SCP-013-KO
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アイテム番号: SCP-013-KO

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-013-KOは、収容サイト-██の8mの広さとなっている部屋で個別に管理、保管されているコンピュータに保存されています。SCP-013-KOを管理するために、収容サイト-██の外部にある別の管理室から、収容サイト-██内に設置されたCCTVを通して監視しなければなりません。CCTVで監視している最中に何かを拾おうとする行動および何かを探そうとする行動が継続して確認されるとき、管理者は職員に非常事態を知らせてください。

SCP-013-KOは既に1台のコンピュータ全体を支配していることが判明しました。SCP-013-KOが含まれているコンピュータは物理的に破壊してはなりません。ただし、やむを得ない場合にはコンピュータからSCP-013-KOが内蔵されたハードディスクのみを取り外した後、SCP-013-KOを他の安全なコンピュータに移してください。

SCP-013-KOに関わる実験を行う前には、必ず耳を塞いでデータファイルを実行する必要があります。実験中にSCP-013-KOが接続されているプレーヤーを起動する前には必ず「リピート再生」または「自動再生」が解除されている状態であることを確認し、そのようにプログラムされたプレーヤーを優先的に用いてください。その後、プレーヤーの中に"SCP-013-KO"という名称のファイルを入れて実行しなければなりません。実行時に必要とされる音量には関係なく、実験が終わった後にはプレーヤーの実行リストからSCP-013-KOのデータを必ず削除しなければなりません。現在、事件記録01を受け実験を無期限に停止している。 - O5-█

SCP-013-KOの影響を受けた人物は、すぐに記憶処理を施されなければなりません。もし「リピート再生」がONになっている状態であった場合、エージェントはSCP-013-KOが再生されている場所に入る前に必ず耳に栓をし、その状態で再生されている場所に進入してSCP-013-KOを再生しているプレーヤーの電源を切り、その次に影響を受けた人物に記憶処理を行ってくださいをその場で終了してください。

説明: SCP-013-KOは、容量が[編集済]GBの各種効果音が内蔵された音声ファイル(wav)です。再生時間は通常0.5秒で、最大で4秒の物も存在します。再生を自動的に繰り返す場合、3秒間隔で再生されることが確認されています。SCP-013-KOの初期のファイル名は'効果音_000.wav'であり、財団で発見されたためSCP-013-KOと呼称されるようになりました。SCP-013-KOを削除しようとする場合、'000 ERROR'というエラーウィンドウが起動し削除が不可能である旨のメッセージが出力されます。また、SCP-013-KOの容量が大きすぎるために複製は不可能ですが、SCP-013-KOの容量が大きいにも関わらずコンピュータの内部からは容量に関連するエラーは検出されませんでした。

SCP-013-KOの効果音を出力するプレーヤーで、効果音を確認するためにSCP-013-KOを実行した場合、自身が知っている物が1つ落ちる音が出ます。通常は硬貨が落ちる音である場合がほとんどですが、多くの場合で他の物が落ちる音を出すこともあり、更には落ちたことで割れた時の音も出すこともあります。しかし、音が変化する度に人間が錯覚してしまう状況は合計4種類にしか分けられません。共通して記憶処理を施した場合には、効果は消失します。

録音記録01 硬貨を落とす音です。一般的に、頻繁に発生する効果音です。この音を聞いた人物は、ほとんどの場合で自分が持っていた物を落としたという錯覚を感じ始め、自分が落としたと考えた自分の物を強制的に探そうとするようになります。
録音記録02 普通はピストルを落とす音ですが、一部の研究員の意見では何かが落ちて折れる音とも言われています。この音を聞いた人物は、外傷を負っていないにも関わらず自分が負傷したと錯覚し、痛みを酷く訴えるようになります。
録音記録03 現在のところ、不明な形状の物体が落ちて割れる音と推測されています。この音を聞いた人物は、人体に影響を及ぼしている重力が増加します。継続して聞くことになった場合、地面に強制的に伏せることになってそれ以上動くことが不可能になり、全体的に人体の内部に致命的な損傷を与えることになります。
[編集済] 録音記録は削除(事件記録01を参照) これは、人物だけでなく、聞いている感染者が存在する空間に影響を及ぼします。この場合、記憶処理を施しても効果が持続するため、すぐに終了することになっています。

事件記録01
20██/██/██、実験中の実験室の2階の床が破損し、1階において実験に参加していた研究員のうち3人が死亡し、残りの研究員5人とエージェント2人が事故で負傷しました。研究の結果、感染者が存在する空間だけでなく感染者を見ている人物にも伝染して感染者が追加で発生するということが明らかになりました。現在、[編集済] に関連する事件記録により、SCP-013-KOに関連する実験は無期限に停止されています。

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