SCP-033-FR
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エージェントC███、A████およびP███によって発見されたSCP-033-EN-71

アイテム番号: SCP-033-FR

脅威レベル:

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-033-FR-1から10は、水温を5℃以下に保った水で満たされた、5 m x 5 m x 5 mのタングステン製収容ケースにそれぞれ収容しなければなりません。収容ケースは10 m x 10 m x 7 mの収容セルにそれぞれ収容しなければなりません。収容セルには、常時動作可能な冷却装置を備え付けなければなりません。収容セル内の温度は常時10℃を下回るようにしなければなりません。
SCP-033-FR-1から10は、規模の大きい熱源あるいは放射線の発生源全てから100m以上の距離を保ち、活動的な火山全てからできる限り隔離した状態を保たなければなりません。

万が一収容セル内部の温度が10℃を上回った場合は、72時間収容セルを冷水2 で満たさなければなりません。収容ケースに満たされている水の温度が5℃を上回った場合は、5日間収容ケースを冷水3 で満たさなければなりません。
SCP-033-FRが活性状態に入った場合は、プロトコルLava-033-N2を実行しなければなりません。

収容セル内部への進入、あるいは研究・実験目的でSCP-033-FR-1から10へ接近することを望む職員は、全員レベル3以上の職員による承認を受け、必ずアルミニウム製の全身スーツを着用しなければなりません。

SCP-033-FR-11はその大きさ、不動性および立地を考慮して、SCP-033-FR-11の周囲に直径20kmの収容区域を設けなければなりません。当該区域は全体を自然保護区(UICNにおけるⅠaカテゴリ)に分類し、立ち入り禁止にしなければなりません。SCP-033-FR-11が活性状態に入った場合は、プロトコルLava-033-N2を実行しなければなりません。
レベル3以上のクリアランスを持ち、アルミニウム製全身スーツを着用した研究員のみが、SCP-033-FR-11の収容区域に立ち入り、接近することが許可されます。

複数のSCP-033-FR同士を決して接触させないでください。新たなSCP-033-FRを発見した場合は、プロトコルLava-033-N1を実行しなければなりません。

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給餌中のSCP-033-FR-5

説明: SCP-033-FRは、とある異常な生物群に定められた総称で、SCP-033-FR-1から11まで指定されています。

SCP-033-FRは、未知の組成を持つ結晶質でできた直径1mの核を除き、完全に溶岩で構成されたアメーバ様の原生生物(Rhizopoda4)に似た生物です。各実体は、背面に薄い石の殻を持っています。この殻は、空気と接触した溶岩成分が冷えてできたものです。
SCP-033-FRは吸収した熱量、放射線量あるいは物質量に応じて、体長を数mから████mまで変化させることが可能です。溶岩成分の温度は、████まで達することが可能です。

SCP-033-FRは自身の体長および体温を増加させるために、周囲で発生する熱や放射線を吸収することが可能です。周囲の温度が10℃を下回った時、SCP-033-FRの体長は約█mに達するまで漸減し、温度が5℃を下回った時に凝固します。
SCP-033-FRが水に接触した時には、SCP-033-FRは嗜眠状態に入り、SCP-033-FRの凝固がわずかに促進されます。

SCP-033-FRはそれぞれ、火山の噴火とともに出現しています。SCP-033-FRは地球のマントルに生息し、火山の噴火によって偶発的に噴出したものとみられています。

注: このオブジェクトについては驚くほど何もわかっていない。オブジェクトを捕獲したエージェントが現地で得た情報と多少なりとももっともらしい理論しかない。このオブジェクトの性質そのものが、より詳細な調査を行わせないようにしていると言わざるを得ない。 - マルコヴィッチ博士

回収ログ:

SCP-033-FR-1 : 1912/██/██、[削除済]がアメリカ合衆国アラスカ州ノバルプタ付近で発見。当該オブジェクトは現在サイト-32に収容しています。

SCP-033-FR-2 : 1980/██/██、エージェント・S█████がアメリカ合衆国のセントへレンズ山付近で発見。当該オブジェクトは現在サイト32に収容しています。SCP-033-FR-2はSCP-033-FR-11の発見後、サイト19へ移転されています。

SCP-033-FR-3 : 1982/██/██、地元警察に潜入していたエージェントがメキシコのエルチチョン付近で発見。当該オブジェクトは現在サイト-██に収容しています。

SCP-033-FR-4 : 2002/██/██、[削除済]がルワンダのギセニ市付近で発見。どうやらSCP-033-FR-4はニーラゴンゴ山から生じたもののようです。当該オブジェクトは現在サイト-██に収容しています。

SCP-033-FR-5 : 2007/██/██、地元警察に潜入していたエージェントがフランスのレユニオン島で発見。当該オブジェクトは現在サイト-ギメルに収容しています。

SCP-033-FR-6 : 2007/██/██、エージェント・T████およびエージェント・B███がインドネシアのガムノコラ山付近で発見。当該オブジェクトは現在サイト-██に収容しています。

SCP-033-FR-7 : 2007/██/██、エージェント・C███、エージェント・A████およびエージェント・P███がレユニオン島で発見。SCP-033-FR-7は、SCP-033-FR-5と同時期にピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ火山から生じたものとみられています。当該オブジェクトは現在サイト-██に収容しています。

SCP-033-FR-8 : 2009/██/██、[削除済]がロシアのカリムスキー付近で発見。当該オブジェクトは現在サイト-32に収容しています。当該オブジェクトは現在サイト-07に収容しています。5 .

SCP-033-FR-9 : 2010/██/██、エージェント・M█████が南アイスランドにて発見。SCP-033-FR-9はエイヤフィヨットル山から生じたものと推測されています。当該オブジェクトは現在サイト-アレフに収容しています。

SCP-033-FR-10 : 2014/██/██、エージェント・R████、O███およびE████が発見。当該オブジェクトは現在サイト-██に収容しています。

SCP-033-FR-11 : [レベル3の承認が必要]

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