アイテム番号: SCP-005-SL
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-005-SLに意志がある可能性を考慮すると、信頼できる警護のない状態で、オブジェクトを取り出し、携帯することは厳格に禁じられています。SCP-005-SLの収容室は、出入り口となる鉄の扉を除き、全てコンクリートで構成されています。
SCP-005-SLは、調査をするための様々な物品や画像を与えられている必要があります。週に2回、SCP-005-SLは、該当の学年の指導要領に乘っ取り、小学5年生の 8年生の教師から授業を受ける必要があります(行う科目は、数学、科学、国語、外国語、音楽、芸術です)
説明: SCP-005-SLは未知の発信元に制御されている陸上機です。SCP-005-SLの主な異常性は、56種類の異なる効果をもつ別々のビームを照射できるということです(補遺-005-SLを参照)。
SCP-005-SLは非常に社交的であり、発達した人工知能を保持しているようです。この人工知能の由来は不明ですが、SCP-005-SLに対し友好的でない行動をすることは、禁止されています。
SCP-005-SLには、多くの通信機能(スピーカー、内蔵プリンター、メール/通話機能)、および移動方法(脚、車輪、折りたたみ式スカート、[検閲済み])がありますが、これらの仕組みの多くはまだ不明です。
補遺-005-SL-1: 各ビームの効果一覧(照射対象は人間です):
- 睡眠誘発
- 1時間の聴力喪失
- 照射位置への発疹の発生
- 照射位置への2度の火傷
- █時間の視力低下
- 脳卒中
補遺-005-SL-2: 会話記録
対象者: SCP-005-SL
インタビュアー: █████博士
記録開始
█████博士: おはよう、SCP-005-SL
SCP-005-SL:おはようございます、█████博士。ご気分はいかがでしょう?
█████博士: とてもいいよ、SCP-005-SL。今から君にインタビューをして、何カ国語を理解できるか実験しようと思う。Do you understand me?
SCP-005-SL: Yes, I understand all human lenguages.
█████博士: Do vi komprenas min, eĉ se mi parolas tiel?1
SCP-005-SL: Kiel mi diris, mi ankaŭ komprenas esperanton kuracisto.2
█████博士: ¿También hablas español?3
SCP-005-SL: Yo también hablo español.4
█████博士: E come te la cavi con l'italiano?5
SCP-005-SL: Dottore, se non la smette me ne vado.6
█████博士: わかった、終わりにしよう。
記録終了
結果: SCP-005-SLは、多くの現用言語を理解するようです。