SCP-070-DE
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アリ飼育ケース1内のSCP-070-DE

アイテム番号: SCP-070-DE

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-070-DEはサイト-DE-19にある、通常のアリ飼育ケースで飼育する必要があります。SCP-070-DEには餌として毎日、単シロップを10滴、約20mgの死んだ昆虫を2匹、1/4の大きさに切られたリンゴを与える必要があります。カビの増殖を防ぐため、残った餌は2日後に取り除かなければなりません。また、給餌中は以下の手順を守らなければなりません:

  • 給餌担当者はアリの、特にそれらの毒腺2に対する防御のために、密閉された化学防護服(タイプ1/レベルA)を着用する必要があります。
  • 餌は、観察者の視点から見て飼育ケースの左上の隅にある、小さなプラスチック製のボウルに入れなければなりません。
  • 給餌担当者は、SCP-070-DE個体が脱出することができないように、常に飼育ケースの開口部を監視する必要があります。

説明: SCP-070-DEはアシナガキアリ属 (Anoplolepis) の異常なコロニーに与えられた指定です。これらはわずかな生理学的相違だけでなく、能力においても通常のアシナガキアリ属の種と区別することができます。コロニーの全個体において遺伝子改変の徴候が確認されており、例えばこれら個体の体色はこれが原因です。
SCP-070-DEの全個体はピンク色であり、非常に攻撃的です。SCP-070-DEの平均体重は約14mgですが、自重の約20,000倍(約280g)の物を持ち上げることができることが、実験により判明しています。SCP-070-DEの1個体が128gのクリップボードを持ち上げたことも観測されています(事案-██-██-01参照)。

発見: SCP-070-DEはゲイクラブに居た████████博士によって「偶然」発見されました。所有者はそれらを装飾の一種として使用しており、コスタリカの商人から購入したようです。その後問題の人物は財団によって確保され、後にDクラス職員として雇用されました。彼は自分でSCP-070-DEを飼育していると主張しました。

事案-██-██-01: ██/██/██、3匹のSCP-070-DEがサイト-DE-19で収容違反しました。施設全体を徹底的に調査するために機動部隊が派遣され、クラーク博士のオフィスの机の引き出しで1匹が発見されました。別の1匹はSCP-████の制限区域に繋がる回廊-██で発見され、最後の1匹はトイレを出て行く黒いクリップボードに気付いたレベル3職員により発見されました。

補遺: SCP-070-DEの個体数の増加の説明のために、餌の量が砂糖水10滴から30滴へ変更されました。

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