アイテム番号: SCP-013-JP-J
オブジェクトクラス: Keter Thaumiel Keter
特別収容プロトコル: 現在までSCP-013-JP-Jの発生は抑制できていません。SCP-013-JP-Jの発生を関知するため、財団内の全ての報告書は月に1度文面を調査されます。SCP-013-JP-Jが発生した文章は内容を記録した後、通常の物に差し戻されます。
説明: SCP-013-JP-JはO5-1からO5-13とは別に存在するO5-█及びO5-██と称される謎の人物です。SCP-013-JP-Jは多数の報告書に出現が確認されており、O5とほぼ同様のクリアランスを取得している、もしくは何らかの手段でSCiPネットにアクセスしているものと考えられます。
SCP-013-JP-Jの記述する内容はO5による提言を模しており、文面のみでは正式なO5が記述した物との識別は困難です。しかし、末尾にO5-█、もしくはO5-██による署名があるため、結果として識別は容易になります。
また、内容は至極丁寧なものであり、財団内の理念から逸脱された物は確認されていません。この特性に加え、内容がオブジェクトの本質に迫るものや、新たな収容プロトコルを提言する物も多々見られることからSCP-013-JP-JはThaumielに再分類されました。適切な手順の後、収容プロトコル、及び説明が改訂されます。 —O5-█
上記に記述された内容は当報告書に発生したSCP-013-JP-Jによる文書の改訂の一部です。この記述はオブジェクトの異常性を理解するため残されました。改変後の完全な文書の履歴はこちらを参照してください。SCP-013-JP-Jによって改変される内容は多くの場合、オブジェクトの私的利用、兵器利用など、財団の理念から逸脱したものです。
O5からの指令は、すなわち財団の最上位からの指令であることを意味する。つまり全ての指令はO5評議会で協議した上で発せられる。例え署名が個人の物であってもだ。その特性を考えてもらえば分かると思うが──それだけの責任を持つ物だから署名を黒塗りにすることは意味がないし不合理的だ。諸君は怪しげな署名を見つけたらすぐさま報告するように。 —O5-9
SCP-013-JP-Jは多くの場合財団の最初期の報告書に出現が現れています。まさかとは思いますが過去の都合が悪い書き込みの署名を黒塗りにしているわけではありませんよね? —江戸川博士
この指摘の後、江戸川博士は業務の遂行を妨げたとして半年間の自宅謹慎が命じられました。
-
- _
送信ID: [データ破損]
ファイル : 添付ファイルなし
諸君の中には我々が悪戯でSCiPネットにアクセスしているのではないかと疑っている者がいるらしいが、残念ながら我々もそれほど暇ではない。さらに言えばこちらの理念にも反する。つまるところ、君たちのSCiPネットは我々以外の何者かからアクセスされているということだ。今は子供じみた悪戯で済んでいるが、将来のことを考えてしっかりとセキュリティについて学んでおくことをオススメするよ。まずは電子機器に疎いお偉方と頭と財布のひもの固い経理から説得せねばならないだろうがね。
— 05-█、この"█"は"Unknown匿名"の意
-
- _
送信ID: [データ破損]
ファイル : 添付ファイルなし
異常収容団体SCP財団
O5の皆様いつも大変お世話になっております。
05議会一同でございます。
突然のご連絡失礼致します。先日送信させていただいたメールについて精査したところ、外部からの不正アクセスによって作成されていたメールであることが判明いたしました。つまり、あちらのメールは偽物です。大変ご迷惑をおかけしました。
当方では今回の事案を受け、内部のセキュリティ強化に努めていく所存です。SCP財団様におかれましては、当方のセキュリティ不足により多大なるご迷惑をおかけしたことを重ね重ねお詫び申し上げます。
双方とも異常性について活動を続けていく団体でございます。不遜の身ではありますが、引き続き変わらぬご愛顧を頂ければ幸甚と存じます。
— 05-A、この"A"は"Apology謝罪"の意