アイテム番号: SCP-041-PT
脅威レベル: 白 ●
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-041-PTの目的を特定した宇宙機関や個人に対しては、調査資料の没収とクラスB記憶処理の実行、またSCP-041-PTが観測衛星であるとするカバーストーリの流布を行わなければなりません。
SCP-041-PTに使用された技術に関する文書はレベル5/041-PTに指定されています。この指定に従わなかった場合、関係者全員を厳罰に処さなければなりません。これらの文書は現在、サイト-PT1-Aに存在するレベル5職員のみにパスワードが周知されたスチール製金庫に保管されています。
SCP-041-PTのプログラミングコードに関する文書はサイト-PT1-Bのスチール製金庫に、ジェームズ・オールナー氏の著書も含めて保管されています。SCP-041-PTのコードは許可なく引用すべきではありません。
SCP-041-PTの現在地の都合上、回収は不可能です。ロケットなどの打ち上げが行われる場合、SCP-041-PTによる打ち上げ物の破壊を防止するためにSCP-041-PTの現在地を打ち上げを行う組織に通達しなければなりません。
説明: SCP-041-PTは地球上空を周回している超常衛星兵器です。SCP-041-PTは鋼、アルミニウムで製造されており、通信アンテナやソーラーパネルなど、通常の人工衛星として機能するために必要な設備を備えています。SCP-041-PTに使用された金属はテクノタウマトルゴスのマークが刻印されています。SCP-041-PTは奇蹟論砲を搭載しており、指向性エネルギー光線を発射することが可能です。SCP-041-PTの周回軌道上に他の物体が侵入した際に力場システムを作動させることが可能です。この力場の展開にはオブジェクトの損耗には影響しないことが実証されています。これらのシステムは奇蹟論的ルーン文字の刻印された装置などによって可能になっているとされています。SCP-041-PTは現在地表の5895km上空を周回しており、過去には536kmまで接近していたことが記録から判明しています。
SCP-041-PT-A、-Bそして-CはSCP-041-PTが行う攻撃に対して付与された名称です。SCP-041-PT-A、-B、-Cが目標に接触すると、それぞれ異なる効果が発生します。
SCP-041-PT-A: SCP-041-PT-Aが対象に命中すると、高温の炎を発生させ目標やその周囲の物体などを炭化させます。SCP-041-PT-Aは青色であることが確認されています。
SCP-041-PT-B: SCP-041-PT-Bが対象に接触すると大規模な爆発が発生します。SCP-041-PT-Bは緑色であることが確認されています。
SCP-041-PT-C: SCP-041-PT-Cが対象に接触すると、対象は気化します。SCP-041-PT-Cは赤色であることが確認されています。
発見: SCP-041-PTは2018年11月8日にカリフォルニア州で発生した山火事によって発見されました。SCP-041-PTの画像も撮影されました。要注意団体「テクノタウマトルゴス」は、財団にSCP-041-PTに関する文書を提供しました。文書によれば、SCP-041-PTはテクノタウマトルゴスのジェームズ・オールナー博士が率いるチームによって作成されたとされ、所持品のノートに記載された運用方法も含めて、使用されたパラテクノロジーの開発に責任を負っていたことが明らかになっています。SCP-041-PTは2018年9月10日にあらゆる宇宙の脅威から地球を守ることを目的として打ち上げられたことが明らかになっています。
SCP-041-PTの発見の原因となった地上への攻撃はプログラミングエラーによって発生したとされています。オールナー博士はこの事件の発生後に自殺しました。
2018年10月11日に、SCP-041-PTのプログラミングコードを解析などを行うチームが結成されました。
ジェームズ・オールナー博士に対して行われた調査で発見された動画や写真は、オールナー氏がSCP-041-PTの製造方法や使用した奇蹟論術を詳細に説明したものでした。調査チームはテクノタウマトルゴス、財団の両団体の研究員から構成され、テクノタウマトルゴスは財団にあらゆる資料等を提供しました。
調査によって、テクノタウマトルゴスが使用していた複数のプログラミング言語の接合部がエラーの原因であると結論付けられました。この接合部は異なるプログラム言語のロジックを使用しデジタルメディアに置換する役割を持っていました。
SCP-041-PTのプログラムは複数回組み直されたのも関わらず、防御システムに関連して誤動作を起こしています。このプログラミングエラーの原因を探るべく調査が続けられています。
CL5に対するCL5-7のメッセージ
CL5の皆さん、こんにちは。私は、SCP-041-PTの脅威をなんとか封じ込むことができたと証明できました。私たちはオブジェクトのコントロールを得たので、私はオブジェクトの分類をKeterからThaumielに分類して、宇宙空間の脅威を無力化するためにそれを使うことを提案します。
- CL5-7
CL5-2のCL5-7への返答:
反対です。SCP-041-PTのプログラミングにはまだエラーが残ってるでしょう?また防衛システムの小さな誤作動があったようじゃないですか。二度とそんなことを起こしてはいけません。私はSCP-041-PTの破壊を提案します。
- CL5-2
投票結果
議題:
"SCP-041-PTの破壊" (CL5-2が提案)
CL5評議会員による投票結果:
賛成 |
反対 |
棄権 |
CL5-2 |
CL5-1 |
CL5-9 |
CL5-4 |
CL5-3 |
CL5-13 |
CL5-6 |
CL5-5 |
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CL5-10 |
CL5-7 |
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CL5-8 |
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CL5-11 |
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CL5-12 |
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投票結果
議題:
"SCP-041-PTのオブジェクトクラスのThaumielへの再分類" (CL5-7が提案)
CL5評議会員による投票結果:
賛成 |
反対 |
棄権 |
CL5-1 |
CL5-2 |
CL5-8 |
CL5-3 |
CL5-4 |
CL5-13 |
CL5-5 |
CL5-6 |
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CL5-7 |
CL5-10 |
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CL5-9 |
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CL5-11 |
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CL5-12 |
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