アイテム番号: SCP-085-FR
脅威レベル:
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
すべての「SCP財団」と冠されたオリジナルwebサイトhttp://www.scp-wiki.net/またその派生サイトの会員とシンパの皆様へ
我々はあなたの助けを必要としています。
あなたがこのサイトで創られたものにフィクションは一切ありません。あなたがここで読まれたものに実在性に欠けるものは一切ありません。それらがデータベースに公式に組み込まれたとき、あなたが筆者、読者であるすべてのSCPオブジェクトは現実に存在することになります。現時点で、この災害をもたらし得る主要なアノマリーが情報をホスティングするこのサイトであるか、実体に関する報告書を構想する人物であるか、もしくは実体が明白に存在しないにもかかわらず、実体を信じる人であるのか我々は知りません。
もし理解しがたいのでしたら、それは実体に何年もの準備期間が必要だからです。しかし、実体がどのようなものであろうと、遅かれ早かれいつの日か最終的に誕生します。これは不可避です。
人間に備わったすべての能力のうち、想像力はとりわけ素晴らしいものですが、我々が経験してきたように、危険なものでもあります。なぜなら、人間が最悪のことも考え得るということのみが想像力の唯一の限界だからです。これは事実です。
この切迫した危険を知らしめてください。SCP財団のプロジェクトを周知のものにしてください。あなたが人類を救いうる知識の保有者であることを伝えて下さい。あなたは大衆の支持を得て、あなたの政府はあなたを援助するためにあらゆることをするでしょう。政府はあなたの利益に持ちうるすべてで奉仕するでしょう。
唯一の解決法は脅威を卵の内に殺してしまうことです。
もしかしたら、私の身元と動機をあなた方は疑問に思っているでしょう。私も同じくこのサイトのユーザーでした、昔のことですが。我々が無邪気に想像した恐怖の全てが具現化するとき、我々は集められ、最悪の事態から人類を守る希望の中、正真正銘のSCP財団の存在が許されます。どうして我々よりこの事態に対して優位にある人がいるでしょうか?
それはただ我々が誰よりも早かったからです。
我々の使命は困難でした。組織は酸いも甘いも経験しましたが、私たちは首尾よく使命を果たしました。事件がこのような大きさになった今日、我々はすべてを失ったことを悟りました。多くの友人と大切な存在が彼らの命の為に戦いました。今日では太陽も、月も、光もありません。あなた方が知る地球という惑星はもはや死にかけ、銀河はまさに息を引き取ろうとしています。
状況は絶望的です。
このメッセージをあなたの時代のデータベースの空白に自動的に不正介入するようプログラムし、時間的アノマリーを頼り、あなたに届くようにしました。あなたが受け取ることを祈ります。間に合いますように。
もしあなたがこれを読んでいるなら、私にとっては遅すぎたということでしょう。我々の現実はもはや修正できません。しかし、あなたは、自分の未来の行く末を変え、終焉を引き起こす張本人にならないことができます。
いつも夢見ていたヒーローになることができます。ただSCP財団を全世界の衆目に晒せば良いのです。
愛情と感謝を込めて
忠良なる友