SCP-025-JP
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知性の兆候を示すSCP-025-JP-A-08

アイテム番号: SCP-025-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-025-JPは標準的な文献資料長期保護手順と同等の扱いの下、保管されます。現在、これ以上のSCP-025-JP閲覧者を生み出さない為に、閲覧及び持ち出しと各種実験を禁止しています。前記項目を追加する以前にSCP-025-JPを直接閲覧した全ての職員は実験を除き、自身の子供を含む如何なる生物・植物の育成・指導を禁止とします。全てのSCP-025-JP-Aへの対応はSCP-025-JP研究主任を含む担当者による合議で決定します。現在の研究主任は鳥山博士と宮城博士です。

説明: SCP-025-JPは非常に劣化した市販の学習用ノートで、黄ばんだセロファンテープと錆びたホチキスで補修されています。表紙には「みるきぃのそだてかた」とあり、ノートの内容は子猫を育てる子供が書いた日記全95ページ・42日分の文章と絵です。内容はおよそ異常な物ではありません1。しかしSCP-025-JPの特定ページを人間が直接閲覧すると、以後その閲覧者が直接給餌するなどして育成した動植物は、閲覧したページ内容に沿って、閲覧者の持つ能力と閲覧者への服従心を獲得します(以後動植物はSCP-025-JP-A)。SCP-025-JP-Aの能力・人格は最終的に閲覧者と近い物になりますが、育成環境に応じて差異が発生します。閲覧者は多くはそのまま育ての親、飼い主または口煩い生物として認識されています。閲覧者とSCP-025-JP-Aを引き離しても異常性は止まらず、閲覧者の記憶処置は無意味です。異常な特性の発現しないSCP-025-JPの完全なコピーは、レベル2クリアランスがあれば閲覧可能です。

SCP-025-JPは20██年██月に███県のフリーマーケットで販売された雑多な古本の中に混ざっているのを、県内の小学校に通う児童が発見しました。丁度猫を飼っていた児童は参考資料として閲覧してすぐその特性に気付き、発生したSCP-025-JP-Aを見た両親が地元テレビ局へ連絡を取りました。連絡を受けたのは幸いにも潜入中のエージェントだった為、その後の回収と記憶処置は滞りなく行われています。

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