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アイテム番号: SCP-XXXX
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 許可なくSCP-XXXXを鳴らしたり、SCP-XXXXを使って呼び寄せた生物が他のSCPを収容違反するような事がないようにしてください。
説明: SCP-XXXXは、さくらんぼの形をした鈴であり、鳴らすとオレンジの帽子を被った黒い生物(SCP-XXXX-1)がどこからともなく現れる。SCP-XXXX-JPを紛失すると、SCP-XXXX-1よりも小さな紫色の生物(SCP-XXXX-2)がSCP-XXXX-JPと共に赤いボタン(SCP-XXXX-3)を(SCP-XXXXを)鳴らした付近に運んでくることが確認されている。破壊試行ではSCP-XXXX自体と押されてない状態でのSCP-XXXX-3は破壊されず、SCP-XXXX-1とSCP-XXXX-2は破壊された場所の近くで復活し、それ以外の呼び寄せた生物は消滅した。
SCP-XXXX-3を押すとSCP-XXXX-3と共にSCP-XXXX-1とSCP-XXXX-2も消滅した。
実験記録5 - ████/MM/DD場所: 娯楽室
実施方法: ████博士が[編集済]のパッケージの付近で鳴らす
結果: SCP-XXXX-1が現れ、『It's me!』と記述した。また、耳栓をしていた研究助手は耳栓をしていない時と同様の鈴の音を聞いたと証言した。
分析: [編集済]。SCP-XXXXの音は耳栓を貫通するようだ。
実験記録6 - ████/MM/DD
場所: ████研究員の寝室
実施方法: ████研究員の側に置く
注記: ████研究員は既にSCP-513の音を聞いている。結果: SCP-513-1は████研究員を襲う前に自力で鈴を鳴らし、呼び出したSCP-XXXX-1としばらく対話していた。
SCP-XXXX-1がSCP-513-1に反撃した所でSCP-513-1は逃走、その後SCP-XXXX-2がその場所に現れ、████研究員にSCP-XXXX-3を押すように指示した。備考: SCP-513-1は後に再び現れたため、SCP-XXXX-3で消滅しなかった事になる。
補遺:
記事のタイトル: Chuchelly
付与する予定だったタグ: safe 食物 楽器 外部エントロピー 動物
主要な異常性: このさくらんぼは振るとCHUCHELのそれと似たような音を鳴らし、チュチュルやケケルといったキャラクターが現れます。
記事の簡単な要約、オチ: オリジナルのCHUCHEL風動画を作れます。SCP-XXXX-1がチュチュル、SCP-XXXX-2がケケルです。SCP-XXXX-3は停止ボタンです。
その他アピールポイントなど: これ、本部に投げようとしたんです→ http://www.scp-wiki.net/forum/t-6718194/an-idea-it-can-make-your-own-chuchel-video
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、施錠可能な低危険物収容チャンバーに収容します。SCP-XXX-JP-2の影響を不用意に受ける事態を回避する為、実験時以外はSCP-XXX-JP-2を吊り下げられた不透明なカバーにより覆ってください。6ヵ月ごとにSCP-XXX-JP-1の損傷検査を実施してください。検査の結果に応じ、必要であればSCP-XXX-JP-1の補修を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは2つのオブジェクトから構成されている物体です。SCP-XXX-JP-1は600mm四方、高さが993mmの直方体です。調査の結果、異常性のない標準的なコンクリートで構成されており、天面を除く表面にアクリル系シリコン樹脂の塗料が塗布されていることが判明しています。また、オブジェクトの一部に欠けや傷などの損傷があります。SCP-XXX-JP-2は三辺が0.7m^3の立方体に収まる大きさを持つ不定形な物体です。SCP-XXX-JP-1と異なり、SCP-XXX-JP-2に傷や経年劣化の痕跡はみられません。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の天面中央におよそ30mmの高さを保持して浮遊しています。SCP-XXX-JP-2は常に不定の方向に向かってゆっくりと回転しており、回転に伴ってその形状を変化させる特徴があります。この形状の変化は一定でありませんが、これまでの観察により、およそ大十二面体や正二十面体に近い形状をしていることが多く見られます。SCP-XXX-JP-2の表面は銀白色の金属光沢を持ち、表面は一様に滑らかに見えます。しかし、直進性の高いレーザー光を照射した実験においてオブジェクトの反対側に透過する場合や、複数箇所に反射することが確認されています。これらの調査から、SCP-XXX-JP-2は超多面体(ポリトープ)の構造を持っているという仮説が一部の研究員から挙げられています。SCP-XXX-JPがどのようにして現在の形状を保っているかは不明です。SCP-XXX-JP-2をSCP-XXX-JP-1上から移動させる試みは現在まで有用な成果を得られていません。SCP-XXX-JP-1をクレーンに係留し移動させる実験においてSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の相対的な位置は変化しませんでした。この性質がSCP-XXX-JP-1によるものなのか、SCP-XXX-JP-2によるものなのかは分かっていません。
SCP-XXX-JP-2を直接視認した生物はオブジェクトの異常性に晒されます。この異常性はカメラを通した映像や静止画、写真では現れませんでした。また、SCP-XXX-2-JPの異常性に繰り返し暴露した場合でも、影響の重複や進行度による差異は認められていません。この異常性は、暴露している時間の長さによって以下のように進行します。暴露開始からおよそ5分未満: 被験者は心身共にリラックスした状態になります。質問や命令に対して非常に従順になり、SCP-XXX-JP-2に対し「素晴らしい芸術作品だ」「神々しい」「もっと近くで見たい」といった賞賛の言葉を述べるようになります。 この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、症状は即座に改善されます。異常性が取り除かれた被験者に対しSCP-XXX-JP-2について質問をした所、短期間の健忘症のような症状を示しました。
暴露開始からおよそ5~10分: 被験者はよりSCP-XXX-2を賛美するようになり、可能であれば被験者はSCP-XXX-JP-2に接近しようと試みます。被験者に対して質問や命令を行うと暴露開始時と同様に従順ですが、従順な行動への見返りや褒美としてSCP-XXX-JP-2への接近や接触を求めるようになります。この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、被験者は即座に失神します。回復後の被験者は一様に強い喪失感の症状を訴えます。この症状は数分〜数十時間で回復する他、カウンセリング等により治療が可能です。
暴露開始からおよそ10分以上: 被験者はSCP-XXX-JP-2に接触しようとあらゆる試みを行います。この状態の被験者に対しては質問や命令は意味を成さず、オブジェクトに接触させる懇願の回答のみが得られます。この状態に至った全ての被験者は拘束した状態でも激しく暴れます。拘束から逃れるために無理に全身を動かし骨折を引き起こすなど重症を負うことが多くみられますが、被験者が苦痛を感じる様子が確認されていません。この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、被験者の意識レベルが速やかに低下し数秒で昏倒します。被験者はおよそ数日に渡って覚醒しません。症状から回復した被験者は自身の記憶を全て喪失した症状を訴えます。被験者へのインタビューから、SCP-XXX-JP-2についての曖昧な説明やオブジェクトを見つけることで記憶が戻ると感じるといった情報が得られることが明らかになっています。しかし、被験者を再度SCP-XXX-JPに暴露した場合でも特にオブジェクトの与える異常性に変化は見られず、記憶喪失の症状が回復するといった結果は得られていません。
この性質から、SCP-XXX-JPは要注意団体の███████において尋問用具として使用されていたことが調査から判明しています。もし、被験者が十分にSCP-XXX-JP-2に近づくことができた場合、自らの手などでSCP-XXX-JP-2に触れようとします。SCP-XXX-JP-2に接触したものは、SCP-XXX-JP-2の不定方向への回転によって非ユークリッド的に湾曲、または切断されます。SCP-XXX-JP-2の異常性により被験者は損傷に対し苦痛を感じないため、継続的に自身をSCP-XXX-JP-2に触れさせようと試みます。多くの場合、両手を喪失した後、頭部をSCP-XXX-JP-2に接触させることで被験者は死亡します。SCP-XXX-JP-2は被験者が暴力的な接触を試みた場合でも物理的な影響を受ける様子はありません。SCP-XXX-JP-1は飛散した物体や液体などで汚損や損傷を受けることがあります。
補遺:
SCP-XXX-JPは
SCP-XXX-JPは20██年██月██日に要注意団体███████の倉庫襲撃時に放棄されていた所を発見されました。発見当時、オブジェクトの周囲は激しく汚損していたため、清掃した上で財団に収容されました。また、その際に2通の書類が発見されました。どちらも手書きと思われる文面で、一部はインクが紙面から溶出しており判読不能です。1通目がA5サイズの横書きの便箋、2通目がA6サイズ程度の淡黄色の紙片です。現在、文書中の記述や筆跡から企業や個人について調査が進められています。Obj-2A[判読不能] 20██年 10月 吉日
拝啓
上 様
いつもお世話になっております。
████の████です。
以前大変お世話にな[判読不能]のものですが、
申し訳ありません、こちらの不手際で現在[判読不能]でございます。
現在、代替の品をご用意しております。 [判読不能]
10月12日にて[判読不能]にてお送り致しますが、[判読不能]はよろしいでしょうか。
この品なら財団の██████でも███でも何でも教えてくれるはずです。
貴方様の随に。
敬具
████████ 社
████ 殿
毎回とても美しい作品をありがとう。
これなら自宅に飾っても申し分無い美しさだ。
しかし、試したが時間が短すぎる。これでは使えない。
いつもの通り置いておくから持って行ってくれ。
次の品を楽しみに待っているよ。
Dr.
記事のタイトル:未定
付与する予定だったタグ: safe,精神影響,中毒
主要な異常性: 触りたくなる4次元立体です。暴露者は触りたくなっている間、少し従順になります。
記事の簡単な要約、オチ: 大変古い塩漬け記事であり、異常性自体は「触りたくなる物体」というシンプルなものです。副次効果として、暴露中に他人の言う事をよく聞くようになります。オブジェクト自体に触れている場合は触れている箇所が4次元的に回転、結果として3次元上での切断やねじれを引き起すことになります。人工物であり、情報を引き出して殺害する為に有効だと考え製造されましたが、記載の通り"効果時間が短い"として却下されています。
その他アピールポイントなど: やりつくされたリストから球や立体が普通との事で、この形状になりました。
Lose Communism does not match any existing user name
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アイテム番号: SCP-647-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-647-JPが発生する島全体はサイト-81██に指定され、情報操作によって無人島であると偽装されます。一般人の上陸は認められず、住民は外部の情報から完全に遮断された状態を保たれます。住民はこれを自然な状態であると認識していることが望ましく、この島に閉じ込められているという自覚を抱かないよう、あらゆる手段を講じて認識操作を行ってください。穏健な手段による対応が困難な場合は、記憶処理や終了措置などの強硬的手段も認められます。これによるSCP-647-JP-1の発生可能性は必要最低限のリスクとして許容されます。
説明: SCP-647-JPは東京都島嶼部に位置する█島で発生する異常現象です。SCP-647-JPが発生すると█島全体が深い霧に覆われ、過去に死亡した人物に酷似した人型実体1体(SCP-647-JP-1)が霧の中から出現します。SCP-647-JPの発生周期に規則性はありませんが、これまでに確認されているSCP-647-JPは全て夜間に発生しています。SCP-647-JPが発生することで副次的に霧が生じるのか、それともこの霧がSCP-647-JPの発生源であるのかは、現在のところ明らかではありません。
SCP-647-JP-1は死亡時点の年齢と外見で出現しますが、生物学的に極めて健康的です。精神状態は安定しており、財団の聞き取り調査にも論理的かつ常識的な受け答えをすることができます。記憶の正確性については基本的に原型となる人物が死亡しているため検証が困難ですが、SCP-647-JP-1自身および周辺人物は記憶の正確な継承を証言しています。生殖も可能で、20██/██/██時点で█島の非SCP-647-JP-1住民の██%は両親の片方あるいは両方がSCP-647-JP-1となっています。なお、死亡したSCP-647-JP-1をオリジナルとする新たなSCP-647-JP-1の発生は確認されていません。
SCP-647-JP-1が出現する人物の条件は、肉親など生前を良く知る第三者がSCP-647-JP発生時点で█島に在住あるいは滞在していることだと推定されます。財団が194█年に複数のSCP-647-JP-1実体の周辺人物に聞き取り調査を行ったところ、調査対象はただの一人の例外もなく「SCP-647-JP-1は間違いなく故人そのものである」と証言しました。この結果を受けて195█年から196█年にかけて多角的な追加調査が行われましたが、いずれの調査対象からもミーム汚染、認識災害、精神操作などの兆候が検知されず、本人の意志のみに基いて証言をしたことが確かめられました。
SCP-647-JPは█島においては古くから知られており、島への入植が始まった明治時代初期には既に「黄泉還りの御霧」として認知され、島の宗教的秘密とみなされて情報流出が妨げられていました。財団は194█年にSCP-647-JPの存在を把握し、出現したSCP-647-JP-1の島外への拡散が封じ込め違反に相当すると判断して、島全体をサイトに設定した大規模な収容プロトコルを策定しました。
財団がSCP-647-JPの存在を把握したきっかけは、財団エージェントが潜入先の精神病院で█島出身の男性と遭遇したことです。男性は徴兵を受けて太平洋戦争に従軍し、復員して█島に帰還したところ、ごく最近に蘇ったというもう1人の自分(男性をオリジナルとするSCP-647-JP-1)が本人の代わりに家族と生活を営んでおり、更には配偶者との間に新しく子供を設けていたと証言しました。後の調査で、復員の1年前に男性の戦死を伝える誤った連絡が█島に送られており、その直後にSCP-647-JP-1が発生したことが確認されました。財団職員が男性とSCP-647-JP-1の双方に個別面会したところ、両者は酷似しているものの完全に同一とは言い難く、性格や外見に細かな相違点が観察されました。これらの事例から、SCP-647-JP-1は厳密には死者が蘇生したのではなく、█島に居住する第三者が「その人は死亡した」という確信を抱いたことをトリガーとして、該当人物が対象者に関して抱いていたイメージを元に再現された実体であると推測されます。
記事のタイトル: 黄泉還り
付与する予定だったタグ: keter 人間型
主要な異常性: 死んだはずの人間が霧と共に出現する。簡単な異常性です。
記事の簡単な要約、オチ: 補講セクションなどが存在せず、ただの異状な現象みたいな感じになっております。
その他アピールポイントなど: 色々な方向性に広げられるかと思いますので、是非とも頑張って下さい。
LoversFool does not match any existing user name
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アイテム名: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの周囲10m以内を囲うようにして鋼鉄製の壁を最低13m以上の高さで設置してください。カバーストーリー「長期間の工事中」を散布し、壁の入り口付近に3人以上の警備員に扮した財団エージェントを常に配備し、周囲を警戒してください。
内部に侵入しようとしている、もしくは侵入してしまった一般人がいた場合、速やかに拘束し、Aクラス記憶処理を施した後、解放してください。
説明: SCP-XXX-JPは年数を経て老化した樹木のような外見です。SCP-XXX-JPの一部を削り取りDNA鑑定した結果、地球上のどの植物とも一致しませんでした。
SCP-XXX-JPが非活性状態にあるときは太陽光の有無に関わらず、植物の平均的な光合成よりも遥かに大量1の二酸化炭素を吸収し、また同様に大量の酸素を排出します。(以下、これを光合成と表記)SCP-XXX-JPが非活性状態の時は、光合成の異常性は見られません。SCP-XXX-JPは午前の11時から午後の2時の内の1時間30分の間、活性化状態となります。活性化状態になる1時間30分が、どこの時間帯になるかの規則性は今のところ解明されていません。
活性化状態でのSCP-XXX-JPの変化は以下の通りです。
活性化段階 段階終了までの経過時間 SCP-XXX-JPの様子 第一段階 15分 急激な成長と共に、呼吸の排出量、吸収量が減少。段階終了時には、光合成の機能が完全に消失した。 第二段階 15分 光合成とは対照的に酸素を吸収し、二酸化炭素の排出を始める。(以下、これを呼吸と表記)この段階まで急激な成長は続いた。段階終了時には呼吸量が光合成と対象に同様の吸収量、排出量になり、非活性化時に比べ、全長が1.5倍ほど成長した。 第三段階 30分 特に変化なし。現状を維持している。 第四段階 15分 急激な収縮と共に、呼吸量が減少。段階終了時には呼吸が完全に消失した。 第五段階 15分 呼吸の消失と共に、光合成が発現。徐々に吸収量と排出量が増えていった。段階終了時には、非活性化状態と同等の状態に戻った。 呼吸が発現している状態のSCP-XXX-JPの半径約10mに人間が侵入した場合、酸素不足による酸欠の状態になります。
補遺:XXX-1: SCP-XXX-JPは発見当初、木製の高さ7mの壁に囲まれていました。エージェント・██が休暇中に付近を通ったところ、軽度な酸欠症状が発現しました。不審に思ったエージェント・██が独自の調査を行ったところ、SCP-XXX-JPの発見に至りました。
出入り口と思われる扉の裏面に下記の文章が彫られた木製のプレートが釘によって固定されていました。
記事のタイトル: 草木も眠るお昼時
付与する予定だったタグ:
主要な異常性: 普段は光合成してるけど昼間に呼吸する植物。
記事の簡単な要約、オチ: 呼吸量が異常なため、付近に人がいるとすぐ死ぬ。「またお前らかよ」というオチが作りたかったが、Anomalousアイテムくらいにショボいものになってしまった。
その他アピールポイントなど: 名前に対してなんとなくな愛着があるので(逆にそれ以外はそうでもないので)、かなり大幅にこねくりまわしてみてください。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPを収容している洞窟は警備員による24時間体制での封鎖を行い、一般人による侵入を阻止してください。SCP-XXX-JP-2は全個体をサイト8139内の医療セクターに隔離し、出産の兆候がないかを確認するため体調をモニタリングしてください。
200█/█/██追記: 補遺-1から未収容のSCP-XXX-JP-2が存在する可能性が浮上しました。収容チームは直ちにこれを調査し、また発見されたSCP-XXX-JP-2に出産の兆候が見られた場合は移送を中止し、その場で仮設サイト設置による収容を行ってください。
またすべてのSCP-XXX-JP-1およびSCP-XXX-JP-2の収容施設にはメトカーフ非実体反射力場発生装置を設置し、影響が外部に漏洩しないように封じ込めを行ってください。200█/█/██追記: 補遺-2において発生した事象を踏まえ、SCP-XXX-JP-1周辺の収容エリア拡大及び警備の無人化と強化が決定されました。収容体制に異常が見られた場合即座に職員を現地に派遣し、場合によっては機動部隊の派遣を申請してください。またSCP-XXX-JP-2に出産の兆候が見られた場合、即座に収容セクターを放棄し封印処分を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは洞窟内に生えてる樹木状の実体(「まさんの木」がモチーフ)であるSCP-XXX-JP-1と、その影響を受けた人間であるSCP-XXX-JP-2から構成される存在です。
SCP-XXX-JP-1には葉や枝がなく、幹の上端からも生えてる根が洞窟の天井に根を張っています。
樹洞内には行方不明になった████学校の女子生徒、柚木██氏が埋め込まれているほか、周囲にフユシャクのメス成虫に酷似した実体(聖霊)が徘徊しており、フユシャクが分泌するシルクで樹洞内の生徒の肉体が覆い隠されています(クモ糸の天つ衣)。人間が接近すると男性の場合は原因不明の苦痛で失神して衰弱死し、仮に救出しても男性機能が破壊されてしまいます。女性の場合は夢遊病のようになって樹洞内の柚木██氏と接触し、フユシャクを経口摂取することで妊娠、SCP-XXX-JP-2に変化します。また二次性徴を終えていない児童では女性の場合は初潮の誘発、男性は性器の萎縮やホルモンバランスの変化などメス化の様な症状が発生します。これらの影響はメトカーフ非実体反射力場発を用いることで防ぐことが可能でした。SCP-XXX-JP-2は異常な胎児(以下SCP-XXX-JP-2a)を子宮内に有する妊婦で、SCP-XXX-JP-2aが分泌する化学物質により強い酩酊状態にあります(ぱらいそのけらく)。SCP-XXX-JP-2aはいわゆる芋虫のような六脚亜門の幼虫がヘソの緒のように胎盤から直接生えた形をしています。また、収容時この胎児には成長の兆候は確認されていませんでした。
200█/█/██追記: 補遺-1で回収された院内の防犯カメラの映像から、母胎から摘出されたSCP-XXX-JP-2aには、直接接触しなくても周囲の人間にSCP-XXX-JP-1と同様の影響を発生することが判明しました。この効果はSCP-XXX-JP-1と同様にメトカーフ非実体反射力場発生装置で封じ込めることが可能ですが、正常な過程で出産されたSCP-XXX-JP-2aにも有効かは不明です。
SCP-XXX-JP-2は発見時に胎児の異常性が十分に認識されていなかったため、生徒による組織的売春を想定した学校側により警察への通報が行われました。
その際行方が分からなくなっていた2年A組の2名の生徒(当時クラス委員長を務めていた柚木███氏と、副委員の楠本██氏)の捜索を行っていた警察組織によって、SCP-XXX-JP-1の存在する洞窟が発見されました。
洞窟捜索時に異常性によって警察官3名と、その救助活動を行っていたレスキュー隊員4名が犠牲となり特性が発覚したことから、警察組織からの要請で財団による収容が行われれました。
現在カバーストーリー「新型感染症」を流布し、SCP-XXX-JP-1の存在する洞窟を閉鎖するとともに、発見されたSCP-XXX-JP-2の全個体を収容しています。インタビューログ
以下の文章は、警察官を装った財団職員による事情聴取という形で、2年A組の担任教師及び生徒の保護者、2年B組生徒に対して行われたインタビューの抜粋となります。[重要度が低いため前略]
財団職員: 他に何か変わったことは?たとえば柚木さんが最近誰かと会った、とか。
担任教師: そのような話は特に…。ただ、夏休みに入ったら東京にいる従兄のところに遊びに行く、という話なら聞きました。とても楽しみだったようで、最近はそのことばかり話していました。
財団職員: その方とは特別な関係だったのですか?
担任教師: 幼いころから付き合いのあった方だそうです。柚木さんは母子家庭でしたので、小さいころは苦労されたそうですが、そのときによく励ましていただいた、といっていました。
財団職員: そうだったんですか…。そういえば副委員の子も母子家庭だとか。
担任教師: そうですね、でもあの子の方はちょっと事情が違いまして…。
財団職員: といいますと?
担任教師: 楠本さんのほうは離婚なんです。それも父親からの虐待が原因の。
[重要度が低いため前略]
財団職員: では娘さん達が週末にどこに集まっていたのかも御存知なかったのですね?
生徒保護者: てっきり日曜礼拝(████学校は県内でも特に古い歴史を持つミッションスクールとして知られています。)に参加しているものだとばかり…。自由参加なのに、クラスの勉強会にいってからは毎週参加していてやけに熱心だな、と気にはしていたんですが…。
財団職員: 外出以外での変化は? たとえば家での行動や態度とか。
生徒保護者: そういえば…。あのころから急に夫のことを避けるようになりました。前はそうでもなかったんですけど、突然食事の時間もずらしたりして。どうしてか聞いてみたこともあったんですけど「私はお母さんみたいにはならない」と言うばかりで…。
[重要度が低いため前略]
財団職員: 君たちから見てあのクラスはどんな印象だった?やっぱり前々から売春とかに手を出しそうなところがあったりしたのかな?
2年B組生徒: よくわからないですけど、多分それはないと思います。最近あのクラスはやたらと男の人を避けていましたし。弟を可愛がっていた人も急に邪険に扱うようになったくらいなんです。それにあのクラスは、そういうのじゃない、もっと変なことをしているって感じでした。
財団職員: 変なこととは?
2年B組生徒: あのクラスとはよく合同授業をやってるんですけど、おんなじクラスの子同士で怖いくらい一緒にいるんです。特に楠本さんは柚木さんにべったりで、まるで崇めているみたいでした。本人はちょっと困惑していましたけど、そんなのお構いなしにほかの子たちがくっついていてまわってるんです。
財団職員: 単純にすごく仲がいい、という感じではなく?
2年B組生徒:はい、なんというか…。クラス全体で何か隠し事をしていというか、あそこだけ学校のクラスじゃないって感じでした。
回収文書XXX-JP
現在行方不明となっている楠本██氏の自宅より回収された日記から、SCP-XXX-JPに関係があると思われる記述が発見されました。以下の文章はそれらを抜粋したものです。4/3
お母さんはこの学校の神様はうちのと同じだから大丈夫って言ってたけど、本当かな? クラスのみんなとも話が合わないし、学校に行きたくないなあ。4/21
柚木さんは本当にすごい。こんな私にも気を配ってくれる。柚木さんがクラス委員じゃなかったら、私はここまで頑張ることなんて絶対できなかった。5/3
柚木さんと一緒に参加できるなんて夢みたいな合宿!! もう今日みたいにずっと一緒にいられたらいいのに。5/27
信じられない。柚木さんがお母さんしかいないからってあんないい方はひどすぎる!!
だいたい父親なんていないほうがいいものなのに。みんなもっと柚木さんの素晴らしさを学ぶべき!!5/29
やっぱりこの学校には本物の神様がいるかもしれない。宣教師という人が言ってたことが本当なら、その神様の力を借りれば柚木さんの素晴らしさをみんなにわかってもらえるかもしれない。5/29
神様はこの木のことだったんだ。宣教師様が仰るにはこの木は神の国から来たもの、神の国への帰り道らしい。柚木様にはクラスみんなを神の国?に連れて行けるらしい。6/18
遂に二人の宣教師の方と直接お話しすることが出来ました!!明日さがらめんとに必要なことを教えて下さるそうです!!6/19
はんしやろうと様が仰るには、███にあるくろうすの木はもはや燃え尽きるのは時間の問題だそうです。財団?とかいうのが気づくころには手遅れだろう、と仰ってました。6/23
勉強会の第一回目は上手くいったみたい。この調子でクラスのみんなをどんどん仲間にしよう。6/29
今日の勉強会は大成功。クラスだけでなく、後輩の子も来てくれた。この調子で学校中のみんなを仲間にしよう。7/2
許せない。アイツは柚木様を誘惑するじゅすへるだ!! なんとしてもあいつの魔の手が届く前にびるぜんの行を終わらせないと。7/17
今日遂に、はんしや様のさがらめんとと、ろうと様の聖霊を授かることができました。これで柚木様がアイツのところに行ってしまう前にびるぜんの行を修めることができます。7/17
今日が最後の仕上げ。これが上手くいけば柚木様は聖母となるだろう。そしてその子になる私が、じゅすきりの長として皆をパライソへと導くのだ。現在日記に記されている宣教師という人物とSCP-XXX-JPの関連について、財団で調査を進めております。
補遺-1: 199█/██/██、当時未収容のSCP-XXX-JP-2による不完全な出産イベントが、███市内の産婦人科病院にて発生しました。
SCP-XXX-JP-2となっていたのは1年B組の生徒1名で、保護者が学校に対し妊娠の事実を隠していた事が発見の遅れにつながりました。また保護者からの依頼を受けた産婦人科医により中絶手術を行ったことが、イベント発生の原因と考えられています。
回収された院内の防犯カメラの映像からは、SCP-XXX-JP-2aが摘出された直後に院内の女性が一斉にSCP-XXX-JP-2に変化し、また院内の男性に対してもSCP-XXX-JP-1と同様の影響を発生させている様子が確認されました。このため当時院内にいた人間の内男性█名が死亡、入院していた妊婦を含む全ての女性がSCP-XXX-JP-2へと変化しました。
現場に投入された無人機全てがSCP-XXX-JP-2aに接近後30秒以内に原因不明の機能停止状態になったこと、SCP-XXX-JP-2aが屋外への移動を試みていたことから、回収を諦めた収容チームはカバーストーリー「医療用放射性物質の漏えい」を展開して病院を隔離しました。
現在病院内のSCP-XXX-JP-2及び摘出されたSCP-XXX-JP-2aは、病院の建屋内に注入された速乾性コンクリートによって拘束されています。またメトカーフ非実体反射力場発生装置を周囲に設置することで、SCP-XXX-JP-2aによる影響を封じ込めています。補遺-2: 200█/██/██、SCP-XXX-JP-1の封じ込めが何者かによって外部より突破される事案が発生しました。
事案発生時、SCP-XXX-JP-1が収容されている洞窟の入口を警備していた財団職員は、一時的にSCP-XXX-JP-1の影響を受けたときと同じ状態になっていたことが後の調査で判明しました。また警備システムは全て原因不明の機能不全を起こしていましたが、停止直前の監視カメラの映像には行方がわからなくなっていた楠本██氏が洞窟内に侵入する様子が確認されました。
新たに投入した無人機によるSCP-XXX-JP-1の調査を行った結果、SCP-XXX-JP-1の腹部が肥大化しているのが確認されました。
その後の調査で子宮内部にSCP-XXX-JP-2aに酷似した大型(推定体重は約40㎏。通常SCP-XXX-JP-2aの体重は100g前後である。)の実体が存在することが判明しました。200█/█/██追記: 事案発生後、SCP-XXX-JP-1・SCP-XXX-JP-2ともに内部の胎児に生育が確認されました。発育が確認されて以降、SCP-XXX-JP-1の影響範囲は指数関数的に拡大し続けています。またメトカーフ非実体反射力場発生装置を用いた異常性の減衰も、十分な効果を発揮しなくなりました。
現在の予測では、██ヶ月以内にSCP-XXX-JP-1・SCP-XXX-JP-2による一斉出産イベントが発生すると考えられています。
補遺-1の事例から、出産イベントの発生後にSCP-XXX-JPが収容違反を引き起こした場合、連鎖的なSCP-XXX-JP-2の出現によるLK-クラス生物種変換シナリオが発生すると考えられています。
そのため、現在サイト-8139ではSCP-XXX-JPの出産イベント発生を防ぐための研究が進められています。
記事のタイトル: ゆきのさんたまるや
付与する予定だったタグ: keter,伝染性,寄生,宗教,節足動物
主要な異常性: 洞窟内に生えてる樹木状の実体SCP-XXX-JP-1と、その影響で妊娠した女性であるSCP-XXX-JP-2から構成される存在。
SCP-XXX-JP-1と接触した女性は操られて虫型実体を経口摂取しSCP-XXX-JP-2に変化します(男性の場合は衰弱死するか助かっても性機能の喪失)。
SCP-XXX-JP-2は虫型の胎児(以下SCP-XXX-JP-2a)が子宮内に発生しており、SCP-XXX-JP-2aが母胎から出産ないし摘出された場合、SCP-XXX-JP-1のそれをより強力にした異常性を発揮し、周囲の人間を片っ端からSCP-XXX-JP-2に変化させてしまいます。
SCP-XXX-JP-1の樹洞内にはある学校の女子生徒が組み込まれていますが、財団が収容しているSCP-XXX-JP-2はほとんどがその生徒と同じクラスで、どうやらクラス全体でSCP-XXX-JP-1に囚われている生徒を一方的に崇めていたこと、その活動の中心人物であった行方不明の生徒がオブジェクト発生に深くかかわっていること、それと同時期にクラス全体が異様に男性に対して排他的になっていたことが判明します。
後にSCP-XXX-JP-1内の生徒も妊娠していることが発覚し、しかもその胎児は行方不明になっていた件の女学生が変化したものと判明します。記事の簡単な要約、オチ: 出産イベントが発生した場合、神産みの儀式を経てSCP-XXX-JP-1の胎内から再誕した元クラスメイトがほかのSCP-XXX-JP-2aを統率してLK-クラス生物種変換シナリオを発生させることが予想されます。そのため財団はイベント発生阻止を目的に、女学生にこれらの儀式に纏わる知識を与えたほんしや・ろうと(よろうてつの家老)なる要注意人物の行方を追っています。
その他アピールポイントなど: SCP界隈ではあまりネタに利用されていない、「隠れキリシタン」を題材にした作品です。この作品用に画像も作成したのですが、SCP-231との共通点の多さや、「ぼくのかんがえたさいきょうのSCP」ぽさが強く出てしまい、評価が上がらず削除となってしまいました。
現在これと起源を同じくするscpを執筆中です。用意した画像や、隠れキリシタン関連の用語(括弧内の単語などの元ネタ)の解説が必要でしたら、メッセージを頂けたら対応します。
(作品としての裏モチーフは処女懐胎によるキマシタワー)
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe→Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは青木が原樹海にある祠を中心に建てた温室内で栽培してください。SCP-XXX-JPの果実の利用法についての研究がすすめられています。収容範囲外でSCP-XXX-JPを発見した場合、直ちに回収し、温室内に収容してください。
SCP-XXX-JPは青木が原樹海にある祠を中心に建てた温室内で栽培します。温室の地下および周辺は厚さ5mのコンクリートで覆います。職員は常時温室のガラス、コンクリート面にひび割れ等がないか警戒してください。収容範囲外でSCP-XXX-JPを発見した場合、すべて焼き払い、その他の個体が存在しないか機動隊を動員して捜索してください。
説明: SCP-XXX-JPはチャノキ(Camellia sinensis)に似た特徴を持つ植物群です。この植物は青木が原樹海の ██地点にある祠を中心に自生し、適切な器官をもっていないにもかかわらず自律行動を行います。
SCP-XXX-JPの周囲半径50m以内に人間が接近した場合、SCP-XXX-JPは主に樹海に生息している動物を模しているとみられる動きで対象に近づき、踊りを披露する、鳥のような鳴き声を出す、まれに人間の言葉で、友好を深めようとする発話を行う、歌を披露するなどの行動を行います。この行動に対象が逃げ出さなかった場合、不明な方法で生成したリンゴ(Malus domestica Borkh)やブドウ(Vitis spp)に見える果実を対象の口元にさしだします。Dクラス職員による試食実験では「少し苦いけどまあまずくはない」と報告されました。
この果実を摂食した場合、通常は特に異常はおこりませんが、接触した対象の体内に寄生虫がいた場合30分以内に激しい腹痛と便意を訴え、寄生虫を体内から排出します。実験ではSCP-XXX-JPは寄生虫のいるDクラス職員に特に興味を示しましたが、どのようにして寄生虫の有無を判断しているのかは不明です。
記事のタイトル: この木なんの木
付与する予定だったタグ: 不明
主要な異常性: SCP-XXX-JP-2→動物(まれに人間)に似た動きをする植物。果実に駆虫作用がある。SCP-XXX-JP-1→稲荷を祀っている祠に似た並行異次元とのポータル。
記事の簡単な要約、オチ: ただの無害かつ有効的な植物、なのだが並行異次元のポータルから出てきたことが判明する。その並行異次元は財団が秘匿してしまったがために住血吸虫の被害がなくならず、しかも世界中に広がり人類が滅亡した(もしくは滅亡寸前の)世界で、この植物が名もなき誰かが、財団の研究データ等をもとに作り出した寄生虫対策の植物だということがポータルから発見された手記により判明する。財団への恨み節とともにこの世界はおそらくもうどうにもならないがせめてどこかの並行異次元を救うことになればと送り出した、と書かれた手記だがこの世界ではすでに解決している問題であるため重要性が低いこと、さらに動物や人間の死骸に帰省することによりその記憶を吸出し、知能が高まることが判明し、支配者シフトシナリオを恐れた財団は破壊命令を下す。
その他アピールポイントなど: ものすごく身もふたもない話を書きたくて作ってみたのですが自分の実力が追いつかず塩漬けになりました。日本住血吸虫との戦いの話を読んで何か書きたかったのです。なお日本住血吸虫症は「流行地に嫁に行くときは棺桶もってけ」といわれるほど猛威を振るった寄生虫で、終息宣言が出たのは割と最近(2000年)というSCPじみた寄生虫です。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid→未定(SafeまたはThaumielを経てKeter にする予定でした)
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはGPSを装備している限りにおいてサイト内の一部範囲であれば自由に行動できます。SCP-XXX-JPは財団の医療職員の許可があれば誰でも使用することができます。また、Aクラス職員及びセキュリティクラス4以上の職員については自由に使用することが認められます。SCP-XXX-JP使用後は必ずSCP-XXX-JPをDクラス職員の死体保管所に移動させ「補充」を行わせてください。
SCP-XXX-JP窓のない、防音装置の施された人型オブジェクト収容エリアに収容してください。また、収容室内には常時音楽を流すなどして、外部の音をSCP-XXX-JPが感知することを防いでください。
SCP-XXX-JPの使用は日本理事会3名以上の認可あるいはO5職員の命令がない限り使用は認められません。許可なくしてSCP-XXX-JPに接近を試みた傷病者がいた場合、警告なしでの射殺が認められます。SCP-XXX-JP収容サイトの職員は週一回の健康診断を受診してください。万一当該サイトで傷病者が出た場合、直ちにSCP-XXX-JP収容室の廊下を封鎖し、迂回してサイト外の医療施設に搬送してください。説明: SCP-XXX-JPは生物学的には死亡している十代前半とみられる女性です。SCP-XXX-JPは医学的には生命の兆候がないにもかかわらず、自律的行動、発話などを行います。また、通常の状態では死後凝結による皮膚の暗赤変や暗紫変が見られるもののそれ以上の腐敗の進行は見られません。視覚や視野、聴覚、嗅覚などは一般的な人類と同等と判明しています。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの感知できる範囲内[[footnote]]主に視認できる範囲内ですが、悲鳴などが聞こえた場合にも反応することが確認されました。[[/footnote]]に傷病者が侵入した際に発現します。
傷病者を発見したSCP-XXX-JPは直ちに対象に近づき、損傷個所と対応する自身の肉体をちぎりとり、対象に「分け与え」ます。分け与えた肉体は不明な方法で傷病者の負傷個所と置き換わり、通常の機能を持つようになります。分け与えられた直後は当該箇所の皮膚の色の変色等が見られますが、これは1分~15分ほどで対象の元の皮膚と差異のない状態に変化します。
内臓疾患等、外部から判断しにくい損傷の場合、SCP-XXX-JPは反応しませんが、人体模型等を用いて必要な臓器を説明すれば同様の治療行為を行います。これらの行為で拒否反応、機能不全などは確認されませんでした。
20 ██/ ██/ ██に脳挫傷により植物状態になった対象を用いた実験を行いました。対象: 30代男性職員、任務中頭部を強打し意識不明。
結果: [編集済み]
脳の損傷の治療にSCP-XXX-JPを使用することを固く禁じます-日本支部理事会・鵺
SCP-███により全身が[編集済み]した職員で実験したところ、SCP-XXX-JPは自らの脳を取り出し、代わりに職員の脳を入れることで「治療」を行いました。外見は「何か軋むような音」を立てて肥大していき ██時間後には当該職員の元の体格、外見と差異のないものに変化しました。医学検査の結果、血液型、DNAなどの情報も治療前の健康な状態と同様の者に変化していました。
このことからSCP-XXX-JPに終了済みのDクラス職員の肉体を供給すれば脳の異常以外のおよそすべての状況に対応できるものと判断され、より効率よく利用するための方法が模索されています。
記事のタイトル: 献身的ゾンビ
付与する予定だったタグ: 人型、自我、その他未定
主要な異常性: 自分の体をちぎって与えることにより治療を行えるゾンビ。ちぎれたか所から腐食し、異臭(有毒ガス)を発生させるがほかの死体から「補充」すれば元通りになる。基本的にどんな人間でも無差別に助けようとするが自分の死因になった状況と近い状況を作り出そうとしている人間を発見すると対象を脅して止めようとする。
記事の簡単な要約、オチ: 飲酒運転の車にひき逃げされた医者になりたかった女の子、大人になって苦しんでいる人を助けたかったのにできない悔しさと自分やその家族と同じように悔しかったり悲しかったりする人を助けたいという思いが昂じて異常性を発揮した。脳以外のすべての異常を直せることから財団専用万能医療キットとして利用しようとする財団と、すべての人を助けたい、自分が遭ったのと同じ事故を無くしたいゾンビの意識のずれによる収容違反が相次ぐ。最終的に「補充」に使った肉体の記憶も受け継ぐ(ゾンビが敵意を持つ対象が増える)こと、「治療」された人間もゾンビの気持ちを受け継ぐ(治療された人間もゾンビと同じ相手に敵意を持つ)ことから混乱からKeter になる。
その他アピールポイントなど: 途中まで考えたものの途中でSCP-2295を発見し、差別化する方法を考えるところで力尽きてサンドボックスに塩漬けになっていたものを発見しました。誰か記事にできる方、いらしたらよろしくお願いします。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:— Euclid—Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの捕獲、収容はオブジェクトの特性上非常に困難ですSCP-XXX-JPは現在エージェント・鳥羽に「取り憑いて」いるため、エージェント・鳥羽の身柄を確保することで収容したものとみなします。
このオブジェクトの行動はエージェント・鳥羽に極めて強い心理的負荷を与えるため、担当職員は彼女の精神状態に厳重な注意を払ってください。
SCP-XXX-JPおよびエージェント・鳥羽は可能な限りのセキュリティを施した人型オブジェクト収容室に収容し、常時2名のスタンガンと鎮静剤を所持した警備員および1名以上の医療スタッフが「話し相手」として収容室内でつきそい、常時監視を行うとともに、出入り口に最低三名の非殺傷兵器を装備した警備員が監視についてください。エージェント・鳥羽が脱走や自己終了、その他SCP-XXX-JPの破壊その他収容に悪影響を及ぼす行動をとろうと試みていると判断された場合、無警告での鎮圧が許可されています。説明: SCP-XXX-JPは知性と意思を持つそば椀です。このオブジェクトは発声器官がないにもかかわらず日本語による会話を行います。SCP-XXX-JPは不明な方法で地面から約1m程度の高さに常時浮かび上がっており、周辺3m以内に人間が侵入した場合その人間の目の前に移動したのち椀の中に蕎麦40gを生成し、食べるように勧めます。この摂食を拒むとSCP-XXX-JPは暴言を吐く、対象に体当たりを行うなどの攻撃的な態度をとります、それでも対象が蕎麦の摂食を行わなかった場合、対象の口内および咽喉内に大量のそばを転移させます。
また、対象がオブジェクトの主張する「正しいそばの食べ方[[footnote]]そばをすべてつゆにつけない、大きな音を立ててすするなどの行為[[/footnote]]」を行わなかった場合や「ごちそうさま」を言わなかった場合「おかわり」が生成され、結果蕎麦を食べきれなくなった対象の口内および咽喉内に蕎麦を転移させ、結果的に対象は窒息あるいは食道破裂により死亡します。
蕎麦の摂取が致命的なアナフィラキシー反応を起こす人間および「すする」という行為に抵抗があるであろう外国人を優先的に狙うという地味ではあるものの明確な人類への敵意を感じます。-エージェント・鳥羽
このオブジェクトの回収時、エージェント・鳥羽が蕎麦アレルギーの患者を救助しようと立ちふさがったところエージェント・鳥羽から離れなくなったため、やむを得ずエージェント鳥羽を人型オブジェクト収容室に収容することで収容しました。エージェント・鳥羽はセキュリティチェックのための脱走実験に参加していた経歴があり、彼女の収容は極めて困難です。彼女の脱走及び自己終了はSCP-XXX-JPの収容違反につながるため対象オブジェクトのKeter クラスへの格上げ申請を提案します。
申請は20 ██/ ██/ ██にエージェント・鳥羽の脱走事案を受け承認されました。
補遺: エージェント・鳥羽の身辺調査の結果彼女の父親がそば職人であることが発覚しました。エージェント・鳥羽は幼少時一時的にそばアレルギーを発症していた時期があり、その際に父親に無理やりそばを食べさせられたことでそば嫌いになったと供述しています。
記事のタイトル: こだわりのおそば
付与する予定だったタグ: 容器 自我 自律
主要な異常性: 空飛ぶわんこそばのお椀、周辺に人間がいると近寄ってきておいしいおそばをわんこそばの要領で生成し、不明な方法で話しかけ、食べるように勧める。
記事の簡単な要約、オチ: そばがおいしいことを広めたいがためにそばが苦手な人やそばアレルギーを持っている人間に付きまといそばを食べることを強制する迷惑な存在になってしまったしゃべるお椀。最終的に異常なまでのそば嫌い(小さいころ一時的にそばアレルギー持ちだったがそば職人の父親にそばアレルギーを「食べれば治る」といわれ無理やり食べさせられる、後日発覚して離婚、母方に引き取られたとか)であるエージェントに付きまとうようになる。オチはそのそば椀はエージェントの父親が「もっとうまいそばを作れば娘も食べてくれるしまた元通りの家族に戻れる」と信じてそば作りに打ち込んだ魂が乗り移ったものでありエージェントにとにかくそばを食べてほしいと思っている。 ……が、エージェントにとってはトラウマでしかないため「食べれば成仏する」といわれしぶしぶ食べるも嘔吐と拒否反応(精神的なもの)をおこし生死の境をさまよう。
その他アピールポイントなど: 親の(エゴだし迷惑だし娘の都合を一切考えてない自己中心的なものだけど)愛と娘の「いやそれどう説明されても恨みしかねえからな」という気持ちのぶつかり合いを描きたかったのですが着地点を見失って塩漬けになっていたものです。誰か書いてくださる方がいたらよろしくお願いいたします。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの出現に即座に対応するために、財団の管理下にある32ヶ所の天文観測所より24時間体制で地球の周回軌道付近の偵察を行います。
新たなSCP-XXX-JPの出現が確認された場合は、財団との通信を行った上でSCP-XXX-JPの観察を行ってください。観察が終了、もしくは観察の許可が下りなかった際はSCP-XXX-JPに接続されているロープを切断し、回収を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは地球の周回軌道付近に不定期に出現する実体です。財団は計17体のSCP-XXX-JPの存在を記録していますが、いずれも出現する瞬間は観測されていません。
SCP-XXX-JPの外見は宇宙服を着用した人間の様に見えます。しかし、その宇宙服はどの国の物とも一致していません。SCP-XXX-JPのヘルメットのバイザーは不透明であり、内部を確認することが不可能となっていますが、SCP-XXX-JPには生体反応があるため、何らかの生命体が存在していると考えられています。また、SCP-XXX-JPの腹部には宇宙飛行士が宇宙空間で活動する際に宇宙船と自身を繋ぐロープが接続されています。しかし、その長さは不明であり、ロープの接続先に何があるのかも判明していません。
SCP-XXX-JPは時折何かを探すように空中で手足を上下させたり、一つの方向に向かって必死に移動しようとしたりするといった行動をします。これらの行動はSCP-XXX-JPが自立した意思がある事を示しています。
SCP-XXX-JPは出現してから一定の速度で徐々に巨大化していきます。この異常性はSCP-XXX-JPが外部から影響を受けない限り続きます。SCP-XXX-JPは出現から約227時間ほどで地球よりも大きくなり、約10ヶ月で人類が観測できている範囲の宇宙よりも大きくなると推測されています。また、SCP-XXX-JPは巨大化と共に外見が変化していきます。一例として、出現から7時間後ほどたった場合、フックや使用用途不明の機器などの付属品の出現、背部の突起物の肥大化、ヘルメットと宇宙服のデザインの複雑化が確認されています。
SCP-XXX-JPは接続されているロープを切断した場合、巨大化が停止すると同時に生体反応がなくなります。その後、切断されたロープは瞬時に、SCP-XXX-JPは1週間をかけてそれぞれ消滅します。この性質より、現在の特別収容プロトコルが確立され、オブジェクトクラスがKeterからEuclidへ変更されました。
補遺1:
記事のタイトル: 未定
付与する予定だったタグ: Euclid 不定形 生物 宇宙
主要な異常性: 地球軌道上に不定期に出現する人型物体。見た目はロープに繋がった宇宙服を着た人のよう。
記事の簡単な要約、オチ: 実はこの物体は徐々に巨大化していっていて、その様子は子宮の中で成長する胎児と似ている。また、ロープは臍の緒の役割をいている。解決策はあるもののそのまま放置すれば成長し続け、いずれは地球はおろか宇宙全体よりも巨大化する可能性があり、多くの星が破壊される。
その他アピールポイントなど: 不気味さシンプルな謎というものを追求しようと思ったのですが、うまく改稿できなかったためここに投稿しました。よりゾッとするオチのつけ方を見せて下さることを望んでいます。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはインシデント対策のために交代制で10人以上のレベル2職員が全世界のすべての人通りのある道路および車両の通る踏切を24時間体制で監視するようにしてください。このオブジェクトの担当職員は20歳以上の好奇心の薄い、非行的行為を行った経歴のない人物が望ましいとしています。
SCP-XXX-JPの収容は事実上不可能であり、暴露収縮・終了のために関係者を適切な記憶処理で削除することが推奨されています。また、担当職員はSCP-XXX-JPによる被害に関する記憶を一部削除することが認められています。
SCP-XXX-JP-1の有効化・発生が確認された場合、特別プロトコルXXX-JP-Aに従い、サイト-81██所属の機動部隊こ-2“交通機動隊”を事故現場まで出動させ、SCP-XXX-JPのミーム性を無効化し、終了してください。終了のために機動部隊は、SCP-XXX-JPの関係者に対してインタビューを行った後、SCP-XXX-JPおよびSCP-XXX-JP-1を知った事実をクラスA記憶処理を実行し、カバーストーリー「『普通』の事故」を適用し解放します。また、この際ドライブレコーダーをはじめとする映像データは一般人へのSCP-XXX-JPの存在を広めないために削除または通常の映像へ差し替えてください。職員はSCP-XXX-JP-1を含む人物に外傷が見られた場合、救護を試みてください。回復が出来なかった場合は、適切なカバーストーリーにより開放し、埋葬をしてください。
SCP-XXX-JP-1の存在が通報された際にはSCP-XXX-JPの実行がされる前にSCP-XXX-JPとその周辺人物に対してSCP-XXX-JPに関する認識をクラスA記憶処理により消去し、SCP-XXX-JPを終了してください。記憶処理の済んだ人物は適切なカバーストーリーにより開放してください。
SCP-XXX-JPの発生防止のため、エージェントは小学校から高等学校を対象に6カ月に1度、特別プロトコルXXX-JP-B「交通安全教室」を実行してください。また、子供の多い地域や踏切、一度SCP-XXX-JPが発生した地域にはプロトコルXXX-JP-C「事故防止」をもとに運転手に子供が飛び出すなどの危険性を伝え、注意を促す看板を設置してください。
説明: SCP-XXX-JPは25歳未満の男女が行う遊びです。SCP-XXX-JPは強いミーム性を持ち、発生地域の非行的な人間とその周辺人物、好奇心の強い子供が主な暴露される対象となっています。
SCP-XXX-JPに暴露された人間は、SCP-XXX-JP-1と呼称します。SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP終了までの生存率は█%であり、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの惨劇を知るか命を絶つまでSCP-XXX-JPを実行しようとします。SCP-XXX-JP-1は、SCP-XXX-JPを行うために道路の車線上または路線の線路上に現れ、自動車、馬車、鉄道などあらゆる車体に対して事故を起こします。
SCP-XXX-JP-1は、事故が起きるか起きないかの駆け引きを行い、事故を起こさないことを「勝利」、事故を起こしたことを「負け」と称して、SCP-XXX-JPを実行します2。SCP-XXX-JPの存在された最古の文章は、18██年に[編集済]で起きた鉄道事故の事故記録です。この事故は当時10歳であった3人の少年、[削除済]が走行中の汽車が間近にいる状況で鉄道の線路上に石を起き、車両を脱線させ、少年2名および車掌█名が死亡しました。この事故の被害となった鉄道会社による生存者少年1人の事後調査により少年3名はSCP-XXX-JPを行おうとしていたことが判明しました。SCP-XXX-JPは機関車の生まれた18世紀から█300件以上発生しています。SCP-XXX-JP-1の死亡インシデントは毎年発生しており、子供自ら道路に飛び出す遊びによる死亡事故が毎年発生していることから、20██年に調査が開始され、20██年7月15日にSCP-XXX-JPとして認定されました。
[[collapsible show="+ SCP-XXX-JP関連事故記録抜粋" hide="- 閉じる"]]
記録XXX-JP-Ⅰ - 日付18██/1/██
国: [編集済]
種別: 鉄道事故
被害: 機関車両1両、貨物車両13両の横転および廃止。廃止までの期間の路線休止。█名の死亡、1名の重体。
概要: SCP-XXX-JP-1になった10歳の男児3名が路線上に石を置いたことによる脱線事故。記録XXX-JP-Ⅱ - 日付190█/12/25
国: イギリス
種別: 鉄道事故
被害: 路線休止、機関車両1両の[削除済]のため廃止、客用車両4両の横転および廃止、4両の脱線および廃止。廃止までの期間の路線休止。██名の死亡、4名の重体、13名の軽傷。
概要: SCP-XXX-JP-1になった5歳の男児1名が路線上を電車が来るすれすれを走り去ろうとした際に発生した接触事故。
補足 接触した男児は[削除済]の状態で発見された。この男児の母は発見状態による精神的損傷により、SCP-XXX-JPの発生した周辺駅で投身自殺をした。この自殺についてはSCP-XXX-JPの影響は認められないだろう。- ████・██・カレ博士記録XXX-JP-Ⅲ - 日付192█/08/02
国: アメリカ
種別: 車事故
被害: 車3台の大破、1名の死亡、3名の重体。
概要: [編集済]通りの車線道路上でSCP-XXX-JP-1になった12歳の女児1名が飛び出し、対象者の運転手がブレーキをかけたところ、SCP-XXX-JPの対象がSCP-XXX-JP-1および対象車のスリップにより後方2台の車を巻き込んだ接触事故。記録XXX-JP-Ⅳ - 日付194█/02/08
国: アメリカ
種別: 鉄道事故
被害: 路線運休、路面電車車両1両の廃止、2台の車の中破、4名の重体。
概要: 路面電車の線路上にSCP-XXX-JP-1になった8歳の男児1名が飛び出し、対象の路面電車が脱線。隣車線を走行中の車2台を巻き込み、接触した接触事故。記録XXX-JP-Ⅴ - 日付196█/07/14
国: オーストリア
種別: 車事故
被害: 1台車両大破、建造物(2階建て石造住宅)の損傷、2名の軽傷。
概要: 歴史的地区を走行中の車に対してSCP-XXX-JP-1になった16歳の男児がスケートボードで飛び出し、ブレーキをかけたところ、スリップにより、石造住宅1屋に衝突した。
補足 破損した建造物は適切なカバーストーリーのもとエージェント・████により復元がされた。— ████・██・カレ博士記録XXX-JP-Ⅷ - 198█/3/29
国: 日本
種別: 鉄道事故
被害: 路線の遅延、先頭車両の廃止、1名の死亡。
概要: SCP-XXX-JP-1になった14歳の男児1名が踏み切り上で通勤形電車がくるすれすれを通ろうとし、接触。対象の車両はSCP-XXX-JP-1を3m程度引きずり走る形で 停車した。記録XXX-JP-Ⅸ - 200█/6/28
国: フィリピン
種別: バイク事故
被害: 1台の原付車両の破損、1名の軽傷。
概要: SCP-XXX-JP-1になった9歳の男児1名が原付バイクの走る車線上に飛出したものの、対象のバイクが接触前に横転。
追記201█/7/11:インタビュー記録や現地調達により、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPを行ったことについてあやふやな記憶を保持しており、SCP-XXX-JP遭遇以降、記憶障害を保有していることが判明しました。また、1度以上事故にあわなかったSCP-XXX-1以外にSCP-XXX-JPを広めている存在も否定できません。SCP-XXX-2発見のため、エージェントによる監視範囲を広めることを提言します。— エージェント・旅
追記201█/7/13: 承認する。人事部より適切な人数を決定し、職員を派遣させる。 -O5-██
人事部より201█7/15: オブジェクトの研究職員を49人派遣しました。-人事部担当 ████
記事のタイトル: 楽しい交通事故
付与する予定だったタグ: scp-jp、keter、ミーム、記憶影響、強制力、未収容
主要な異常性: 子供が道路や踏切に飛び出す遊びをする
記事の簡単な要約、オチ: 子供が道路や線路に飛び出し、引かれなかったら勝ち、引かれたら負けという駆け引きを行う遊びをするオブジェクト。少なからずこの遊びを伝道するものがおり、遊びは現代になっても止まない。生存するとその遊びに関する記憶は思い出せなくなる。
その他アピールポイントなど: 原案はこのTogetterをご覧ください。はじめて書いたオブジェクトですが、うまいように題材が伝わりませんでした。無念を晴らしていただける方がいらっしゃれば、幸いです。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低脅威度物品収容ロッカーに収容してください。収容外のSCP-XXX-JPの捜索が現在行われています。
説明: SCP-XXX-JPは不明な物質によって構成された瓶で、上部のキャップには既存のどの文字とも一致しない図形が刻印されています。
SCP-XXX-JP内部には半透明の緑色の液体(SCP-XXX-JP-A)が満たされており、成分には柑橘類の果汁、酢、醤油の他に未知の物質が含まれていることが組成調査の結果判明しました。SCP-XXX-JP-Aを摂取した生物(以下、対象)は、肉眼やカメラ、レーダー等の計器類で観測することが不可能な霊的実体に変化します。
SCP-XXX-JPは2018/07/03から2018/08/26にかけて宇宙空間から断続的に地球に飛来したことから財団に発見されました。財団の保有する全ての天文台において2018/07/03以前にはSCP-XXX-JPは発見されておらず、SCP-XXX-JPは未知のテレポート技術を用いて地球外の文明から地球に送られてきたとの仮説が立てられています。この際SCP-XXX-JPは高高度からの落下に伴う衝撃を受けたとされていますが、目立った損傷は見られません。現在財団は1███個のSCP-XXX-JPを発見、収容しており、SCP-XXX-JP-Aを摂取したと思われる人物の失踪事件において、行方不明者の自宅からSCP-XXX-JPが新たに発見された例も存在します。
SCP-XXX-JPには文章が書かれた非異常性の紙片が付随しています。この文章は各SCP-XXX-JP個体が落下した地域で用いられる言語で記述されており、SCP-XXX-JPの製作者は地球文明に関する知識を有していると推測されています。以下は紙片に記述された文章です。
ゴースト・ポーションオバケになって、邪魔な壁を取っ払え!ホットでエキサイティングなオバケ暮らしをアナタに。
補遺: Dクラス職員を用いた実験が行われました。
実験-XXX-JP
実験日時: 2019/02/01
実験監督者: 照澤研究員
実験方法: D-32634にSCP-XXX-JP-Aを経口摂取させる。なお、付随する紙片の内容からD-32634の霊体化が予想されるため、収容違反防止としてメトカーフ非実体反射力場発生装置を設置した特殊実験室で実験を行う。
結果: D-32634がSCP-XXX-JP内のSCP-XXX-JP-Aを完全に摂取した瞬間にD-32634が消失し、SCP-XXX-JPとD-32634の着用していたDクラス制服が床面に落下した。
コメント: 予想通り対象は不可視の状態に変化した。SCP-XXX-JPや制服が落下したのは、対象が霊的実体に変異したことで透過したためだと予想する。今の所対象を観測することは出来ないが、脱走防止のためにメトカーフの作動を継続しつつ様子を見ることにしよう。 - 照澤研究員
追記: 2019/02/14に、財団の技術開発チームが従来の技術では観測不可能だった霊的実体の観測が可能なムーア式霊素子集積装置(MGA)の開発に成功しました。それに伴い、実験-XXX-JPで使用した実験室に対するMGAの使用が行われましたが、D-32634を観測することは出来ませんでした。事前に行われた別オブジェクトへの使用において同装置は正常に作動したことから、D-32634は未知の原因により消失したと考えられますていました。
上記の使用から約15分後、MGAの撤収作業中に同装置によりD-32634が観測されました。D-32634は実験室の床面から"飛び出る"形で地中より出現し、その後地球の重力を受けるような挙動で再度地面に"沈み"ました。その後の観測により、D-32634はおよそ85分の周期で出現、落下を繰り返していることが判明しました。この事から、D-32634は地球の中心を通過する形で実験室と地球の反対側を往復し続けているとの仮説が提唱され、後日ブラジル沖の南緯██°西経██°の地点においてD-32634の出現が確認されたことからこの説は実証されました。D-32634がコリオリの力の影響を受けず、メトカーフ非実体反射力場発生装置によって固定されなかった理由については現在判明していません。D-32634は実験室に出現した後に落下して姿が見えなくなるまでの間に口を動かして発話する様子が見られ、後に読唇術の技能に長けた職員に確認させた所、"あつい"、"たすけて"、"たべられる"などと発言していたことが明らかになっています。
2019/03/21追記: 12:00の実験室への出現時、長さ6m、直径0.5m程の先が細い筒形3の霊的実体2体4(暫定的にSCP-XXX-JP-Bと呼称)がD-32634をつまむような形でD-32634と共に床面より出現しました。D-32634とSCP-XXX-JP-Bは以前まで確認されていたように再度地面に落下せず上方に等加速度運動を続け、実験室の天井およびサイト-81██を透過して上空およそ150kmの地点まで到達しました。その後、D-32634とSCP-XXX-JP-Bは予兆もなく消失し、あらゆる機器に反応しなくなりました。D-32634の行方とSCP-XXX-JP-Bの詳しい特性については現在判明していません。
その後の実験により、SCP-XXX-JP-Aを摂取してからおよそ1ヶ月が経過した対象の元にSCP-XXX-JP-Bが出現し、その後両者とも消失することが判明しました。
記事のタイトル: ゴーストポーション地中風しゃぶしゃぶのタレ
付与する予定だったタグ: 食物 肉食
主要な異常性: 「飲むとお化けになれる」と書かれた地球外から飛来してきたガラス瓶。飲むと透明になり物もすり抜けられるようになるが、重力の影響はしっかり受けるのでそのままマントルに落下して行く(しかも摩擦の影響を受けないので大体30分間隔で地球のあっちとこっちとマントルを往復し続ける事になる)。最終的に巨大な箸が出現して何処かに連れていかれる。
記事の簡単な要約、オチ: 飲むとお化けになれる飲み物-かと思いきや何故か重力の影響は受けるので飲むとマントルを使った壮大なしゃぶしゃぶにされる-しかもその正体は地球外の謎生物が地球を「鍋」に見立てたしゃぶしゃぶを楽しむためのタレ兼エサのようなものだった。折り畳み内には書いてありませんが、「肉の次は野菜っしょ!」と言わんばかりに植物が対象のほぼ同じオブジェクトがバラまかれたり、財団が収容を進めたせいで肉が減ったとみるや財団施設を「アクは取り除かなきゃ」といったノリで宇宙にポイしたりもさせてみたかった。
その他アピールポイントなど: 自著記事2作目にして2連敗目の記事。発想に文章力が追い付かず、オチで表したかった事を記事中で全く表現することが出来ませんでした。実際に折り畳み内の内容を見て正体が分かったという方は居ないのでは…?「無駄に壮大な2段オチ」がコンセプトになっています。
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アイテム番号: SCP-1515-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-1515-JP個体は発見次第、サイト-81██の標準的昆虫飼育施設において、オスとメスを互いに隔離した状態で収容します。野生のSCP-1515-JPは発見次第確保もしくは破壊される必要があります。1ヶ月の調査で観測される個体数が1万匹を超えた場合、プロトコル「背水の陣」を実行し、発見したSCP-1515-JP群を全て破壊します。また「アバドンイベント」発生期には機動部隊む-5(“黙示録に備えるもの”)が出動し、予測エリアから10km 50km圏内の住民を避難させ、SCP-1515-JPの飛来に備えます。
説明: SCP-1515-JPはトノサマバッタ(Locusta migratoria)の亜種と思われる昆虫です。生態はおおむねトノサマバッタの群生相5と同様で、イネ科の植物の草本を中心とした食性です。通常のトノサマバッタとの大きな違いとして、メス個体は腹部に10〜20本の産卵管を持ち、そのうちの1本が特有のフェロモン6を分泌します。最も多く産卵管を持つメス(SCP-1515-JP-A)を中心に、10匹〜100億匹程度の社会性のある群れを形成します。また、食欲は非常に旺盛で、到達地点の半径1km以内のイネ科植物の草本を食べ尽くし、移動を繰り返します。おもに初夏と秋に産卵を行い、夏季は1か月ほどで孵化しますが、秋に産卵した卵は翌年春に一斉に孵化します。孵化した幼生のメスは共食いにより産卵管の取り合いを行い、最初に10本の産卵管を持ったSCP-1515-JP-Aを筆頭に新たなSCP-1515-JPの群れを形成します。
SCP-1515-JP-Aが死亡、もしくは衰弱によって移動が困難になると、産卵管の多いメス複数体がSCP-1515-JP-Aの産卵管を引き抜きます。この時、フェロモンを発する産卵管を引いたメスは産卵管を自らの腹部に刺し、他のメス個体が引いた産卵管を該当個体の腹部に刺すことで新たなSCP-1515-JP-Aに選ばれます。SCP-1515-JP-Aの死骸が残っていない場合、上記行動はなく群れで最も多く産卵管を持つメス個体、同数の個体が複数いれば共食いを行い生存した個体が新たなSCP-1515-JP-A個体として群れを誘導します。
「アバドンイベント」: 「アバドンイベント」は、SCP-1515-JP孵化期に発生する大規模な食害イベントです。個体数1万匹を超える群れが複数発生すると、SCP-1515-JP-Aはほかの群れとの距離が短く、かつ餌となる植物の多い地点7に移動します。群れが合流すると周辺の植物を摂食しながら交尾を繰り返します。この時、SCP-1515-JPの食性は大幅に拡大し、バラ科、ナス科、アブラナ科の植物、生物の死骸、衰弱した昆虫などを摂食し、共食いを行うことが確認されています。この時の被害範囲は群れの大きさに比例しており、合流したSCP-1515-JP個体数が多いほど甚大な被害をもたらします。範囲内の餌が食べ尽くされると、生存したSCP-1515-JP-A達は従来の群れと捕食されたSCP-1515-JP-Aの群れを率いて移動し、「アバドンイベント」は終了します。共食いにより終了時のSCP-1515-JP個体数はイベント開始時の1%以下となります。また、「アバドンイベント」時にSCP-1515-JPの排泄したフンは未知の病原菌を媒介し、それにより人獣共通の熱病が蔓延します。熱病は非致死性ですが高い感染力を持ち、重度の疲労感、発熱、疼痛、幻覚などの症状を約5ヶ月間持続させます。
「アバドンイベント」による被害はSCP-1515-JP個体数が大きいほど深刻なものになり、重要な穀倉地帯で発生した場合、大規模な食糧難をもたらします。財団の観測した最大規模の「アバドンイベント」は1███年██国で発生したもので、約500億匹のSCP-1515-JPが観測されました。この時並行して発生した通常の蝗害と組み合わさり大規模な飢饉を起こし、███万人が餓死する事態となりました。このイベントは「トノサマバッタの大量発生」として流布され、SCP-1515-JPを確認した非財団所属の調査団に対してはAクラス記憶処理が施されました。次回のアバドンイベントは2005年06月ごろと推測されます。事案記録1515-JP-1を参照してください。
事案記録1515-JP-1: 2005/08/██ 中国██省で1億匹規模の「アバドンイベント」の前兆が確認されました。機動部隊む-5(“黙示録に備えるもの”)が駆けつけ指定エリアを中心とした半径5km範囲に防護シートを備えましたが、5時間後、予測地点より15km離れた農村に向かう約300群、総数12億匹のSCP-1515-JP群の飛来を確認しました。これにより、該当農村を中心に半径10kmの範囲で「アバドンイベント」が発生、被害の中心にあった家屋や農具の多くは破損し、深刻な土壌汚染により一帯は壊滅状態となりました。のちの調査により、「アバドンイベント」に参加したSCP-1515-JP-Aの1体はイネ科植物ではなく木材を食害する傾向があり、その習性が群れ全体に伝播していたことが判明しました。SCP-1515-JP-Aの嗜好や習性によって変化した群れの行動の予見は困難となります。なお当イベントに出没したSCP-1515-JPの生存個体の90%は機動部隊により確保され、研究用の個体20匹を除き焼却処分されました。次回の「アバドンイベント」は2013年03月ごろと推測されます。
補遺: 財団によるSCP-1515-JPの捕獲と卵の破壊の努力に関わらず、個体数の異常発生が止まらないことを疑問視した研究員によりSCP-1515-JPの出没地点の調査が実施されました。その結果、トルクメニスタン███州█████村にある████からSCP-1515-JP-A成虫個体が発生していることが確認されました。当該地点はガス爆発事案により生物の生息できない状況となっており、どのようにしてSCP-1515-JPが出没しているかは不明です。████への潜入調査は現在申請中です。
記事のタイトル: 王様バッタ
付与する予定だったタグ: Keter 昆虫 群れ
主要な異常性: ものすごい勢いで増殖する。発生すると狂乱するように地域の植物を食べ尽くし、共食いと増殖を繰り返しあちこちを荒らしまわる。
記事の簡単な要約、オチ: 正体は黙示録のアバドンそのもの。トルクメニスタンにある地獄の穴が発生源であり、世界の終わりを告げるものとされる。Keterが分類だが実際はApollyon(アバドンの別名)。
その他アピールポイントなど: 聖書ネタです。極めて単純な蝗害の恐ろしさを表現したかったのですが、いかんせん普通にやばすぎるバッタに止まってしまい、結果的に低評価削除に至りました。単純な異常性から想起できる壮大な物語になるよう腕前が試されると思います。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 機動部隊に-2"レプラコーン"はWMO(世界気象機関)の協力の上で気象情報をモニターし、降雨地帯でのSCP-XXX-JPの出現を監視します。SCP-XXX-JPの出現が確認された場合はプロトコル「蛇狩り」が発動され、出現地域に機動部隊に-2が出動します。SCP-XXX-JP-Aに変化した人物は全て近隣収容サイトの保護セクターに移送され、記憶処理を実施の上で経過観察を行います。レッドゾーンに指定された区域で降雨の可能性がある場合は、強制降雨用地帯にて人工降雨プロトコルを実行し、SCP-XXX-JPを防止します。
SCP-XXX-JP-A-16は現在サイト-8124特設研究セクターに保護されています。研究セクターから100m圏内への現実性濃度が1±0.3Hm以上の人員および物品の進入は禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは世界各所で発生する異常な大気光学現象で、降雨後に明瞭な虹と副虹8に加え、3次の虹を伴った状態で出現します。通常の虹と異なり太陽の位置と無関係に地理的に固定された状態で出現し、1時間経過すると消失します。現在確認されているSCP-XXX-JPの出没地域はロシア連邦、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランド、日本の6カ国で、1990〜2016年の間で観測された127件中、吸収されたSCP-XXX-JP-A(後述)は212人ですが、財団の関知しない事例が過去から存在していたと推測されます。
SCP-XXX-JPの出現の瞬間を目視した人物はSCP-XXX-JP-Aに分類され、「虹の根元を見たい」という欲求を獲得し、SCP-XXX-JPの根元への接近を試みます。この衝動は周囲の人物により制止可能ですが、以降も「虹の根元を見なければならない」という認識を保持し、虹と類似した光学現象9にも接近を試みます。SCP-XXX-JPの根元に到達すると、SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPに直接触れ、消失します。DクラスにGPSと皮下発信機を装備させた実験では、信号は消失と同時にSCP-XXX-JPの根元地点と連動し、発生ごとに出現、消失することが確認されました。このことからSCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPに吸収されており、消失中は未確認次元もしくは地球外へ転移していると考えられます。
SCP-XXX-JP内部の音声機器、映像機器による観察は成功しておらず、唯一救出されたSCP-XXX-JP-A-16の証言からのみ判明しています。証言によると、SCP-XXX-JPにより消失したSCP-XXX-JP-Aは無数の水滴に構成された空間に転移します。水滴内部にはそれぞれ1体のSCP-XXX-JP-Aが存在し、外は大きい月と地球と思しき惑星の見える星空となっています。水滴内部のSCP-XXX-JP-Aは「あらゆる恐怖や不安から守られている」という安心感を獲得し、リラックスした状態となります。最終的には安心感から胎児の姿勢で睡眠し、ほぼ覚醒することはありません。
消失したSCP-XXX-JP-Aは、SCP-XXX-JP-A-16を除き回収されていません。
SCP-XXX-JP-16はSCP-JPから脱出し、回収された唯一のSCP-XXX-JP-Aです。2014/06/03、宮城県塩竈市に出現したSCP-XXX-JPから回収され、2001年に元SCP-XXX-JP担当者の故・日牟田博士10の指示でSCP-XXX-JPに接触したエージェント・ケインズであると判明しました。その後サイト-8124特設研究セクターでインタビュー中に昏倒し、以降は長期間の睡眠状態となり、不定期に覚醒します。
記事のタイトル: 虹の袂
付与する予定だったタグ: Keter scp-jp 未収容 ポータル
主要な異常性: 突然現れる自然現象に反した虹。本来無いはずの虹の根元が存在し、そこに触れるとその場から消失する。数少ない脱出者から消失者は安全な空間に転移し、そこで休眠していることが知らされる。無差別に人類を取り込んでいるとされる。
記事の簡単な要約、オチ: 未収容ゆえにKeterだが、生還者の証言から有用性が見出され、Kクラスシナリオ発生時に人類を保管するための手段としてO5間でThaumielとしての利用価値があるのではと追加研究を議論されている。
その他アピールポイントなど: 財団のThaumielオブジェクトに関する苦悩や理念について突っ込んだ記事です。またこのアイデアを活用されたい場合、記事用の画像を用意しておりますのでお声がけいただければお渡しします。
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アイテム番号: SCP-1196-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: 実験記録1196 -3以降、SCP-1196-JPは現在無力化されています。
追記: 不特定な日付においてSCP-1196-JPを原因とする中規模から大規模な被害が発生することが想定されます。被害発生予測地域においては常に非常警戒レベル5の避難体制を敷いてください。被害発生後の処理については、カバーストーリー「宗教団体による爆破テロ」、「ガス管の爆発事故」、「違法建造物の倒壊」を状況に応じて適用してください。
説明: SCP-1196-JPは、東亞合成株式会社製「アロンアルファシリーズ」の塩化ビニル樹脂系の瞬間接着剤です。内容量2g11、材質は同型の接着剤と同様のもので構成されています。なお、同型の接着剤については異常性の発現は確認されませんでした。
SCP-1196-JPの異常性は、物体12にSCP-1196-JPを塗布することで発現します。塗布した直後に対象の姿は喪失し、SCP-1196-JPを塗布した者(「観測者」と呼称。)のみが対象の姿を視認することが可能です。観測者の話によると、塗布した直後に実世界と重なる形で不明な空間(SCP-1196-JP-1)が出現し、SCP-1196-JP-1内で対象が一定方向に移動します。対象がSCP-1196-JP-1内の建造物等に衝突するなどして停止するとともに、対象及びSCP-1196-JP-1が消失するとされています。
SCP-1196-JP-1について、観測者を通じて衛星等により観測した結果、実世界と同規模であることが確認されています。また、空間内の建造物及び生物等についても実世界との類似点が多く確認されています。これらの観測結果により、SCP-1196-JP-1は平行世界である可能性が示唆されます。
2018年4月6日、██県██町のホームセンターにおいて「接着剤を壊れた人形に使用したら人形が消失した」とのクレームがあったことから、SCP-1196-JPの発見及び回収に至りました。その後、関係者らにCクラス記憶処理を施しました。
追記: 2019年の3月22日に第4実験棟第401実験室において物体による衝突事故が発生しました。映像記録により、当該物体が突如出現、直後に測定不能な速度で移動している様子が確認されています。実験記録1196-1で観測されたSCP-1196-JP-1の様子と一致していることから、SCP-1196-JP-1は実世界における不特定な未来空間であると推定されます。その後の調査によりSCP-1196-JPの発見された場所でも同様の事例が発生していたことが判明しています13。現在は、実験記録1196-2で観測されたSCP-1196-JP-1の時間軸の特定作業が進められています。それと並行して、実験記録1196 -3の被害発生予測地域の特定作業が進められています。
実験記録1196 -1 日付2018/04/29
対象: 0.3m×0.3m×0.3m、質量約10kgの木片
実施場所: 第4実験棟|第401実験室
実施方法: 対象にSCP-1196-JPを1滴分塗布し、SCP-1196-JP-1内における対象の軌跡を算定する。
検証結果: 対象の移動開始地点、停止地点等の情報を基に対象の軌跡を算定したところ、太陽系から見て対象の座標が固定された場合に描く軌跡と一致した。このことから対象の移動原理は、対象以外のものが自転等により移動したために相対的に生じたものであると推定される。
SCP-1196-JP-1の被害状況: 対象は本実験室のガラス張り及び2部屋分の壁を貫通し、第408実験室の壁に衝突して停止した。観測上、これによる死傷者数は計13名(死亡者: 職員7名/負傷者: 職員6名)に上る。
実験記録1196 -2 日付2018/05/02
対象: 0.3m×0.3m×0.3m、質量約10kgの木片
実施場所: 5m×5m×5m、仮設施設
実施方法: 対象にSCP-1196-JPを通常適量とされる量の2倍に相当する量を塗布し、対象にどのような影響を及ぼすか検証する。不確定な要素を含むため、万が一に備え、サイトの主要施設から500m離れた仮設施設にて実験を行う。また、塗布する者に、塗布後直ちに仮設施設から退避するよう指示する。
検証結果: 内部の設備等(対象含む。)とともに仮設施設の姿が喪失した。塗布量を増やすことで対象の範囲が拡大し、塗布されていない周辺の物体に影響を及ぼしたと推定される。
SCP-1196-JP-1の被害状況: 対象はサイトの外壁を貫通し、4棟の民間施設等を破壊、実施場所から1230m離れた高層ビルに衝突して停止した。観測上、これによる死傷者数は計測不能。
実験記録1196 -3 日付2018/05/10
対象: 大型水槽に貯水された500tの水
実施場所: 第1実験場
実施方法: 対象にSCP-1196-JPを1滴分適下し、対象の範囲がどこまで適用されるか検証する。水槽内の水全てが対象、あるいは水の一部に影響を及ぼすと予測される。
検証結果: 内部の設備等(対象含む)とともに第1実験場が消失した。これにより、対象の適用範囲は、塗布量ではなく塗布した面積に比例すると推察される。本実験によりSCP-1196-JPが消失したため、オブジェクトクラスをNeutralizedに分類する。
SCP-1196-JP-1の被害状況: 観測者が消失したため、観測不可。
補遺2: 実験で観測されたSCP-1196-JP-1について、特別収容プロトコルに追記した被害対策がされている様子は確認されていません。
記事のタイトル: 塗られるパラレル
付与する予定だったタグ: scp-jp Neutralized 未来予知 道具
主要な異常性: 対象を未来空間にて宇宙における絶対座標に固定する。対象以外のものが自転などで移動することにより、相対的に対象が高速移動しているように見える。
記事の簡単な要約、オチ: 対象を異空間において絶対座標に固定することができる接着剤。異空間であることを良いことに、財団は接着剤を用いた破壊的な実験を繰り返す。途中で異空間が未来であることに気付き、被害対策をするが実験で確認された未来空間ではそれらの被害対策がされている様子はない。要は、未来は変わらないってオチ。
その他アピールポイントなど: アイディアとオチは良いと言われましたが、全体的に冗長で実験が魅力的でなかったことが原因(自己分析)で削除に至りました。どなたか甦らせてくれることをお祈りします。
Mth02 does not match any existing user name
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の保管室に保管されます。また、SCP-XXX-JPへの接触及び半径1km以内に12時間以上留まることは禁止されています。SCP-XXX-JPへの接触もしくは範囲内に12時間以上とどまったことが確認された職員にはAクラス記憶処理が行われます。また、SCP-XXXJPを用いた実験は実験XXX-C以降禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは「██県██市と██県██市の友好を記念する。」
接触後に発現する異常性:
という6ヶ月ごとに変化する碑文が刻まれた高さ1.4m、横幅0.5m、奥行0.2mの石碑です。
SCP-XXX-JPは自身に刻まれた一方の自治体14の出身もしくは現在その自治体に居住している人物が一定時間自身の半径1km以内、もしくは接触したときに段階的にその異常性を発現させますが、もう一方の自治体15を知らない、もしくは現在その自治体に居住している場合異常性は発現しません。また、この異常性は対象がSCP-XXX-JPの半径1kmより外に出た場合、除去されます。以下が段階的に発現する異常性です。
接触後の時間 異常性 備考 0~12時間未満 ありません。 ありません。 12~72時間未満 自治体Bに対して親近感を抱くようになります。 同上 3~7日未満 自治体Bに住みたいと考えるようになります。 同上 7日~1ヶ月未満 自治体Bに居住するための準備をするようになります。 このとき、対象を同地に居住させるような出来事が起こります。 1ヶ月以上 自治体Bに居住しています。 実験では対象は死亡するまで同地に留まっていたことが判明しています。
半径1km以内にいて、なおかつ接触していない場合に発現する異常性:
半径1km以内にいた時間 異常性 備考 0~12時間未満 ありません。 ありません。 12~72時間未満 自治体Bに対して嫌悪の感情を抱くようになります。 既に接触している場合はこれらの異常性は発現しません。 3~7日未満 自治体B出身の人物に対し殺意を抱くようになります。 同上 7日~30日未満 自治体B出身の人物を殺害すようになります。 この時自治体B出身の人物を判別できるようになります16。 1ヶ月以上 自治体Bに何らかの関わりがある人物を殺傷するようになります。 同上 SCP-1756-JPは、20██年█月██日に██県██市の集落で連続殺人事件が発生し、犯人とされる██ █氏がSCP-XXX-JPを破壊しようとしたと供述したことが警察に潜入していたエージェントによって報告され、財団に認知されました。関係者にはBクラス記憶処理とカバーストーリー「集落内の抗争」の流布が行われました。
実験記録XXX-A - 日付20██/██/██
対象: D-3632(自治体A出身で自治体Bを知らない。)
実施方法: SCP-XXX-JPのそばでD-3632を2週間生活させた後、自治体B出身のD-2521をSCP-XXX-JPのそばに送り込む。
結果: D-3632はD-2521を暴行しD-2521を死亡させました。D-3632にはクラスC記憶処理が行われました。
コメント: どうやら自治体Bを知らなくても異常性は発現するようだ。-██博士
実験記録XXX-B - 日付20██/██/██
対象: D-3632
実施方法: SCP-XXX-JPに接触させた後、拘束する。
結果: 拘束後7日後から、被験者の身柄を自治体Bに移すといった計画が持ち上がりました。計画を破棄した後、拘束30日目となった██/██に拘束を解き逃走を図ったため終了しました。
コメント: あらゆる手段を用いても自治体Bに向かおうとするのか。-██博士
実験記録XXX-C - 日付20██/██/██
対象: D-9498
実施方法: SCP-XXX-JPを実験室に運び込み、実験室内でD-9498を拘束する。
結果: 被験者は拘束から1ヶ月がたった██/██に実験監督をしていた██博士に重症を負わせ実験室から脱走した後、被験者は拘束されました。また、██博士は自治体Bへの居住歴があることが判明しており、近くD-9498へのインタビューが予定されています。
コメント: これ以降の実験は禁止とします。-██博士
左側の自治体 右側の自治体 備考 ██県██村 ██県██村 市町村合併により消滅した自治体がSCP-XXX-JPに刻まれた初めてのケースです。この場合、後継の自治体出身の人物に異常性が発現します。 日本国██県 █████共和国███郡 他国の都市がSCP-XXX-JPに刻まれた初めてのケースです。このときSCP-XXX-JPに日本国と█████共和国の国旗が彫られました。 石碑の碑文が存在しなかった初めてのケースです。いかなる人物に対しても異常性が発現しませんでした。
記事のタイトル: 嫌悪あるいは友好の石碑
付与する予定だったタグ: scp-jp safe 石 精神影響
主要な異常性: 触れると友好的になり触れないと嫌いになる
記事の簡単な要約、オチ: 異常性解明のための実験で博士が重症を負います。無力化したと思ってももとに戻ったりします。
その他アピールポイントなど: 私の初作品です。+2から-4まで評価が変動していたので、是非ともこの無念を晴らしてください。いい方向にリサイクルされることを祈っております。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81███の収容ロッカーに保管されています、現在までに財団は███枚のインストールディスクを収容していますが未収容となっているディスクの存在が疑われるため機動部隊 し-61("")が未収容となっているインストールディスク回収の捜索のために現在活動しています。
SCP-XXX-JPが既にインストールされたコンピュータ(以下、SCP-XXX-JP-Aと指定)はサイト-81██の発電機を含めた3系統による安定した電力と空調が確保された大型収容室に保管されます、SCP-XXX-JP-Aは24時間体勢で電源が入れられ映像とソフトウェアでハードウェアの状態をモニタリングします。ハードウェアの故障の予兆が確認される場合には即座に部品の修理を行います。内蔵されている記憶媒体は1時間ごとに隔離された複数台のサーバへ1時間毎にバックアップを取り記憶媒体の故障の予兆が見られた場合は直近で予定されているバックアップ終了後に電源を落としバックアップを記憶媒体へ書き戻して再度電源を投入しモニタリングされます。
説明: SCP-XXX-JPはWindows系OS向けのシミュレーションゲーム「Spaced Transporter」のインストールディスクです。販売元としてパッケージに書かれている███社に詳細を問い合わせた所「このようなゲームの制作も販売していない」という返答が確認されています。
パッケージは説明書には特異性は確認されていませんがWindows系OSのインストールディスクでありながらWindows系ではないOSがインストールされているコンピュータにおいてもSCP-XXX-JPのインストールと起動が出来る事が確認されています。コンピュータにSCP-XXX-JPをインストールし起動した時からオブジェクトの特異性が発揮されます、SCP-XXX-JPの前にいた人間(以下、SCP-XXX-JP-B)はコンピューター内へ肉体ごと取り込まれSCP-XXX-JPが構築した世界に降り立ちます。この時からコンピューターはSCP-XXX-JP-BとなりSCP-XXX-JP動作させる事以外は行わず、自身の動作を終了することができなくなります。既にSCP-XXX-JPの中にSCP-XXX-JP-Bが取り込まれている場合の画面にはSCP-XXX-JPが構築した世界の様子とチャットウィンドウが表示されておりSCP-XXX-JP-Bとチャットを通して会話することが出来ます。
SCP-XXX-JP-Aは構築された世界の中で
また、SCP-XXX-JP-Aは通常のコンピュータと同様に電源がないと一切の動作が不可能であり、故障や停電等の要因で通電されない状態もしくは意図的に電源が投入されないままで24時間経過した場合SCP-XXX-JP-Aは特異性の無い通常のコンピュータへ戻ります、しかしSCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aの記録媒体から完全に跡形も無く消えておりSCP-XXX-JP-Bも消失しています。
この状態から同じコンピュータへSCP-XXX-JPのインストールを行った場合は別の世界が構築され以前取り込まれたSCP-XXX-JP-Bは戻ってくる事はありませんでした。SCP-XXX-JPは「実際に自分だけの都市を作れるゲーム」という触れ込みでゲームのレビューサイトに投稿されているものを同種のゲームを趣味とする財団エージェント高坂が興味を持ち入手、
補遺1
実験記録
責任者:條田博士
被験者:D-21712 D-21712はシミュレーションゲームが得意という事由から今回の実験に選ばれている
実験内容:SCP-XXX-JP-Aを操作する
操作対象物:SCP-XXX-JP-A-1(ノート型コンピューター)補遺2
インシデント記録1
記事のタイトル:
付与する予定だったタグ: scp-jp,euclid,オンライン,コンピュータ、
主要な異常性: ゲームをプレイしようとしたらそのプレイヤー自身がゲームの世界の内部に入り都市開発を行う事
記事の簡単な要約、オチ: あるエージェントが趣味にあうゲームを購入し、その後から行方不明になりそのエージェントのPCがきっかけで収容に至った事。
その他アピールポイントなど: 異常性自体が完全にまとまっていないので更に継ぎ足した上でどのような結末にも変化すると思います。この記事をリサイクルされる方は大まかな枠組みだけ残しつつ新たな特異性を入れるなどして自分の記事の様に扱って頂けると幸いです。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8118内の標準収容ロッカー内に収容されています。職員の精神衛生上、長期間に渡ってSCP-XXX-JPを着用する実験は制限されています。実験中は着用した対象へのインタビューを行い、対象の人格に異常が発現していないか確認してください。現在財団はSCP-XXX-JPの異常性を分析し、SCP-XXX-JPを利用して強固な耐久性を持つ防護服を量産する試みが行われていますが。成果は上がっていません。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を有した宇宙服です。外見、材質ともにスペースシャトル用機内スーツであるLaunch Entry Suit (LES)と同一のもので、左胸部分に「Marty Tyler」と書かれたワッペンが刺繍されています。また、発見当初SCP-XXX-JPは全体がかなり劣化している状態で発見されましたが、後述する異常性に先立って、SCP-XXX-JPの補修作業が実施されました。SCP-XXX-JPの異常性は、人間(以下対象)がSCP-XXX-JPを通常通りに着用した場合に2つの異常性が発現します。
対象によって着用されたSCP-XXX-JPは強固な耐久性を有します。対象によって着用されたSCP-XXX-JPに損傷を与える試みはすべて失敗しています。また、対象に着用されていないSCP-XXX-JPに、全体の80%が損壊しうる力一度に加わった場合、SCP-XXX-JPを無視して直接対象に作用することが判明しています。SCP-XXX-JPに対して、強度を向上させる何らかの措置を行った場合、着用した対象に直接影響が及ぶ範囲を縮小させることが可能です。
もう一つの異常性として、対象によって着用されたSCP-XXX-JPの対角線上40mの地点から、エアロスミスの楽曲「I Don't Want to miss a thing」に酷似した音声が発生します。音声はSCP-XXX-JPの四方から発生し、周囲40m以内に存在するすべての媒体が認識できる音量で発生します。また着用した対象は音声を知覚することはできません。音声はほとんどの場合楽曲の最初から再生されますが、着用した対象に歩行の意志があった場合、歩行中にサビパートが流れるように調整されます。消失するまでの間、音声は約1秒間を開けて、同一の楽曲を繰り返し再生されます。SCP-XXX-JPのこれらの異常性は、着用した対象がSCP-XXX-JPを脱いだ時点で消失します。
SCP-XXX-JPは██県警察に「空から不審物が降ってきた」という旨の通報がされ、財団エージェントが確認に向かったところ██市郊外の森林で発見されました、発見当初は世界を救った気になれる宇宙服として、Anomalousアイテムに分類されていましたが、一つ目の異常性が発覚した際、SCP-XXX-JPの特性を利用し、より強固な宇宙服を作成する目的として、アイテム番号とオブジェクトクラスが割り振られ、間もなく正式に収容されました。
補遺1: 20██/██/██に実施された実験中、SCP-XXX-JPを着用したDクラス職員の人格が、マーティ・タイラーと名乗る別の人物のものになる事案が発生しました。実験の内容は変更され、別人格に対するインタビューが行われました。また、SCP-XXX-JPが通常の方法で着用されたにも関わらず、音声が発生しませんでした。インタビュー中、マーティは自身に関する詳細な記憶を有していましたが、該当する人物、及び名前が出た人物全員が存在しないことが判明しました。詳細はインタビュー記録を参照してください。
対象: マーティ・タイラー
インタビュアー: ██研究員
<録音開始, [(20██/██/ ██]>
██研究員:改めてこんにちは、マーティ・タイラーさん
マーティ・タイラー: ああ、こんにちは、親しい間柄のやつは俺を「シャーパー」て言うんだ、アンタもそう呼んでくれて構わないよ。ところで一体、ここはどこなんだ、病院か? そもそも地球なのか?██研究員:詳しいことは言えませんが、あなたは日本の施設にいます。少なくとも危害をつもりはありません。いくつか質問させていただきたいのですが、よろしいですか?
マーティ・タイラー: …そうか、わかった、答えよう。
██研究員:では、あなたの年齢、職業と、家族構成を教えてください。
マーティ・タイラー: 年齢は42歳、家族は妻と…娘が一人、職業は石油会社で社長をしていた。[その後も、個人情報に関する質問をしましたが、該当する人物は確認できませんでした]
██研究員:…なるほど、では、ここにいる前の記憶を覚えてらっしゃいますか?
マーティ・タイラー: ここに来る前か…(15秒間、考えるようなそぶりをした)その、あれだ、察するに俺は、もうこの世にいない人間だと思うんだ。██研究員:どういうことですか?
マーティ・タイラー: 服はともかくとして、これは俺の体じゃない、きっと誰かの体を借りているんだろう。それに少しだけ覚えているんだ、死ぬ直前の記憶ってやつを。██研究員:思い出せる範囲で構いません、教えていただけますか?
マーティ・タイラー: ああ、確か俺は月で…、なぁ、アンタ、さっきから聞こえる小粋な曲なんだが、なんて歌なんだ?██研究員:音楽ですか?私には聞こえませんが。
マーティ・タイラー: [I Don't Want to miss a thingのメロディーを、断片的に歌う]██研究員:エアロスミスのI Don't Want to miss a thingという楽曲ですね、その曲が聞こえるのですか?
マーティ・タイラー: …そうか、…そうか、いいことを聞いた[この発言の直後、マーティは約6分間泣き続けました、途中██研究員が質問を続けようとしましたが、マーティが上手く返答できなかったため、泣き止むまで待機しました]██研究員:落ちつきましたか?
マーティ・タイラー: ああ、ありがとう、だがすまない、俺はもういかなきゃいけないみたいだ。██研究員:どういうことですか?
マーティ・タイラー: まぁお迎えが来たってことさ、色々教えてくれてありがとうな。██研究員:待ってくださいタイラーさん、まだ質問が。
マーティ・タイラー: 何、俺たちが世界を救った、それだけで十分さ。こうして地球というとても美しい星がある、それだけで価値があるってもんだ。ただ一つだけ…せっかく救った星なんだ、無駄遣いしないでくれよ?[この発言以降、D-XXX-JP-1の体には本人の人格が戻りました]
録音終了:
終了報告書: D-XXX-JP-1にインタビュー中の記憶について質問したところ、人格が変わっていた期間の記憶を持っていないことが判明しました。インタビュー以降、SCP-XXX-JPを着用した対象の人格に異常が現れた事例はありません。
補遺2: 財団日本支部宇宙開発部門が打ち上げた探査機「ウナバラ」が、月面で未知の金属の破片と、粘性の強い液体を発見、回収に成功しました。これらの物品はどちらも地球上のものではないことが判明していますが。SCP-XXX-JPとの関連性は不明です。財団は探査機「ウナバラ」の帰還を待って、月面にコロニーを建設し、月の本格的調査を実施する計画を準備中です。
記事のタイトル: 世界を救った宇宙服
付与する予定だったタグ: scp-jp safe 音楽 文字入り
主要な異常性: 強固な耐久性を有し、一定の力が加わると、着用者に直接作用します。また、人間が着用してる間、エアロスミスの楽曲「I Don't Want to miss a thing」が流れます(ご丁寧にいいところでサビがかかる調整つき)
記事の簡単な要約、オチ: この楽曲は映画「アルマゲドン」の主題歌。人格を乗っ取ったマーティ・タイラーはよく聞くと、アルマゲドンの主人公の生い立ちとそっくり…ドラマチックな世界の救助が行われたかもしれない。というオチです。
その他アピールポイントなど: 有名な曲を流れる情景を利用されるので、コメディチックな記事になると思っていました。しかし複数のネタ被りと要素の負荷に失敗した次第です。ネタ被りを回避しつつ、自由なアレンジを加えてもらえると嬉しいです。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPにより起こりうるNK-クラス世界終焉シナリオを防ぐ為に、銃砲刀剣類所持等取締法を法律として定め続けなければいけません。又、日本国内で人間を重火器で殺害した人間の内、SCP-XXX-JP-Cと見なされる変化が起きた人間をSCP-XXX-JP-1とし、Dクラス職員として雇用してください。
説明: SCP-XXX-JPは日本領土内で銃火器を用いて人間を殺害した対象の遺伝情報に特定の変化をもたらす異常現象です。
SCP-XXX-JPにより起こる対象の遺伝情報の変化は、3種類確認されており、- 対象の生殖細胞に「男性ホルモン分泌量の上昇」が現れる遺伝情報が書き込まれる。(この現象をSCP-XXX-JP-Aとする)
- 対象の生殖細胞に「女性ホルモン分泌量の上昇」が現れる遺伝情報が書き込まれる。(この現象をSCP-XXX-JP-Bとする)
- 対象の生殖細胞に「対象の子供の成長率の上昇」が現れる遺伝情報が書き込まれる。(この現象をSCP-XXX-JP-Cとする)
といったもので、上記全ての変化に置いて受精時に顕性として性質が現れることが確認されており、SCP-XXX-JP-Aの変化が起きた人間とSCP-XXX-JP-Bの変化が起きた人間との間には通常の遺伝子を持った赤子が生まれてくるとが確認されています。
以下の文献は、19██年に蒐集院から回収されたSCP-XXX-JPに関する文献です。
回収文献に記されているSCP-XXX-JPに関する情報は、実際に起きている現象と矛盾していません。-
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以下の文章は、蒐集院から押収した当時SCP-XXX-JPに対して行われた収容に関連する文献の一部です。内容は現代語訳されています。
1585/6/28
我々は今回行われている検地17により単位が統一化され、各地の詳しい身長が判明した。
その際、地域による明らかな身長の差が存在し、それが過去の戦、又は一揆に参加した地域の身長が極端に高いことが分かった。この現象の原因を探ると同時に、蒐集を開始する。
1588/8/29
我々は「戦国症」(第████番)の蒐集を開始した。この現象は人間が人間を刀剣などの刃物で殺害したときに起こるものだということが判明した為、農民などの監視の目が届かない身分から一揆などの阻止を名目に全国単位で刀を没収する「刀狩り」を開始した。
人口のほとんどを占める農民が、武士よりも強大なものになると、第████番の蒐集に支障を来す可能性があるため、迅速な蒐集が覓められる。1600年から1946年までの情報は重要性が低いため省略する
1958/3/10
今回、第████番も他蒐集物と同じ様にアメリカで活動していた"財団"という組織に収容されることとなった。
銃砲刀剣類等所持取締法という法律により一般人の武器の所持を禁止し、収容するというもので同意に至った。
記事のタイトル: 銃刀病
付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 遺伝子 法律 蒐集院
主要な異常性: これは日本国内で人を重火器で殺した人から生まれた子供が男児だけ又は女児だけしか生まれなくなる異常性(こっちは収容する必要が無いと判断)か子供の成長が少しだけ早く・大きくなる異常性どれかが一定の確率で現れる現象
問題なのが3つ目で戦争などで何世代も影響を受け続けると日本人が大きくなりすぎてNKクラス世界終焉シナリオが起きる可能性があるから収容しなければならない。
記事の簡単な要約、オチ: 重火器で人を殺すと次世代の人の背がどんどん伸びていく➝重火器の保持を禁止しよう➝刀狩り・銃刀法
その他アピールポイントなど: この記事は法律が収容プロトコルであったら、という案で書き始めたものの自分の蒐集院に関する知識の無さや、所々に違和感覚えたことで没となった記事です。蛇足や無駄木を切りそろえて滑らかにすればまともな記事になってくれるとは思います。よろしくおねがいします。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 未収容のSCP-XXX-JPの存在が考えられるため、財団職員は各中学校・高等学校に定期的な潜入捜索を行い、全ての竹刀についてSCP-XXX-JPでないか確認を行ってください。SCP-XXX-JPが発見された際は近隣の財団職員が異常性のない竹刀と交換し、必要に応じて記憶処理を行ってください。回収されたSCP-XXX-JPは国内各収容施設の低危険性物体保管ユニットならびに財団が保有する各訓練施設に収容されます。オブジェクトを使用した場合はサイト管理官および医療スタッフに報告を行ってください。また、オブジェクトを用いた実験を行う場合は医療スタッフの立会いのもとで行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは長さ120 cmの竹刀です。多くの場合、SCP-XXX-JPの柄には「教員用」と書かれています。SCP-XXX-JPによって人間を殴打したとき、被攻撃者の身体能力は殴打前と比べて有意に向上します。また、SCP-XXX-JPの柄に接触した人間はこの異常性を直感的に「この竹刀は人を叩いて鍛えられるものだ」と認識します。ただし身体能力の向上効果は低く、有意差を生じさせるためには50回以上の殴打を必要とします。また、ここで与えられる認識は弱いものであり、記憶処理のほか簡単な説得によっても認識を撤回させる事が可能です。
SCP-XXX-JPに対する攻撃やSCP-XXX-JPを用いた殴打が行われた際、同様の攻撃が攻撃者にそのままの威力で反射されます。SCP-XXX-JPの強度は極めて高く、通常の手法による破壊は不可能です。また、無理な破壊の試みは破壊を試みた者の死をもたらします。また、この攻撃および破壊が他者に強制されたものであった場合、攻撃の反射は直接の攻撃者ではなく行為を命じた者に発生します。
SCP-XXX-JPはこれまでに███本が発見・回収されています。発見されたオブジェクトの76%は剣道部を持つ中学校・高等学校で、14%は放棄された状態、10%は個人所蔵状態で回収されました。
本数の多さに関わらず、SCP-XXX-JPの異常性は一般に周知されていません。これはオブジェクトの多くが教員の手によって隠匿されていたことに由来すると考えられます。なお、SCP-XXX-JPに自身の隠匿を誘起するような異常性は確認されていません。想定される未回収のSCP-XXX-JPならびにその起源については現在も調査が行われています。
SCP-XXX-JPによる死亡者ならびに重傷者が発生した事故は財団が把握している限りにおいて3件発生しており、その最古の事例は1951年の教諭連続変死事件として知られています。この時にSCP-XXX-JPの異常性が判明し、財団による回収体制が制定されました。各事故については、財団エージェントがSCP-XXX-JPを異常性のない竹刀と交換し、関係者ならびに関係した学生には記憶処理が施されました。また、周辺にはカバーストーリー『心臓発作』あるいは『指導中の事故』が適用されました。以下は事故の詳細です。
事故例-JP-1
対象: 関川 ██氏、神田 ██氏(高校教諭)
状態: 重症。全身に強い打撲症。打撲時期は長期にわたるとみられる。
状況: いずれも学生の指導中に倒れたところを搬送された。
分析: 恒常的にSCP-XXX-JPを使用し続けた結果とみられる。SCP-XXX-JPの長期的な使用については学生らによる証言によって裏付けられている。
事故例-JP-2
対象: 西原 ██氏(中学教諭)
状態: 重症。上体に裂傷。
状況: 部活の指導中に倒れたところを搬送。遅刻した学生を2回ほど殴打したのち、叫びながらSCP-XXX-JPを地面に叩きつけて破壊を試みた事が剣道部の学生たちから証言された。
付記: 状況を目撃していた生徒たちにはAクラス記憶処理が行われた。
分析: SCP-XXX-JPの破壊を試みた結果と考えられる。
事故例-JP-3
対象: 浅川 ██氏(中学教諭)
状態: 死亡。全身に強い打撲跡。打撲跡の発生は長期にわたっていたとみられる。
状況: 死体は自宅で発見された。浅川氏の勤めていた中学校を捜査した結果SCP-XXX-JPを個人所有していたことが判明している。
分析: 補遺を参照。
補遺: 事故例-JP-3について、浅川氏に担当されていた学生らにインタビューを行いましたが、浅川氏が学生に向けての暴力行為を行った事は一度もないという証言が多数から得られました。従って学生にSCP-XXX-JPを使用したとは考えられず、SCP-XXX-JP以外のオブジェクトの関与ならびに新たな異常性の存在ではないかと考えられました。しかし調査ならびに実験を行った結果、SCP-XXX-JPに上記した以上の異常性はみられませんでした。また、浅川氏ならびに███高等学校にSCP-XXX-JP以外のオブジェクトが関与していた可能性も低いと考えられています。報告書執筆時点において、浅川氏は自分に対してSCP-XXX-JPを使用し続けたのではないかと考えられています。(追記レポートCor1-9-27を参照)なお、再現実験においてSCP-XXX-JPを自らに使用した場合、身体能力の向上はほぼ見られない事が判明しています。
SCP-1725-JP特別収容プロトコルに関する説明
SCP-1725-JPの特別収容プロトコルに関する質問があまりにも多く、またあまりにも互いに似通っているため、ここにその解答を記す。質問は至って単純だ。
──「なぜ各収容施設に配置してまで、異常存在の使用を可能としておくのか?」
これに答える前に2つの事実を開示しておこうと思う。財団内でSCP-1725-JPが使用された回数は、SCP-1725-JPを知る者の数に比べれば極めて少ない。そして、それにも関わらず、SCP-1725-JP使用制度を試験的に導入したサイトでは優意な成績の向上が見られた。使用頻度を考えれば、オブジェクトを使用可能にしておくことによるリスクよりもこのプロトコルによって得られるリターンのほうが大きいと言える。これをもって現在のプロトコルが制定されたというわけだ。
SCP-1725-JPによる殴打で得られる効果は微々たるものだ。しかし、この制度を周知しておく効果は大きい。SCP-1725-JPの存在は体罰という短期的な解決法に対する強い抑止力となるからだ。諸君の中には疑問に思う者もいるだろう。優秀な人間の集団がそんな抑止力を必要とするのかと。残念ながら、必要としていたのだ。
財団での任務には過酷で危険なものが多く、これにあたるために職員が多くの技術を習得しなければならないのは諸君も知っての通りだ。これらの技術の多くは財団の外で学べるものではなく、新人職員には非常に多くの事を教える必要が出てくる。さらに1人の間違いにどれだけの被害が伴いうるかを考えれば、後輩らを直接指導する立場の者にどれほどの精神的負荷がかかるかは現場に立った事がなくとも想像がつくだろう。大勢の人間がこのような状況に置かれたら、必ず目の前の人間を殴りたくなる瞬間が誰かに訪れる。そのような状況で教育と言う大義名分が成立してしまえばどうなるか。残念ながら、全ての人間が合理的かつ倫理的に行動できるわけではないのだ。特に、倫理よりも優先されるべき事項が存在する環境においては。少なくとも、このプロトコルが制定された時点ではそうだった。
だが、SCP-1725-JPの情報を教育を受ける側の職員に開示しておけば、「お前たちを思ってのことだ」という大義名分は暴力行為の正当化には使えなくなる。その大義名分を否定する必要はない。ただ「それならSCP-1725-JPを使えばいいじゃないか」と言えば済むのだ。興味深いことに、多くの職員はここでオブジェクトに頼る以外の教育手段を考え始める。そして、それらの手段はSCP-1725-JPを他者に向けて使用するよりもはるかに効果をあげている。
これが本オブジェクトのプロトコルが制定された理由であり、この報告書がSafe分類のオブジェクトの典型例の1つとして扱われている理由である。知ってのとおり、SCP-1725-JP報告書の閲覧にセキュリティクリアランスは要求されない。SCiPNETにアクセス権限を持つ者なら誰でも読む事が出来る報告書だ。試してみればわかることだが、この記事の閲覧には正しいパスワードの入力すら必要とされていないのだ。
最近では、管理者や指導者だけでなく新人職員もこのプロトコルに関する疑問を抱くようになったと聞く。おそらく、財団の外でも体罰という概念が過去の遺物となりつつある事に関連しているのだろう。いずれ、このプロトコルが無用の長物となる日が訪れることを願うばかりである。
この文章を読んでいるあなたはどのような立場の職員だろうか。この文書にアクセスする者の約半数は研修中の新人職員で、残りの大半は新人職員を教育する立場に新しく就いた者だ。どちらにせよ、どうかあなたがこのオブジェクトに頼らずに済むことを祈る。他者に向けても、そして自身に向けても。
- 日本支部理事"千鳥"
記事のタイトル: ばつしない竹刀
付与する予定だったタグ: 道具、破壊不能、木製
主要な異常性: それを用いた攻撃およびそれに対する攻撃を攻撃者に跳ね返す竹刀。たくさんある。
記事の簡単な要約、オチ: 要するに体罰に対する皮肉。「おまえたちの事を思ってこちらの手を傷めながらやっているんだ」と主張する教師がいると聞き、その心意気に感服していたら出来上がっていました。多くのオブジェクトは隠匿されましたが、時々それを選ばなかった人たちがいました。財団はこの存在を大々的に財団職員に周知することによって組織内暴力への抑止力として扱っています。
その他アピールポイントなど: 元々はカクタスフォーマットを見ていて「セキュリティクリアランス低レベルにも公表されている(つまり、要求クリアランスレベルがかなり低い)」ことに意味がある記事を作ろうとして思いついたものです。「あまり財団の現代的なイメージにそぐわない」ということで低評価削除になりました。ディスカッションで頂いたアドバイスとしては「ドラペトマニアのように記事執筆時代を昔にする」「蒐集院由来などにする」「むしろGOIフォーマット」などがありましたが、執筆者の歴史知識が浅すぎてちょっとできそうもないのでこちらに投稿いたします。どなたかよろしくお願いいたします。
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投稿時にはこちらの画像を添付していました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██内の低危険度オブジェクト収容ロッカーに収容してください。SCP-XXXX-JPの実験には担当職員またはレベル4以上の職員の許可が必要です。
説明: SCP-XXXX-JPはアンティーク調のドアノブに付属したサムターン錠です。非破壊性の解析から真鍮製であることが判明しています。内部の部品が欠けているため施錠できない点を除けば、構造に不自然な部分はありません。
SCP-XXXX-JPがドアに設置されている場合、つまみの部分を回した人間(以下「対象」)は過去3日〜██年間の完全な記憶を取り戻します。この際に取り戻す記憶は時間経過によって自然に忘れたものから、記憶処理や頭部への強い衝撃などの外部からの影響で消去されたものを含みます。記憶を取り戻す過程は、対象によって「アイデアをひらめいたときのような」「フラッシュバックに似た」衝撃が伴うと表現されます。
対象が取り戻した記憶は時間経過や適切な記憶処理によって消去可能です。しかし、消去後も「何かを忘れている」と評される喪失感が残り、影響から完全に脱することはできません。そのため、対象は可能な限りSCP-XXXX-JPと接触する機会を維持しようとします。
また、SCP-XXXX-JPは未知の手段で対象から7:3の割合で銅と亜鉛を抽出し自己修復を行います。しかし、人体に含まれる銅と亜鉛はごく微量18であること、SCP-XXXX-JPの表面にある鍵穴を模した溝部分を重点的に修復していることから、現在までにSCP-XXXX-JPが完全に修復されたことはありません。
1998/█/██、SCP-XXXX-JPは██県に存在する及川建築会社の会長であった及川 ██氏の自宅の書斎から発見されました。及川氏が交通事故による多臓器不全で亡くなった後、彼の妻が書斎に立ち入ったためにSCP-XXXX-JPの異常性が明らかになりました。
その後の調査で、及川建築会社の会長室および書斎から及川氏の筆跡が残された████枚のメモ用紙が発見されました。その内容から手記であると考えられています。以下は、その中でもSCP-XXXX-JPの来歴と関連性があると見られている文章です。
記事のタイトル: 壊れたくないサムターン錠
付与する予定だったタグ: SCP-JP Safe 金属 記憶影響 如月工務店
主要な異常性: つまみを回した者の記憶を強制的に蘇らせる、壊れたサムターン錠。体内の亜鉛と銅を未知の方法で抽出し自己修復する。一度記憶影響を受けてしまうと何かを忘れるたびに喪失感を覚えてしまうため、オブジェクトに触れる機会を可能な限り維持しようとする。
記事の簡単な要約、オチ: 元々は、如月工務店からとある建築会社の会長に贈られたもの。彼は如月工務店に忌避感を抱いていたが、オブジェクトには完全に依存してしまう。ある日彼は事故により亡くなるが、死の数年前から既に認知症になっていたことが判明する(オブジェクトがなければ生活できない状態だった)。
その他アピールポイントなど: 一度投稿したものの評価が奮わず、改稿案も浮かばなかった記事です。執筆当時、如月工務店関係の記事を読み漁っていたので勢いで書き上げちゃいました。記事中の彼らの行動はあまり"それっぽく"なかったかもしれません。要注意団体要素は気にせずに、お好きなようにリメイクしていただければ幸いです。
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注記: 現在、SCP-XXX-JPの再調査がなされています。そのため、本報告書は不完全である可能性が存在します。閲覧中の職員はこの事に留意してください。
収容前の画像として、森の中に腕が四本ある影が立っている画像を添付していました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは前哨基地-XXX-JPの専用収容室に収容されています。最低でも2名以上の保安職員により、一般人の立ち入りを防いでください。収容室は監視カメラおよび録音機器を通して最寄りのサイト-157により監視されています。録音機器に顕著な反応があった場合は、音声解析班に記録を提出してください。同時にSCP-XXX-JP-Aが発生する可能性があるため、現地警察の協力のもと異常な死体の調査が行われます。故木村カズエ氏、故川上ソウジ氏の調査記録を閲覧する場合は、担当エージェントに問い合わせてください。
説明: SCP-XXX-JPは岡山県██市の山間に存在する、黒色で一般的なヒトの形状を取る実体です。直接、間接を問わず物理的な接触が出来ません。裸眼および通常のカメラ、それにより撮影された写真や映像では実体を視認することが可能ですが、ソナーや赤外線などでは不可能です。収容前の目撃証言および収容後の観察において、SCP-XXX-JPは一切の運動を見せていません。しかし、過去に4度、SCP-XXX-JPは未知の手段により自身を音源とする約10秒の音を発しています。この音はホワイトノイズであると判明しています。発音の原因やそれによる影響は不明です。 詳しくは補遺を参照してください。以下はD-XXX-JP-5の死亡時に録音されたSCP-XXX-JPの発した音です。音声解析および職員による聞き取り実験により、過去の3度の発音と同様にホワイトノイズであると確認されています。
ホワイトノイズと低い声で「ちょうだい」と言っている音声ファイルを添付していました。
発見経緯: 20██/██/██、現地周辺に居住していた████氏がSNSに、「触れなくて真っ黒な人がいる」という投稿と共にSCP-XXX-JPの映像をアップロードした事で財団の目に留まりました。████氏にはAクラス記憶処理を施し、当該書き込みは削除した上で加工映像であるというカバーストーリーを流布しました。現地での調査により移動不可能性が確認され、前哨基地-XXX-JPがSCP-XXX-JPを覆うように建設されました。
実験記録XXX-JP-4: 2度目の発音の翌日に行われた実験であり、SCP-XXX-JPの異常性の再確認を目的としています。無線機による先行実験において異常性の変化は確認されていません。
<記録開始>
相楽助手: それではD-XXX-JP-4、確認をお願いします。
D-XXX-JP-4: へいへい。
[D-XXX-JP-4が目視およびカメラ越しにSCP-XXX-JPを観察する]
D-XXX-JP-4: 写真で見せられたのと同じだな。
相楽助手: 分かりました。次は接触実験です。腕が1番触りやすいでしょうか、そこからお願いします。
D-XXX-JP-4: 腕って、どの?
相楽助手: 自由にしていただいて構いませんが、そうですね、右腕からにしましょうか。以降はあなたの判断に任せます。
D-XXX-JP-4: 右て。はいはい
[D-XXX-JP-4がSCP-XXX-JPに接近する]
D-XXX-JP-4: うわぁ、いざ触るってなると、やっぱりヤな感じだ。
[D-XXX-JP-4の腕が何度か空を切った後、SCP-XXX-JPの右腕を通り抜ける。異なる部位への接触も試みるが全て失敗。]
D-XXX-JP-4: せんせーが言ってたように全然触れねーな。
相楽助手: そのようですね。ありがとうございました、D-XXX-JP-4。扉を開けるので、退出してください。
D-XXX-JP-4: はいよ。
<記録終了>
実験記録XXX-JP-5: 20██/██/██、D-XXX-JP-5を用いた追加実験が行われました。無線機による先行実験において異常性の変化は確認されていません。
<記録開始>
相楽助手: D-XXX-JP、応答をお願いします。
D-XXX-JP-5: はい。いやあ、このやり取りも慣れてきましたね。もうあと何日かで任期が終わるんですよ。
相楽助手: ならば記録されている事も分かっているでしょう。私語は慎んでください。
D-XXX-JP-5: はい。
[D-XXX-JP-5が収容室の中央付近まで近づく。]
相楽助手: D-XXX-JP-5、止まってください。そこで確認をお願いします。
D-XXX-JP-5: え、あの、人型がいるんでしたよね。
相楽助手: はい、目の前にいるでしょう。
D-XXX-JP-5: 何もいませんよ。
相楽助手: ……少々お待ちください。
D-XXX-JP-5: えっ。
[8分後、D-XXX-JP-6が収容室に派遣される。]
相楽助手: D-XXX-JP-6、収容室の中央に人型が見えますか?
D-XXX-JP-6: ああ、見えるが。
D-XXX-JP-5: え、待ってください、今回ってそういう実験なんですか?
[SCP-XXX-JPによる発音が確認される。]
D-XXX-JP-6: うるさっ、何だ急に。
相楽助手: このタイミングで。D-XXX-JP-5には聞こえていますか?
D-XXX-JP-5: 何も聞こえないですけど。
相楽助手: そうですか。分かりました。今回の実験はこれで終了とします。ご協力ありがとうございました。後日に取り調べを行うのでよろしくお願いします。扉を開けるので退出してください。
D-XXX-JP-5: 何なんですか……。
[D-XXX-JP-5およびD-XXX-JP-6が収容室出入口へ向かう。]
D-XXX-JP-5: えっ。
[D-XXX-JP-5が足を止め、収容室出入口から見て右方向の壁面付近を見る。]
相楽助手: どうしました。
D-XXX-JP-5: いや、どうしたもなにも、壁から何か出てきましたけど。え、ちょ、こっち来た!
[D-XXX-JP-5が何もない空間を指さしながら反対側の収容室壁方向へ後ずさる。]
相楽助手: D-XXX-JP-5、こちらからは何も確認できません。何か見えているのですか、報告してくだいさい。
D-XXX-JP-5: え、え、えっと、黒くて、ちょっと待って、それどころじゃ。
[D-XXX-JPが進行方向に向きなおし走り始める。]
相楽助手: 山縣くん、保安職員に連絡を。D-XXX-JP-6はD-XXX-JP-5から離れてください。D-XXX-JP-5、今保安職員の派遣を要請しています。対応できるかもしれないので、説明をお願いします。
D-XXX-JP-5: う、黒くて、ぼやっとしてて、人みたいで、はぁ、でも、腕がよ…。
[D-XXX-JP-5のが左腕を引かれるような体勢を取った後に停止し、身体が10cn程度浮遊する。D-XXX-JP-5は左上腕と右脇で体重が支えられているように観察できる。D-XXX-JP-5が両足を激しく振る。]
D-XXX-JP-5: や、離せ!
[D-XXX-JP-5の右足が停止する。SCP-XXX-JPによる発音が確認される。]
D-XXX-JP-5: おい!やめ痛い痛い痛い痛い!
[D-XXX-JP-5の右大腿部から先が消失し、D-XXX-JP-5は床に落下する。SCP-XXX-JPによる発音が停止する。到着した保安職員によりD-XXX-JP-5の死亡が確認される。]
<記録終了>
補遺XXX-JP-1: 実験記録XXX-5における1度目の発音が確認されると同時に、サイト-157の第3食堂で食事をとっていたD-XXX-JP-4が、自身の頭や首を手で触れる様子が監視カメラにより確認されました。その約10秒後、頭部が消失することでD-XXX-JP-4は死亡しました。検死の結果、D-XXX-JP-4の頭部は強い力により引き千切られた痕跡があることが判明しました。D-XXX-JP-5の右大腿部にも同様の痕跡が確認されています。過去にD-XXX-JP-4および5と同様の接触実験に従事した、元D-XXX-JP-1~3にこの現象は発生していません。D-XXX-JP-4の頭部とD-XXX-JP-5の右脚の行方は現在も不明です。本案件は、かつて異なるSCP番号に分類されていた、人体の一部が消失する事による死亡現象(現在はSCP-XXX-JP-Aに指定)との類似性が指摘されました。過去のSCP-XXX-JP-Aの暴露者が木村カズエ氏21と川上ソウジ氏22の2名であり当時の過去の発音回数と一致する事から、因果関係があるものとして調査が行われています。現時点において、木村氏の友人である███氏への取り調べにより、川上氏が生前に、「山間で気色の悪い人影を見た」と発言していたことが確認されています。また、D-XXX-JP-5と同様の認識や反応を示する職員は他に確認されておらず、D-XXX-JP-5特有のものであるか否かは不明です。
記事のタイトル: 接木
付与する予定だったタグ: 移動不可、音波、観測、視覚、体肢、聴覚、反ミーム、非実体、メタ、音声添付
主要な異常性: 山間に存在する、全く動かない影のような人型実体。たまにホワイトノイズを発する。
記事の簡単な要約、オチ: 全く動かないはずだが、観察実験をしたDクラスのうち1人がSCiPはその場にいないと証言する。その後Dクラスが何かが収容室に入ってきたと証言し、逃げ回るが脚が消失して死亡。SCP-XXX-JPに変化は見られない。この時発音も確認される。これにより部位の消失現象として登録されていた別のオブジェクトとの共通点が発覚し、まだ解明されていない何かがある事が分かる。
その他アピールポイントなど: いわゆる次はお前だ系です。オブジェクトは反ミーム性を有しており、次のターゲットにだけ今の本当の姿と状態が知覚できます。画像や音声ファイルが報告書の記述と食い違っていることから、読者が次のターゲットになっているという構成を目指していました。しかし、それ一本しかなかったことや、情報が分かりにくいなどがあり、上手くいきませんでした。読者にだけ情報が多いという状況を活かして頂けたら幸いです。よろしくお願いします。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 地下収容サイト内に日本の自然環境を再現した区域を作り、SCP-XXX-JPを一般的なミツバチ飼育と同様の方法で保護します。区域内の環境保全のために一日に一度、規定の職員のみが区域内の出入りを許可されます。区域内では如何なる場合でも、SCP-XXX-JPの巣と接触することが禁止されています。もしSCP-XXX-JP-Aが出現した場合は、区域を完全に隔離し、武装部隊が収容サイト直上部付近に臨戦態勢で待機します。
未収容のSCP-XXX-JPの発見のために、渉外部門、諜報部門、物流部門、保安部門の共同捜索活動が行われています。発見された場合、収容スペシャリストのチームが現地に派遣され、SCP-XXX-JPへの対昆虫用睡眠ガスの散布が行われ、早急に確保されます。
説明: SCP-XXX-JPは外見、及び遺伝子が二ホンミツバチ(Apis cerana japonica)と一致する異常生物群です。現在までの研究により、異常性を発現するのはメスの働きバチのみであり、オスのハチと女王バチは異常性を発現しないことが判明しています。SCP-XXX-JPの異常性は遺伝し、女王バチとなったSCP-XXX-JP個体は新たなるSCP-XXX-JPを生み出します。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの巣へスズメバチ亜科(Vespinae)に属する昆虫(報告書内では総括して“スズメバチ“と表記)が侵入したとき、または外部からの物理的接触により巣が破損したときに発現します。異常性が発現すると、SCP-XXX-JPは集団でスズメバチ、又は巣を破損させた対象を取り囲み、肉体に激甚的な変化をもたらします。変化したSCP-XXX-JPの肉体は金属光沢を帯びた灰色に変色し、鋼鉄と同程度の堅牢さを獲得します。そして、SCP-XXX-JP個体同氏は、変化した肉体を接合し合い、スズメバチ、又は巣を破損させた対象を中心とする巨大な構造物(SCP-XXX-JP-A)を作り出します。SCP-XXX-JP-Aの外見の種類は概ね軍事兵器と類似しています。現在までに拳銃型、ガトリングガン型、武装車両型、戦車型、駆逐艦型、戦艦型のSCP-XXX-JP-Aが確認されています。
SCP-XXX-JP-Aは排気口に該当する部分が欠如しているため、数分程度でSCP-XXX-JP-A内部の気温は50~60度程度になります。SCP-XXX-JP-Aは内部に閉じ込められたスズメバチ、又は巣を破損させた対象が死亡するまで暴れまわります。SCP-XXX-JPの変化は不可逆的であり、一度変化したSCP-XXX-JPは最終的に自信の硬化変形した肉体によって内臓が押しつぶされることで死亡します。
記事のタイトル: 灰色の巨巣
付与する予定だったタグ: scp-jp keter 蜂 軍事 変形
主要な異常性: 巣の中にスズメバチが侵入するか、何らかの人為的手段によって巣が破損した時に鋼鉄の肉体を手に入れ、仲間と協力して巨大な構造物を形成し、内部に閉じ込めた外敵を蒸し殺す。
記事の簡単な要約、オチ: 暴れまわるのは、動き回ることで体温を上昇させ、内部温度を上昇させるため。二ホンミツバチがもつ独特な攻撃方法、所謂”熱殺蜂球形成”が、何らかの人為的作為によって異常性をもち、このような甚大な被害をもたらす力を手にした。この力を軍事的に利用しようとした何者か同士の諍いの結果、異常性が発現し巨大な戦艦型のSCP-XXX-JP-Aを構築。辺り一帯を破壊しつくし消息を晦ました。民間人らからの「空飛ぶ戦艦」という目撃情報がSNSなどで拡散され、財団の目に留まった。(というストーリーを考えていますが上記の文章にはそこまでのことが書けてません。なのでこれは参考程度に考えてもらえればと思います)
その他アピールポイントなど: 「空飛ぶ戦艦」(戦艦ヤマト的な)をどうにかして形にしたくて考えました。ロマンはかなりあると思います。ただ、私にはどうしてもロマンの大きさに似合うほどの良いストーリーが思い浮かばなかったのでリサイクルに任せようと思いました。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 新たなSCP-XXX-JP個体が発見された場合、サイト-8199に輸送されます。個体は非常に高齢であるため、輸送の際の取り扱いは慎重に行う必要があります。新たなSCP-XXX-JPの出現の兆候である可能性のある全ての失踪事件には、財団の監査の目が入っている必要があります。
確保されたSCP-XXX-JPには定期健康診断を行ってください。SCP‐XXX‐JPの精神状態を安定させ、より恒久的な保護を行うための努力をしなければなりません。説明: SCP-XXX-JPは複数枚の異常性を有した写真です。SCP-XXX-JPの材質、耐久性に異常な点はなく、異常性がどのようにして発生するのかは不明です。そのため、SCP-XXX-JPの総数は不明であり、現在でも年に1から2枚の新たなSCP-XXX-JPが回収されています。
SCP-XXX-JPの表面に人物の顔写真を貼り付けることによって、その顔写真に映っていた人物はSCP-XXX-JP-1となります。SCP-XXX-JP-1となる人物には瞬間的な肉体の変化が生じ、SCP-XXX-JPに映されていた人物と同等の肉体、自身がその人物と同様の氏名になったという思考、肉体に対する過剰な信頼感、その人物の現在の年齢や大まかな生涯に関する知識を得ます。SCP-XXX-JP-1はその肉体を保持するためにあらゆる努力を優先的に行うようになります。
補遺1-SCP-XXX-JP-1へのインタビュー:
対象: SCP-XXX-JP-1-1、ジャンヌ・カルマンの姿を取っている
質問: ██博士<再生開始>
██博士: ええ、ではインタビューを開始します。よろしくお願いします、ああ……██さん?
対象: それは旧名ですよ、先生。今の私はジャンヌ・カルマン、史上最高齢の人類です。先生ならご存知では?
██博士: ああ……ではジャンヌさん。さっそくですが、あなたに質問をさせていただいても構いませんか?
対象: ええ、もちろんです。
██博士: ではさっそくですが、あなたは本来██ ██さんであることに間違いはないでしょうか?
対象: そうですね。しかし、今の私はジャンヌです。
██博士: その人物は四半世紀も前に亡くなっていることはご存知でしょうか?
対象: ええ、知ったのは一週間ほど前でした。彼女は天寿を全うしたのでしょう。そして今は、その世界一長い生涯を途中から再開しているのです。
██博士: ああ……そうなんですか。あなたはジャンヌさんの記憶をどの程度持っているのですか?
対象: 全ては持ち合わせていません。それはとても残念でもあり、そして幸運なことでもあります。まったく同じ記憶をもって人生の再出発をするのはあまり面白いことではありません。それに、今の私には世界一大事な息子がいるのです。たったひとりの息子です。前の彼女が絶対に持ち合わせられなかった記憶なのです。私はこの先100年以上続く生涯を、息子への献身に捧げられるのです。この肉体のおかげで。
██博士: なるほど……ではあなたは結局のところ、ジャンヌ・カルマンなのですか?
対象: 今の私は間違いなくそうであると信じていますよ。
<再生終了>付記: この後も再度インタビューを行い、対象者の記憶の詳細を掘り下げようとする試みは失敗しました。彼(又は彼女)の主張はどうも具体性を欠いていてちぐはぐな印象を受けました。結局、資料として残すほどの情報を聞き出せなかったのが残念ですが、今後は別のアプローチから彼の記憶を探っていこうと思います。—██博士
記事のタイトル: ジャンヌの献身
付与する予定だったタグ: scp-jp Euclid 記憶影響 精神影響
主要な異常性: その人物の顔に自分の顔の写真を貼り付けることで、その人物になることができる。その人物は色々あるが、基本的には歴史上で名前を残した著名人である。
記事の簡単な要約、オチ: SCP-XXX-JP-1-1は異常性の影響を受ける以前から一人息子に対する執着心を抱いていました。ジャンヌ・カルマンになったことで、その執着心を達成できると思い(なぜなら彼女はジャンヌ・カルマンに関する詳細な記憶を100年分有しているからです)、執着をより強めていく。自身の生涯が終わる時まで息子が傍にいてほしいという思いは、息子の最期を看取りたいという思いに変わりました。しかし財団に収容され、その思いを達成することができなくなり、彼女は絶望してその後100年余り徐々に精神的に衰弱しながら保護され続けます。
その他アピールポイントなど: Twitterで思いついたネタです。長々とインタビュー記録を書くのがどうも苦手で、最初のインタビュー記録を書きた辺りで制作を投げてしまいました。他人に依存していながら、その人と永久に別離する運命が確定した人の心理的な描写を書くのは、私には荷が重かったです。緩やかに訪れるバッドエンドを描きたいという方にはお勧めできるアイデアだと思います。よろしくお願いします。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は不可能であるため、その現象の隠蔽に焦点が置かれます。
説明: SCP-XXX-JPは、あらゆる戦闘能力を有する艦艇の何れか一隻と同名である人物のもとに、その船舶を映した写真が届けられる現象です。運送は決まって観測地点の外側から飛来する1~10羽のカモメによってなされます。写真は人物が定住する住居の郵便ポストか、人物の手元に投函されます。写真を送ったカモメに異常性はありません。すべての写真の裏面には簡素なメッセージが添えられています。
写真には一隻の艦艇が碇泊している姿が映されたものもありますが、多くの写真は一隻の艦艇が未知の存在と戦闘を行う姿が映されています。未知の存在の多くは巨大なタコやウツボ、サメを合体させたような姿をしています。また、写真のうち半数は、一隻の艦艇が未知の存在の攻撃を受け撃破された瞬間を映しています。
近年になって、SCP-XXX-JPと関連する可能性を指摘されているいくつかの事例において、不明な原因による船舶の行方不明事件があります。行方不明になった船舶のうち複数がSCP-XXX-JP発生によってもたらされた写真に含まれていることが確認されています。
関連して、未知の存在と同一と推測される生物が、古来から船舶を襲撃し撃沈していたことが蒐集院の資料から明らかになっています。一説には、未知の存在を抑制するために戦闘艦を拝借している可能性が示唆されています。
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記事のタイトル: 今は亡き艦
付与する予定だったタグ: scp-jp Euclid 船舶 艦隊 軍事
主要な異常性: 軍艦と同名の人物の元へ、その軍艦の写真がカモメによって大量に送られてくる現象。
記事の簡単な要約、オチ: 写真は異世界に存在する怪物を打倒するために収集された船舶群の、死闘の証明です。古来には財団がある世界の海洋に存在していた怪物を、なにものかが異世界に閉じ込めました。しかしその異世界は長い時間の中で劣化していき、いまや怪物によって崩壊する寸前です。そこで怪物をその異世界に留められている間に討伐しようという試みが何者かによってなされました。所謂”人海戦術”によって怪物を見事に討伐できたか、それとも討伐出来ずに異世界より脱出されてしまったかは、まだだれにも分かりません。
その他アピールポイントなど: 艦隊関連(できるなら幻島同盟も)で1つ書きたくて考えたアイデアです。化物と船舶が戦うというSCPは既にENにあり、差別化が難しかったのでリサイクルに投げました。お船が好きだという方、怪獣と現代兵器の戦いが好きだという方にはお勧めできるアイデアです。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPのドメインは日本国内の政府機関に所属する財団のエージェントによって、すべての主要なインターネットサービスを提供するプロバイダからブロックされます。SCP-XXX-JPが削除された場合は機動部隊ま-196(''インターネット探検隊'')によって新たなSCP-XXX-JPが捜索されます。SCP-XXX-JPで実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル2以上の職員の許可が必要です。
Safe時の特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPのドメインは日本国内の政府機関に所属する財団のエージェントによって、すべての主要なインターネットサービスを提供するプロバイダからブロックされます。SCP-XXX-JPで実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル2以上の職員の許可が必要です。
[[/collapsible]]説明: SCP-XXX-JPは今現在IPアドレスが██.█.████.███の「www.merugufood.████████」ドメインでアクセス可能なウェブサイトです。SCP-XXX-JPのサイトページにはお料理転送ネットサービスという文字とその下に1つのテキスト入力ボックスと注文と書かれたボタンが表示されており、更にその下には
「メルグ食品が23開発したお料理転送ネットシステムによって、5分でお客様の元にお料理をお運び致します! どんなお料理でもお値段一律500円! お料理の料金はお運びの際に自動で徴収いたします! 是非ご利用下さい!」
という文章が表示されています。SCP-XXX-JPの異常性はテキスト入力ボックスに何らかの料理名を入力し、ボタンをクリックした際に発現します(以降、入力した人物を入力者と表記)。ボタンをクリックしてから約5分後、入力者の近くに存在する平らな面に入力した料理が出現し、それと同時に入力者の所有している現金が500円消失します。24
SCP-XXX-JPは2012/██/█に休暇中の四ッ辺上級研究員によって偶然発見されました。発見当時、四ッ辺上級研究員は趣味のネットサーフィンを行なっており、その際にSCP-XXX-JPのウェブサイトを発見し、そのサイトページに表示されていた上記の文章を見て、何らかの異常性が存在する可能性があると感じ、財団に報告。その後の実験により異常性が判明しました。
実験記録 - SCP-XXX-JP 実験担当: 四ッ辺上級研究員
実験1
実験内容: SCP-XXX-JPのテキスト入力ボックスに料理名を入力し、ボタンをクリックする。
入力した料理名: 天丼
入力者: D-55834
実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力して10分以上経過しても何も出現せず。
どういう事だ? 文章どうりならこれで料理が出現する筈だが…もしかして入力者が現金を所持していないからなのか? -四ッ辺上級研究員
実験2
実験内容: 入力者に現金を所持させた状態でSCP-XXX-JPのテキスト入力ボックスに料理名を入力し、ボタンをクリックする。
入力した料理名: ざるそば
入力者: D-55834
実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力してから約5分後、実験室内にざるそばが出現。それとほぼ同時にD-55834が所持していた現金が500円分消失した。
やはり入力者が現金を所持した状態で入力しないと駄目なようだ。これ以降の実験からは入力者に現金を所持させた状態で入力を行わせる事にしよう。 -四ッ辺上級研究員
実験3
実験内容: 値段が500円以上の料理を入力する。
入力した料理名: サーロインステーキ
入力者: D-55834
実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力してから約5分後にサーロインステーキが出現。それとほぼ同時にD-55834が所持していた現金が500円分消失した。
500円以上の値段の物を入力した場合も消失する金額は500円分だけの様だ。 -四ッ辺上級研究員
補遺1: 2013/██/█、突如としてSCP-XXX-JPのウェブサイトが何者かによって削除されました。それ以降█カ月に渡って監視が行われましたが動きが見られなかったため、SCP-XXX-JPはNeutralizedに再分類されました。
補遺2: 2014/██/██、以前とは異なるドメインでSCP-XXX-JPが再出現しているのが四ッ辺上級研究員に発見されました。再出現したSCP-XXX-JPのウェブページには以下の文章が追加されていました。
弊社のお料理転送ネットサービスをご利用しておられた皆様、唐突にサービスを終了して誠に申し訳ありませんでした。
実は何者かからの妨害によりお客様の皆様がページに入れなくなるという事態が発生したため、弊社で様々な対策を試みてみましたが一向に解決しなかったため一度サイトを削除し、新たに開設するという解決法を採らざるを得なくなりました。
もしこれ以降も同じ事態に陥った場合は同じ解決法を使わせて頂きます。
お客様の皆様にはご不便をお掛け致しますが何卒ご了承ください。メルグ食品代表取締役
ヨシヒト・メルグこれを受けて再度SCP-XXX-JPのドメインをプロバイダからブロックされましたが█日後にSCP-XXX-JPのウェブサイトが削除され、さらにその█日後に異なるドメインで再出現しているのが確認されたため、SCP-XXX-JPはEuclidに再分類されました。今現在、SCP-XXX-JPの削除と再出現は███回行われています。
記事のタイトル: お料理転送ネットサービスのイタチごっこ
付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 食物 瞬間移動
主要な異常性: 500円以上の金銭を所持した状態で何らかの料理名を入力して注文ボタンをクリックするとおよそ5分後に入力した料理が入力した人物の近くに出現し、それとほぼ同時に所持していた金銭が500円分消失するウェブサイト
記事の簡単な要約、オチ: 謎の企業「メルグ食品」によって運営されているウェブサイトです。財団によりウェブページに入れないように工作が行われましたがそれに気づいたメルグ食品により一旦削除された後、異なるドメインで改めて開設されて以降財団の工作とメルグ食品の削除、別のドメインでの開設が延々と繰り返されています。
その他アピールポイントなど: 自作の要注意団体である「メルグ食品」の記事です。この団体を考えた切っ掛けは食品関係の要注意団体が少ないと思ったからです。一度オブジェクト記事として投稿しましたがdvが多かったので自主削除しました。
ちなみに作中に登場するメルグ食品の代表取締役である「ヨシヒト・メルグ」の名前の由来はヨシヒト→良人→食
メルグ→グルメ です。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8174の標準人型オブジェクト収容房に収容されます。
SCP-XXX-JP-Aで実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは19██年に██県で産まれた日本人女性です。SCP-XXX-JPは財団の収容下に入る以前は██県██市においてパン屋を経営していました。
SCP-XXX-JPの異常性はSCP-XXX-JPが何らかのパンを作成し、それらに通常付けられる名前25と異なる名前を付けた際に発現します。(以下通常と異なる名前を付けられたパンをSCP-XXX-JP-Aと表記)SCP-XXX-JP-Aは其々付けられた名前に応じた異常性を発現します。
SCP-XXX-JPは201█年に「パンを食べていた子供が突然目の前から消え去った」という110番通報があり、その後の調査で消失した子供が食べていたパンがSCP-XXX-JPが経営していた店の販売物だった事、店内の複数のパンに異常性が見られたことから財団に確保されました。26また収容までにSCP-XXX-JP-Aを摂食した人物及びその関係者には記憶処理が施され、それぞれに対応したカバーストーリーが適用されました。
補遺1: インタビュー記録
実施日: 201█/██/█
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: エージェント・赤城山
<録音開始>
エージェント・赤城山: こんにちはSCP-XXX-JP。こちらでの生活は慣れたでしょうか?
SCP-XXX-JP: こんにちは赤城山さん。はい、まあ…まだ戸惑う事も多いですけれど段々慣れてきました。ですがSCP-XXX-JPと呼ばれるのはどうしても慣れないですね…。
エージェント・赤城山: そうですか…ですがそれはここでの決まりなのでどうにか慣れて下さい。
SCP-XXX-JP: わかりました…。
エージェント・赤城山: さて、今日は貴女の異常性がどのようにして発現したのかについてお聞きしたいのですが…。
SCP-XXX-JP: ええっと、異常性といいますとあのパンのことですか。確かあの時は新しくパン屋を開いてみたは良いものの、中々お客さんが来なくてどうすればいいか悩んでたんです。そんな時にふと思い付いたんです。普通の物と違う名前をパンに付けて売ったら話題になって店が繁盛するんじゃないかと…それで試しにいくつかのパンに新しい名前を付けて売り出したんです。それから何日か過ぎた頃に突然此処の人達がやって来て…。
エージェント・赤城山: なるほど、わかりました。もう1つ質問ですが以前にも同じ様な事はありましたか?
SCP-XXX-JP: いえ…そういう事は特にはないですね…いえ、待ってください。そういえば子供の頃に1回同じ様な事がありました。
エージェント・赤城山: そうですか。どの様な出来事だったのかお話しください。
SCP-XXX-JP: あれはたしか6、7歳の頃だったと思います…あの時は母と一緒に家でロールパンを作ってたんです。焼き上がったロールパンを見て「巻貝に似てるからロールパンじゃなくて巻貝パンだね!」と冗談を言ったんです。その後ロールパンを食べようとしたらまるで貝殻のように硬くなっていたんです。その時は作り方を間違えたという事で収まったんですがもしかしたら…。
エージェント・赤城山: その可能性は高いですね。さて、これで今回のインタビューは終了です。お疲れ様でした。
<録音終了>
終了報告: インタビューの結果、SCP-XXX-JPは収容されるまで自身の異常性を認識しておらず、またその異常性は幼少期から発現していた可能性が高いと思われます。
補遺2: SCP-XXX-JP-A一覧(一部抜粋)
SCP-XXX-JP-Aの名前 パンの種類 異常性 イギリスパン フランスパン 摂食者は瞬時にイギリス国内のランダムな場所へ転移する。 ソ連パン ロシアパン 摂食者は瞬時に消失する。その後の調査で消失の際に摂食者及びロシアの████地方において時空間異常が確認された為摂食者は19██年代の████地方へ転移していると思われる。 パンチカツサンド メンチカツサンド 摂食者は胸部に██㎏の衝撃を受けた際と同程度の負傷を負う。 ホットキャット ホットドッグ 摂食者の全ての発言が猫(Felis catus)の鳴き声に置換される。 メロメロパン メロンパン 摂食者は摂食してから最初に目撃した異性に対して激烈な恋愛感情を抱く。恋愛感情は記憶処理でも取り除く事は不可能。 ストーン スコーン 摂食者の全身の骨が瞬時に石へと置換される。
記事のタイトル: 異なる名前のパン屋さん
付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 人間型 食物
主要な異常性: パンを作成してそのパンに通常付けられるのと異なる名前を付けることによりその名前に応じた異常性を付与することが出来る日本人女性。
記事の簡単な要約、オチ: おおよそ上記の通りです。
その他アピールポイントなど: 下書きの段階でインパクトとオチが薄いと指摘されたためその辺りがどうしても思いつか無かったためこちらに投稿しました。