財団ミーム認識災害研究部門からの緊急メッセージ
サイト全体の検疫はできるだけ早く開始されます。 以下の収容プロトコルはサイト-19の完全な封鎖の直後に実施されます。
— スモールズ研究員
アイテム番号: SCP-055-J
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 職員はSCP-055-Jの収容室に入ることを控えてください。SCP-055-Jに暴露したか、異常な特性の経験を報告した職員にはクラスC記憶処理が施されます。
SCP-055-Jの暴露の症状は次のとおりです。
- SCP-055-Jの存在を認識すること
- SCP-055-Jの存在を知らないこと
- 異常なことは何も経験していないという報告をすること
SCP-055-Jについての言及は厳しく禁じられており、SCP-055-Jおよびあらゆる種類の注意を喚起する他の活動について少しでも考えることも同様に禁じられています。それ以上の暴露を防ぐため、全ての職員はSCP-055-Jに少しでも類似しているものが存在している場合、周囲の物の直接視認を控え、耳を塞ぐことが推奨されます。
SCP-055-Jは標準収容室に収容されていると考えられますが、その異常な性質故に完全には特定されていません。SCP-055-Jの収容の他の可能な形態が理論化されています:
- テレキル合金で作られた不可視のチャンバー
- 5×5×5×5平方メートルの部屋
- 非球面ケージ
説明: SCP-055-Jの正確な外観、性質、特性は現在不明です。被験者がいかなる手段によってもSCP-055-Jの存在を感知することが出来ないため、感覚入力を介して個人に影響を与えることが出来ると考えられています。
SCP-055-Jは自身の本質を積極的に秘匿すると推測されます。これに対する最も合理的な結論は、SCP-055-Jは信じられないほど敵対的な存在であるということです。恐らくKeter、またはApollyonレベルの脅威です。これが何であるかを結論付ける方法はなく、私は最悪の事態を想定することが最善だと思います。
発見経緯: SCP-055-Jの異常な性質は、尊重される異常存在の配属に続き新たに任命されたスモールズ研究員(財団ミーム認識災害研究部門)によって発見されました。
スモールズ研究員及びアグニュー研究補佐はSCP-055-Jに暴露した最初の報告対象です。どれだけの人数が影響を受けているかは不明です。
これを読んでいるのなら、既に手遅れかもしれません。神が私たち全てを助けてくださいますように。