SCP-018
評価: +66+x
superball.jpg

SCP-0018

アイテム番号: SCP-018

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-018は特殊金属製拘束具に収容し、それを重合成繊維製の詰め物で裏打ちした1m×1m×1m寸の箱にいれて封をしてください。箱に封をしたら10m×10m×10m寸のポリエチレン製貯蔵タンクの中央に沈めてください。もしSCP-018が貯蔵箱から自由になったら、ポリエチレンベースの「ねばねば」がその運動力を十分に低減させるので、収容職員は適切に回収を行えます。SCP-018貯蔵室に入る職員は特殊被膜(SCP-018観測の中で発見されたものです)と酸素マスクをポリエチレンタンクに潜る前に着用してください。もしSCP-018がポリエチレンタンクの外に解き放たれた場合には、職員は別の部屋に退避し、収容チーム到着までの間SCP-018を隔離するために出入り口やハッチを閉じるよう勧告します。

説明: SCP-018の見た目は1969年Wham-O社製スーパーボールです。直径は6cmで赤色をしています。██████████社がWham-Oの購入した倉庫の清掃を請負った際に発見され、大変な高さまで弾むところが注意を惹きました。最初は愉快な子供向けのおもちゃと思われたのですが、SCP-018が弾む際の効率は200%(つまり、一メートルの高さから落としたら二メートル弾み、そして四メートル、八メートル、十六メートルと)以上だったのです。ボールはすぐに危険な射出物へと変貌し、スピードはおよそ100km/hまでに達して建物に損害を与え█████████████街の住人五名が負傷しました。数日後には████████湖畔で休止状態に入り、SCP職員の手で回収されました。物体があまりに速く、また犠牲者が完全に動転していたため、隠蔽ストーリーは一切必要ありませんし起動もされていません。

文書 #018-04: O5-█への伝言

█████████、万事順調かい。私が今こうして書いてるのは、もっと効率よく新規のSCP対象や逃走したSCP対象を回収する手段を見つけたと信じてるからだ。ああ、私だってわかってるさ、リバースエンジニアリングが全く進んでいなくて何のおかげでこいつが熱力学法則に反抗できているのかさっぱりだけど、でも思いついたんだ、とても有効な手段があって、これを新しいSCP-A5アーマーのどれかに統合できるってね。ちゃんと読んでくれよ、ブーツの底に仕込んだり、ちょっとした機械式装置を取り付けたら、ほら、ジャーン! ビルも飛び越えられるようなスーツになるぞ。その上、もし着用者が足を死んでほしいやつの方に向けたら、もう、ちょうすごいキックをお見舞いとしか言えないね。既存のSCP-A5スーツの改造許可さえもらえればいいんだ、そしたら実際████████████とか、それから他の逃げたSCP対象だって捕まえられるようになるんだぞ。信用してくれ、ガッカリさせたことなんてないだろ?

-█████████博士

文書#018-06: █████████博士への手紙

█████████博士へ

割り当てに従い、エージェント██████はSCP-███回収に際し君が改造したSCP-A5アーマーを支給された。そして結果はなんともいえない。エージェント██████は██████████の首輪をSCP-███にはめることができた、アマゾン内を追跡し、バラバラにして無力化することもできた。だが、君の「小さな機械式装置」が不正動作をしたせいで、帰還時に彼は空に一マイルほど打ち上げられ、███████████湖水面に打ち付けられて両足骨折、七本の肋骨骨折、片腕損失、頭蓋骨折といった負傷をした。君のアーマーに一般使用認可を与える前にそこのところを修正してもらおうか。

文書#018-11: O5-█への伝言

█████████、心配ないさ、修正した。でもね、まだアイデアがあるんだ。SCP-006からとった水とSCP-███, あとできたらSCP-███の使用許可がもらえれば、君にお届けしようじゃないか、SCP-A5アーマー一式、そしてどんな――とはいかないかもしれないけど――狂暴だったりまだ捕獲できてなかったりなSCPでも捕まえられるエージェントをね。いい返事を待ってるよ。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。