SCP-092-DE
評価: +2+x
jaeger.jpg

短剣を抜いたSCP-092-DE。

アイテム番号: SCP-092-DE

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-092-DEはサイト-DE6のヒト型標準セルに収容し、カメラで24時間監視しなければなりません。セルの扉が開かれる場合には、発砲の許可が下りているテーザー銃を装備した警備員2名を配置し、SCP-092-DEが自身の武器に触れようとする場合に備える必要があります。

説明: SCP-092-DEは平均的な身長とサイズを持つ30代の男性です。常にマスクを着用し、短剣2本と小さなダガー1本1を装備しています。これまでのところ、マスクと武器をSCP-092-DEから取り外す試みは失敗しています。ほとんどの場合でオブジェクトは協力的であり、要求に応じて数回ほど武器の使用を実演しましたが、現在まで施設から3回にわたる脱走を試みています2

SCP-092-DEの短剣(SCP-092-DE-01およびSCP-092-DE-02と呼称)はそれぞれ刃渡り31cmであり、特異性を有しています。SCP-092-DE-01が抜かれた場合は常にSCP-092-DEの右手に保持されます。他全ての物質に接触した際にはその鋭さと使った力に応じて損傷を与えますが、その刃は様々な物体に接触した際に数分間で最大███°Cの温度に燃え上がり始め、ほぼ全ての物質を貫くことができるようになります。SCP-092-DE-01(SCP-092-DEが常に手にしている最中)の調査では、材質自体に特異性は発見されなかったため、SCP-092-DE自身が(恐らく無意識のうちに)燃焼を引き起こしているという説が立てられています。

SCP-092-DE-02が抜かれた場合は常にSCP-092-DEの左手に保持されます。SCP-092-DE-01と同様に通常の剣のように機能しますが、SCP-092-DEによって振られると刃の前半分が分離し、その先端が空中で「静止」する前にSCP-092-DEが決めた距離を飛行します。SCP-092-DEがSCP-092-DE-02の柄を動かした場合、先端は遅延なく動きに追従します。こちらの調査でも、刃の特異性は発見されていません。SCP-092-DE-02は分離した部分が常に███°Cの温度を持つと推測されていることは留意する必要があります。

SCP-092-DEのダガーは常に首回りに紐で下げられており、刃渡りは約8.9cmです。これまでのところダガーは特異性を示していませんが、SCP-092-DEはダガーが自分の武器の中で最も危険性があると主張しています。

SCP-092-DEは自分のことや経歴について話すことを拒絶し、財団職員との全ての会話では遅かれ早かれ「それ」を狩るために自分を解放するように要求します(インタビュー記録092-01参照)。「それ」の説明は非常に疑わしく、SCP-092-DEが解放されるために作り出しただけの創作怪物であると推測されています。

補遺20██/07/26: インシデント092-04以降、SCP-092-DEによって説明された実体の存在は確実なものであると見なされています。機動部隊DE17-𝔶はこの実体を追跡して確保するために結成されました。SCP-092-DEの機動部隊DE17-𝔶への参加の幾度とない要求は、慎重な検討の結果却下されました(対話記録092-21参照)

インタビュー記録092-01
インシデント記録092-04
対話記録092-21

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。