アイテム番号: SCP-019-DE
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
SCP-019-DEの被害を食い止めるために
そしてその異常な効果を阻止するために
19-DEの置き場所は移し替えられ
そして戸棚に収容されなければならない。
誰もランプの説明を言語で表現するべきではない
その効果を無意識に促進するがゆえに。
SCP-019-DEについて的確な
説明を生み出す人々は
14日間隔離しなければ
あるいは期限まで即座に拘束されねばならない。
隔離された被験者たちは
決して誰の前でも言葉を発してはならない。
同様に厳しく抑えつけられなければならない
録音機器で彼らの発言を記録するために。
不十分な防音器具の利用でもって
その記述を聞き取らなければならない
その上さらに隔離は二週間行わなければならない
ミームが及ぼす大衆への効果を予防するために。
もしミーム感染者を取り扱う場合、
ともかく完全な防音器具を身につけなければならない
なぜなら感染者が述べることを聞き取ることができる者は
説明の聞き手が耐え切るということをも学んでしまうからだ。
SCP-019-DEに関する判断は
サイトマネージャーによって決定される。
ここを閲覧可能な他の全ての職員は
拘禁のために保安要員を収容すること。
SCP-019-DEの研究者は転属を経験しなければならない
彼らには隔離に先立ってクラスA記憶処理が施されている。
説明:
SCP-019-DEはひどい状態ゆえに再び手入れを必要としている
灯油ランプを記述している。
それは錆び付いた黒色の金属およびガラスから構成されている。
それはさらに灯油ガスの燃焼によってあかりで照らすことができる。
こうしてそれは他のすべての灯油ランプのようにその機能を果たし、
19世紀後半にはもうすでにその業務に就き始めていた。
SCP-019-DEを普通に記述することができるだろうか? 決してできない。
それは文中の三単語以上から一つの"詩"にすることを強いる。
それは一行に使用される音節の数に自由を与える
しかしその数は韻文を作るために全ての行と同じでなければならない。
各詩行において音節数は繰り返し新たに定めることができる
だが韻のスタイルを損なわぬよう言葉の選択を誤ってはならない。
それぞれの詩行は押韻の連続で書かれる。
音節の数に類似しているが選択はできる。
選択するどの押韻の形式も全く問題にならない、
だがその際脚韻は決して忘れてはならない。
その上この規定から推測できること
それは、詩句は最低でも二行から生じていること。
オブジェクトの記述は口頭によって話される
もしくはその代わりに録音が使用される
それから効果的に耳を保護しない者は
即座に作用媒体の影響を受ける。
犠牲者は詩だけで語ることに取り憑かれ
そしてその発言は認知的リスクを伴われ
本来のオブジェクトの記述と同じになる。
記憶処理すらこの効果を除去することができない。
犠牲者は二週間詩を楽しむに違いない
それからその効果は途絶えるが、しかしそれは、
作用媒体が影響を与える範囲内で再び聞こえてこない限り
なぜならそれが新たな"カウントダウン"を始めるからに他ならない。
書き記したりあるいは絵や図像によって
SCP-019-DEの記述をやり遂げることで
著者は詩的な傾向を得る一方で
作品の観測者は何も感じないでいる。