せ-B-1998"セミバスターダケ"販売カタログ

1998年 ハブ » せ-B-1998

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うるさいセミを一網打尽!

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※写真は胞子放出を担当する子実体のイメージ。

セミバスターダケ

品番 型番 個数 価格
せ-B-1998 Sb01-α 10株 ¥ 10,000
せ-B-1998 Sb01-β 10株 ¥ 20,000
せ-B-1998 Sb02-α 100株 ¥ 140,000

特徴

  • 特殊な構造の胞子により、より高い高度のセミの迎撃が可能です。
  • 簡易的な結界としても機能します。
  • 生体ラミネート加工により、"原木"の状態で約50年間保存できます。
  • 強いアキヴァ放射や奇跡論パルスが発せられている環境下でも問題なく動作します。

仕様

  • ほとんど全ての気候に対応。
  • セミ類以外には影響を及ぼしません。
  • 地面から取り除いて移植することは出来ません。
  • 多少のダメージを受けても再生します。


説明書: せ-B-1998"セミバスターダケ"は、当社のポーランド菌類研究所によって2003年に開発された、セミを撃退する効果を持つ特殊なキノコです。

"セミバスターダケ"は、 ポーランド特異茸狩協会により提供された、ヤマドリタケに類似した菌類をベースに開発されました。この菌類は、飛行する昆虫の羽音を探知し胞子を放出・寄生させ、死骸を養分にする生態を持ちます。"セミバスターダケ"は、この菌類にセミタケ等の遺伝子を組み込むことによって、セミのみを確実に撃退することを可能としています。徹底的な遺伝子操作によって、ごく小型の昆虫にしか効果を及ぼさない原種と異なり、あらゆるサイズのセミに対応できます。

"セミバスターダケ"は、"原木"の状態で販売されています。すぐに使わずに貯蓄する場合は、なるべく湿度の低い暗室に保存してください。この原木を、カバーを外し地面に設置すると、菌糸が周囲半径50mに張り巡らされ、その範囲内に多数の子実体が形成されます。

この子実体は、羽音によってセミ類の接近を探知し、大量の胞子を放出します。これらの胞子は、セミに寄生し、即死させます。地面に落ちたセミの死骸は、菌糸部分によって1時間程で分解され、"セミバスターダケ"の養分になります。なお、菌糸部分に触れたセミの幼虫も分解されます。

  • Sb01-α: 基本タイプ。養分とするセミがいなければ枯れてしまうため、セミがいない季節でも延命させたい場合は、別売りの、せ-M-2001"夏休み研究・いつでもどこでもセミ培養"でセミを与えてください。
  • Sb01-β: 土壌から十分に養分を吸収できるようにSb01-αを改良し、セミがいない季節・場所でも生存できるようになったタイプです。
  • Sb02-α: Sb01-βをさらに改良したタイプです。基本的にはSb01-βと同様ですが、フレデリック・ショパンが作曲した曲が流れている環境下では、爆発的に菌糸を増殖させ、制限なく広がり続けます。また、胞子を浴びたセミは即死せず、胞子をまき散らしながら飛行するようになります。そのセミが死んで地面に落ちると、そこからも菌糸が広がります。これらのプロセスは、ショパンの曲が鳴りやむまで続きます。


≪ ポーランド特異茸狩協会について≫
ポーランド特異茸狩協会(PZGA)は、ポーランドに多く生息する特異な性質を持つキノコの採集、加工、取引を行う、ポーランド南部で活動している団体です。真菌学のプロフェッショナルが多数在籍しています。ポーランド神格存在出現事件によって、PZGAのメンバーも多くが被災しました。ヴェールの崩壊をきっかけにして、被災したポーランド南部の復興のために、1999年に弊社との協力関係が樹立されました。
 

 注意

"セミバスターダケ"はセミ類に対し、例外なく効果を発揮するため、体の組成にセミが含まれているお客様は使用をお控えください。またそれにより発生した被害に関しては、当社では保証いたしかねます。

研究者コメント: 神格存在出現事件は、ポーランドに多大な爪痕を残しました。また、その脅威は完全に去ったわけではありません。セミバスターダケは、ポーランド復興キャンペーンの一環として、またあのような災害に対する備えとして、ポーランド特異茸狩協会の協賛・試料提供のもと開発されました。セミバスターダケの売上の一部は、ポーランド南部の復興支援に充てられます。弊社、そして私個人と致しましても、ポーランドのいち早い復興を願っております。 ――ポーランド菌類研究所 ポーランド復興キャンペーンチーム担当研究員 木野竹 希子


≪木野竹研究員の実績紹介≫
1995年 - ポーランドの菌類調査のため、日本生類創研により、ポーランド菌類研究所がマウォポルスカ県に設立される。
1998年 - ポーランド神格存在出現事件。ポーランド菌類研究所も被災する。
1999年 - 木野竹 希子、ワルシャワ大学卒業。日本に帰国。
2000年 - 日本生類創研入所。本人の希望により、再建されたポーランド菌類研究所に配属。
2001年 - セミバスター計画に参加。
2003年 - "セミバスターダケ"完成。年度優秀日創研新人賞受賞。

 

お客様の声:

  • Sb01-βを購入しました。夏の風物詩みたいに言われてますが正直言って蝉なんかただうるさいだけです。せいせいしました。 ――36歳女性
  • これおいしいですね。セミに着いたやつも形悪いですけどセミごと揚げると結構いけます。Sb02-αが一番おいしかったです。 ――51歳男性
  • いきなり大量発生したのであわててSb01-αを購入しました。それまでセミなんて見たことなかったんでとても驚きました。調べてみたら素数ゼミってやつらしいです。――27歳男性
  • Sb01-βを購入しました。いくら採ってもまた生えてくる上に、貧弱な土壌でも育つので重宝してます。 ――マナによる慈善財団
  • Sb02-αを大量に備蓄しています。あのいまいましいクソショパンゼミがまた現れたらこいつをぶつけてやろうと思います。 ――ポーランド特異茸狩協会一同
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