SCP-0833-JP-J
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アイテム番号: SCP-0833-JP-J

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:無意味。SCP-0833-JP-J発生の妨害は不可能です。SCP-0833-JP-J発生の際は、影響を受けていない職員に対し通常の職務を離れての財団施設の保守、スケジュールの調整、イベント中の出来事の記録が許可されます。

説明:SCP-0833-JP-Jはおおよそ120から144時間ごとに世界規模で発生する、認識や精神及びオブジェクトの異常性に影響を及ぼす大規模な現象です。SCP-0833-JP-Jの影響を受ける対象は非常に幅広く、ほぼ無作為に抽出された一部の財団職員のみが対象から外れます。

SCP-0833-JP-Jの影響を受けた対象は、欠勤や外出を含む職務放棄、収容環境からの離脱、一時的な異常性の喪失といった異常な行動を行います。この影響は財団職員を含む人類だけでなく、財団が収容するオブジェクトや人型実体、異常性を有する領域や物体にも及びます。SCP-0833-JP-Jは概ね24から48時間ほど持続しますが、SCP-0833-JP-Jによる影響終了の12時間ほど前からその効果は減衰し、最終的には一切の後遺症を残すことなく消失します。ただし財団職員や対話可能なオブジェクトに対して、SCP-0833-JP-Jの影響下にあった時のことについてインタビューを行うと、一律的に自身の職務放棄や異常性の喪失は正当なものであると主張します。

SCP-0833-JP-Jの対象は最初の観測以降拡大を続けており、現在ではほぼ全ての要注意団体さえもがSCP-0833-JP-Jの影響を受けている間は活動を休止しています。SCP-0833-JP-Jの影響下にある要注意団体に対する強襲作戦については審議が継続中週末につき一時中断中です。

補遺:
SCP-0833-JP-Jの影響を受けたオブジェクト、職員の一覧

対象:黒川博士
影響中の行動:予定していた実験を中断して外出
備考:SCP-0833-JP-J影響終了後、予定通り実験を行った

対象:D-██████
影響中の行動:サイト81██内に割り当てられた部屋にて待機。食事など最低限の用事を除いて就寝していた模様
備考:サイト81██全体がSCP-0833-JP-Jの影響下にあったため、D-██████の行動を咎める者はいなかった

対象:エージェント[編集済]
影響中の行動:要注意団体の潜伏先の監視任務を中断し、近隣の温泉地へ移動。一泊後に任務を再開した
備考:監視対象の要注意団体もSCP-0833-JP-Jの影響が終了するのに合わせ、エージェント[編集済]とほぼ同時に潜伏先に帰還した

対象:SCP-070-JP
影響中の行動:SCP-070-JPが開放せず、SCP-070-JP-1に侵入することができなかった
備考:SCP-0833-JP-Jの影響終了後、SCP-070-JPは普段通り解放するようになった。

対象:SCP-███-JP
影響中の行動:SCP-████-JPは収容施設であるサイト81██から外出し、最寄りの繁華街内の[削除済]に立ち寄った。SCP-0833-JP-Jの異常性によって生じるはずの人的被害は一切なかった
備考:SCP-0833-JP-Jの影響終了8時間前にサイト81██に帰還し、自ら収容室内に戻った。翌日の職員によるインタビューに対し「だって昨日お休みだったし」と回答

対象:サイト81██の保安職員
影響中の行動:SCP-0833-JP-Jの発生中は出勤していたものの、監視などの業務を怠っていたため、各職員の職務放棄やオブジェクトの収容違反を見逃していた
備考:翌日の財団職員によるインタビューに対し「だって休みだったけど書類の整理とか溜まってたし」と回答

対象:D-█████
影響中の行動:上記のSCP-███-JPと共にサイト81██から外出。[削除済]にてSCP-0833-JP-Jと共に行動し、SCP-0833-JP-Jの影響終了8時間前にサイト81██に帰還した
備考:翌日の財団職員のインタビューに対し「だって休みだったし」と回答。その後、SCP-0833-JP-Jとの実験において[編集済]となり、終了された

対象:SCP-███-JP
影響中の行動:SCP-███-JPは異常性のため目視やカメラでの撮影が不可能だが、観測機器からの間接的な情報を統合した結果、通常の姿勢とは異なり仰向けに寝転んで腕を上に伸ばしていることが判明した。SCP-0833-JP-Jの影響終了後、SCP-███-JPは通常の姿勢に戻った。
備考:おそらく本でも読んでいたのでしょう。

対象:SCP-070-JP
影響中の行動:上記とは別のSCP-0833-JP-Jの影響中、SCP-070-JPを破損しない程度に工具を用いて開放を試みた所、SCP-070-JP-1側より激しいノック音が生じた。直後にSCP-070-JPの開放を試みていた財団職員がSCP-0833-JP-Jの影響を受け、作業は中断された。
備考:SCP-0833-JP-Jの影響終了後、作業中断を決定した職員に対しインタビューを行うと「だって昨日は休みだし、仕事とは言ってもあまりうるさいと迷惑だろう」と回答

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