SCP-040
評価: +63+x
blank.png

アイテム番号: SCP-040

オブジェクトクラス: Anomalous Human

収容クラス: Active

脅威レベル:

標準収容方針:

  • 2人用居住モジュール(設備制限無し)
  • サイト内の図書館、レクリエーション施設、カフェテリア、公共エリアへのアクセス(監視付き)
  • 食事制限(軽度のピーナッツアレルギー)
  • 青少年教育カリキュラムへの参加(ハーバナシー博士、ローガン博士、イザワ博士)
  • 隔週の心理評価(ハーバナシー博士)
  • スケジュールB実験計画

特別収容プロトコル: SCP-040-1a、SCP-040-1c、およびSCP-040-1jは、対象の精神的健康のため、SCP-040と共に収容室内に滞在させておく事が承認されました(セキュリティ主任特別要請392-5:██/██/██)。文書CDP-BIO-EN-1で説明されているように、SCP-040によって改変された他の全ての実体は、回収と調査の後に、標準生体学的試料クリアランス手順に基づいて処分する事が決められています。

生年: 2000年頃(対象は収容時に8歳であると主張)
出生地: 不明
収容日時: 2008/██/██
身長: 111 cm
体重: 20.7 kg
髪色: 明るいピンク色
目の色: 緑(右) / 黄色(左)の虹彩異色症、および黒い強膜(左)
その他特筆事項: 左目は失明している。肌は火傷しやすく、痣ができやすい。髪は脆く、簡単に抜け落ちる。

説明: SCP-040は人間の子供であり、生物の身体特性を自在に操作することが可能です。改変された生物は総称してSCP-040-1と呼ばれます。

改変は主に外見上のものであり、単純な色彩や模様の変更から複雑な身体形状や構造の変化にまで及びます。新たな特殊器官の生成も可能ですが、これはSCP-040の能力の限界であると思われており、実験での失敗率は66%です。改変は物理的に可能な範囲に限られます(そのような特徴が自然に発生する確率は無関係です) – 例として、SCP-040は本来翼を持たない生物に翼を付与することが可能ですが、他の物理的要件が満たされない限り、その生物は飛ぶことができません。SCP-040-1の習性は改変を経て変化し、以前の関係性に関わらずSCP-040に対する強い忠誠を示します。

SCP-040が異常性を発揮するにはかなりの集中と完了するまでの時間を必要とし、数分以上継続すると激しい頭痛と吐き気を引き起こします。変更が微細である、あるいは複雑になるほど効果の信頼性は次第に低下し、不正確になります。SCP-040は微生物を改変することが出来ず、植物の改変には強い困難を伴います。死んだ生物を利用することは可能ですが、必ず生体と共に利用する必要があります。SCP-040-1実体は一度しか改変ができませんが、これがSCP-040の能力の絶対的な限界であるのか、未熟さによるものであるのかは現時点で不明です。

SCP-040の精神状態は、長期にわたる収容や親との別離の影響を加味しても、その年齢層の個体として許容できる範囲内にあります。対象の知能はその年齢層の平均に比べてやや高く、おおむね協力的な態度を示しています。SCP-040は収容に対して迅速に適応し、初期オリエンテーションと社会交流プログラムに対して良好な反応を示しました。SCP-040は「フォーティー(Forty)」という名前に反応し、他に名付けられた名前や自ら選んだ名前は見当たりません。

回収記録: 対象は、コロラド州[編集済]に位置する「才能ある若者のためのキーズ・トゥ・ザ・キングダム・クリスチャン・チャーター・スクール」への襲撃の一環として2008/██/██に回収されました。襲撃の主要目的は1967年から1971年にかけてプロジェクト・ブラックブック、プロジェクト・スミロドン、オペレーション・スターゲイトの一環として財団の仲介者と協力していた元CIA工作員である█████ ██████の捕獲・処刑でした。これは成功し、██████は現地で終了され、何事もなく処分されました。

施設から救出された15人の子供のうち、SCP-040のみが異常性を示しました。他の子供たちには記憶処理が施され、財団監視下の里親家庭に預けられました。学校職員への聞き取り調査の結果、彼らは██████の過去の経歴や財団の活動とのいかなる接点について無知であったことが明らかになりました。彼らには記憶処理が施され、6か月間にわたって通信モニターによる監視が行われましたが、再起は検知されませんでした。

作戦の全記録についてはオペレーション・タッツェルヴルムの事後報告書を参照してください。

補遺-01: 現在、SCP-040は下記のSCP-040-1を保有することが許可されています。

SCP-040-1a – その環境に反応してサイズ、形、色および生地を変更することが可能な多形態の共生生物です。ジャケットやセーターに類似した外衣の機能を提供し、SCP-040の血流から栄養素を摂取します。対象はSCP-040と共に回収されました。遺伝子検査の結果、その遺伝子構造の大部分がイエネコ(Felis catus)と一致する事が判明しています。
SCP-040-1c – ヘリウムが充填された弾性のある浮嚢で飛行する能力を持つ球型の生物です。向かい合わせる事ができる指が末端にある11本の手足と、様々な音楽パターンを模写する能力を持つ複雑な呼吸器を有しています。
SCP-040-1j – ピンクと青の毛皮で覆われた4本脚の生物です。対象は目を持たず、鋭い歯を備えた大きい口を有しています。また、垂直な平面を登ることが可能です。時折移動手段としてSCP-040に利用されています。

補遺-02

下記のインタビューの抜粋はSCP-040の初期収容とオリエンテーションセッション直後の2008/██/██付のものです。

ハーバナシー博士: おはよう、フォーティー。

SCP-040: おはよう、ハーバナシーさん。

ハーバナシー博士: 風邪が治ったみたいね。

SCP-040: んん。うーん。

ハーバナシー博士: よかったわ。今日の授業を始める前にいくつか質問してもいいかしら?

SCP-040: もちろん。

ハーバナシー博士: ご両親について教えてくれる?

SCP-040: グリーンさんは両方居ないって言ってたわ。

ハーバナシー博士: グリーン氏について教えてもらえるかしら?1

SCP-040: とってもいい人だったわ。でも喋るのはあんまり上手じゃないみたい。い、いつも、こ、こ、こんな、こんな感じで喋ってたもの。でもあんまり一緒にいた事は無いの。ほとんどの時間は看護師さんが私達の面倒を見てたから。

ハーバナシー博士: その人たちとどんな事をしていたの?

SCP-040: 私達とゲームで遊んだり、いろいろ教えてくれたり。でも時々変なヘルメットを被せられて、ずっと静かに座らせられたわ。たまにだけど、いい子にしてたら映画を見せてくれたの。でも悪いことすると部屋に閉じ込めて鍵をかけるのよ。

ハーバナシー博士: 何か他に教えてくれる事はあるかしら?

SCP-040: うーん…。毎回晩御飯にえんどう豆が出るんだけど、私、えんどう豆嫌いだからいつもファイブに上げてたの。彼女は好きだって言ってたから。私はサヤインゲンのほうが美味しいと思うな。

補遺-03: 2009/██/██ - SCP-040は、生きている構成要素として要求された3匹のチャイロネズミ(Rattus norvegicus)を生命維持に必要な構成要素として利用して、試験時に死亡した人間の体を蘇生する事に成功しました。結果的に生じた実体は生前の記憶を持たず、人間の幼児と同等の知能であると判定されました。SCP-040はこの出来事に対して強い心理的苦痛を示し、3週間後に予定されていた次の実験を拒絶しました。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。