SCP-069-UA
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アイテム番号: SCP-069-UA

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-069-UAは最低でも幅10×10m、高さ2mの防音壁を備えた収容室に保管する必要があります。承認された実験を除き、SCP-069-UAの内部に物体を入れることは職員が強力な音や音楽の旋律に暴露するため禁止されています。SCP-069-UAを2×2×2m未満の密閉空間に配置する実験は禁止されています。

説明: SCP-069-UAは鋳鉄製で正確な重量が5.1kgの炭火スムージングアイロンです。アイロンの左側面には"Дата выпуска 19331"の文章とソビエト連邦の国章が刻銘されています。アイロンそのものは明記された年代に製造されており、異常な性質は後から取得したものと推測されています。

毎日午後5時にAEX-069と指定されたイベントが発生します。イベント開始時にSCP-069-UAは地上から50〜250cmの高さに上昇します。次の4分間、SCP-069-UAは特定の軌道に沿って領域内を飛行します。SCP-069-UAが室内にある状態でAEX-069イベントが発生した場合はサイト内に留まる必要があります。領域内に隣接する部屋がある場合、最大25部屋隣まで移動します。

SCP-069-UAがAEX-069中の行動を妨害する試みに対抗することは留意するべきです。実験では、AEX-069開始前にSCP-069-UAが何か(例として鎖など)で固定されている場合、イベント開始時にSCP-069-UAは鋭利な行動で固定具を破壊する(鎖の場合は引き裂く)ことが確認されています。全ての強度実験において固定具は破壊されています。このイベントは、SCP-069-UAが障害物を回避しようとした場合でも発生します。これらの実例から、実験中に1×2mのガラスシート30枚をSCP-069-UAの収容室に入れたところ、次のAEX-069イベント中ではSCP-069-UAはいずれのガラスシートとも追突しませんでした。

全てのAEX-069イベントの開始時にSCP-069-UAはSCP-069-M-UAと呼称される旋律を放出させます。通常のSCP-069-M-UAはソビエト連邦国歌で構成されており、このバージョンのSCP-069-M-UAはSCP-069-M1-UAと呼称されます。また、AEX-069の開始時にSCP-069-UAに木炭(または他の可燃性物質)が設置されていた場合、その物質は完全に燃焼し想定内の熱量を放出させます。木炭や燃料と見なせる他の多くの物質は、灰や残渣が残留せず完全に燃焼します。SCP-069-UAが非燃焼性物質で充填されている場合、結果は物質の特性にも寄りますが、大きく変わる可能性があります。

発見記録: SCP-069-UAはウクライナのドネツィク州、[編集済]の1991年に閉鎖し破棄された工場の倉庫から発見されました。更なる調査の結果、[編集済]の時期に5級の溶接工員が以前に健康上の理由から倉庫警備の仕事に転属しており、工場が閉鎖された直後に失踪していたことが判明しています。 被疑者は現地のソビエト連邦共産党の積極的なメンバーでもありました。後に機動部隊("噂話記者たち")はクリーピーパスタサイト(http://███████)で"取り憑く"アイロンについての物語を発見しました。物語には複数の写真が添付されており、そのうちの3枚は浮遊するSCP-069-UA、およびAEX-069イベントが携帯電話で撮影されていました。初期解析によって最も信憑性がある写真だと見なされています。目撃者の1人はSCP-069-UAが空中にいる時に取手を破壊したと証言しています。その後、SCP-069-UAは財団エージェントによって無事に回収され、全ての目撃者には記憶処理が行われました。カバーストーリーとして"浮遊するアイロン"がフィクションだという記述がサイトに投稿されています。


クリアランス2/069以上の職員は文書E2-069の一部実験記録を閲覧することができます:

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