SCP-014-DE-J
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SCP-014-DE-J

アイテム番号: SCP-014-DE-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-014-DE-Jは成人であれば自由に入手・消費が可能ですが、財団サイト内や全ての財団の任務の実行中に消費してはなりません。同様に、SCP-014-DE-Jの影響下にある職員は、財団施設への立ち入りと任務への参加が禁止されています。これらの指示に違反した職員には、バケツにいれた冷水をかける、拘束する、あるいは緊急時には昏倒させる必要があります。SCP-014-DE-Jが入った容器は後で空にし、財団が利用可能なPfand(デポジット)1を回収しなければなりません。

財団外でSCP-014-DE-Jが引き起こした極限状態は、管轄局によって対処されなければなりません。財団の部隊は他のアノマリーが関与している場合にのみ介入します。

説明: SCP-014-DE-Jは「ビール」と呼称される飲料群を指します。SCP-014-DE-Jはホップや麦芽などの天然産物、調味料及び香辛料やハーブ、青野菜、果物などのような珍しいものを使用した、でんぷん性物質の発酵によって得られます。SCP-014-DE-Jは一般的に非常に泡立っており、透明で、琥珀から黒の間の色をしています。しかし他の色や濁りのある品種も確認されています。ドイツ財団では、醸造関係者が味の堕落に苦しんでいることが異論なく認められています。

SCP-014-DE-Jは消費されるまでは不活性のままです。最初の内はその特異性はほとんど発現しませんが、消費量が増えるにつれて次第に発現していきます。SCP-014-DE-Jの異常な影響には以下が含まれていますが、これらに限定されてはいません:

  • 影響者のいる領域内での局所的重力異常。これによって対象は移動の際に大変な労力を払うしかなくなり、突然の重力方向の変化によって常にバランスを再調整することを余儀なくされます。
  • 観察者の視界内にある物質の自然発生した複製。この複製は物理的なものではなく、影響者が視線を逸らすと直ぐに消滅します。通常、複製は他の人間には知覚できません。
  • 母語と他の学習言語の損失の増加。十分に消費してから影響者は、未だ完全に分類化することのできていない言語で話し始めます。
  • 十分な満足感の後に、SCP-014-DE-J-1と呼称される異質な実体が消費者の体の支配を強めているようです。これらの実体は乏しい自己保存本能や、かなりの忍耐力のなさ、礼儀と良識への奇妙な理解、極端な実験への喜び、方向感覚のなさ、そして非常に貧しく幼稚なユーモアを保有しているようです。

これらの症状は一般的に「酩酊」と呼称され、恐らくSCP-014-DE-Jの長い文化的歴史のために完全に一般的なものとして受け入れられています。しかし、上記の症状を引き起こさない「ノンアルコールビール」と呼称されるSCP-014-DE-Jの種類が存在しています。財団ドイツ支部は現在、そもそもこれらの実例がSCP-014-DE-Jと見なされるか、ビールと見なされるかどうかを議論しています。

SCP-014-DE-Jの消費者は(眠りに落ちる、失神する、頭部を対象とした打撃や失血によって)意識を失った後、通常は様々な時間の眠りにつきます。これは消費されるSCP-014-DE-Jの量と大いに相関がありますが、被験者の様々な個人的要因にも左右され、その後に激しい頭痛と共に目覚めます。この現象は一般的に二日酔いと呼称され2、アスピリンなどの従来の方法で治療できます。皮肉なことに、SCP-014-DE-Jを継続消費することも対象の頭痛の緩和に役立ちます。この特性はSCP-014-DE-J-1が消費者の支配権を再度奪うために意図的に用いていると推測されています。また、SCP-014-DE-J-1によって支配された人間は大抵の場合、他者の支配下にあった時間を思い出すことができないことにも触れなければなりません3

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