SCP-023-UA
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SCP-023-UA。2018年4月30日撮影。

アイテム番号: SCP-023-UA

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

SCP-023-UA-Aが存在するエリアの周囲から150m以内は緩衝地帯に設定されています。領域の周囲には10m間隔で隠しCCTVカメラが樹上に設置されており、機動部隊"ポルチーニ爺ちゃんたち"の地下シェルターに暗号化された電波信号を送信することが可能です。この地下シェルターはSCP-023-UA外縁部から200m離れた場所に位置しています。

呼吸器、眼および皮膚を保護できる個人用防護具を着用した職員により、少なくとも一週間に一度、カメラの点検および、必要に応じて電源装置の交換が行われなければなりません。SCP-023-UA-A胞子質量分布の最大範囲は、強風時であってもSCP-023-UA辺縁から150mであると推測されています。空気中を漂う胞子が低濃度であれば有害な影響は生じず、安全であると見做されます。緩衝地帯の外側での空気モニタリングは一日に二度、風の強い天候下では1時間毎に実施される必要があります。緩衝地帯でも最も安全な地点および、空気中の胞子濃度が危険域に達している地点については、実験ログSCP-023-UA-1556に詳細が記述されています。これ以上の情報に関しては、本オブジェクトの副管理責任者に連絡してください。

少なくとも1週間に3回、緩衝地帯内でのSCP-023-UA-A子実体および、土壌中の菌糸の有無について調査を実施してください。オブジェクトの増殖は、直ちに収容責任者に報告されなければなりません。追加の収容措置の妥当性については現在検討中です。

SCP-023-UAおよび、領域内に存在する実体との保護具を装着していない状態での物理的接触は、事前に計画された実験に際し、Dクラス職員にのみ許可されています。

SCP-023-UA近隣に無関係な民間人が現れた場合、機動物隊"ポルチーニ爺ちゃんたち"の構成員3名が隠蔽された拠点から出動し、対象と接触しなければなりません。機動隊の構成員らはカバーストーリーを流布すると同時に、自身を森林管理者あるいは狩猟者と偽る必要があります。対象には近隣に危険な湖沼帯が存在していると説明し、SCP-023-UAから少なくとも300m以遠へ移動させてください。また、対象はオブジェクトと接触しないよう、遠隔で監視される必要があります。SCP-023-UAと繰り返し接触を試みる場合、対象の拘束および尋問を行ってください。

SCP-023-UA内部で発見された民間人は例外なく、尋問および以後の経過観察のための隔離が行われます。必要であれば、隔離対象の親族や友人に対して、有毒昆虫やヘビ類による咬傷を受けた旨の説明を行なってください。2週間以内に変異の兆候が観察されなければ、対象の開放が認められます。適宜、クラスA記憶処理を行なってください。

SCP-023-UA内部の異常実体に感応した対象は、SCP-023-UAの構成要素に分類され、隔離および監視される必要があります。

説明: SCP-023-UAはウクライナ、キーウ近郊の都市ブロヴァリィーの森林内、座標[削除済み]に位置する10haの湿地帯です。湿地帯上には非異常性かつ食用菌であるキホウキタケ(Ramaria flava)に類似した、SCP-023-UA-Aに指定される特異なホウキタケ型の菌類が生育しています。SCP-023-UA-Aの菌糸体は単一個体からなると推測されているにも関わらず、非異常性のキホウキタケとの形態的な差異は明確ではありません。一方で、SCP-023-UA-Aは他の菌類と明確に区別される細胞構造および化学的組成を有しています。また、SCP-023-UA-Aの子実体は常時胞子を放出しています。

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土壌サンプルの解析から、これらの物質は基質および菌糸体から検出されない一方で、子実体100gに対して3gの割合で含有されることが示されています。エタノールおよび麻薬成分の前駆物質は菌糸体で合成され、子実体の化学合成系で合成が完了すると胞子が産生されます。細胞質には、菌類においては普通見られない化合物を産生する、特殊な細胞内小器官が認められます。

冬季では、長期間の積雪によって胞子の産生が停止するため、SCP-023-UAは安全であると見做されます。気候変動や暖冬によって、胞子に感染するリスクは寒冷期でも依然存在します。

対象の皮膚および粘膜が胞子と接触すると、先述した物質は速やかに血液に乗り、重篤な幻覚症状および強烈な興奮を引き起こします。SCP-023-UA-Aの胞子と接触した被験者は、超自然的存在、植物および[データ削除済]などの現在SCPオブジェクトとして認知されている実体を含む、いくつかの異常な実体のイメージを伴った、極めて鮮明な性的幻覚を報告しています。異常な胞子との接触から3日後、幻覚症状は沈静化します。記憶処理剤の投与により、幻覚症状はより早期に沈静化します。幻覚症状の沈静化後の被験者は他者に胞子を感染させることが可能です。

SCP-023-UA内部に30分以上滞在した場合、異常な実体 (以後SCP-023-UA-Bと呼称)が付近に出現します。観察中、以下のような実体が記録されました。

  • 角の下方に単一の眼を持ち、桃色の体色のユニコーン雄個体
  • 三つの乳房と桃色の毛髪を持つ裸体の少女
  • 生殖器の代わりにヤギの角と[データ削除済]を持つ禿頭の男性
  • 桃色の体色のフラミンゴ

全ての被験者は、SCP-023-UA-Bに強烈な性的魅力を感じ、即座に実体との性交渉を試みます。SCP-023-UA-Bは胞子の影響下の被験者が見る幻覚とは、ほとんど無関係であることが知られています。SCP-023-UA-Bの構造、体格差および解剖学的特徴は少なからず人体と相違があるため、対象との性交渉はしばしば被験者に対して致死的です。生存した被験者は、一週間にわたる精神的、生理的変異に晒されます。

観察された生理的変異:

  • シカの枝角の形成
  • 皮膚の樹皮への置換と、それに続く枝葉の形成
  • 性転換
  • 生殖器の喪失
  • 生殖器の、角、指、未知の鳥類の頭部といった機能的に相同でない器官への置換
  • ツリガネタケや他の稀な菌類の子実体、SCP-023-UA-Aの皮膚への形成

通常、変異は1週間以内に完了し、官能的で鮮烈な幻覚症状および、無意味な発声やオノマトペを伴います。また、被験者は普通SCP-023-UAに戻ることを望みます。

変異の初期においては、被験者は自身の思考を明確に説明することができますが、変異の完了に近づくにつれて、その能力は減退していきます。完全に変異した被験者は、解剖、生体サンプルの採取などの実験に試供されるべきです。変異したDクラス職員2体を用いた交配実験の実施申請は、倫理委員会の決定待ちです。

SCP-023-UA-Bの出現はSCP-023-UA内部に限定され、実験環境下でのSCP-023-UAの胞子を用いた試験では出現は確認されませんでした。現在、追加の実験が行われています。

附記1:
発見時、私たちは本オブジェクトをSafeクラスに指定した。しかしながら、収容違反と同様に、既にSCP-023-UA-Aの生育範囲の拡大を許しており、その認知も困難なことから、私はEuclidクラスへの再分類を提案する。 – 臨時サイト-8U代表、D. カピタンチェンコ

附記2:
SCP-023-UAの出自への要注意団体の関与を支持する証拠は知られていない。しかしながら、その異常実体の性質にも拘らずだ、"ポーランド特異茸狩協会Polski Związek Grzybiarstwa Anomalnego" (Add023-PZGA-01を参照のこと)、ロシア連邦の要注意団体である"腐ち乱れる神の霊峰"、あるいはまた他な団体の支持者の興味を惹く危険性が高い。

異常実体の生息範囲内の侵入を試みる一般人に対しては、ガスマスク、防護服、防毒マスク、保護クリームを塗った形跡、その他特殊装備など、PZGAや他の要注意団体との関わりを示唆するものがないか、徹底的に調査すべきだ。君たちには、先述した状況を想定して行動してもらいたい。–オブジェクト管理責任者、S. モトヴィレンコ博士


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