削除された記事です。しかし同時投稿したGoIフォーマットは削除されていません。つまり、この記事には最初からオマケでGoIフォーマットがついてきます。足かせに思うならば内容はガラっとかえて切り離してしまえばいいですし、土台として利用するのもgoodだと思います。


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    折り紙

    実験後のSCP-XXX-JP-a-3

    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81YAにあるパスワード付きのロッカーに保存されます。ロッカー室内に紙媒体を持ち込むことは、SCP-XXX-JPとの混同を避けるため禁止されています。現在、SCP-XXX-JPは428枚保存されています。SCP-XXX-JPを用いた追加実験は、現在凍結されています。

    SCP-XXX-JP-64は経年劣化を避けるため、財団管理の長期文書保存庫にて保管されます。SCP-XXX-JP-a-64は、長期実験の観測対象にされています。財団に対し敵対的な動きを見せた場合は拘束し、場合によっては終了させてください。

    説明: SCP-XXX-JPは210mm×297mmのコピー用紙11です。性質、見た目、重量、引張り強さ、引裂強さ、耐摩耗強さ等の基本物性は一般的なコピー用紙と同等です。SCP-XXX-JPは薄緑色の包装紙に入っていますが、この包装紙を使用したコピー用紙は、日本国内のどのメーカーからも販売されていません。

    SCP-XXX-JPは、その表面に物品名が記載された場合に異常性を発現させます。物品名が記載されたSCP-XXX-JPが何らかの変化を起こした際、名称が記載された物品(以下、SCP-XXX-JP-a)に、SCP-XXX-JPの変化が反映されます。例として、SCP-XXX-JPが折り曲げられた場合は、SCP-XXX-JP-aは折れ曲がります。

    SCP-XXX-JP-aの対象となるのは、名称記載者が3時間以内に直接視認した物品に限られます。対象の候補が複数ある場合は、記載時に記載者が一番最初に思い浮かべた特定物品のみがSCP-XXX-JP-aの対象になります。一度SCP-XXX-JPの影響を受けたSCP-XXX-JP-aは、恒久的にSCP-XXX-JPの影響を受けます。SCP-XXX-JPを燃焼させた場合のみ、SCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JPの影響下から離れますが、SCP-XXX-JPが完全に燃焼するまでは影響下にあることに留意してください。物品名を記載する前にSCP-XXX-JPを切断した場合、その断片の中で一番紙面の広いものを除いて異常性が発現しなくなります。等分をした場合も、一方の断片から異常性が発現しなくなります。

    以下、SCP-XXX-JPを使った実験記録です。


    補遺1: 佐野谷博士の提案により追加実験が行われました。

    実験記録26 - 日付1989/9/4

    対象: マアジ(Trachurus japonicus)

    実施方法: SCP-XXX-JPに「マアジ」と記載(SCP-XXX-JP-42)し、ハサミでSCP-XXX-JP-42を切断した。

    結果: マアジはSCP-XXX-JP-a-42に変化した。SCP-XXX-JP-a-42は切断された。

    分析: 生物にも適用されました。追加の実験を申請します。 -佐野谷博士

    実験記録42 - 日付1989/9/4

    対象: D-99456

    付記: 身長172cm、体重62kg、実験当時39歳。

    実施方法: SCP-XXX-JPにD-99456の本名を記載(SCP-XXX-JP-64)し、シュレッダーで切断する。

    結果: D-99456はSCP-XXX-JP-a-64に変化した。[削除済み]

    分析: 予想通り人間にも適用されました。頭から効果が現れたのは、彼にとって不幸中の幸いだったろう。 -佐野谷博士

    SCP-XXX-JPの適用範囲の広さから、オブジェクトクラスはSafeに指定されました。


記事のタイトル: コピー用紙

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 道具

主要な異常性: 異常性を持つコピー用紙です。このコピー用紙に物品名を書くと、名前を書かれた物品に、コピー用紙の変化が反映されます。例として、コピー用紙が折り曲げられた場合は、名前を書かれた物品は折れ曲がります。

記事の簡単な要約、オチ: コピー用紙が損傷すれば、名前が書かれたものは損傷します。人間の名前が書かれれば、その方に影響が出ます。シュレッダーなどしようものなら、その方は粉々です。ただし再生紙にすれば、元に戻ります。コピー用紙を大事に保管すれば、ずっと生存できます。

その他アピールポイントなど: 批評をいただいた時には『異常性は面白さがある』『アイデアはできているけど、このままだとデスノート、藁人形と変わらないね』というお言葉をいただいてます。そのお言葉を受けてインタビューなどを追加しましたが、納得いかず没にしました。私では良い活用法が浮かびませんでした。是非とも皆さんのお力でこの子を輝かせてください。
【画像出典】https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Smallcrane.jpg
by.Choihei(CC BY-SA 3.0)


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発生した建造物は、財団の関連団体である不動産会社によって管理されます。SCP-XXX-JP内を探索する場合は、原則としてドローンを使用するようにしてください。クラス3職員3名の賛成及びクラス4管理者以上の職員による承認があった場合のみ、SCP-XXX-JP内へ職員を侵入させることができます。 その際、職員は特定の文字列を暗記し、SCP-XXX-JPでその文字列を発言しないようにしてください。 その際、侵入が認められる職員はDクラス職員のみです。SCP-XXX-JP内で音声を発することは禁止されています。

    SCP-XXX-JPの早期発見のために、担当者は30年以内に設立された宗教団体の動向を監視してください。新たなSCP-XXX-JPが確認された場合は、関係者へ記憶処理を施した上、カバーストーリー『神のお告げ』が流布されます。その上で上述と同様の措置が取られます。

    説明: SCP-XXX-JPは 奈良県に存在する 日本に存在する建造物の1階部分に発生する異常空間です。

    SCP-XXX-JP内は日本の古代・中世の文化を忠実に再現した空間が発生します。この空間は、元々の部屋の広さ以上に広がっていることが判明していますが、最大で半径300mほどに限られています。空間内にある物品を破壊する試みはすべて失敗に終わっています。

    SCP-XXX-JPは、一定の時間が経過すると部屋の内部が変化します。内部の変化は現在までに86種類確認されていますが、断続的に新たな変化が発見されるため、実際は86種類よりも多くなるとみられています。

    以下の表は、SCP-XXX-JP内に発生した異常空間の一部抜粋です。

    SCP-XXX-JP-X 内部詳細 備考
    SCP-XXX-JP-6 大きな家屋につながる階段の上。空は非常に多くの星と天の川のみで構成されている。室階段の欄干には霜がついている。 家屋は古代の日本式御殿と酷似している。
    SCP-XXX-JP-21 3.6×3.6mの畳敷きの和室。部屋の内部には女性が1名おり、部屋に面した庭園の方を向き満月を見ている。 家屋は寝殿造と見られる。内部にいる女性はこちらの応答には答えない。
    SCP-XXX-JP-46 木製の舟の上。舟の乗組員は何も持たず正面を黙って見つめている。操縦をしていないため、舟は川の流れに流されるままになっている。 古代の和船を模したものとみられる。
    SCP-XXX-JP-83 木々が生い茂る山中。男性が1名山中で立ち尽くしている。 時折、生物の鳴き声が確認される。探索の結果、生物は先述の男性以外に発見できず。

    SCP-XXX-JP内の構造が変化してから72時間後、SCP-XXX-JPの天井部から█████kg/m2の圧力が部屋の中にかかります(以下、SCP-XXX-JP-A)。SCP-XXX-JP-Aの発生する範囲は、SCP-XXX-JP内の大部分を占めていますが、ごくまれにSCP-XXX-JP-Aの発生しない部分も発生します。SCP-XXX-JP-Aが発生した際、非常に大きな力がかかるため、最大███dbの破裂音が発生することが判明しています。

    SCP-XXX-JP-Aの発生後、SCP-XXX-JPは異常性の無い元の部屋へと戻ります。この際、異常によって発生したものは消滅します。異常が発生する以前からSCP-XXX-JP内にあった物品は消滅せずに残ります。元の部屋へと戻ってから10時間後に再び異常空間が発生します。

    SCP-XXX-JP-Aは、ある特定の文字列を発声することで発生することが判明しています。SCP-XXX-JP内の構造の変化に伴い、特定の文字列も変化します。これは1つの内部構造につき、対応する文字列が一つ決められているものとみられています。特定の文字列を発声しない限り、SCP-XXX-JP-Aは時間通りに発生するとみられています。 文字列の詳細は別紙の対応表を参照してください。

    発見経緯: SCP-XXX-JPは、宗教法人『智天宗』の所持する宗教施設でした。当該宗教団体に所属する男性(以下、通報者)より通報を受け、警察内に侵入していたエージェントにより調査、収容に至りました。以下の記録は、初期収容時に行われた通報者へのインタビューです。

    インタビュー記録

    対象: 通報者

    インタビュアー: 瀬尾博士

    <録音開始>

    [重要度の低い会話の為省略]

    瀬尾博士: では、あの時部屋の中で何があったか教えてください。

    通報者: あまり思い出したくないですが…。[5秒沈黙]あの日、私はいつものように入口付近の机で事務仕事をしておりました。他の者は隣接している会議スペースで次の法会について話していたと思います。

    瀬尾博士: では、あなたは他の方と別の部屋に居たのですね。

    通報者: いえ、私たちが居た建物は部屋の区切りが無かったので、皆同じスペースに居ましたよ。ただ、会議スペースと事務机は3mほど距離がありましたが。

    瀬尾博士: なるほど。

    通報者: 檀家の方が増えてきたとはいえ、まだまだ小さい団体でしたので。

    瀬尾博士: 分かりました。話がそれてしまいましたね、あの日の話に戻してください。

    通報者: はい。事務作業をしていると、急に辺りがうす暗くなったんです。周りを見てみるとどこかの庭園の真ん中にいるようなんです。正直私は動揺してしまい、ただただ立ち尽くしていました。

    瀬尾博士: 無理もないことですよ。

    通報者: ありがとうございます。周りの皆も動揺していたようで、「どこだここは」「何があった」としきりに話しているのが見えました。そうしているうちに、どこからか鳴き声が聞こえてきました。驚いて鳴き声がした方を見ると雲一つない空に月が浮かんでいました。動揺していたはずなのに、月に見とれてしまいました。ただただきれいでした。

    瀬尾博士: ええ。

    通報者: 皆もそう感じていたようで、先ほどまでの喧騒はなくなっていました。ずっと見とれていると、また鳴き声が聞こえてきました。それを聞いて、代表が何かおっしゃった声が背中越しに聞こえてきました。その直後、私の背後からすさまじい轟音が響きました。音と共に私は部屋の端に吹っ飛ばされました。目を開けると、庭園から元の部屋に戻っていました。ただ、部屋は真っ赤に染まっていて…潰れた赤い何かが…湿った何かが…床や壁に…[通報者、口を押さえる]

    瀬尾博士: 大丈夫ですか!いったんインタビューを中断します。

    [30分後、インタビュー再開]

    瀬尾博士: 落ち着きましたか。

    通報者: 大丈夫です。あの光景を思い出してつい…。

    瀬尾博士: つらい記憶を思い出させてしまい申し訳ありません。ただもう少し調査にご協力ください。

    通報者: 分かりました。

    瀬尾博士: 先ほど何か鳴き声が聞こえたとお話していましたが、どんなものか思い出せますか。

    通報者 そうですね…。おそらく鳥の鳴き声のようでしたが…すいません、詳しくないのでよくわかりません。

    瀬尾博士: 大丈夫ですよ。では、鳴き声が聞こえたときに代表が話していた内容は覚えていますか。

    通報者 途中で轟音がしたので、はっきりとは…。なんだったかな『ほたて』か『ほとて』見たいなことを言っていたような…すみません、詳しくは覚えてないです。

    瀬尾博士: 結構ですよ。最後に何か気づいたことはありますか?どんな小さなことでも構いません。

    通報者 そうですね…。あー、聞き間違いだと思うのですが、轟音がした後、小さな子供の声が聞こえた気がします。

    瀬尾博士: どんな内容か思い出せますか。

    通報者 確か…「いた!」ですね。

    <録音終了>

    当該インタビューを受け、何らかの存在が関与していることが考えられたため、オブジェクトクラスはEuclidに指定されました。

    補遺1: 最初のSCP-XXX-JPが発見された後、日本各所でSCP-XXX-JPが発生するようになりました。調査の結果、SCP-XXX-JPが発生する建造物は『宗教団体』が使用している建物に限られていることが分かりました。また、被害を受けた宗教団体は、神道系の団体であること、30年以内に設立された比較的新しい団体であること、信仰者数が5000名を超える中規模の団体であることが共通点として挙げられています。

    補遺2: SCP-XXX-JP-Aを発生させる特定の文字列を分析した結果、『小倉百人一首』の決まり字と一致していることが分かりました。SCP-XXX-JP内で発生する異常空間は、収録されている和歌の舞台を模したものである可能性が示唆されています。そのため、SCP-XXX-JP-Aは札を取るときに発生する手の圧力であるという説が有力です。

    補遺3: SCP-XXX-JP内を調査中、特定の文字列を発声していないにもかかわらず、SCP-XXX-JP-Aが発生しました。これにより、死者3名、重軽傷者が16名発生しました。新たな異常性の発生の可能性があるため、映像記録の調査が行われました。調査の結果、10代前半の男性のものとみられる音声が記録されていました。記録された音声は以下の通りです。

    これを受けて、SCP-XXX-JP内で安全を確保することは困難であると判断されました。そのため、特別収容プロトコルが現在のものになりました。

記事のタイトル: 敷島

付与する予定だったタグ: 異次元 玩具

主要な異常性: 部屋が異常空間につながります。その空間内は奈良~鎌倉の日本を模しています。一定時間が経つか、あるキーワードを話すと、部屋全体に強烈な圧力がかかります。

記事の簡単な要約、オチ: 部屋が古代の日本チックになります。あるキーワードを発すると上から強い圧力がかかります。調査の結果、圧力を発生させるキーワードは百人一首の決まり字と一致していました。この現象は神様が百人一首をきていたから発生していたようです。決まり字を言わなければ安心と思いきや、神様もお手つきをするため全く安全ではないことがわかりました。

その他アピールポイントなど: 部屋が百人一首の風景と同化したら風流かな、という完全に舞台先行で作ってしまったオブジェクトです。良い話の流れやオチは無いものかと考えましたがなかなか思いつかず、ブレストの段階で没にしました。埋没させるくらいなら、ストーリー付けが得意な方にリサイクルしていただいた方が良いかと思い、原案を出させていただきました。舞台設定しかできていないため、リサイクルされる方の負担は大きい記事だとは思います。なので、内容や流れ、果ては異常性まで好きなように変えていただいて構いません。もしお役に立てれば幸いです。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1内に存在するGPS装置から発信される信号を観測してください。位置の変更が認められた場合、転移先に複数名のフィールドエージェントを派遣し、SCP-XXX-JPの周囲に工事用シートに偽装した隔壁の設置とSCP-XXX-JP内部への500円硬貨複数枚の投入を行ってください。民間人によるSCP-XXX-JPの視認を防ぐため、カバーストーリー「地中工事」を適用し、必要ならば近隣住民や目撃者にクラスA記憶処理を施してください。

    説明: SCP-XXX-JPは日本国内で一般的な外見をした自動販売機です。電力の供給源が無いにもかかわらず、SCP-XXX-JPは通常の自動販売機と同様に稼働します。その内部構造や販売している商品に異常は見られません。ただし、茶に分類される商品はこれまで販売が確認されていません。SCP-XXX-JPは不定期に消失し、埼玉県内のランダムな場所に再出現します。また、デザインは出現場所付近の景観や近隣の自動販売機設置業者の取り扱っている自動販売機に合わせたものへと変化します。転移が起こる以前に受けた損傷は移動後に回復し、取り付けた物体は転移しません。そのためSCP-XXX-JPの固定や下記の異常性に対する継続した無力化の試みは全て失敗に終わっています。

    SCP-XXX-JPをその1 m以内で直接視認した対象(以下曝露者)は硬貨を取得したいという強い欲求を抱きます。曝露者は欲求達成を最優先に行動し、妨害された場合激しく抵抗します。欲求は硬貨の取得の他、時間経過および記憶処理によっても解消されます。多くの曝露者はSCP-XXX-JPのコイン返却口内部の確認やSCP-XXX-JP下部への侵入を試みます。

    SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの下部に広がる異常空間です。内部での重力加速度は11.8 m/s2であり、地球上でのおよそ1.2倍となっています。SCP-XXX-JP-1の初期の高さは40 cm程度であり、無人探査機による調査ではその空間の端は発見されていません。外部との空間的な断絶はなく、SCP-XXX-JP内で通信機器の使用や物品の授受は問題なく可能です。GPS装置は内部での移動に依らず、常にSCP-XXX-JPの設置場所を示します。SCP-XXX-JP-1内部に人間が侵入すると天井が降下を始めます14。降下速度は分速1 mm前後で、内部にいる人間が圧死しない程度の高さまで降下します。SCP-XXX-JP-1内に生存している人間が存在しなくなった時点で天井の高さは初期状態に戻ります。

    SCP-XXX-JP-1内に侵入した曝露者は硬貨を求めて直線的に前進を行います。進行方向に硬貨があることを曝露者は主張しますが、高解像度赤外線カメラや複数の探知機では硬貨は確認できません。曝露者は最終的にSCP-XXX-JP-1内から脱出できず衰弱死または自殺します。

    発見: ████年██月頃、埼玉県付近のユーザーによってSNS上で「人喰い自動販売機」に関する噂15が流布されました。この流布された時期と埼玉県内での行方不明者数が増加された時期が同時期であったため財団の注目をひき、発見に至りました。現在の収容プロトコルが確立するまでのSCP-XXX-JPが原因と考えられる行方不明者は██名に上り、そのうち約3割の遺体がSCP-XXX-JP-1内で発見されています。

記事のタイトル: ニンゲンホイホイ

付与する予定だったタグ: euclid, scp-jp, 強制力, 時空間, 機械, 瞬間移動, 貨幣

主要な異常性: 視認した人は下に小銭が落ちている思い込み必死で拾おうとする自販機。なおこの自販機の下には無限に空間が広がっており、ヒトが侵入すると天井がだんだん下がり始める。

記事の簡単な要約、オチ: 小銭を求めて空間内を匍匐前進で進むが気づくと元に戻れない距離まで来ており、力尽きて身動きできない恐怖を感じながら死ぬ。

その他アピールポイントなど: 棍棒コン用に作った記事です。狭い暗闇の中で何もできない純粋な恐怖を書こうとしたのですが表現が追い付きませんでした。あと状況を成立させるための設定が多くごちゃっとなってしまった印象もあります。棍棒コン用だったので異常性中心に書きましたが、誰がどうしてこの自動販売機を作ったのか?という方向に伸ばすのもアリだと思います。


KanKanKanKan

記事のタイトル: 桜の間

付与する予定だったタグ: メタ キツネ euclid scp-jp 反ミーム 幻覚 情報災害 擬態 自我 記憶影響

主要な異常性: 記述が即削除され、記憶も改変される典型的な反ミーム特性を帯びた実体(女将さん)と和食料理店。しかし、何故か口コミ形式だとOKされる。

記事の簡単な要約、オチ: 研究員が口コミだけ削除されないことに気付き、試験的に口コミを書く。その後、口コミ形式でどれぐらいまで報告書情報を書けるか実験が行われる。途中で料理店への探査、関係性へのインタビューなどが口コミ形式で載せられる。ここで、女将さんが人でないと思われる情報が幾つか出てくる。

女将さんの正体は、反ミーム特性を有するキツネ。料理店を経営していた本来の女将に助けられ育てられるが、女将さんが亡くなってしまう。キツネは恩返しとばかりに女将さんになりきり、豪華な人気の料理店を演出するが、実際は反ミーム特性で書き換えられていただけの廃墟。口コミに載せられた、Twitterの影響者による画像つきツイートで真実が判明する(廃墟を料理店と、キツネを女将さんとして投稿している為)。

その他アピールポイントなど: ストーリーがあまりにも陳腐なために飽きたのですが、単純にメタとしてのポテンシャルはあるかと思います。


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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、インターネット環境への接続を防ぐため60×60×60cmのアルミニウム製の箱に収容してください。SCP-XXXX-JPは定期的に観察チームXXXX-JP(''ギーク'')によって短時間(30分以内)インターネット環境に接続され、SCP-XXXX-JP-α内部の観察及びSCP-XXXX-JP-α-Bの身元調査が実施中です。SCP-XXXX-JP-α内部調査の終了に伴い、無期限のインターネット環境への接続を禁止されています。

    説明: SCP-XXXX-JPは2018/█/██に大阪府██市内で発見された███████社製のノート型パソコンです。SCP-XXXX-JPの外見は一般的に販売されていた同社製のノート型パソコンと変わりなく、所有者であった桜尾 ██氏の手により後天的に異常性が発生したものと推測されます。SCP-XXXX-JPはインターネット環境に接続している際、未知の方法を用いてSCP-XXXX-JP-αへ接続します。

    SCP-XXXX-JP-αはSCP-XXXX-JPによって接続可能なウェブサイトによって視認可能な異常空間です。SCP-XXXX-JP以外でのSCP-XXXX-JP-αへの接続の試みは全て失敗に終わっています。SCP-XXXX-JP-α内部には、中世ヨーロッパで使用されていた絞首台に酷似した物体(SCP-XXXX-JP-α-A)が存在しています。

    SCP-XXXX-JP-αはSCP-XXXX-JPがインターネット環境に接続している時、『Twitter』、『Instagram』などのSNSにおいて炎上16という現象が発生した際、異常性を発現させます。炎上の発生から24時間以内に、炎上元である人物(SCP-XXXX-JP-α-B)がSCP-XXXX-JP-α内部に転移します17。転移したSCP-XXXX-JP-α-Bは、自らSCP-XXXX-JP-α-Aに近づき首に縄を掛けます。その際、SCP-XXXX-JP-α-Aの周囲に人型実体(SCP-XXXX-JP-α-C)が複数体出現します18。その後、SCP-XXXX-JP-α-Aの床が開きSCP-XXXX-JP-α-Bは絶命したように視認されます。異常性の発現後、SCP-XXXX-JP-α-Bの腐敗の兆候は見られず、消失も確認されていません。またSCP-XXXX-JP-α-Bの首には個体ごとに炎上が起こった原因、理由が書かれた看板が掛けられており、その看板をクリックすることによりSCP-XXXX-JP-αの異常性発現時の映像が視認可能です。現在SCP-XXXX-JP-α-Bの個体数は██であり、これ以上のSCP-XXXX-JP-α-Bの増加による一般社会における影響を考慮した結果、現在の特別収容プロトコルが制定されました。

    SCP-XXXX-JPは201█/█/██以降、SNSにて炎上した人物が原因不明の消失を遂げたという通報が、複数回警察に寄せられた事により財団の興味を引きました。当初消失の原因は不明でしたが、2018/█/██発生のインシデント-XXXX-JPによりSCP-XXXX-JPの存在が発覚、収容に至りました。収容にあたりSCP-XXXX-JP-α-Bの関係者には、Bクラス記憶処理の投与及び適切なカバーストーリーを流布済みです。

    インシデント-XXXX-JP: 2018/█/██、インターンネット上で「審判官22」という名義で活動していた桜尾 ██氏が動画配信サービス「niconico」の生放送にて、異常性発現時のSCP-XXXX-JP-αの様子を放送し、炎上していた事が判明23。即座に財団職員による桜尾氏の自宅の調査が行われました。調査時、桜尾氏の姿は無く異常性が発現中のSCP-XXXX-JPが発見されました。その後の調査の結果、SCP-XXXX-JP-αの内部に桜尾氏(SCP-XXXX-JP-α-B-██)が吊られている事が判明しました24

    補遺: 2018/██/██のSCP-XXXX-JP-α内部観察時に、突如SCP-XXXX-JP-α-B-██が発火する現象が発生しました。燃焼は現在まで続いており、発火のメカニズムは現在まで不明です。また、インシデント-XXXX-JP発生によりSCP-XXXX-JP-α-B-██の氏名や住所などの個人情報が特定、拡散されるといった事案が現在まで続いており、発火との関連性の調査が現在進められています。

    炎上は免罪符なんかじゃないってことですかね。  酒吞研究員

記事のタイトル: 私刑執行台

付与する予定だったタグ: safe scp-jp 機械 コンピュータ オンライン

主要な異常性: 謎の異常空間へ接続するノートパソコン。異常空間ではSNS上で炎上した人物が絞首刑に吊られていくといった異常性です。

記事の簡単な要約、オチ: この異常性の元凶である桜尾氏が正義に酔い、自身を認めてもらおうとしたところ、案の定炎上し自身が吊られるといったオチです。

その他アピールポイントなど: オブジェクトの犠牲者の親族は。犠牲者が吊られる瞬間安心感を覚えるという箇所が個人的に好きな所です。低評価により削除となった記事ですが、題材は悪くないんじゃないかと考えています。


kata_menkata_men

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    アイテム番号: SCP-XXXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-████特定人型収容室に収容されています。オブジェクトの栄養補助のため、一般的なDクラスと同様の食事を同様の間隔で与えてください。また、SCP-XXXX-JPの持つ異常性から、オブジェクトと接触する際は遠隔操作ロボットもしくは収容室内蔵の通信設備を用いることが推奨されています。SCP-XXXX-JPとの会話はレベル4セキュリティクリアランス以上の職員のみ許可されます。現在まで発見されている全てのSCP-XXXX-JP-αはサイト-████に隣接する隔離病棟に収容し、医師の監視の元1日1度の栄養剤の投与、並びにSCP-XXXX-JP-αの体と病室内のの清掃を行ってください。

    説明: SCP-XXXX-JPは知性を持った身長150センチメートル、体重40キログラムの人型実体です。SCP-XXXX-JPの肌は一般的なモンゴロイド系の人類と同様ですが、耳が根本から先端にかけて細く、一般的な人間に比べ異常に細い四肢が確認されています。SCP-XXXX-JPは自身を地球外から来た生命体と説明しており、財団職員に対し会話は応じますが実験等への協力要請は現在まで応じたことはありません。

    SCP-XXXX-JPの異常性は人間がオブジェクトを肉眼で直接視認した際に発現します。(以下視認した人間を対象と呼称。)対象はオブジェクトによる認識災害によって、オブジェクト自体を自身と関係のある、もしくは関係のあった人物と認識します。その際、オブジェクトの発する声は対象が認識した人物と同様に変化します。

    SCP-XXXX-JPは2019/01/██に写真家である元川 ██氏がSNS「Twitter」にてSCP-XXXX-JPが映りこんだ画像をアップロードし、話題になったのを財団のエージェントが確認。これによりオブジェクトの存在の判明、及び収容につながりました。

    インタビューの結果から、写真のオブジェクトと元川 ██氏の体験には関連があると推測され、写真の撮られた██県██市に財団エージェント3名が派遣されました。その結果、██山付近にてSCP-1816-JPが発見、収容されました。

    発見時、エージェント・███、エージェント・██が認識災害に曝露したのに対し、眼鏡を掛けていたエージェント・██は情報災害に曝露しませんでした。報告を受け複数回実験を行った結果、オブジェクトの異常性が判明しました。

    補遺: SCP-XXXX-JPが発見された██山を調査した結果、山中の斜面に偽装された建造物から█名の人間の剥製が発見されました。更なる調査の結果、発見された人物(以下被害者と呼称。)は██山から半径5キロメートル以内で消息を断っていることが判明しました。また、被害者の1人である小森 ███氏のTwitterアカウントに消息を断つ直前に投稿されたtweetが残されていることも判明しました。

    小森 @████████
    ██山付近に観光に来たら懐かしい知人に合った。
    10年ぶりの再開だったがアイツは全然変わっておらず、まるで高校生の時にタイムスリップした気分になった。
    近くにオススメの店があるらしいのでアイツと共に向かうとする、とても腹が減った。

    (2018/11/██ 11:35)
    —Twitterより引用。

    このことから、発見された剥製はSCP-XXXX-JPによって作成されたものである可能性が浮上、担当職員によるインタビューが行われました。

    [[collapsible show="+ インタビュー記録XXXX-JP-2を開く" hide="- 閉じる"]]

    対象: SCP-XXXX-JP

    インタビュアー: 社博士

    付記: 社博士は認識災害の曝露を避けるため、機動部隊が使用する防弾ゴーグルを着用。

    <録音開始>

    社博士: ではインタビューを開始します。まずは貴方があの場所に居た理由を教えてくださいますか?

    SCP-XXXX-JP: だから何度も言っているだろ?観光だよ、観光。

    社博士: 次の質問です、貴方の持つ異常性はどういった目的で使用していましたか?

    SCP-XXXX-JP: それも話した、こんな姿を見られちゃ観光どころじゃねぇしな。—なあ、そろそろ開放してくれねえか?こっちにも用事があるんだよ。

    社博士: その用事とは剥製のことですか?

    SCP-XXXX-JP: [数秒沈黙。]なんだ、バレてんのか。

    社博士: では再び質問させていただきます。なぜ、貴方はあの場所にいたのですか?

    SCP-XXXX-JP: [数秒沈黙。]わかったわかった、話すっての。密猟だよ、密猟。あの場所に居た人間を攫って、運ぶときに騒がれてバレたら困るから思い切って剥製にした。

    社博士: 次の質問です、貴方の持つ異常性はどういった目的で使用していましたか?

    SCP-XXXX-JP: 攫う時に警戒されねぇように使った。ああ畜生、黙ってたら開放されるかとおもってたのによ、密猟がバレたらお仕舞だってのに。

    社博士: なぜ、我々人間を密猟し剥製を作り出したのですか?

    SCP-XXXX-JP: あ?そりゃあ高く売れる予定だからだよ。

    社博士: なぜ高く売れる予定なのですか?

    SCP-XXXX-JP: なんだ、知らねぇのか?そりゃぁお前、絶滅した生物の剥製なんざすげぇ価値が付くのが相場だろ?

    社博士: [数秒沈黙。]なぜ我々が絶滅すると知っているのですか?

    SCP-XXXX-JP: 俺の職場のお偉いさんが話していたのを聞いただけで詳しくは知らん。アンタらなら知ってんじゃないか?いや、それとも心当たりが多すぎてわかんねぇってか?

    <録音終了>

    終了報告書: SCP-XXXX-JPの供述内容については現在調査中です。

記事のタイトル: 密猟

付与する予定だったタグ: 感覚 生命 知性 自我 視覚

主要な異常性: 視認した人物と関係のある、もしくは関係のあった人物と認識させる宇宙人。(異常性自体はオブジェクトの星の技術によるもの。)

記事の簡単な要約、オチ: オブジェクトの異常性自体はそんなに危惧するものではないが、行方不明者の剥製が発見され、インタビューの結果オブジェクトが絶滅する見通しの生物の剥製を高く売る為に人間を密猟していた。という流れです。

その他アピールポイントなど: この記事はラーメンズのコント「採集」をモチーフにして作成しました。「高く売るなら剥製じゃなくて生きたまま売るんじゃないか?」などの疑問点がうまく解決出来ず低評価削除になってしまい、ボツ案になってしまいました。


KAZUMIKKUSUKAZUMIKKUSU

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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの活動を抑制するため、機動部隊い-5("口封じ")が対処に割り当てられています。全ての個体は最後の消失からの経過日数を記録し、次回の出現地点の予測と該当地域の継続的な監視を行ってください。発見されたSCP-XXX-JPは両面から遮光カバーを取り付けることで無力化してください。公共施設などの人目につきやすい場所に出現した際はより強行的な手段による無力化が許可されます。

    収容外においてSCP-XXX-JPの活性化が発生した場合は目撃者にAクラス記憶処理を施し、必要に応じてカバーストーリーの流布を行ってください。活性化によって消失した人物は全て失踪者として処理します。

    財団施設内にSCP-XXX-JPが出現した場合は標準的な隔離措置を実施します。実験にはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。SCP-XXX-JPの移動を阻止する方法は未だ確立されていないため、現時点では長期的な研究、実験は計画されていません。

    説明: SCP-XXX-JPはガラス製の窓と一致した外見を持つ実体です。現在までに2█体が発見、記録されていますが、未発見の個体が存在する可能性があるため正確な総数は不明です。各個体は異なる形状や材質を持ち、それらの特徴は後述の出現、再出現時にも常に一貫しています。

    SCP-XXX-JPは主に市街地などに存在する建造物において、その壁面に設置されている窓が変化する形で出現します。変化の瞬間を撮影、記録する試みは成功していません。出現する場所は路地裏などの外部から目立ちにくい場所が大半を占めますが、逆に衆目を集めるような場所に積極的に出現する個体も確認されています。SCP-XXX-JPの材質や構造に直接の異常は見られず、通常の手段では非異常の窓と区別することはできません。

    SCP-XXX-JPは閉鎖されている間、不定期に自身の窓ガラス部分に映像を生成する「投影イベント」を発生させます。生成される映像は概ねその窓から観測できる通常時の景色を模倣していますが、景色内に本来存在しないはずの物体や動物、現象などの要素が新しく追加されています。イベント中、投影される要素に対応する音や窓ガラスの震動が観測されますが、映像内でどのような事象が発生していた場合でも、SCP-XXX-JPがそれによって損傷を負うことはありません。投影イベントは常に片側からのみ観測が可能であり、イベント中のSCP-XXX-JPの裏側は光を完全に反射します。イベントの発生時間が経過するか、SCP-XXX-JPが裏側から開放されることで投影イベントは終了し、SCP-XXX-JPは通常時の状態に戻ります。

    投影イベント中のSCP-XXX-JPを表側から開放すると、生成された開口部は本来繋がるはずの反対側ではなく、一切の光が存在しない未知の空間に接続されます。この空間の詳細はほとんど判明しておらず、外から光を放射しても完全に吸収してしまうため、観察の試みは現在まで成功していません。接続と同時に、SCP-XXX-JPの周囲3mに存在する固定されていないあらゆる物体は、不明な力によって空間内部へ吸引されます。範囲内の全ての物体が吸引された後にSCP-XXX-JPは自動的に閉まり、空間との接続は消滅します。現在まで、この事象によって消失したあらゆる物体はその後発見されていません。

    SCP-XXX-JPは窓ガラスや窓枠の破壊、壁面からの撤去、投影イベントの長期的な妨害などの手段で無力化が可能です。無力化されたSCP-XXX-JPは不定の期間が経過した後に消滅し、それまで入れ替わっていた本来の窓が元の位置に再配置されます。

記事のタイトル: 窓口

付与する予定だったタグ: scp-jp keter 捕食 建造物 敵対的 異次元 未収容

主要な異常性: ランダムに出現する窓型の実体。窓ガラスに様々な「景色」を映すことで人間を誘引し、開放した対象を異次元に引きずり込む。

記事の簡単な要約、オチ: 元々は平行世界の財団が作り出した、K-クラスシナリオ発生時に使用するための避難装置だった。しかし計画は失敗し、向こう側でK-クラスシナリオを起こした実体によって性質を狂わされた結果、こちらの世界の人間を襲うための捕食器官として操られている。なんとか向こう側からこちらに逃げてきた財団職員によって、その真実が明らかとなる。

その他アピールポイントなど: 「窓口」というシンプルな項目名に魅力を持たせようとした結果このようになりました。アイデア自体は悪くないと思いますが、ありがちかもしれないので、異常性などで独自性を与えられると良いと思います。オチへの自然な繋ぎ方が難点かもしれません。(自分はそこで断念しました)


kyougoku08kyougoku08

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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Euclid

    特別収容プロトコル: 不動産業者、貸倉庫業者を通じ、SCP-XXX-JP群に対する一般人の入居および利用を防いでください。また、内部の物品は定期的に検査を行うことが求められます。

    SCP-XXX-JP-Bに対する調査も兼ね、SCP-XXX-JP内には定期的にカウンセラー資格を持つエージェントあるいは研究員を投入してください。

    説明: SCP-XXX-JPは██県██市に存在する公営住宅の一室、██県██市他に3つ存在する貸倉庫の総称です。

    SCP-XXX-JP内には星降 ██氏(本名大川 █)とされる人物の著作物、あるいはそれらに関係する創作物、メディアミックス作品(以下、SCP-XXX-JP-A)が膨大な数保管されています。これらは劣化の兆候を見せず、現状試みることができる一切の破壊行為が不可能です。また、SCP-XXX-JP外にこれらの物品を持ち出すことも不可能です。

    現在段階で「星降 ██」名義で活動している作家は確認されず、過去にも存在していないことに留意してください。同様に大川 █氏の存在も確認されていません。

    SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP内において確認可能な音声です。この音声は星降氏を名乗る成人男性のものであり、対話が可能ですが発信源は確認されていません。SCP-XXX-JP-Bは軽度な抑鬱状態にあると推定され、定期的なカウンセリングを必要とします。

    以下は、初動調査を行った際の映像記録です。

    映像記録XXX-JP-A - 日付 20██/██/██

    探索人員: エージェント・足利

    対象: ██市営住宅████高層住宅D棟███号室

    «ログ再生»:

    エージェント・足利: 足利、これより調査を開始します。確認お願いします

    エージェント・足利: はい、確認しました。では突入します。内部に人の気配はありません。通報では「誰もいない部屋から人の声がする」という話でした。霊的実体の存在も考慮し調査を行います

    エージェント・足利: 内部は漫画かアニメのフィギュアや小説、DVDが大量に存在しています。どれも移動できない以外現段階での異常性は確認できません。データベースでの確認を

    SCP-XXX-JP-B: そこの、そこの人!

    エージェント・足利: 誰ですか。何処にいますか

    SCP-XXX-JP-B: 何処にいるかなんて分からないよ、強いて言うならこの部屋と、どっかの貸倉庫です、なあ、助けてください!

    エージェント・足利: 落ち着いてください。貴方は

    SCP-XXX-JP-B: 私は星降 ██、って言えば分かりますかね? ずっと此処に閉じ込められているんです、とにかくここから、出してください

    エージェント・足利: 何処かに閉じ込められていますか?

    SCP-XXX-JP-B: 分からないって言っているじゃないですかあ!

    エージェント・足利: 落ち着いてください。探してみます

    [10分ほどをかけてエージェント・足利による捜索が行われるが、発見には至らない]

    エージェント・足利: 見つかりません、貴方は

    SCP-XXX-JP-B: なんで、なんで見つからないんですか、私は確かにここにいます、ここにいるんです! 見つけてくださいよ! なんで、こんな、これじゃあ何にも書けないじゃないですか!

    エージェント・足利: …司令部、増援を要求します

    «ログ停止»:

    この初動調査後、上記の異常性が判明しSCP-XXX-JP-Bの協力を得る形で他のSCP-XXX-JP群発見に至りました。発見後、SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Bに関係する周辺調査が行われました。

    その結果、SCP-XXX-JP全ての借り請け人である藤吉 ██氏はPAMWAC25との繋がりが確認されました。PAMWACは主にサブカルチャー、あるいはそれに類する文化愛好家の緩やかな集合体であり、各人の愛好するジャンルによって同好グループが存在しています。藤吉氏はその内、創作を行わない漫画、アニメ作品愛好者からなるグループへ主に属し【藤吉 ██氏のハンドルネーム】の名前で活動していた中心的存在であったことが判明しています。

    藤吉氏は現在段階で行方不明であり、PAMWAC内同サークル関係者も把握していないことが確認されています。藤吉氏が愛好していた作品、ジャンルについての情報は不明であり藤吉氏失踪の数日前まで、藤吉氏はグループの趣旨から外れオリジナル作品に取り組んでいたという証言が得られました。同調査においてSCP-XXX-JP-Bの証言する親族、友人は存在したものの、星降 ██及び大川 █を知る人物は存在しませんでした。

    以下は調査後において行われたSCP-XXX-JP-Bへのインタビュー記録です。

    インタビュー記録XXX-JP-KR - 日付 20██/██/██

    対象: SCP-XXX-JP-B

    インタビュアー: 護良研究員

    <録音開始>

    (前半部は事実確認のため省略)

    護良研究員: SCP-XXX-JP-B、貴方の証言する人物に接触を行いました。その結果、星降 ██及び大川 █を知る人物は存在せず、該当する戸籍も存在しませんでした

    SCP-XXX-JP-B: 冗談でしょ?

    護良研究員: 事実です。加えて貴方の主張する作品、『【作品名】』、『【作品名】』も同様に出版された記録は有りませんでした

    SCP-XXX-JP-B: そんな、だってここにあるし、ここにいるじゃないですか! ここに、私の作品だって、あるのに

    [約5分間、困惑したSCP-XXX-JP-Bの声が録音されている]

    護良研究員: 落ち着かれましたか?

    SCP-XXX-JP-B: …はい、まだ、混乱はしてますけれど

    護良研究員: では質問なのですが、この状況に陥った心当たりは?

    SCP-XXX-JP-B: そんなものはありませんよ。いつもと同じように食べて、寝て、それで起きたら…、こうなってました

    護良研究員: そうですか。では、この部屋については? この部屋は藤吉 ██氏という人物が借り請け人となっていたのですが

    SCP-XXX-JP-B: 知りませんね

    護良研究員: ふむ、では、【藤吉 ██氏のハンドルネーム】さんもご存じない?

    SCP-XXX-JP-B: 【藤吉 ██氏のハンドルネーム】さん! 知ってます、知ってますよ。彼女は私の作品の熱心なファンです。直接お会いしたことは少ないですが、SNSなんかでも真っ先にコメント付けてくれたり、私の作品のコミュニティでは有名人でした。こう言っちゃなんですが、私にとって一番のファンでしたよ

    護良研究員: 成程、彼女に関して何か知っていることは?

    SCP-XXX-JP-B: そうですね、思い出しました。こうなる前日、彼女からDMが届いたんです。私の作品関係の中でも滅多に手に入らないものを手に入れたって。まず出回らないものだったんで、スゴイと思ってそのあともやり取りしてたんですけど、ファンなら全部集めるのが当たり前なんてこと言ってまして。それって面白くないと思いますけどね、話し相手がいないコレクションなんて。話が逸れましたね、それで…

    護良研究員: それで?

    SCP-XXX-JP-B: 最後に欲しいものは決めてるんです、そしてそれを手に入れる目途も立った、って

    <録音終了>

    補遺: 藤吉 ██氏に対する追跡調査の結果、██県に新たなSCP-XXX-JPが発見されました(以下、SCP-XXX-JP-1)。内部には成人男性一人分の死体、及びその臓器がナンバリングされた状態で保管されています。また、星降 ██及び大川 █とされる人物に対する詳細な記録、ならびに大川 █氏とされる人物に関連した生誕から現在の状況に至るまでの細かい調査記録が発見されました。上記の死体及び臓器はそれらの資料からSCP-XXX-JP-Bであることが推測されますが、資料の正確性が確認不可能なため判断は保留されています。これらの物品も外部へ移動させることは不可能です。

    特記事項として、SCP-XXX-JP-1においてSCP-XXX-JP-Bの存在は確認されませんでした。

    補遺2: さらなる追跡調査の結果、██県に新たなSCP-XXX-JPが発見されました(以下、SCP-XXX-JP-2)。内部には星降 ██氏の作品に対する二次創作作品が未完██作を含み数十作、SCP-XXX-JP-1内において発見された死体に由来すると推測される肉塊、SCP-XXX-JP-Bに類似した音声が確認されました。音声は不明瞭であり明確な文章を為しておらずSCP-XXX-JP-BもSCP-XXX-JP-2を知覚していません。これらの物品の内、二次創作作品のみ外部持ち出しが可能です。

    特記事項として、SCP-XXX-JP-2内に長期滞在した状態で星降 ██氏の作品群、あるいはそれらに関する二次創作作品を確認した場合、対象人物はそれらの作品に対する知識を以前から所持していたと主張します。しかし、その知識は多くの誤り26を含んでおり、その矛盾を指摘されると混乱状態に陥ります。これらの記憶はSCP-XXX-JP-2外へ移動することにより約2時間程で消失することが確認されています。

記事のタイトル: ファンの鑑

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 移動不可 建造物

主要な異常性: 動かせないファングッズと、その記憶や記録すら独り占めされた創作者です。

記事の簡単な要約、オチ: すべて集めるのがファンの鑑だとしても、本当に作者にまつわるすべてを集めたら、話す相手すらいなくなったという話。

その他アピールポイントなど: PAMWACを割と自然に使いたい人はどうぞ。


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    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter

    特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは人類文化に与える影響を考慮され、現在収容されていません。SCP-XXX-JPはその存在が一般の研究者によって発見された場合、即座に該当の研究を中止、関係者にAクラス記憶処理を行ってください。財団に所属する職員は検査を行い、SCP-XXX-JP宿主であった場合、特殊透析、薬物投与等、適切な処置を行ってください。

    説明: SCP-XXX-JPはシデムシ科(Silphidae)に属すると推測される昆虫の一種です。現在までに近似する属が発見されていないため、独立した属に分類すると推測されます。

    SCP-XXX-JPは、その成長サイクルのほとんどを幼虫の状態で過ごします。SCP-XXX-JPは人間を宿主とした内部寄生を行うことが確認されています。SCP-XXX-JP幼虫の全長は7-8μm程であり、多くの場合人間の血液中に寄生します。血中においては赤血球に擬態し、好酸球を含む免疫防疫機能から自身の身を守り、同時に赤血球等の細胞を捕食していると推測されます。

    SCP-XXX-JPのオス個体幼虫は宿主の死亡と同時に、変態を開始します。この死亡自体にSCP-XXX-JPは後述の二次被害を除き関与せず、多くの場合は通常の伝染病等による死亡です。宿主の死亡後、血管から小腸、大腸等の臓器に侵入、約1時間を経て約5-10mm程度の成虫へと変態します。その後、消化管、気管を通じ宿主外へ脱け出します。

    宿主の外部へ出たSCP-XXX-JPオス個体は、特殊な性フェロモンを発します。このフェロモンを周辺のSCP-XXX-JPメス個体幼虫が吸引することで、メス個体の変態が開始され、同様に成虫へ変態し性フェロモンを発します。このフェロモンを受けたオス個体はメス個体宿主の体内へ侵入し、交尾、産卵を行います。周囲にメス個体の宿主が発見されなかった場合、SCP-XXX-JPオス個体は主に冷暗所へ移動し、宿主が現れるまで休眠状態に移行します。

    その後、両個体は体内から抜け出し、周囲の人間へ同様に産卵を行います。交尾を一度でも行ったSCP-XXX-JPは、約1日程度で死亡します。また、産卵された卵は一般的な生理機能で体外へ排出される場合もあるため、産卵された対象全てが宿主となることはありません。産卵された卵は約2日ほどで孵化し、同様に宿主の血中に侵入します。宿主1人につき、約10~20のSCP-XXX-JP幼虫が存在すると推測されますが、現状で雌雄両方のSCP-XXX-JP幼虫を保虫している宿主は確認されませんでした。これは、宿主の体内において近親婚を防ぐため、何らかの要因で性転換が行われているものと推測されます。

    これら以外の感染経路としては、性交渉や身体接触、母体を通じての感染が現段階で確認されています。

    SCP-XXX-JP宿主(混乱を防ぐため、以降宿主-Aとする)がSCP-XXX-JPの発する性フェロモンを吸引した場合、幻覚、幻聴などを伴った統合失調症に類似した症状を発症します。その内容としては、かつてSCP-XXX-JP宿主であった死者(以降宿主-Bとする)の存在を強く感じる、SCP-XXX-JP宿主-Bが実在し、存在する、といったものに終始します。これらの幻聴、幻覚は殆どの場合、一時的なものに留まりますが、体内のSCP-XXX-JP個体数、また、吸引量により、永続的なものへと変化する症例が確認されています。それらの幻聴、幻覚によって自殺に及ぶ宿主-Aも存在します。

    また、吸引量が宿主-Aの閾値を超えると、宿主-Aに限定的な現実改変能力をもたらすことが確認されています。この能力は多くの場合、前述の宿主-Bが存在した証拠を作成する、宿主-Bによって引き起こされた痕跡を作成することに使用されます。これらの改変行為による二次的被害の結果、死亡する宿主-Bも存在します。閾値は宿主により変化するため、指標は存在しません。

    これらの二次的能力は死者を増やし、繁殖を容易にするためかつ、SCP-XXX-JP個体の発見を防ぐためではないかと議論されています。事実、これらの幻聴、幻覚はSCP-XXX-JP個体の移動方向等と密接に関係していること、一部現実改変はSCP-XXX-JP個体の隠蔽を行うよう発生することが確認されています。

    現在、SCP-XXX-JP宿主は最大で全世界人口の約10%ほどであるとの意見も存在します。この推測より各文化、宗教の崩壊を防ぐため、SCP-XXX-JPの積極的な根絶は許可されていません。

記事のタイトル: シデムシ

付与する予定だったタグ: Keter 生命 幻覚 視覚 昆虫 精神影響 嗅覚 寄生

主要な異常性: 人に幻覚(多くは死んだ人が存在している)、を引き起こすオブジェクトです。

記事の簡単な要約、オチ: シンプルに、この虫が幽霊の正体である。です。

その他アピールポイントなど: とてもシンプルなオブジェクトです。その分、異常性を納得させる必要があると思います。


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    アイテム番号: SCP-941-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-941-JPは、常時2名以上の監視下に置き、カバーストーリー、「倒壊の恐れ」を頒布し、危険であるとして一般人の侵入を防いでください。また、SCP-941-JPに曝露した対象は各個別に標準監視房に隔離し、セキュリティクリアランス3以上の職員が許可する場合を除き、互いに遭遇させることを禁止します。

    説明: SCP-941-JPは東京都██区に存在する廃劇場の舞台です。 SCP-941-JPは一般的な演劇用舞台と比較し際立った特徴はありませんが、緞帳部分に赤の塗料で『マクベス』の一節、『Life's but a walking shadow, a poor player that struts and frets his hour upon the stage and then is heard no more. It is a tale told by an idiot, full of sound and fury signifying nothing27』が書かれています。

    SCP-941-JPの異常性は、SCP-941-JPにおいて演劇を演じることで発生します。SCP-941-JP上において演じられる演劇において、どのような作品を用いても必ず以下の役柄が出現します。

    • 殺人者の王
    • 3人の魔女

    これらの役柄は演劇に参加した人間の中からランダムに選出され、本来存在する役柄から変更される形で登場します。この際、役柄に選出された人物、あるいはSCP-941-JP内に存在する人物は一切違和感を持ちません、また、使用する台本等にも改変が発生していることが確認されています。その後、演劇の内容に関わらず一定のタイミングで本来の演劇に挿入される形でイベント-マクベスが発生します。イベント-マクベスは発生後、演劇が終了するまで一切の干渉を受け付けません。イベント-マクベスの詳細は以下の通りです。

    第1イベント: 劇中に3人の魔女役と殺人者の王役が発生。3人の魔女役が予言を告げる。予言の内容が「おまえは演者となる」であった場合、第2段階へ移行し、それ以外の場合はその時点でイベントが終了する。この後、約10分以内に第2イベントが発生。

    第2イベント: 劇中に3人の魔女役と殺人者の王役が発生。殺人者の王役は困惑した演技で3人の魔女役へ予言を求める。しかし、3人の魔女役は消失し、新たに「光を愛せざる者」と名乗る人型実体(以降、SCP-941-JP-1と指定)が出現する。SCP-941-JP-1は、「あなたの役をいただけるならば、私は新たな役を差し上げましょう」と発言し、これに肯定の返答をすると、SCP-941-JP-1は殺人者の王役の顔部分における表皮を刃物で削ぎ、仮面を押し付ける。この際、仮面は顔部分に同化し、損傷は回復する。これを終えると殺人者の王役は観客席へ礼をすると気絶し、同時に3人の魔女役が気絶した状態で再出現、SCP-941-JP-1は消滅。SCP-941-JP-1の消滅と共にイベントは終了する。

    第2イベント後、殺人者の王役を演じた対象は自身を演者と表現し自己同一性障害に似た状態に陥ります。その後、対象は演技性パーソナリティ障害に近い症状を発症し、多くの場合障害に伴う虚言等により他者から孤立する傾向にあります。この症状の多くは最高の自分を演じる事であることが対象から言及されています。

    複数の対象が遭遇した場合、即興の演劇を行おうとします。しかし、多くの場合全員が主役を希望するため、演劇が行われることは非常に稀です。

    事案記録941-JP 20██/██/██

    20██/██/██、第2イベント対象であったD-15956、D-15957、D-15958、D-15959によって即興劇が行われました。これまでと同様、全員が主役を希望しましたが、D-15957以外の希望者が話し合いにより役を変更したことによりこの事案は発生しました。

    この即興劇はイベント-マクベスと同じく終了するまで一切の干渉を受け付けませんでした。劇の内容は以下の通りです。

    第1幕: 主人公であるD-15957が苦悩し、自らの幻影を前に問答を続ける。問答の内容は自分の理想との乖離に終始し、最終的に自身の幻影を倒すことを決意する。他の役者は周囲で何らかの日常行為を演じており、主役の演技との関係性は見られない。

    第2幕: D-15957が恋人の裏切り、父親の殺害など多くの苦難を乗り越え、自身の幻影を打ち破り全員からの喝采を受け終焉。この際、恋人、父親などの役はD-15957以外の役者が交代に台詞を発することで表現している。終焉と同時にSCP-941-JP-1が出現、D-15957以外の役者から顔面の皮膚を剥ぎ取る。この際剥ぎ取られた皮膚は仮面へと変化し、損傷は回復した。その後、SCP-941-JP-1はD-15957にそれらの仮面を張り付け消失する。

    劇終了後、D-15957の自己同一性障害が悪化する一方、他三人は快癒しており、カウンセリングの結果等から安定した精神状態であることが判明しました。

    補遺: 事案終了後、D-15957の顔面部に以下の文章が刻まれていることが判明しました。

    Receipt

    All the world’s a stage, and all the men and women merely players. They have their exits and their entrances and one man in his time plays many parts.28


    光を愛せざる者

記事のタイトル: 影法師のドラマツルギー

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 場所 芸

主要な異常性: 自分を世界の主役であると認識し、それを演じるために何でもしようとする。

記事の簡単な要約、オチ: 世界の主役になるために演じるよりも、今の自分を演じる方がいいんじゃないかな。

その他アピールポイントなど: マクベス好きな人におすすめ。


k-calk-cal

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    rating: +2+x

    アイテム番号: SCP-xxx-JP

    オブジェクトクラス: Safe Neutralized

    注意: 旧版の報告書

    以下は情報はオブジェクトクラスがNeutralizedに改定される以前の情報です。
    改訂後の追記はページ下部を参照してください。


    特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはサイト-81KAの標準的な生物収容室の中央に収容されます。給餌は必要ありませんが、収容室内にコピー機を備えた待機部屋を設け、常に1名以上のDクラス職員を待機させてください。SCP-xxx-JP-2から紙の転送が発生した場合、紙は待機しているDクラス職員によってコピーされます。Dクラス職員が確保できない場合は、クリアランス1以下の職員を割り当ててください。

    説明: SCP-xxx-JPはSCP-xxx-JP-1に指定されるチンパンジーに酷似した外見を持つ実体と、この実体が利用するタイプライター(SCP-xxx-JP-2に指定)の総称です。

    SCP-xxx-JP-1は身体的特徴から5歳ほどのオス個体であると推測されています。また、食事や排泄などの生理的行動を必要とせず加齢の兆候も見せませんが、外部からの衝撃によって通常のチンパンジーと同様に損傷を受けます。ただしSCP-xxx-JP-1が損傷を受けた場合、SCP-xxx-JP-2の排紙部から大量の紙が放出されます。放出された紙はSCP-xxx-JP-1の損傷部に付着しSCP-xxx-JP-1の体組織と同化、結果としてSCP-xxx-JP-1の損傷は修復されます。この修復の限界は確認されておらず、実験においてはSCP-xxx-JP-1の体全体の70%以上が失われた場合でもおおよそ3分間で修復が完了しました。この結果から、SCP-xxx-JPの本体はSCP-xxx-JP-2であると考えられています。

    SCP-xxx-JP-2は██社製のものと同一の形状を持つタイプライターであり、底面には"日本生類創研 無限の猿シリーズ No.3 Hiragana Edition"と記されています。文字盤には75文字のひらがな29と句読点が記されています。SCP-xxx-JP-2を形成する素材はチンパンジーの体組織であり、DNAはSCP-xxx-JP-1と一致しています。SCP-xxx-JP-2は損傷に対してSCP-xxx-JP-1と同程度の耐性を持ちます。多くの場合、SCP-xxx-JP-2が損傷を受けたことで露出した内部は発達した哺乳類の筋組織のように観察され、損傷は流血を伴います。SCP-xxx-JP-2は自身の損傷に対してSCP-xxx-JP-1損傷時のような異常な修復能力はもちませんが、損傷は健康的なチンパンジーの自然治癒と類似するプロセス、時間を経て治癒されます。

    SCP-xxx-JP-1は右手の人差し指を用いて常にSCP-xxx-JP-2を打鍵しています。打鍵は1秒間におおよそ1回のペースで行われ、打鍵される文字盤は規則性を持たずランダムであるように観察されます。SCP-xxx-JP-2は打鍵に連動して排紙部から印字された紙を徐々に出力します。紙とインクの供給元は不明です30。このとき、紙には打鍵されたひらがなが印刷されています。

    出力された紙の大きさがA4サイズまで到達すると、紙はその場から消失し、最も近くにいる人物の元に転移します。紙を視認した人物は、"頭の中に直接文字が転送されたような感覚"を主張し、紙に記されている内容を即座に認識します。この認識のおおよそ1時間後、転送された紙は消失します。

    補遺-特別収容プロトコルについての覚書:

    もちろん、私も君たちの懸念は重々承知している。今回の特別収容プロトコル改訂の提案以前にも、何度も同じ提案がなされているからだ。

    確かに我々は"文字列"として存在、もしくはそれに関連するオブジェクトをいくつか収容している。"SCP-xxx-JPのランダムタイピングが不幸にもこれらの予想外の出現や挙動を引き起こし、収容違反を招くのではないか"という可能性についての心配は今まで何度も考慮されてきたものだ。
    もちろんその可能性が全くないなどという結論が出たことはないが、同時にこれ以上特別収容プロトコルを厳重にするべきだという結論に達したこともない。
    まず、ひらがなのみで構成される異常な文字列が(少なくとも私に開示されている情報では)数少ないのだが、仮に未発見のものを加味したとしても、特定の文字列が出力される蓋然性は極めて小さいことは、非常に単純な計算で理解できることだろう。仮に容易に発見できるような短い文字列であれば、我々がすでに発見しているはずだ。
    SCP-xxx-JPの打鍵スピードは決して速くはない。家庭用コンピュータと比べればかなり遅いほうだ。もしこのオブジェクトのために5人のDクラスや認識災害フィルタ、特設ユニットを用意しなければならないというのなら、我々は世界に散らばっている非異常で単純なランダム文字出力ソフトすべてにこれ以上の措置を取らなければならないだろう。

    我々は確かに完璧でなければならないが、行き過ぎた完璧主義はもはや欠陥だ。我々の財には限界がある。君たちの不安を取り去れないことを申し訳なく思っているが、どうか理解してほしい。

    サイト-81██ 管理官 ██

    注意: 追記
    以下は情報はオブジェクトクラスがNeutralizedに改定された際の追記情報です。

    追記1: SCP-xxx-JPは2009年9月16日に同時多発的に発生した収容違反(いわゆる"嘆きの水曜日"事件)の際、複数の文字列、もしくは文字列を媒介として拡散するオブジェクトの収容違反を発生させました。これは連鎖的に複数の収容違反を発生させ、結果として(SCP-xxx-JPの収容違反のみが原因ではありませんが)サイト-81KAは一時壊滅状態まで陥りました。この影響でSCP-xxx-JP-2は完全に破壊され、現在はごく微量のSCP-xxx-JP-2の断片のみが保管されています。SCP-xxx-JP-2の断片は異常性を示さなかったため、SCP-xxx-JPはNeutralizedに再指定されました。

    追記2-今回の収容違反に関しての覚書:

    SCP-xxx-JPの収容違反で非常に多くの命が失われた。サイト-81KAは総合的な研究-収容兼用サイトだったが、それゆえに今回の収容違反で失ったものは大きかっただろう。
    しかし、SCP-xxx-JPが収容違反を発生させたことに関して言えば、我々に落ち度はなかったというのが、我々の達した結論である。我々は当時の管理者の判断を間違ったものだとは思わないし、彼にSCP-xxx-JPが引き起こした収容違反の責任を問うつもりもない。彼の判断は、リスク管理やリソースの配分という点からみても正しいものであった。

    今回は運が悪かっただけであると言わざるを得ない。
    我々の命は、ほんの少し運が悪かったというだけで簡単に吹き飛ばされてしまうものなのだ。ただ、それだけのことである。

    日本支部理事 █

記事のタイトル: 読んでくだサル?

付与する予定だったタグ: scp-jp safe neutralized 有機物 日本生類総研

主要な異常性: ランダムに文字を打ち続けるサルです。打ち込まれた文章が書かれた紙は周りの人間に強制的にワープします。

記事の簡単な要約、オチ: ランダムに文字を打ち文書を作成するサルですが、サルは偶然(天文学的な確率で)認識災害のベクターになる文書を作成します。それにより多くの財団職員は死亡します。財団職員の「運が悪かっただけで」命が消えるような理不尽な運命のやりきれなさ、無力感なようなものを表現したかったです。

その他アピールポイントなど:


k-calk-cal

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    rating: +2+x

    アイテム番号: SCP-xxx-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPは外部から視覚的に遮断された収容室に収容されます。SCP-xxx-JPの点検・手入れは過去にSCP-xxx-JPを視認したことがないDクラス職員を用いて行ってください。この作業はSCP-xxx-JPの視認効果に対する実験を兼ねています。今後SCP-xxx-JPの影響を受ける人物が5年以上にわたって現れない場合、SCP-xxx-JPはSafeオブジェクト指定を解除され、Anomalousアイテムに再分類されます。

    説明: SCP-xxx-JPは高さ1.5 m、幅0.5 mの姿見です。材質・耐久性に異常な点はみられず、異常性は鏡面のみに存在しています。人の目で観察した場合、SCP-xxx-JPの鏡面は一切の光を反射しておらず、黒く塗りつぶされているように見えます。あらゆる間接的な観察は、最終的に人の目で像を観察しようとする試みである限り、必ず"鏡面は一切の光を反射していないように見える"という結果に終わります。一方で電子機器による数値上の測定結果など、像の観察を経ない科学的な証拠は光の反射の存在を示します。

    SCP-xxx-JPは当初"黒く塗りつぶされたように見える鏡"としてAnomalousアイテムに分類されていましたが、後述のインシデントにより未知の精神的影響力を有している可能性が示唆され、暫定的にSafeクラスオブジェクトに指定されました。

    インシデントxxx-JP: 20██/█/██、当時Anomalousアイテム担当管理員であった中島管理員がSCP-xxx-JPを視認した際、錯乱状態に陥りました。その後中島管理員は対人恐怖症及び極度の人間不信の症状を示し、保護・治療の対象となりました。

    インタビュー記録

    対象: 新田管理員

    インタビュアー: ██研究員

    付記: 新田管理員はインシデント発生時、中島管理員と共同で作業を行っていた。

    <録音開始>

    ██研究員: 事件発生の直前に、中島管理員の様子に異常な点はありませんでしたか?

    新田管理員: 特にはありませんでした。いつも通り私が口頭で今日担当するオブジェクトの説明をして、そのあと彼があの鏡が仕舞われている中型ロッカーの扉を開けたら、突然様子が変わったんです。

    ██研究員: ちょっと待ってください。なぜあなたが中島管理員に口頭で説明をしていたのですか? Anomalousアイテムといえど、彼にも管理手順書を閲覧する義務はあるはずですが。

    新田管理員: すいません、いつもではないんです。彼は「どうせ僕は至極安全な、そして役に立たないものしか任されないのだから、やりがいもないし、やる気も沸かない」と言って、たまに手順書を確認しないことがあるんです。でも、それは本当に調子がのらないときだけですよ。それで、そういう時は仕方ないのでタッグの私が口頭でざっと説明することにしているんです。甘やかすのはいけないと思っているんですが、どうも彼を見ていると守ってあげたいような、そんな気になってしまいまして。

    ██研究員: わかりました。特にそのことについては責任を追及しませんから、ご安心を。さて、中島管理員がSCP-xxx-JPを視認した直後の様子を、もう少し詳しく教えてください。

    新田管理員: はい。彼がロッカーを開けたとき、私は少し離れたところにいたんですが、彼が私を呼んだんです。「おい、なんかおかしいぞ」って。すこしおどけたような様子でしたけど。

    ██研究員: 視認した直後はまだ、錯乱はしていなかったということですね?

    新田管理員: はい。それで、私はちょうど鏡が見えない位置にいたので、少し移動して鏡を見たんですが、手順書に書いてあった通りただの真っ黒な鏡でした。それで、彼にもそれを伝えたんです。彼は私を呼んでからずっとワクワクしたような笑顔で私の方を見ていたんですが、私がそう言うと眉間にしわを寄せて、鏡に視線を戻したんです。そこから、彼の様子がおかしくなっていきました。

    ██研究員: というと、そこからパニックが始まったと。

    新田管理員: はい。彼は鏡を見て、それから私を振り返りました。そのとき彼は明らかにおびえた表情をしていたので、心配になって私は彼に近づきました。そうしたら彼は「来るな!」と叫んで私を睨みつけたんです。明らかに異常だったので、私は救援を要請しました。

    ██研究員: なるほど、それで、医療班と収容チームが派遣されることになったわけですね。

    新田管理員: そうです。ただ、彼は部屋に人が入ってくるたびに鏡を確認していて、そしてそのたびに酷く怯えているようでした。それからは、彼は無理やり部屋から連れ出されてしまったので、よくわかりません。

    ██研究員: そうですか。貴重な情報をありがとうございました。

    新田管理員: あの、彼は無事なんですか?

    ██研究員: ええもちろん。今も安全なところで保護されていますよ。

    <録音終了>


    人事部による開示情報


    中島なかじま りょう

    Anomalousアイテム担当管理員 保護・治療対象

    採用経緯: SCP-███-JP発生の際、民間人としてその被害を受けたものの生存。当時現場にいた民間人は彼を除き全員死亡している。その後、本人の希望により財団に就職。能力試験の結果により、Anomalousアイテム担当管理員に配置される。主な業務は性質がすでに明らかになっている極低脅威Anomalousアイテムの維持・管理。

    人事評価: 忠誠心テストでは平均やや高めを記録。能力は全体的に見ると高くはないが、Anomalousアイテム管理員としては十分。ただし、緊急時の対応能力には欠けるため、危険な結果を引き起こしうるオブジェクト・アイテムの担当には適していない。

    インシデントxxx-JPの後、中島管理員は治療のため財団の保護施設に入所しています。以下は中島管理員の日記であり、SCP-xxx-JPが被影響者に何らかの妄想を生じさせていることを示唆しています。

    日記より抜粋
    日付は重要度が低いため省略。

    ここに入れられてから、少し落ちついた。もしかしたら出された食事に何かの薬が入っていたのかもしれない。
    鏡に映った新田は、新田の服こそ着てはいたが、ぎりぎり人間の形をしたシリコンだかゴムだか肉だかわからないようなもののカタマリだった。落ち着いた今でも、僕にはあれが鏡の見せた幻影だとは思えない。他の人間も、皆同じように鏡に映っていた。まともなのは、僕だけだった。

    今日はカウンセリングだった。同伴していた研究員があの鏡の資料を持っていたから、写真に撮られた鏡には何が映っているかと聞いた。彼はただ真っ黒なだけだと答えた。嘘をついているようには見えなかった。

    どうしても自分の目で確かめたかったから、僕は彼から無理やり資料を奪い取って写真を見た。彼には申し訳ないことをしたと思うが、やはり映り込んでいたのは何体かの白衣を着たソレで、各々がカメラやらボードやらを持っていた。おそらくカウンセラーも、研究員も人間ではないのだろう。僕に記憶処理剤が効かなかったのも、あの記憶処理剤が人間用ではなく化物用だからではないだろうか?

    財団は、あの化物の巣窟になってしまったのかもしれない。

    僕の部屋の近くには、いつも監視員がいる。僕が逃げ出したりしないように見ているのだろう。彼らも他の職員たちと同じく化物なのだろうが、僕は彼らに時々話しかけて、反応をうかがっている。僕が普通に話せる状態まで回復したと思わせることで監視も緩むし、僕もあの化物たちについてもっと知らなければならない。

    どうやら彼らは自分たちのことを人間だと信じて疑っていないらしい。鏡が黒く見えるのは、ある意味、彼らが自分たちの正体を知ってしまわないための自己防衛機能のようなものなのかもしれない。

    ここにきてからどうも、会話が単調な気がする。監視員の彼らとばかり話しているからだということもあるだろうが、何度も全く同じセリフを聞いている気がする。いや、今までを思い返してもそうだったかもしれない。

    少し、メモをしておく。"晴れ、12:15分頃、「こんにちは、いい天気ですね」「そうですね」「僕はいつかここからでれますかね」「でられますよ、きっと」「そうですか、それではあなたと話すのもこれが最後かもしれませんね」「それは少し寂しいですね」"

    ずっと財団の対応に違和感を感じてきた。いくらなんでも、僕のためにいろいろと手を打ちすぎじゃないだろうか? あの鏡もAnomalousからSafeオブジェクトに格上げされたらしい。なんというか、保護されているような気がする。

    考えてみれば、今までだってそうだ。いかにも筋の通っていそうな理由で、僕は安全な場所に押し込められ続けてきた。僕がまだここに入る前にオブジェクトに襲われたときも、一緒に巻き込まれた皆は僕をかばうようにして死んでいった。まるで、僕以外の人間が僕を守るようにプログラミングされているような感じだ。そうして僕は、保護された絶滅危惧種のような…… 気持ち悪い。

    メモ、"晴れ、12:10分頃、「こんにちは、いい天気ですね」「そうですね」「僕はいつかここからでれますかね」「でられますよ、きっと」「そうですか、それではあなたと話すのもこれが最後かもしれませんね」「それは少し寂しいですね」"
    前のを見返した。最悪だ。彼らは決められた反応を返すだけのロボットなんかもしれない。子供のころの悪夢のようだ。

    目の前で人間のようにふるまう彼らを見ていると吐き気がする。もう、この世界に人間は僕しかいないんじゃないかという不安に襲われる。

    唯一信頼できるのは、母親だけだ。僕はあの人から生まれたし、その時の写真も見たことがある。あの人だけは絶対に人間だ。

    そうだ、もし彼らが、本当に僕を守ろうとするならば、僕は僕を人質にとることができるはずだ。そうすれば、ここから出ることだってできる。ちょうど、ここに尖ったペンがあるじゃないか。


    中島管理員はインシデント後すぐに治療のため財団の保護施設に送られましたが、その後1度だけ施設からの脱出を試み、実際に脱出に成功しています。その際、中島管理員は実母である中島██に対し親書を送っており、以下は中島██宅で回収されたその親書の内容です。

    母さんへ

    遼より


    母さん、突然ごめんなさい。信じられないと思うけど、僕は今化物達から逃げながらこの手紙を書いています。詳しい経緯は話せないのだけれども、僕は人間のふりをした化物に囲まれているのです。

    化物どもは普通は人間と同じ姿をしているのですが、ある特別な鏡を通してみると、その本来の姿が現れます。ですが、彼らを見分ける方法は簡単です。彼らはあの鏡に映った景色を認識できず、真っ黒なものとしてしか見ることができません。あの鏡の写真を見せて、真っ黒だと答えればそれが化物である証拠になるのです。

    化物達の施設を逃げ出してから何人もの人間に鏡の写真を見せましたが、今のところ写真を見せて"真っ黒ではない"と答えた者はいませんでした。つまり、この世界は既にあの化物であふれてしまっているのです。だから、頼みは母さんだけです。小さいときから僕を優しく大事に育ててくれて、いろんなものから守ってくれた母さんしか、信じられるものはもうありません。どうか僕と一緒に、彼らのいないところまで逃げてください。

    █月の█日、できれば日が昇る前に██公園で落ち合いましょう。突然で信じられないかもしれないけども、どうか信じてください。この手紙に化物の写真も同封したので、それを見たらきっと信じてくれると思います。

    親書は、中島██宅のゴミ箱から回収されました。同時に、同封されていたとみられるSCP-xxx-JPの写真も発見されています。この親書の発見後、中島管理員は██公園で再発見され、保護されました。現在、中島管理員は再び保護施設で観察下に置かれており、治療が続けられています。再発見後、脱走の試みは一度も為されていません。

    mirror.jpg

    親書に添付されていた写真。施設からの脱走の際に職員から奪ったものだと推測される。

記事のタイトル: 塗りつぶされた鏡

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 人工 視覚

主要な異常性: 真っ黒に見える鏡です。ある一人にだけはその鏡が映すものが見えるようですが……

記事の簡単な要約、オチ: その一人に見える光景というのは、自分以外の人間がみなロボットかなにかのようなすがたをしているものでした。いわゆる哲学的ゾンビに近い、自分だけが本当の人間なのではないだろうか。もしくは、この一人の職員が幻を見ているのだろうか…… そういう気持ち悪さを狙いました。

その他アピールポイントなど:


k-calk-cal

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    rating: +2+x

    アイテム番号: SCP-xxx-JP

    オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

    特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはその異常性を失ったか、単に長期的な不活性状態にあります。SCP-xxx-JPはサイト-81KAの植物収容エリアに移動され、継続的に観察下に置かれますが、接近制限を除き特別な収容体制は取られません。本報告書はSCP-xxx-JPの活性化に備え維持されます。

    説明: SCP-xxx-JPは千葉県市原市の██公園に存在する1本のソメイヨシノ(Prunus × yedoensis 'Somei-yoshino')です。SCP-xxx-JPには樹皮の腐朽と枝葉、花数の極端な減少が見られ、枯死の直前である可能性が指摘されています。SCP-xxx-JPは1992年に発生した██川の洪水後、付近に存在したソメイヨシノが全て枯死するなかでただ1本生存した個体として、近隣住民に"奇跡の桜"、"守り神"として知られていました。

    SCP-xxx-JPの付近には1体の人型実体(以下SCP-xxx-JP-1)が存在しています。SCP-xxx-JP-1は前述の洪水で行方不明になっている上田 洋子氏(行方不明当時9歳)と外見上類似していますが、洋子氏との関連は不明です。SCP-xxx-JP-1は地面に座り込み、泣いているように観察されます。SCP-xxx-JP-1との直接の接触、もしくはSCP-xxx-JP-1の救出は、後述の異常性により困難です。

    SCP-xxx-JPはSCP-xxx-JP-1を中心としておおよそ10 m以内に接近しようとする任意の実体に対して攻撃的な行動に出ます。攻撃は主にオブジェクト自身の根を用いて行われ、実体が攻撃範囲内に侵入すると、SCP-xxx-JPの根は異常に伸長し、地中を通って実体に接近します。その後、根は地表に出現し、実体に対して刺突、打撃、[削除済]等を行います。攻撃は、実体の攻撃能力に応じて強力になる傾向があります。

    実験記録 - 2005/3/21

    実験責任者: 上田博士

    被験者: D-xxx1

    実験内容: SCP-xxx-JP-1への接近。特殊装備はなし。

    結果: SCP-xxx-JPの攻撃範囲に侵入した時点で地面から根が出現。D-xxx1は殴打を受け範囲外に跳ね飛ばされた。

    コメント: この程度の攻撃能力ならば突破も可能かもしれません。

    実験記録 - 2005/5/16

    実験責任者: 上田博士

    被験者: D-xxx1

    実験内容: D-xxx1に標準的な防護装備および銃火器を持たせての侵入。安全のため、D-xxx1は首に遠隔起動爆弾を装備している。

    結果: SCP-xxx-JPの攻撃範囲に侵入した時点で地面から根が出現しD-xxx1を殴打。D-xxx1はそれに対して銃火器で応戦しつつ、SCP-xxx-JP-1に対し接近を試みる。しかし、銃火器の使用直後にD-xxx1の足元から根が出現し、D-xxx1を貫通した。その後SCP-xxx-JPの根はD-xxx1の遺体に絡みつき、全身を刺突したが、すぐにそれを中止し、D-xxx1の遺体を攻撃範囲外まで投げ飛ばした。

    コメント: 生身の人間の接近は不可能でしょう。なんらかの機器を用いるべきかもしれません。

    実験記録 - 2005/6/01

    実験責任者: 上田博士

    被験者: 遠隔操作ドローン

    実験内容: ドローンは上田博士が操作し、SCP-xxx-JP-1への接触を試みた。

    結果: 攻撃範囲にドローンが侵入した時点で、地面から根が出現してドローンを殴打。ドローンは墜落し、故障。その後根の1本が公園外で機器を操作していた上田博士に向かって急速に伸長。根はすぐさま保安部隊により破壊され、上田博士に被害はなかった。その後Dクラスを用いて同様の実験を行なったが、ドローン操作者に対しての攻撃は再現されなかった。

    コメント: あれは攻撃というよりも、私を手招きしているように思えましたが

    備考: これ以上の接近実験は、成果が望まれず、またSCP-xxx-JPの根の範囲外への伸長を招きかねないため、禁止する。 - 日本支部理事

    映像記録

    付記: 本記録は、上田博士によって無許可で行われた非公式の接近実験の記録です。撮影は実験助手である多田研究員によって行われています。

     

    [撮影開始]

    警備担当者: ここから先は立ち入り禁止で──

    上田博士: 担当研究員の上田です。実験の申し出があったはずですが。

    警備担当者: そのような予定はありませんが。

    上田博士: それはおかしいですね。ほら、ここに申請書類の写しがありますよ。

    [上田博士は偽造書類を警備担当者に提示する。]

    警備担当者: あれ、変ですね。今確認を──

    上田博士: 緊急の実験ですからすぐに行わなければ。安心してください。責任は私が取りましょう。

    警備担当者: しかし規則です、確認をしなければいけません。

    上田博士: 手遅れになったらあなたに責任がとれるのですか? 確認不足はそちらの不手際です。今から確認するのは自由ですが、私は今、ここを通らせてもらいますよ。

    [上田博士は警備担当者を押しのけてSCP-xxx-JPに向かって進む。SCP-xxx-JP-1までの距離はおおよそ30mほど。]

    上田博士: 多田くん、心配はありませんよ。万一弾かれることがあっても、何も装備していない状態ならば命までは取られませんから。あなたはここで待っていてください。

    [上田博士は前進を続ける。上田博士がSCP-xxx-JPの攻撃範囲に侵入しても、根は出現しない。SCP-xxx-JP-1は泣いたままで、様子に変化はない。]

    上田博士: ほら、やはり入れました。このまま進み、あの子に接触します。

    [上田博士は接近を続け、SCP-xxx-JP-1の前でしゃがみこむ]

    上田博士: やっと会えましたね。

    [SCP-xxx-JP-1は顔を上げる]

    上田博士: あれから、あれから13年も経ってしまいましたね。迎えに来るのが遅れて本当にごめんなさい。

    [上田博士はSCP-xxx-JP-1を抱きしめる。SCP-xxx-JP-1も上田博士の背中に手を回す]

    [120秒程度、上田博士とSCP-xxx-JP-1はこの状態を保つ。音声は上田博士とSCP-xxx-JP-1の発する嗚咽のみ。]

    警備担当者: 上田博士! 確認しましたがやはり実験の許可は下りていません! SCP-xxx-JP-1から至急離れてください! 繰り返します──

    上田博士: 気づかれてしまったようです。しかし、大して問題ではありません。さあ、一緒に帰りましょう。

    [上田博士は立ち上がろとするが、SCP-xxx-JP-1に強く抱擁されているために立ち上がれない。]

    上田博士: ははは、大丈夫ですよ。ここから離れてももうずっと一緒にいられます。一緒に行きましょう。

    [依然SCP-xxx-JP-1の力は緩まない。]

    上田博士: ほら、どうしたんですか──

    [SCP-xxx-JP-1の肌がひび割れ、硬化を始める。地面から大量の根が出現する。]

    警備担当者: 緊急事態! 緊急事態! SCP-xxx-JPが活性化! 応援を求める!

    多田研究員: 博士!

    [カメラは地面に投げ捨てられるが、依然SCP-xxx-JPを映している。多田研究員はSCP-xxx-JPの攻撃範囲内に侵入した時点で複数の根に殴打され、範囲外に弾き出される。]

    [現地に待機していた部隊が根に対して銃撃を行うが、根は攻撃範囲外の部隊に対しても攻撃を始める。]

    上田博士: クソッ、やめろ、離しなさい!

    [SCP-xxx-JP-1の体から複数の枝が発生し、上田博士を刺突。]

    [上田博士が悲鳴をあげると、SCP-xxx-JP-1も悲鳴のような声を発する。この声には水の流れる音と何かがぶつかる轟音が混じっている。声は公園外まで響いていた。]

    [上田博士を付近に存在する根が次々に刺突、貫通する。上田博士の体からは血液が噴出するが、根の表面に付着した血液はすぐに根に吸収される。]

    [侵入から16分後、SCP-xxx-JP-1は複数の根が絡み合った塊としてその場に残され、その他の根は全て地中へ縮小・格納される。]

    [SCP-xxx-JPの腐朽部は脱落し、樹皮が再生される。枝葉も急激に増殖し、枝葉には蕾が生成される。増殖が終了した数秒後、蕾は一斉に開花する。]

    [撮影終了]

     
    備考: このインシデントを境にSCP-xxx-JPは一切の異常性を示さなくなった。SCP-xxx-JPの収容施設への移動時、地中から根に絡まれた状態の洋子氏の白骨化した遺体が発見された。

記事のタイトル: 枯れ桜はあなたを待っている。

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid neutralized 植物

主要な異常性: 死んだはずの女の子と、それを守る桜の木です。

記事の簡単な要約、オチ: ある研究員が失った娘を守る桜の木…… と思いきや、ただそれを疑似餌にしてその娘と同じ良い血を求めているだけだったという、願いを打ち砕くような財団ぽい展開を狙いました。

その他アピールポイントなど:


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