枝
「知識は彼の仕事を片付けただろうか?」
「ええ、そのようです。 今やその仕事は私たちについてよく知っています」
「よろしい。それなら果実が仕事に行くことができる、彼女は12番目を消すべきだ。理解と私は9番目の面倒を見よう」
「王冠について語ってもいいでしょうか?」
「ああ、構わない。ヴィヴャンとアダマリースを連れていこう。彼女たちは助けになるだろう」
「私はすぐにでも王冠に伝えて、自分の義務を全うしましょう」
「さあ、我が枝よ。宝石の枝がお前と共にあり、葉がお前に味方し、果実がお前の道を開くだろう」
「サイト-DE12のことを聞いたか?」
「ええ聞きましたよ、完全に消滅しましたね」
「まさしく。O4評議会は当初この報告を差し止めようとしたかったらしいが、周知の通りそうはならなかった」
「一体全体何が大虐殺を引き起こしたのでしょうか?」
「見当もつかない」
「ビデオ録画にスーツケースを持った女性、あるいは似たようなものが映っていると聞きましたが」
「SCPか?」
「分かりませんが……まだ、登録されているSCPではないようです」
「クソッ」
「私は自分をアーカイブ化させると思いますが、あなたは何をするおつもりです?」
「……知らない。私は既に一度アーカイブ化しているからな」
「あなたのために何か良い言葉を送りましょうか」
「ありがとう、本当に感謝しているよ」
幹
「私の王冠、報告があります」
「話していいぞ、我が枝よ」
「果実が12番目を攻撃するようです。知恵と理解が9番目を――」
「9番目だと?私たちはそれが私たちについてよく知っている場合のみ9番目を攻撃するという話をしたじゃないか」
「ええそうです、私の幹。知識がそれを引き受けました」
「知識だって?ダアトが本当に戻って来たのか?」
「ええ、私の幹」
「聞いてよかった。なら知恵と知識は自身の行動を遂行するべきだな」
「理解しました、私の幹」
「今すぐ行きなさい、我が枝よ」
"安全警報: サイト-DE9から撤収せよ。全ての職員に告ぐ、避難所-P13に避難せよ"
「何だって?!」
「何が起きている?」
「分からない!」
「なぜお前は私を見ている?」
「何? どういう意味だ?」
「ああクソ! ここで死にたくない!」
「皆さん、落ち着きなさい。ハーメル、あなたもです。あなたは平静を保つべ――」
「逃げて下さい! ヴォルフ博士! みんな急いでここから!直ちに!」
「あれは何です?! 一体全体何なんですかあれは??!」
「振り返らないで、走って!」
果実と葉
「我が葉、ヴィヴャンよ、従者を呼んでくれないか」
「ええ、私の枝。果実エルピディウムとパチャーノはもう既に仕事に取り掛かっています」
「よろしい。アダマリース、次はお前の番だな」
「はい、私の枝」
「一つだけ、たった一つだけ取りなさい。度を越してはいけないよ。この世に不必要な悲しみをもたらしてはいけない」
「理解しました、私の枝。王冠の果実はもう十分なはずです」
「そうだ。それで十分なんだ」
「チームロメオ、応答して下さい。どうぞ」
「司令部、こちらチームロメオ。どうぞ」
「チームロメオ、報告を」
「了解。SCP-███-DEおよびオブジェクト-1の目撃情報はない。オブジェクト-2はルーム-N519にいる。どうぞ」
「了解。引き続きSCP-███-DEに気を付けるように。司令部からは以上」
「こちらチームベータ。司令部、応答して下さい。どうぞ」
「こちら司令部。どうぞ」
「SCP-███-DEを目撃。メインゲートH2だ」
「了解。一度撤収し、引き続き指示を待て。司令部からは以上」