SCP-075 Takeshi Yamada博士撮影。 |
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アイテム番号: SCP-075
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-075は各辺1mのレベル4耐衝撃性コンテナの内部に隔離され、さらに同等の耐衝撃性を持つ安全な倉庫に保管しなければなりません。倉庫内の絶対湿度は常時1%を超えてはなりません。湿度を維持するため、薬用乾燥剤を常時使用できるようにしておかなければなりません。SCP-075の隔離される倉庫の湿度が1%を超えた場合、全担当者は即座に退避し、湿度が許容水準に低下するまで区画を閉鎖します。
SCP-075の隔離倉庫に入場した全ての担当者はMOPPレベル4防護装備を着用しなければなりません。水溶液を用いるあらゆる試験ほか、圧入試験などは厳に禁じます。もしそのような溶液がSCP-075と接触したなら、区画を即座に閉鎖し湿度が許容水準に回復するまで区画を乾燥剤で充填します。この時点で区画内に残っている担当者の退避は禁じます。
説明: SCP-075は大型のカタツムリに似ており、全長20cm、幅13cm、高さ15cmで、筋肉質なかぎ爪のある6本指の単足を持ちます。SCP-075は推定860kgと異常に重く、その性質はよくわかっていません。SCP-075はほぼ完全に乾燥すると休眠状態に入るため、 乾燥剤はこれを隔離する唯一の既知の手段です。
SCP-075は乾燥していない場合、その大きさと質量から考えると信じがたい速さで移動します。SCP-075は飛び上がり、足の毛穴から分泌される高濃度の苛性溶液で捕食対象を濡らすことで、捕食者として行動します。この分泌液は地球上の他のどの既知の物質よりも強い腐食性を持ちます。活動時のSCP-075の活発さにより、この化合物を採取することはできません。この腐食力に完全に耐える物質は現在見つかっていません。
補遺075-F: SCP-075の分泌物を採取する試みは採決され、区画内にいるレベル4権限の担当者全員の監督下に置かれなければなりません。しかしながら、この採決はSCP-075に対しそれ自体の分泌液を含めいかなる液状溶液を用いることはならないという先決規則に対し優越することはできません。
補遺075-G: SCP-294を使用し紙コップ1杯分のSCP-075の分泌物を採取することに成功しました。腐食に耐性のある物質を同定する試験が進行中です。同時にSCP-294によって生み出された紙コップがなぜ腐食に耐性を持つのかについての試験も進行中です。