SCP-050-CS
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アイテム番号: SCP-050-CS

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 冷却技術分野の研究チームがより良い代替品を発見するまで、対象は継続的に液体ヘリウムで冷却される必要があります。SCP-050-CSを破壊しようとする試みは、全て厳格に禁止されています(補遺D-050-1を参照)。建物の周辺には、その建物を秘匿する前哨基地が設えられます。この前哨基地PS-050の唯一の目的は、SCP-050-CSを保管することです。対象の特性のために、PS-050の装置をその位置へと迅速に移動できるようにしておく必要があります。その位置は機動部隊デルタ-5(“コールドヘッド”)によって安全が確保されます。

説明: SCP-050-CSは、5 x 6 x 3 cmの大きさの石です。外見的には石英の一片のように見えます。対象の異常性は、移動すると停止できないことです。対象は常に ██m の高さで浮かんでおり、地球の自転方向と反対に動きます。対象は何らかの方法で移動させられたり、何らかのものと一緒に移動させられたり、障害物によって進行を阻止されたりすることはありません。SCP-050-CSはあらゆる障害物を突破します。もし障害物が伸縮性のある素材でできている場合、対象がそれを突き破るまで引き伸ばし続けます。

SCP-050-CSの最も大きな問題はエネルギーを吸収しながら速度を上昇させる能力にあります。もし何らかの方法でエネルギーが供給されると、対象はより速く動きます。

現在、建物の周囲には冷却装置が設置されており、SCP-050-CSの速度は無視できる値まで減速しました。その結果、PS-050から解放されるためのエネルギーを供給されない限りは、この物体を保管することが可能になりました。他の場合には、前哨基地が設えられるまで、SCP-050-CSを確保しておくために機動部隊デルタ-5(“コールドヘッド”)が投入されます。

補遺D-050-1: 対象は、それを破壊しようとする試みからもエネルギーを吸収することができます。これらの実験では、対象が時速70kmまで加速するのに十分なエネルギーを供給されました。不幸にも、研究施設の背後には山脈があり、SCP-050-CSがそこを通過し始めたときに隠れてしまいました。山塊を抜け出た後には、SCP-050-CSの速度は時速300kmに達していました。幸運にも、山の反対側には海が広がっていました。対象が飛行して生み出した嵐によって、対象を冷却し、財団職員に確保されるには十分な量の波が発生しました。

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