SCP-093回収アイテム
評価: +32+x
回収アイテム

このファイルのすべての文書にアクセスするにはクラス4クリアランス2人の署名が必要です。適切なクリアランスを得ていない職員がこれより先を閲覧した場合は解雇され、以下に例を挙げる懲戒処分の対象となります:クラスA記憶処理、Keterクラスセキュリティへの即時異動、死刑。

青実験 - 新聞記事1

最初の実験では1つだけアイテムを回収し、それは放置されたシェルターのコルク・ボードに付けられた新聞のスクラップでした。ほとんどの記事は腐食していましたが、1つだけ腐食されておらず回収することができました。

教皇が進展を発表、不浄が浄化される!

ユナイテッド・ランド・オブ・ザ・サン(The United Land of the Sun)の教皇は滅多にない民への声明を出し、祝福の民兵(Blessed Militia)が隠れている不浄(Unclean)の殆どを私達の土地から追い返したと宣言しました。新しいローマ(New Rome)、私達の首都から不浄は一掃され、市民は家に帰るよう促されました。不浄は私達の素晴らしい街の外をふらつきながら大きさを成長させており、地方で農園を営んでいる市民はまだ帰らないよう指示されています。

祝福の民兵は不浄を罰し、不毛の地(Unfertile Land)へ追い返すことのできる武器を開発しました。全ての不浄を追い返した後に、それぞれの影響を受けたエリアにおいて私達の祝福の土地と不毛の土地を恒久的に仕切るためのシステムの建築が開始されました。教皇はすべての市民に対して、この困難の時にユナイテッド・ランドに祈りを捧げ、祝福の民兵の犠牲のために十分の一税を支払うよう命じました。

祝福の民兵が勇敢に汚染された土地を進んでいる間に泊まった民家において、その住民に対して罪を犯したという誤った告発の報告が届きました。教皇は市民に対し、主の証を身につけた者を冒涜することは最も重い罪であり、根拠のない非難にはそれ相応の罪が与えられるのだということを注意しました。主とその部下達(He and His Men)が私達の為に命を投げ捨ているのですから、私達は彼らに尽くさなければなりません。

罪深き賊軍(Sinful Rebel)は──

緑実験 - 新聞記事2,3,4,日記

2回目の実験では、この別世界での出来事の流れの理解の手助けとなる多くのアイテムが回収されました。日記には、それが回収された場所の家主の最後の日々の一端と、その世界の他のエリアでの活動と思わしきものが記されています。

新聞記事2

シルバー・フェザーズ(Silver Feathers)の街周辺の農家から、隣人が声やビデオ映像に反応がないと先週通報がありました。教区司祭からの承認が与えられるまで調査は開始されませんが、民に対して司祭はこの事件に注意を向けていると断言しました。

住民はさらなる失踪が確認できた場合にはすぐに、地元の祝福の声へ通知を行なうよう勧告されています。またいかなる状況にも備えて、シェルターに備蓄を開始するようにとも勧告されています。

新聞記事3

シルバー・フェザーズの街の周囲から離れているいくつかの領域において祝福の声達(Blessed Voices)が失踪したため、教区司祭は安全と生活に対する懸念を宣言しました。この宣言の下、すべての農地住民はシェルターに避難しなければなりません。不浄の存在が断片的に報告されていますがまだ確認は取れていません。

新聞記事4

― グロリアス・ソング(Glorious Song)の街はあらゆる通信に対して応答を止めており、最悪の事態が想定されます。私達の言葉を聞くことのできないその地にいる人々へ心より同情いたします。シルバー・フェザーズの街の祝福の民兵は、不浄による街への侵入が数回あり、住民の脅威となる前に忌まわしき4体を殲滅したと報告しました。教区司祭は市民に対し不浄と直接衝突しないことと、通常の兵器は不浄には効き目がなく、最も神聖な武具のみが彼らの罪を裁くことができるので、自ら危険に近づかないよう指導しました。

すべての市民は、隣人が重罪にふけっている疑いに気付いたならば、指定されたチェックポイントを通じて即座に祝福の民兵へ連絡し―

日記

██-██-████、おらははっきりとみなが死ぬとおもった、だからおらはここへ来ておらたちのほねを見つけただれかんたんめにすべてを書くつもりだ。おらの名はHerverf Jakulsiv、農家だ、おらはrabsticksとhuskearsをさいばいしている。おらたちはinksとoomsを育ててる。家族はおらに家内のOpheri、そして2人のこどものTrevenとLisstieria。この本は食べもんとひなんを求めて来たしゅくふくのヤツと交かんしたもんだ、ヤツはおらたちにひなんのじゅんびをして、ここにおらたちがいると知っているしゅくふくのヤツでもここに通してはいけないと話して、守らないとすべてがこわれると言った。んだもんで、おらはヤツが言ったとおりにし、すべてをじゅんびして1日くらいそこにいた。朝にはヤツはいなく、他のヤツらとちがってれいぎ正しかったので家内は別れをかなしんだ。多分ヤツは殺人をしたくなかったんだとおもう。Lissはヤツが家のまわりにいないかかくにんしに出かけた。

██-██-████、おらたちはヤツがあらわれなかったから行ったのだとおもった。へんなことにLissが1マイルくらいはなれた所にヤツの服をすべて見つけたが、ヤツ本人はいながった。Lissはぜんぶそこに置いてきた、おらが思うとおりのことが起こったならそれが一番だ。おらはあたまはよぐねえ、それをひていしねえ、だげどかんがえることぐらいはできる、そんでヤバイことがおこってることはわかる。みなのために、なによりおらたちのため、だってそれはものすごく近くに来てる。たまに、なんかにおうときがある、そしたらかくれろ。においはくさりすぎてドロになりかかってるあし肉みてえなもんだ。土さえそれらをきょひしてるみたいだ、それらが埋まって死ぬことをきょひしてる。

██-██-████、アレが来た。はやすぎる、じゅんびはできなかった。においは夜に来て、おらたちはだいじょうぶだとはげましたが、こどもたちがこわがったんで、ひなんじょにやってきた。Trevはおくれて、見ちまった、よろよろと歩きつづけるアレを見つずけてた。アレはおらたちに気ずかなかったが、おらがLissと家内をひなんじょに下ろしたときTrevがさけんで、見つかった。息子もつれていきたがったが…アレははやすぎだ。おらは息子が立ちつくし、さけびつづけ、アレがあたまを下ろして息子をつぶすようすを見てしまっだ。息子はかいだんまで走っておらたちにおいつこうとしたが、いっしゅんの内に、きえてアレにはこばれていった。息子がきえて無くなったかのようにふくだけが地下しつにおちた。おらはひなんじょに入ってふたを思いきりしめてかぎをかけた。おらはアレがここにおらたちがいることを知ってんじゃないか、ここに入ろうとしてんじゃないか、おらたちもやられるんじゃないかとおもった…どれぐらいすぎたか、食べもんはまだたくさんある…

おらはかんちがいしていた。食べもんはくさってた、変なのがまじってたのか、おらが気ずかなかったのか。おらたちは食えるものを食った。食べもんはあるが十分じゃねえ、そしてアレははなれねえ。アレはここに入ろうとしてる、においをかんじる、かべのつう気口からかんじる、なにかがそこからもれだしたがおらたちは近ずかなかっだ。それがぜんぶ岩のようにかたくなったらにおいはしなぐなった。でん気はいつかきえるだろう。

おらはようすを見るために上にあがった。地下しつはもんだいねえ、Trevのふくはかいだんにのこされたままだ。外をのぞいた。おらたちは出れねえ。そこには10‥20‥30‥かぞえきれねえぐれいにたくさんいで、ぜんぶが家をかこむように円をつくってだ、かおの無いかおで家を見てた、くさい、とんでもなくくさい。ひなんじょにもどってかぎをしめた。おらははやいほうが良いとおもった、家内はさんせいしてくれた、Lissには話してねえ、娘をはじめにいかせ、それから家内、おらのあいしてる‥そしておら。すまねぇと思う、でもおらのせいじゃない。おらは家族にできることはしてきた。これをもたらしたのはやつら神のしゅくふくだ。

おらのそんけいするパプのきおくをしのんでこれを書く。パプは老いていて生まれるよりも昔の物がたりを知っていた。やつらが説くふじょうについて、やつらがさけている不毛の地について話した。世の中を一つにするきょうこうの言い分。アレはきょうきょくのつみ。悪でよごれたおらたちのすべて。それがアレだ。アレはなにもしらないがやることはやる、なぜやるのかさえしらないが、ただやるだけだ、おらたちがアレにつれてかれれば、おらたちは死ぬ。

おらはおどけながらアレがなんなのか聞いたがパプはタバコに火をつけ、いっぷくすると、言った - 知らねえ。だれも知らねえ、これからもだれも分からない。だがもしおめえがこのシンボルをみたら、もしもアレにあったら‥、ただ走れ、ただはやく走れ、ただとおくまで走れ、そしてかくれろ、2どとアレとあったとこにもどるんじゃねえ。これがおらがしってるすべてだ。 - おらはシンボルのことをおぼえてる、パプがしゃつの下の首につけてた岩にかかれてた。次の日、パプはきえた、どこえも見つからなかった、父さんはかなしまなかった、いつかこうなると知っていた、パプはいえへかえったと言って。すぐに会えるよ父さん、パプ‥

[削除済]。シンボルはSCP-093の表面で特に深く刻まれていたシンボルと一致しました。このシンボルはSCP-093の最終テストの2つ目の映像でも確認されています。

紫実験 - オフィスの元帳

SCP-093の3回目の実験では不運にもセキュリティ・メンバーを失いましたが、オフィスの元帳を回収することができ、現在E-093と名付けられたその別地球において行われた医療技術に関する洞察が得られました。

患者: Jennifer McZirka
回復管: 001-1
調合: 涙35%、栄養剤30%、H.F.T.10%、祝福25%
要約: Jennifer McZirkaは年齢20サイクル、18サイクル時に高収容能力車の事故の犠牲者になり脳の道徳を司る箇所を損傷した。彼女は突然暴力的になる傾向があり、それは非道徳な刺激によってのみ鎮めることができる。そのため、彼女は積極的に交際できる見知らぬ人間を探し、そして彼女の両親は司祭に対し、心と身体を改めるため、彼女を涙に入れて欲しいと要求。患者は受け入れられる。

涙の準備中、被験者は興奮状態に陥ったため担当のハンド(Hand)が鎮静剤を投与を試みる。Jenniferは自身の衣服を引き裂き、私に向かい汚い言葉を叫びかけたので私はドアをロックしてハンドに外に待ってもらうようお願いする。幾分恥ずべきことだが、私は彼女を涙に入れるために合計7回彼女を抱いた。彼女の両親が、彼女の世話を私たちにまかせてから非常に長い時間が経っており、そのため彼女の世話を私が行なう。彼女を涙に入れる前、私は彼女の体の機能に祝福された検査(Blessed Probe)を行い、彼女が子を身ごもっていることを見つけ、試験でそれが私の子であることを確かめた。これに合うように彼女の入浴を調合した。体が出産の準備ができるまで、彼女は涙に沈められる。


患者: なし
回復管: 001-2
調合: なし
要約: なし


患者: Alberious Farafan
回復管: 001-3
調合: 涙80%、栄養剤20%
要約: Alberious Farafanはシルバー・フェザーズの街の外の農家で、彼は不浄によって家族を亡くしたと主張している。彼は教区司祭に対し補償と懲罰を求めた。司祭は不毛の地以外の不浄の存在を否定し、補償と懲罰を拒否。Alberiousは司祭に暴行をはたらき、逮捕され、魂の浄化を宣告された。

彼の調合の大部分は、魂へ染み込ませ、彼の心を浄化し、痛みを癒やすための涙である。ローキーパーズ(The Lawkeepers)は彼の家族が実際に亡くなっており、同情の余地があるため涙以上の刑罰を下さなかったと言っている。もし最後のH.F.T.をJenniferで使い切っていなかったら、この入浴の涙の量をもっと少なくしたと思う。80%は望ましい量よりも多いが、H.F.T.を手に入れることは難しくなってきている。私はもしかしたら闇(the Dark)の中に行かなければならないだろう。


患者: <====>
回復管: 002-1
調合: 栄養剤75%、祝福25%
要約: 戦闘中に負傷した祝福の民兵の隊員。司祭からの要望で、詳細は差し控える。


患者: <====>
回復管: 002-2
調合: 栄養剤75%、祝福25%
要約: 戦闘中に負傷した祝福の民兵の隊員。司祭からの要望で、詳細は差し控える。


患者: <====>
回復管: 002-3
調合: 栄養剤75%、祝福25%
要約: 戦闘中に負傷した祝福の民兵の隊員。司祭からの要望で、詳細は差し控える。

黄実験 - PCのプリント、金庫の日記、███-███

4回目のE-093への実験では、医療施設または政府施設の技術員によって書かれたと考えられる文書が得られました。金庫で発見された███-███は、それと共に発見された弾薬の組成と、非常に基本的な火器に先進的な発火機構が備え付けられていることにより、SCPに分類することが検討されています。

PCのプリント

監視者達は信用出来ない、ずっと何かがおかしいと感じていた。54階の私のデスクの下の金庫には祝福の民兵が使っていた銃の1つがある、兄弟がくれたものだ。彼が言うには祝福の民兵は彼らが主張しているようなものではなく、不浄がするであろうことよりも酷いことを私たちの仲間にしてきたらしい。彼は戦いに備えろと教えてくれた。私にはできない、私はそんなんじゃない、私は争いを知らない、私は弱すぎる。君が、使ってくれ、自分を守るんだ。

金庫の日記

私の名はHerval Toliwis、私はここでハードシステム監視をしている。内容は主の涙(Lord's Tear)に浸かった罪深き者(Sinful)を監視し、彼らが決められた希釈時間を過ごしたことを確かにすることである。私はこの仕事を23年間しているが、今では物事は崩壊してきている。私はもはや教皇に従うことはできない、私は真実を話さなければならない。

私達は避難するよう指示されている。収容チューブが破られたのだ。不浄は休息の地に現れているが私達は破壊することができない。ライブ映像はそれらがどの様にして来たのかを見せ、それを見て私は私の心を、考えを、言葉を隠しておくことは出来ないと思った。私は話さなければならない。監視者達がこれを見たら私は黙らされるだろう、だからこれを隠さなければならない、幸い彼らはハードウェアに関しては無知だ、だから私は簡単にこれを隠すことができる。

監視者達は私達に言った、ハードウェアが不浄を収容することを確実にするために私達が最後まで残らなければならないと。つまり私達がそれの気をそらし、監視デッキが破られた場合には死ねと言っているようなものだ。不浄はほとんどのチューブを粉砕し、不浄の中に人々は吸収されていった。私は不浄にアイズ(Eyes)を向かわせ、アイズは不浄に触れ、サンプルを私のところに持ってきた。不浄とは罪人ではない、私達の反抗の産物でもない。彼らは私達自身だと思う。アイズは持ってきたサンプルの年代を特定した。それは私よりも古い、私の親より古い。彼らの年齢は200サイクルを超えている。200をだ!

サイレンはまだ鳴っているが、私達に離れよという合図は無い。私はこの不浄が1体の存在だと思わない。私は彼らが空間と空間の隙間に入るところを見た。空間の隙間をだ!今までずっと、そこに居たのか?空間の隙間に?不浄の構造は不安定だ、分子の分離と再結合は瞬く間に起こり、まるで時空間においてそれ全体を再構築しているようだ。なぜここまで上がって来ないんだ?労力が掛かり過ぎるのか?それとも私に気づいていない?彼には目はなく、口はなく、顔もない。だから話せないし、見ることもできない、しかし私達を感じることはできるはずだ。

匂いは、とても強い、どこからでも匂ってくる。死臭ではない。それは死ぬべきであるが、しかし死ぬ方法の分からない物の臭いだ。ホーリー・ユニオン戦争(The War of Holy Union)、私はもしかしたらそこでそれが始まったのだと思っている。私達は教皇のもとに団結したが、彼は私達に何を負っているんだ?何もない。私たちは高い利益を生んでいる間、単に社会を維持していただけだ。違うか?でも今私達は、雲の上にいる御方、私達に生きて繁栄するための力を与える御方の意思を喜ばせるように言われる。一度も見たこともない奴を崇めろと言われる。嘘だ、すべて嘘に違いない。

私はアイズを使って不浄のサンプルの組成と反対の液体を作っている。もしかしたら互いに打ち消し合うだろう。私はすぐに立ち去り武器をここに仕舞おう、私にはこの武器は使えない、使うには私は弱すぎる。私は怒りではなく心で家族を守る、このフィールドでは私達は安全だろう、私はどこに行くべきかわかっている。

私は家族に会うために、上に向かう。私はハードウェアを起動したままにした、電源を消すように言われたが、私は反抗する、それは起動し続け、これは、アイズは、動き続ける限り見続けるだろう。これを読んだ誰かは、知るだろう。銃を取り、流体を持っていってくれ、教皇の話を聞いてはいけない、私達は聞いて、そして地獄に落された。

回収した███-███は12発分の弾倉が2つある回転式拳銃です。銃のデザインは両側に弾倉が1つずつついており、わずかに浮き上がっています。銃に押し込むと回転し、全弾が発砲され、その後元の形に戻り再装填できるようになります、2つ合わせれば合計24発を空になるまで発砲することができます。この銃には撃針がありません、その代わり弾倉に信管をつけるために使用されると考えられるプルバックスライド機構が付いています。回収した時、24の弾倉全てに注射器型の弾丸が入れられており、その先端は32本の針がついています。弾が当たった際、弾の力が内部の液体を押し出し、目標に注入するものと推測されます。実験はまだ実施されていません。
最も関心を呼んだのは、実験でこの銃が標準的な45口径弾も使用することができることがわかったことです。銃は発砲のために火薬の代わりに超出力の磁気浮上システムを使用するため、弾丸の火薬は全く使用されません。弾丸を改良し、火薬を空中で破裂させさらに加速させたり、弾丸の衝突時に火薬を爆発させて更に高い衝撃力を加えたりすることが考えられています。

赤実験 - PCのプリント

最後に許可されたSCP-093の実験は熟練の技術員を失うという結果になりましたが、この世界において公に明かされる意図がなかったと考えられる、曝露的な文書を回収することができました。これらの中で最も興味を惹くものは、数十年も前に財団職員によって書かれたと思われる'エージェント█-██-█レポート'です。

これらのプリントアウトは回収した資料の中で最高の価値を持ちますが、作成にあたってタイピングのほか音声入力が使用されたとみられています。いくつかのプリントアウトはその音声ログが利用可能です。しかし利用する場合は使用理由をすべて書面に書いた上で事前に申請しなければなりません。二つの入力方法が存在していることは、ソフトウェアによって変換が行われたと考えられることと共に、作成者によってプリントアウトの文体が異なることを説明しているように思われます。

施設火災計画

施設からの緊急避難が必要な際には、全てのクリア-4スタッフがトレインステーション3に集まり、各自のバイアル(Vial, 小瓶)を使用して脱出トレインを招集するように。バイアル1つだけでトレインを呼ぶことができ、涙を任意の量で入れることができる。空のバイアルはトレインを呼ぶことはできない。クリア-2,1スタッフは、クリア-4スタッフが離れてから10分経過するか、クリア-4スタッフの許可があるまで各自の持ち場で待機するように。クリア-3スタッフは各ステーションと武器庫にある防護服を着用し、クリア-4の指示に従って非常事態発生現場の対応をするように。

レポート

不毛の地の3地点が7日前と比較し25%拡大している。収容部隊はこれらの土地で不浄を確認していないが、拡大は目に見えて確認できる。クリア-5レベルの司祭は、これらの土地の聖なる檻(Holy Chamber)が破られ、すべて空であったことを確認している。不浄が聖なる檻での収容を破ったのだと考えられている。残りの檻に対し更に警備員を派遣している。

シチュエーション X-549

ゾーン6-4-TOの拡大が確認された。不毛の地の収容手続きは稼働中。収容スタッフを現地に派遣。これはここ30日で10番目のレポートであり、シチュエーション状態を更新する。クリア-5の司祭のレポートが影響を受けることは完全になくなった。シティ・オブ・ヒス・ワード(The City of His Word)は完全に封鎖され、街への出入りは全て禁止された。他の街も現在警戒状態にあり、戦闘部隊が街周辺へと派遣されている。

シチュエーション X-550

衛星画像によりグレートランド・オブ・フフシア(The Great Land of Hufussia)が陥落したのを確認。すべての土地が汚染されたと考えられる。レヴィナ(Levina)において罪(Sin)の発生が報告され、その土地は聖連盟(The Holy Union)の援護を要請した。我々のところでも罪の発生が起こり、大量の不浄の報告がなされているため、援護は却下された。クリア-10スタッフは、ゲートウェイを通じて避難し、聖連盟から認可を得た全ての人々は監視状態を継続するために、近くのスカイ・プラットフォーム(Sky Platform)へ行きスター・アイ・エデン(Star Eye Eden)へ避難するようにという指令を出した。ゲートウェイ・キーがこの中心から別の空間/時間ベクタへ広がることを防ぐため、キーは排出されている。我々が避難した後に、監視を行いレポ−トを続けるための復活スタッフ(Resurecting Staff)が覚醒されている。主の祝福で我らの最も重い罪が許されますように。

避難記録

避難が進行中。シャトル1離脱。シャトル2離脱。
しゃとっっっっっっっっっっる3えラーエラーエラーえらーえraー開放してくれ私たちを解放させてくれかいほうさせなぜなんでなぜなぜシャトル3の発射中断シャトル4へ移る。シャトル4は発射が遅れている、オーバーロードです、トリアージプロトコルに従ってください。シャトル4は搭乗員数の限界に到達、発射じゅゅゅゅんんあああうんんんなんでだなんでなぜなんで俺たちを開放しろ解放して私たちをなぜなにしたっていうんだなんでだよなんでシステムは静電気活動を検出、復旧ふっきゅふっきゅふっきゅふっきゅ101011011101101010101110011あっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっrなんで私たちが苦しんだ私たちが何をしたなんで私たちが苦しんだ私たちが何をしたシステムシャットダウン

システム復旧汚染データのパージが進行中ナゼワタシタチナンデワタシタナンデワタシtナンデワタシタtナンデワタシナンデワタシタチナンデエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエキケヨ

記録5432-104-392パアスウウワーーーードドド わたたたしたちをゆるるるしてて
555444332 2 2 2 2 222222222 1 111111111-----------ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ

システムパージ

パージ

パー

テキトー

まじウケるマジなんなんだよこの場所ここではみんななんかをタイプしてるみたいだから俺もタイプしとくわ。うちの横の池ん中でこの石みつけたんよね俺がもったら光りはじめておすっげいいなっておもってたら池の底みえなくなっていつのまにか光る石持ってこの変な部屋にいたウケる知んないけどここまで落っこちてきたっぽいそんでいまはそこじゃなくてここにいる正直こえーけど映画のセットみたいでかっけーわここウケるわここには誰かがいるおれは野郎がはなしてることをきける野郎おれに指図しやがってるおりてこいってでもドアなんてありましぇーんなんかたすけをさけびつづけてんなあの馬鹿野郎だまりゃしねえしあの気味悪い部屋に戻るかなでもこえーな笑える

やったぜドアをみつけたー壁じゃなくて床になりすましてやがったぜこれでさけんでる野郎をだまらせに行けるぜそしたら家にかえろっと

エージェント█-██-█レポート

私の名は██████ ██████████、財団のエージェントで、私の世界は今1972年だ。それはこの世界も同じであるようだが、SCP-093を通して私が見てきた限り、この世界における生命活動は1954年頃に終息しているようだ。私はSCP-093を使い様々な場所を訪れたが最後はこのセンターだ。私は草木も育たない場所を見てきた。'不浄'は感知したものならば何であろうと追うため、私は'不浄'から逃げた。彼らがどのように狩りをしているかは分からないが、彼らが何であるかは分かってきた。

およそ350年前、この世界は我々が経験し得なかった程の技術的革新を遂げている。事の起こりは主(He)、神に似た未知の存在の出現のようだ。主は世界は不浄であり罪に満ち溢れていると宣告し、この罪を清める唯一の方法は罪人を粛清することだと告げた。戦争で、誰であれ生き残った者達が穢れ無き者(Clean)であると。10年間、この戦争の準備のためにあらゆる文化に対して驚くべき化学的躍進が与えられたが、その間に主は消え去った。なんにせよ戦争は開始された、ホーリー・ユニオン・オブ・ランド(Holy Union of Land)、我々にとってのアメリカ合衆国にあたる大陸が扇動しているようだった。

記録は大まかであり、その時代を記述した本は世界中で禁じられていた。私は一連の破損したコンピュータ通信のキャッシュから記録された歴史を読み解くことができた。主の寵愛(His Love)のための戦争に用いられた主要武器は、実は、人々そのものだったようだ。廃墟と化した医療施設で今なお見ることのできる、主の聖なる涙(His Holy Tears)と呼ばれる液体混合物に曝された人々を。主の聖なる涙は不浄から罪を洗い流し主への愛を芽生えさせる。少なくともそうラベルには書かれている。

私が回収した記録にはこの戦争がどのように始まったのかについて、'主の聖なる選民(His Holy Chosen)は罪深き地を歩き彼らの罪を自らに引き受けた。主の救い(His Salvation)を求め泣いていた者達はそれを受け取り、現在は我々の子供たちである。主の愛(His Love)を拒否した者達は主の輝き(His Radiance)により浄化された。'と書かれていた事を除いて非常に不明瞭であった。

だが誰ひとりとして成す術を知らない何かが起こったのは明白であった。不浄は、触れた全ての生命を貪り食う巨大な半身の人形をした生物だ。私は事実、SCP-093のコピーを偶然見つけた何者かによって書かれた科学レポートを発見した。これらの生物は非常に高純度の主の涙に晒された者の遺伝子が侵された結果生み出された。量子的再構築(Quantum Restructuring)に関する用語がいくつか書かれているが、私にはこれらが何であるか理解できない。しかしそれが意味することは、彼らは元々他の者と同じ人間であり、制御することはできなかったということである。ただし、彼らを"収容"することはできる。彼らは主の涙に引きつけられているようであり、様々な区画において最も純粋な主の涙を持つ人間が置かれる中心地点が確立された。そこは不毛の地と呼ばれ、不浄をその場に留めさせる。

定かではないがそれにも何らかの間違いが起き、すべてが崩壊した。権力、文化、人々のすべてが破滅へと向かい、それらは今は行き先も目的も無く世界をよろよろと歩いている。もし悪臭に耐えられるのなら彼らの隣に立つこともできる。彼らはただ通り過ぎていくだろう。ただもし彼らの注意を引けば、おしまいだ。彼らは必要なときは光の速さで動く、必要でないときはカタツムリのような速さだが。私が思うには、あるときは他のものをただ追いかけるため、またあるときは殺すために動く。

何者かがこの施設にいると思う。複数人かもしれない。フロアの下からずっと声と要求が聞こえてくる。私はこの施設の更なる調査を行う前にこのレポートを残しておきたい。私はゲートを封じるために入り口の鏡を通してSCP-093を送り返した。この世界のものが我々の世界に干渉することはできないし、私達が干渉することもない、すべてを理解するのに我々はあまりにも未熟であると私は感じる。

不浄が死ぬことができるとは思えない。彼らは不死身だ、だが彼らが望んでなったわけではない。彼らはただ死を求めているのだ。彼らは‥私の頭のなかにいる‥たった今気づいた、この部屋の設備が私に反応し始めている、言葉がスクリーンに映っている、助けを求めている。私、私は主の涙に触れた記憶がある、嗅いだこともある、味見したことも、でも一瞬触れただけだ。飲んだわけじゃない‥ただ舌が触れてたんだ、酸味を味わった、私が思うにかなりマヌケな調査手順だハハ。

司祭たちは…生きている。彼らは僕達が漫画の中だけで想像しているような技術を主から授かった。この機械の記録は宇宙旅行を示している、だが遠くまでは行っていない、世界が崩壊する様を観察し、あとで戻ってきてそれを手にするのを待つのに十分な距離だけだ…しかし、彼らがそこに行ってしまったとしたら…私と共にここにいるのは誰なんだ?

私は顔を見てきた、人々の、不浄の顔を。彼らは機械が映す画像に表れた、その機械は私と一緒の部屋にあって、そして私を見ている。私が思うに、彼らはこの世界のどこにでもいるが、今では機械だけがそれを見ているんだ。彼らは悲しそうでもないし幸せそうにも見えない、ただ、好奇心が強い。彼らは知りたい‥どうして‥どうして‥彼らは‥どうして、すべては起こったんだ?分からない‥分からないんだ‥

彼らに触れたとき、記録とは異なるものを私に見せてくれた。不浄はすべてを覚えている、みんながさわって彼らの一部になったもんね、中は安ぜん、でもしんじゃう。すべてのこころ、すべてのかんしょく、すべてのこわいの、ぜんぶずっと。僕もみんなのなか間なりたいでも‥することがおおすぎる‥彼らは僕にしてほしい‥しゅをみつけてほしい、かれをコロしてほしい

せんそうなんかじゃなかった彼のせいだかれかレかれかれかレいやちがうアレ。アレ。あレは時かンと空間とセカイとひかりとやみが歪んだ隙間からやってきたはいりこんできたけど入りこんではいけないものだそしてカミだと言ったみんなみんな信じたみんなあれを味わってあれにふれてあれと寝たあれのどれいになったあれのおもいどおりになったそしてアレハマダココニイルあれがもってきたscp-093にはすごい力があるだれがつくったぼくはしらないカレラもしらないけどあいつの物だそれはあいつを移動させるばしょからばしょへ世界からせかいへだからぼくはコワシテヤッタゼはははぼくはそれのカケラを投げ捨てたアナになげすてただからトビラはぜんぶトジタぼくたちのとびらもとじただからぼくはかえれないぼくはほかになにができるだろう

あれはいしをとおしておおごえでさけぶ、どういうわけか、あれはどこにかれらがいるのかをしってるけどかれらにはふれられない、だけどいしをかくしたらあいつはさけぶことができなくなるそしてうごけなくなるつかまえたぞくそやろうオレハテメエヲウツバンバンッテナはは

ぼくはあいつにふれた。ぼくのこぶしで。ぼくのじゅうで。あいつはたおれた。だけどあいつはたちあがるだろう。すぐに。ごめんなさい、やれることはぜんぶやった、もうねむらせて、おねがい…ね…む…らせ

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