SCP-015-TH
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収容池のSCP-015-TH

アイテム番号: SCP-015-TH

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-015-THは地面を掘り下げ壁として厚さ5インチの耐熱石材を用いて作成した広さ5x5、水深1.2mの池に収容されます。SCP-015-THには通常の小魚を餌として提供してください。池を清掃する際は近くに同様に作成した清掃済みの池に耐熱鋼製の網を用いて移動させます。清掃は水を完全に抜き行い、清掃後は池全体を乾燥させてください。また、池には10時間ごとに水を注水し足し水を行ってください。

説明: SCP-015-THは基本的にはオレンジ色のコイ(Cyprinus carpio)の成体であり、収容方法が確立されているため特別な監視を必要としていません。SCP-015-THは皮膚全体から熱を発しており、その時間と共に周囲に広がっていきます。測定によると温度は水面上で150℉、水中でおよそ230~250℉に達します。これによりSCP-015-THの周囲にいる大多数の動植物は死滅してしまいます。

何故SCP-015-THの皮膚がこれほどまでに高い熱拡散を可能としているのかは不明であり、X線などによる試験では、皮膚にはなんの異常も確認されませんでした。しかし、何らかの異常性によりSCP-015-THはその皮膚から熱を発しています。

財団は水を沸騰させる魚が████████████市の養殖場で蒸気調理卵を作るために利用されているという奇妙な噂を補足し、その後SCP-015-THは所有者により放棄された養殖池でSCP-015-TH以外全ての魚が死亡している状態で発見されました。この時SCP-015-THが持つ異常性により直接触れることは困難でしたが、コンクリート製の容器を用いて財団施設へ移送することで確保に成功しました。

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