SCP-1008-RU-V
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-1008-RU

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 対象は、サイト█の地下にある独立した部屋の椅子に固定された、拘束服を着せたDクラス職員の上に設置してください。Dクラス職員が死亡した場合、直ちにほかのDクラスに交代させてください。
また、収容の維持には、SCP-1008-RUの周囲で恐怖を感じることができる、数少ない生物を見つけ出すことが重要です。

説明: SCP-1008-RUは出自不明のデバイスです。直径20cm、高さ5cmの円筒形をしており、オブジェクトの大部分は[データ削除済み]合金で構成されています。円筒の側面は透明で、内部の金属線、チューブ、さまざまな結晶と基盤を観察することができます。このデバイスの複製は不可能です。

基盤のひとつの中央には、オブジェクトの段階、および現在の状態(「エネルギーレベル」、「エネルギー回収率/回復率」、「動力源の数」、「接続荷重」)を表示する円形の表示があります。同じ側には固定用のボタンがあり、SCP-1008-RUを生き物に装着することが可能です。対象への固定は円筒形の反対側の基盤にあるマニピュレータを使用して自動的に行われます。また、その上部には様々なコネクターがあり、その用途は明らかになっていません。

SCP-1008-RUは恐怖を利用して「再充電」します。 この現象の原理は不明です。オブジェクトから100メートルの距離にある生き物は恐怖を感じることはなく、人々はどんな状況下においても心の快活さを保持し、この効果は精神的なものにまで及びます。

充電率が "100%"に達すると、30分のカウントダウンが始まります。このカウントダウン中に物体に「接続荷重」がかからなければ、蓄積されたエネルギーは放電されます。その結果、半径250メートル以内に存在するすべての生物(あるいは、250メートル以内に1人も存在しない場合は、オブジェクトに最も近い生物)は、鋭敏な恐怖を体験します。その恐怖の強さは、生きている人の数と被曝した人の個人の性格に依存します。この恐怖は軽度のパラノイアを引き起こし、即座に対象者を発狂させえます。

オブジェクトが生物に固定されると、SCP-1008-RUの電荷と、被験者の負荷率に比例して、対象は不合理な恐怖、幻覚、パラノイア、または悪夢に苦しめられるようになります。

被験者によって、荷重指数の示す値は異なります。特に大きな値を示すのは、IQ70-100の、恐怖心と想像力を持たず、安定した心理状態を持つ人々に現れます。荷重指数が高ければ高いほど、オブジェクトのエネルギー放出の速度が大きくなり、対象者に最小限の減衰でエネルギーが伝達されます。

接続されると、SCP-1008-RUは徐々に被験者から充電され、フル充電後はすべての蓄積されたエネルギーを転送します。

オブジェクトを生物以外の物体に固定しようとする試みは成功しませんでした。

補遺1: SCP-1003-RUとSCP-1013-RUのコネクタがSCP-1008-RUの底面にあるものと類似しているかどうか確認してください。 -Т██████博士

補遺2: SCP-1003-RUを確認してみましたが、類似するコネクタは一切ありませんでした。しかし、これは生物ではありませんが、これにそれを設置してみようとすることは可能です。 -Malburg博士

補遺3: SCP-1013-RUのコントロールパネルにあるエッジコネクタと類似していますが、その隣には、財団の「Keter」マークと類似したアイコンが見受けられます。合同実験にはT██████博士およびに少なくとも1人のO5の承認を得る必要があります。 -Watson博士

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