SCP-053
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SCP-053

アイテム番号: SCP-053

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-053は5m×5m(16フィート×16フィート)以上の、運動に不自由しない大きさの部屋を与えられます。十分な量の玩具・書籍・ゲーム・その他の遊具を与え、3ヶ月ごとに交換してください。適切な寝具、風呂、医療施設はいつでも使用できるようにしてください。食べ物は毎日三食与えられるべきで、また要求があった場合は2つまでの菓子類を提供することが許可されています。

SCP-053との物理的接触は、完全気密防護スーツ及びアイシールドの着用なしには行なってはなりません。SCP-053とのアイコンタクトはいかなる理由があっても行なってはいけません。SCP-053から職員へ渡されたオブジェクトは持ち出しても構いませんが、調査のために隔離する必要があります。いかなる場合でも室内には1度に1名の職員のみが入ることができ、鋼製の保安線によって安全を保証しなければなりません。入室したすべての職員は10分以内に部屋から退出しなければなりません。

異常な振る舞いをする、絶叫する、SCP-053に接触しようとする、などの行動をし始めた全ての職員は退室させられ、隔離されます。防護スーツを取り外そうとした職員も、同じく退室と隔離の対象となります。鋭利な物品及び銃器はSCP-053の収容室への持ち込みを禁止されています。

説明: SCP-053は、3歳の小柄な少女のように見えます。彼女は基本的な会話が可能であり、精神発達で少し平均を上回るようです。彼女は概して人柄が良く、滅多に動揺することは無いようであり、人の集団の中にいる場合にのみ興奮を見せます。

4歳以上の人間が、10分以上SCP-053と視線を合わせる、物理的に接触する、またはその周囲にいた場合、急速に非合理的になり、激しい被害妄想を発症し、殺人傾向を見せます。これらの妄想は、全てでは無いものの多くの場合はSCP-053を対象とし、影響を受けた被験者は目に見える人間を全員殺害した後にSCP-053の殺害を行おうとします。SCP-053へ危害を加えようとした者は即座に強い心臓発作を起こし、SCP-053に損傷を与えた後死亡します。SCP-053は損傷の軽重に関係なく瞬時に損傷を再生する能力を持ちます。

SCP-053はこれらの能力に関して完全に無知であるように振舞い、被験者への影響を完全に無視します。能力に対して説明された場合、SCP-053は返答することができません。

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