SCP-050-JP-J
評価: +364+x
blank.png

アイテム番号: SCP-050-JP-J

オブジェクトクラス: Keter(O5による判定)

特別収容プロトコル: 財団研究部門はSCP-050-JP-Jについて、「自然の成り行きで発生した非異常性の行動」とみなしており、収容の必要性は無いと結論付けました。しかしながら、O5は当該見解について依然として懐疑的な見方を示しており、研究部門自体が汚染されている可能性もあることから、Explainedクラスへの移行は暫時的に留保されることとなりました。

就任希望者が今後も現れなかった場合、O5は"人員確保のための最終手段"に打って出ることを再三にわたって表明しています。予想される混乱を回避するべく、財団管理部門は現在、早急かつ平和的な人員登用策を模索しています。

説明: SCP-050-JP-JはO5評議会員に誰も成りたがらない精神影響です。オブジェクトは現在、O5の存在を知る多くの財団職員に浸透していることが確認されています。影響を受けた人物(以下、暴露者と呼称)はあらゆるO5への就任機会1に対し、さまざまな理由をつけて拒否の意向を示します。暴露者の意志は異常なまでに堅固であり、O5権限で就任を強制した場合、退職やストライキ、要注意団体への離反、失踪等といった手段で徹底的に抵抗します。O5以外の職員はオブジェクトが精神影響であることを総じて認めないことから、異常性には反ミーム的性質も含まれているものとO5一同は推測しています。

財団管理部門より通達

現在、O5評議会に多数の欠員が発生しています。
就任を希望される方は、大至急速やかに財団管理部門へとご連絡ください。

O5評議会は本来、数百名以上のメンバーが在籍しており、重要な案件を的確に処理し、財団の業務遂行に多大なる寄与をもたらしてきました。しかし20世紀半ば以降、SCP-050-JP-Jが蔓延したことにより、就任希望者は激減。引退や傷病2による欠員が深刻化しており、僅か13名のメンバーで財団全体を監督する事態に陥っています。にもかかわらず、O5への上申が必要な案件は年あたり10%のペースで増加しており、こうした状況が今後も続いた場合、財団機能に致命的な支障を及ぼすことは確実であることから、管理部門では高位の職員を対象に、O5への就任を打診し続けています。

なお、管理部門は本件の対応に集中したいため、遺憾ながらO5への異動命令を辞退させていただきます。

~職員一同~













[チャールズ部門長は辞退しました]


[アルバーニ管理官は辞退しました]


[シルバーマン管理官は辞退しました]


[ヴォッシュ主任は辞退しました]


[マリー博士は回線をシャットダウンしています]


[O5-1はブライト博士への要請を取り下げました]


[Lisa.AICは要求をリジェクトしました]


[サイトウ博士は能力不足により更迭されました]


[日本支部理事"鵺"は入院中です]


[O5-1は送信者の捕縛を命じました]










特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。