アイテム番号: SCP-006-TH
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-006-THの拡散を抑制する方法は現時点では判明していません。感染が確認された対象は速やかに終了する必要があります。SCP-006-THに感染した職員は隔離されセクター62c内のレベル5隔離室で終了までの期間収容されます。SCP-006-THを終了するための現時点で判明している唯一の方法は対象の体温を200℃まで上昇させることです。
感染した対象への接触はSCP-006-TH関係チーム以外はいかなる理由でも許可されません。 SCP-006-THに接触する職員は接触前に必ずレーザー消毒とUV消毒されレベル5ハザードスーツを着用しなければいけません。
その他の職員は感染者との接触をする場合スピーカー越しの遠隔操作でのみ許可されます。
説明: SCP-006-THは、生物からの接触によって広がる未知の伝染性皮膚疾患です。感染初期段階では体のすべての領域に小さな腫瘍が発生します。第2段階では対象は対話と食事が不可能になりその次に盲目、聴覚障害などの症状を発生させます。第3段階ではこの隆起が対象の体内にも発生し、対象はこの腫瘍が原因で血流が止まり内臓が機能不全を起こし死亡します。
SCP-006-THに感染した対象に接触した場合、25時間以内に同一の症状が発生し、6〜10日以内に腫瘍が体の全ての領域に急速に広がります。
SCP-006-THに感染した対象の除去された細胞断片を検査したところ、生きているバクテリアでありその機能はエボラウイルスに類似していることが判明しましたが、あらゆる種類の薬や抗生物質を使用してもSCP-006-THを治療することはできませんでした。除去された部位では生命活動は行われていないのにもかかわらずSCP-006-THは繁殖を続けました、これらの方法は現時点では不明です。
SCP-006-THは感染者が触れた物体からも感染することが判明しています。感染者が触れた物体には小さな緑色のカビに酷似した物体が出現します、これはその物体がSCP-006-THに汚染されているということを示しています。
SCP-006-THはある3階建てのビルから帰還したエージェント・Bertisによって発見されました、帰還前に彼は頭にブリスターパックを被った猫と思われる生物に攻撃されたと証言しました。SCP-006-THの存在が発見される以前、エージェントは施設に帰還しました。その後エージェントに接触した4人の職員がSCP-006-THに感染しました。
補遺: 職員の感染が確認された後財団は感染源の探索のため対策チームを派遣しましたがそこで彼らが目撃したのは床を覆い尽くした緑のカビに酷似した物体のみでした。