Retour à l'Anormal ハブ

フランス・カノン

Retour à l'Anormal

 (1) 件の新着メッセージがあります。

サイト-アレフで雇用の全職員に告ぐ

我々組織の財政にかかる全般的状況の分析として、財団の四半期収支報告がこの度財務課よりO5評議会に提出された。
過去4年間の決算は十分に困難な状況にあることが明らかになった。
新規SCPの収容、管理、設備維持、資源や人員にかかる支出は変わっていない。
パワードスーツやより効果的な記憶処理剤の開発といった現場で必要となる新技術や収容方法への研究投資と同じく、組織外との交際の維持、財団と各国政府の良好な協調関係に要する私的な支出が著しく増大した。同様に、収容失敗や敵対的団体の介入に由来する損害の要した支出が年々増加しているのだ。

検証の結果、SCP財団は赤字状態にある。その詳細な額は君たちには公開されないが、改善が必要な状態である。

ところで、明らかになったのには財団内でのリソースの不適切な取り扱いに由来する不要な支出、とりわけ我がフランス支部における不要支出もある。財団ロシア支部や中国支部に比べ、新規の物品や各種の汚損に充てる支出は2、3倍にのぼることが確認された。

よってO5評議会は、熟考の末、サイト-アレフの閉鎖とその全人員の解雇を決定した。

現在サイト-アレフに収容の全SCPはフランス国内のサブサイトや、ドイツ、スペインのサイトに移送される。

前管理官となるブリュス・ガレットはこれをもってアメリカ合衆国、サイト-██へ異動となる。

その他はいかなる異動も不可であり、残る人員は記憶処理剤の注入の上解雇、財団への貢献に従って退職金を授与される。

この辞令にかかる関連業務は本日2016年1月18日以降実施される。職員はヘルス・センターで記憶処理剤の注入を受ける前に、デスクを整理し、入館バッジを返却するように。もちろんではあるが、職員らの知る機密情報のため、記憶処理の拒否に関して交渉には応じられない。

この措置を逃れようとする人員は誰であれ捜索、強制解雇され、場合によっては、終了される。

どうかお元気で。成功を祈っているよ。我々の心ばかりの言葉を受け取ってくれたまえ。
これから君たちはその人生すべてを費やしてきた事業を己が身で体験する幸運に恵まれる。正常な世界を生きる平穏を。

君たちが光の中で生きる時が来た。

O5-01

Retour à l'Anormal の目的は何 ?

このカノンに参加するには、その洗練された目的をよく理解していなければなりません。それは財団の元職員となった人物たちを通して、財団世界に外部からのまなざしを投げかけることです。団体内から見た要注意団体、財団のうわべの姿、はざまに立つ民間人たち、いまだ発見、収容されないSCPたち……。
ここで関心が寄せられるのは、人物たちの心理や、財団の外でたどる運命です。とはいえこのカノンはなによりもまず、共作であります。主人公たちは復讐のため協力し、騙し合いになることもあれど、また結びつくことでしょう。

起こりうる質問はすべて DrGemini か Seed Holtに向けることができます。

どうやって物語を公開するの ?

カノンに参加するにはこのフォームを使ってください。 このフォームからでなしに、あなたの参加作品を公開しないでください¹。

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第一幕 ACTE I

海馬はお役御免 La retraite des hippocampes

_システムデータ アクセス

_フォルダ : サイト-アレフ [閉鎖-再編]

_職員ファイル

_再導入プロセス

> D-2108 : éliminé

"Procédure d'élimination"

> Dr Benji : Démantelé

"0% de probabilité" - "<hello world />"

> Dr Cendres : Reclassée objet SCP

"Echos d'antan"

> Dr Ezcyo : Réinséré / Inconnu

"Neige" - "Livret Rose"

> Méd. Haures : Réinséré

"Pas d'alternatives"

> Dr Grym : Réinséré / Patron de bar, Bruxelles

"Brèves de comptoir" - "Time to go back"

> Dr Gémini : Réinséré / Présentateur télévisé, Paris

"À vous les studios" - "Lapsus et Coutumes"

> Agent Herriot : Porté disparu

"Chemin de mémoire" - "Porte-à-porte" - "Rencontre au sommet" - "Détour humanitaire"

> Dr Holt : Réinséré / Famille d'accueil

"Reset"

> Dr Lyrkasi : Réinsérée

"Tenter sa chance"

> Dr Tombemine : Incarcérée / Pénitencier pour femmes, Rennes

"Une seule et unique question" - "Terreurs nocturnes" - "Prison Break, le cool en moins, les pêches en plus" - "Entracte 1 : À quoi bon continuer ?"

> Dr Topy : [ARRÊTÉ SUR ORDRE DE L'EX-DIRECTEUR]

"Dilemme"

> Dr Mussat : [ERREUR D'IDENTIFICATION]

"Je hais les enfants"

> Dr Chevêche : Réinsérée

"Vers le froid de l'Est"

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第二幕 ACTE II

ワンダーウォールを越えて Over the Wonderwall

_システムデータ アクセス

_フォルダ : サイト-アレフ [閉鎖-再編]

_社会復帰後人員 捕捉

_要注意人物 監視

> Dr Topy : [ARRÊTÉ SUR ORDRE DE L'EX-DIRECTEUR]

"Réminiscence"

> Dr Grym : Réinséré / Patron de bar, Bruxelles

"After agité"

> Dr Tombemine : En cavale, Inconnu

"Cartes sur table"

> Agent Herriot : [HOSTILE / À ÉLIMINER]

"Kendrick"

> Agent Tara Lucy : En mission, aucun back-up requis/disponible

"Devenir le chasseur" - "Piéger sa proie"

 助けて、全然わからないよ！

Retour à l'Anormalに興味はあるけど、詳しくはよくわからない？ あなたを助けるためにこのFAQがあります。もしこのなかに聞きたいことがなければ、カノンの創設者にコンタクトしてね。

あらすじがよくわからない。要約してくれる？
財団は予算上の諸問題により、フランス支部の最重要研究センターのひとつ、サイト-アレフの人員のほぼすべてを解雇しなければならなくなります。今や民間人である人々がSCPについての機密情報を持ったままにはできないので、全職員は記憶処理を受け、全く新しい生活へと導入されることになります。そこでかれらは家族（いた場合はその家族、そうでなければ洗脳と偽の記憶の挿入によって作られたまったく新しい家族）、仕事、そして財団からじゅうぶん離れたわが家を見つけるのです。
残念ながらトピー博士の裏取引により、この手続きで使われた記憶処理は十分に効果的ではなかったことが明らかになっています。数ヶ月すると思い出は舞い戻り、造られた記憶は崩れ落ちるのです……

私のキャラクターには異常な性質があって、一般の生活には戻れない。どうなるの？
そのキャラクターもまったく同様に記憶処理を受けますが、SCPとして収容されます。

このカノンってどういうふうにできてるの？
カノン Après Alephとまったく同様に、異なる著者たちがひとつのタイムラインを追いかけています。このカノンの物語は、解雇を知らせる1件のメールから始まります。そして著者たちはその後起こることを徹底的に想像しているのです。ひとりで創作する著者もいれば、数人のキャラクターをともに動かすために共作する著者もいます。
しかしながら、事態がどう推移するかについては著者に大きな裁量が与えられているものの、カノンは主に4つの幕によってガイドされています。

- 第一幕 「海馬はお役御免」(La retraite des hippocampes) が語るのは、新たな人生における財団メンバーの物語であり、記憶を徐々に取り戻す過程であり、SCPとして収容されている職員の場合はかれらの脱出です。第一幕はメンバーたちが記憶を完全に取り戻し、財団の用意した手筈から逃れられた時に終幕します。

- 第二幕では、キャラクターたちは自身のとれる手段を完全に掌握します。このとき、抱く感情や目標がそれぞれ異なってきます。 幾人かは要注意団体に合流しようとし、また幾人かは財団に復讐するために元職員たちで結びつきます。

- 第三幕は、財団に復讐しようとしている元職員の割り出しが最優先業務となるところから始まります。それはまた、そのほかすべてのプロジェクトが具体化していくときでもあり、登場人物たちが新たな人生で幸福になる時でもあり、要注意団体で栄達していくときでもあります。あらゆることが起こり得ます。著者たちを刮目して見よ。

最後が第四幕です。第四幕といっても演劇とは違うんですからね。この第四幕は「かれらはしあわせに生き、たくさんの子をもうけました、おしまい」の後の話です。
第三幕の最後に起きる主な出来事はもちろん財団と関係していて、それは著者と登場人物たちがどういった行動をするかによって決まってきます。
この出来事は、すべてに共通する、3つの異なる結末となります。カノンはその仕様上「終わる」ことがないとみなされており、このカノンの「終わり」とは、書きたい者は誰もが書くことができる最終的な状況のことになります。

第四幕a : アレフの元職員たちは殺害されます。幾らかの人物は、裏切ったり、あるいは純粋にそのスキルによって、殺害を免れるかもしれません。
第四幕b : 元職員たちは結局一般の生活に戻ることになり、たいていは再度記憶処理剤を服用します（効きますよ、今度はね！）。 この場合、輪をかけて敵対的であった人物たちは殺されることもあります。
第四幕c : 財団は元職員たちの反乱で転覆し、元職員たちはSCPを自らの目的のため奪取します。危険なSCPは元職員らによって収容され、有用なSCPは元職員自身の利益のため利用されます。秘密は破られ、登場人物たちは権力を手にし、傲岸不遜な野心家となります。SCPを自身の王国や帝国を作り出すために利用し、なおいっそう大きな権力を得ようと殺し合います。ある者は独裁者に、ある者はヒーローに、またある者は神に……ウウム、要は全きカオスですね。

みんな先に進んじゃったときに、第一幕のTaleを書くのはあり？
ええ。回顧的にTaleを書くことができますよ。「回顧的に」とは難しい言葉ですね。第三幕にいる時に第一幕のためのTaleを書くということができます。誰も言及していなかった要素を加えたいのであれば、とても有用なことです。

Footnotes

1. 訳注: このフォームに新規記事のページ名を入力してクリックすると、このカノンを親ページとする、タグに「tale conte fr retour-à-l-anormal」を設定した新規ページが出力されます。タグ言語を日本支部に合わせ、「fr」を削除しました。