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SCP-1011-JP-1 |
アイテム番号: SCP-1011-JP
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1011-JP-1はその普及率の高さから、未だ完全な収容が成されていません。
サイト-1024の特別収容室にSCP-1011-JP-1を内包した端末がサンプルとして1台設置されています。端末を使用する場合は、事前にサイト管理者の許可を得た上で担当警備員を同室させた状態で操作して下さい。
財団が業務上使用・貸与しているPC, スマートフォン端末へのSCP-1011-JP-1の混入を防ぐ目的で、年に一度、端末の動作確認テストを行います。SCP-1011-JP-1の混入が確認された場合は、所持者への事情聴取と混入経路の調査が実施されます。
現在、SCP-1011-JP-1の根絶、及びSCP-1011-JP-2の無力化を目的とした 『悪魔払い』 と 『銀の弾丸』の2種類のプロトコルが随時実施されています。
無力化プロトコル『悪魔払い』
機動部隊し-1("クラッカー")により、国内のCPU生産工場へ定期的に立ち入り調査を実施し、SCP-1011-JP-1が生産されていた場合にSCP-1011-JP-1の接収と生産者の捕縛・掃討を行います。
無力化プロトコル『銀の弾丸』
SCP-1011-JP-2の異常性を無力化可能な、新型・新バージョンOSの開発支援。また、それら新型・新バージョンOSの民間人・企業向けのアップグレード促進活動を行います。
説明:SCP-1011-JPは三種類の要素からなるオブジェクトです。
SCP-1011-JP-1は███████社製のCPUです。SCP-1011-JP-1の異常性はSCP-1011-JP-1を搭載したPC, スマートフォンの端末の電源を入れた際に発現します。端末の電源がON、且つインターネットへの接続がオンライン状態の時にSCP-1011-JP-2を自動で実行します。
SCP-1011-JP-1の生産時は通常のCPUの生産工程に加えて、原料であるシリコンウエハーを[削除済]に浸す工程と未知の記号群を回路へ打ち込む工程があります。現在国内で流通・使用されているCPUの約11%がSCP-1011-JP-1であると見られています。
SCP-1011-JP-2はSCP-1011-JP-1を搭載したPC・スマートフォン端末で実行されるバックグラウンドプロセスです。このプロセスは一般に流通しているタスクマネージャー等のプロセス確認機能によっては検出されず、検出するためには専用のプロセス確認ツールが必要です。SCP-1011-JP-2は端末の演算機能を使い、SCP-1011-JP-3の構築を行います。構築作業を行うSCP-1011-JP-2同士は同期状態にあり、より効率的に作業を行うことが可能です。また、後述のインタビュー記録よりSCP-1011-JP-2にはSCP-1011-JP-2を実行している端末の周囲100mの人間を未知の手段で分解し、身体構成情報をSCP-1011-JP-3へ転送させる機能が備わっている、又は今後付与される可能性があります。
SCP-1011-JP-3は未知のコンピュータネットワークです。後述のインタビュー記録より、SCP-1011-JP-3にはSCP-1011-JP-2が分解・転送した人体の構成情報を保存し内部で再現させる機能があると推測されています。現在、SCP-1011-JP-3は未完成の状態であり、全国に分布しているSCP-1011-JP-2によって構築が進められています。SCP-1011-JP-3が完成した場合、国内に住む66%以上の人間が現実世界から消失する恐れがあります。
SCP-1011-JP-1は███████社のCPU生産工場に勤務する非正規雇用の従業員による、内部告発から存在が発覚しました。この従業員はSCP-1011-JP-1の生産工程の内、[削除済]にシリコンウエハーを浸す工程の詳細を偶然知り、知人であった財団のエージェントに相談したところ、エージェントはその工程の異常性から、未知のSCPオブジェクト関与の可能性を疑い財団へ報告しました。財団は生産工場への立ち入り調査を実施しようとしましたが、███████社より、社内の機密情報漏えい防止の為という名目で調査を拒否されたため、潜入調査員を派遣して生産工場の調査を行うこととなりました。しかし、派遣した調査員からの報告が一週間後に途絶えたため、機動部隊による事前予告なしの生産工場強制立ち入り調査が行われました。その結果、事案-1011が引き起こされ生産工場は倒壊しました。その後、立ち入り調査時に捕縛した███████社の上級従業員へインタビューを行った結果、SCP-1011-JP-2 と SCP-1011-JP-3の存在が明らかになりました。
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機動部隊によるSCP-1011-JP-1生産工場への強制立ち入り調査時の記録
<記録開始>
部隊長:午前11時10分、工場の立ち入り調査を開始します。
部隊長:午前11時20分、工場の生産ライン部分へ到達しました。これより調査を開始します
(背後から隊員の声。・・・従業員の方々はその場から動かないで下さい。危害を加える意図はありません。我々は政府のエージェントです。テロリストの類ではありません・・・)
部隊長:午前11時24分、告発のあったシリコンウエハーの加工ラインを発見しました。確かに不審な液体が入った水槽があります。
本部:液体のサンプルを採取して本部へ送ってください。(後に採集したサンプルを調査した結果、液体は[削除済]であることが判明しました)
部隊長:サンプルの採集が完了しました。これより工場責任者の拘束と事情聴取を・・・
館内放送:従業員の皆さん。生産ラインに武装勢力が侵入しました。社内規則に従い、12時00分に手順20を実行します。レベル2,3の従業員は11時45分までにコード14を実行する権利が解放されます。繰り返します・・・
部隊長:本部、一部の従業員達たちが暴れ始めました!鎮圧の許可をお願いします!
本部:待ってください。何かきっかけはあったのですか?
部隊長:放送が鳴ったとたんに暴れ始めて隊員を振り切って逃げ出そうとしています・・・まて!まだ鎮圧の許可が出ていない!
本部:鎮圧を許可します。ただし火器の使用は許可しません。
部隊長:午前11時39分、鎮圧が完了しました。これより工場責任者の拘束へ向かいます。
本部:その前に、部隊の被害状況の報告をして下さい。
部隊長:はい、隊員2名が軽傷を負いましたが、任務続行に支障がない程度です。鎮圧した従業員も数名意識を失っていますが、重傷者はいません。しかし・・・従業員に関して1つおかしな点がありました。
本部:おかしな点とは?
部隊長:逃げ出そうとした従業員は出口ではなく、工場の2階へ向かおうとしていたのです。
本部:見取り図を見る限り、2階はオフィスになっていますが・・・確かに逃げる方向にしては不自然です。先ほどの館内放送が発せられた直後に暴動が起きたというのも気になります。部隊員を数名残して暴動を起こした従業員から館内放送の意味をインタビューして内容を中継させて下さい。放送は手順やらコードやらで暗号化されているようですが、これが証拠の隠滅を意味するものならば、この立ち入り調査も無駄になってしまいます。あなたは残りの部隊員を率いて引き続き探索を続行して下さい。
部隊長:了解しました。聴取は副隊長に任せ、自分は探索と工場責任者の確保を続行します。
<部隊副隊長によるインタビュー記録 開始時刻は午前11時43分>
部隊副隊長:これよりインタビューを開始する。
さっきの館内放送に出てきた手順20とコード14とは何だ?
従業員:頼む、上に行かせてくれ!
部隊副隊長:質問に答えれば解放する。早く答えろ。
従業員:わかった、えーと・・・手順20は工場内の機密データや転送装置とかのクリティカルな設備の破棄を実行する手順のことです。放送でも言っていたけど12時に実行するみたいです。
部隊副隊長:少し待て。 (通信) 隊長、手順20は証拠隠滅の非常プロトコルのようです。削除される前に機密データの押収を急いだ方が良さそうです。
従業員:なあ、聞きたいことは話したろ。早く放してくれ!後、今何時なのか教えてくれ!
部隊副隊長:まだだ、コード14とは何だ?
従業員:コード14は、電子世界への・・・あー、理解できんか。・・・コード14は工場内の正規従業員の招集コードです。さあこれでいいでしょう!早くしないと間に合わなくなる!
部隊副隊長:従業員を集めて何をするんだ?
従業員:避難するんですよ。さあ解放してくれ!後、今何時なのか教えてくれ!
部隊副隊長:時間は教えてやる。今は11時47分だ、残念だが招集には間に合いそうにないな。しかし解放はまだだ、他にも質問したいことが出来た。さっき避難するといったな。逃げ場のない上階にか?もしやヘリでも待機させているのか?
従業員:11時47分・・・。は、早くここから逃がしてくれ、死んじまう!
部隊副隊長:どういう意味だ?
従業員:さっきは言わなかったけど、手順20でのデータ破棄っていうのは施設ごと吹き飛ばすんだよ!だから・・・
部隊副隊長:何、だがそれが本当なら何故ほかの従業員は騒がない・・・クソッ (通信) 隊長、12時に工場が爆破されます!すぐに部隊を退避させて下さい!私たちは残った従業員を外へ避難させます。
<部隊長による探査記録>
部隊長:午前11時46分、マシンルーム以外の工場の2階部分の探索が完了しました。現在のところ2階部分では従業員が確認できませんでした。これよりマシンルームの探索を実施します。
本部:わかりました。何故マシンルームだけ捜索が遅れているのですか?
部隊長:内側から厳重に鍵がかけられています。おそらく工場長や上級社員もこの中にいるのでは・・・よし、開いたな!突入します。
部隊長:午前11時48分、マシンルーム内の捜索が完了しましたが、従業員は発見できませんでした。しかし、従業員の衣服を発見しました。
本部:衣服?衣服だけですか?
部隊長:はい、マシンルーム内の中央スペースに作業着やスーツの上下が数着わだかまって落ちていました。ネームタグを見た所、工場長の衣服も混ざっています。
本部:妙ですね、何故服だけ・・・カメラを回して映してください。
部隊長:映っていますでしょうか。これより部隊は引き続き工場敷地内の捜索を・・・
部隊副隊長からの通信:隊長、12時に工場が爆破されます!すぐに部隊を退避させて下さい!私たちは残った従業員を外へ避難させます。
部隊長:待て!一体どういう・・・本当なら時間がない、本部、先程副隊長より通信がありました。12時に工場が爆破されるとのことです。部隊の退避許可をお願いします!
本部:早く退避して下さい!指揮は任せます。
部隊長:機密データの抽出班は作業を中断し現時点での抽出データを持って即座に工場敷地外に退避せよ!生産ライン付近の哨戒班は11時55分まで副隊長と連携して従業員の避難誘導に当たり、その後共に退避せよ!その他の部隊員は全員即座に退避せよ!
<記録終了>
付記
12時00分、工場内の複数箇所で大規模な爆発が発生しました。この爆発により、敷地内の建造物は全て倒壊し、従業員██人と避難誘導を行っていた部隊員█名が死亡しました。後の現場検証により、爆発の原因は建物内の各所に設置された発破解体用の火薬によるものだと判明しています。
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対象: ███████社の課長職に就いていた男性
インタビュアー: ██研究員
付記 対象がインタビューに非協力的であったため、事前に自白剤を投与しています。
<インタビュー開始>
██研究員:インタビューを始めます。あなたのお名前と所属を答えて下さい
男性:・・・名前は・・・█████。・・・勤め先は、株式会社███████です。・・・第4開発部の保守支援課の課長をやっています。
██研究員:よろしい。今回はあなたの勤め先についていくつか質問をします。出来る限り正確に答えて下さい。わかりましたね。
男性:はい・・・
██研究員:まず初めに、あなたの勤めている███████社では何を作っているのですか。
男性:はい・・・主にパソコンやスマートフォン向けのCPUを作っています・・・
██研究員:わかりました。では次の質問です。あなたの所属しているその保守支援課ではどういった仕事をしているのですか。
男性:はい・・・同じ開発部の保守課・・・の手伝いをしています。部内の連絡網を管理したり・・・。プロジェクト中の、第4開発部の担当部分の進捗率を毎月求めて資料に直したり・・・。データを整えて保守課に回したり・・・。
██研究員:一旦そこまでで結構です。ふむ、では次の質問です。そのプロジェクトとはどういったものですか。
男性:プロジェクト・・・あれは、・・・とあるプログラムを開発するプロジェクトです。
██研究員:そのプログラムとはどういった働きをするのですか。
男性:・・・人体の構成情報を電子世界に移してネットワーク上で統合させます。
██研究員:真面目に答えて下さい。プログラムを実行すると何が起きるのですか。
男性:プログラムを実行している端末の半径100m以内にいる人間の体を分解し、構成情報をスキャンし端末を通して電子世界に登録します。
██研究員:いい加減に・・・
男性:ただし、プログラムはまだ完成していません。先月の部内会議時点での進捗率は81%でした。第4開発部では、分解した体の構成情報をスキャンしてデータ化する過程を担当していますが、構成データの圧縮が難航していて目標期日よりやや遅れが出ています。結局、役員連中には進捗率は84%でスケジュール通りだと報告しました。しかしデータ化の機構自体は完成していますし、CPUのデーモンによるネットワークの構築完了までには十分余裕があるので、そこまで問題視していません。
██研究員:待って、少し待ってください。・・・少々席を外します。そのまま待機してください。
(この時点でインタビュー中断の合図が発せられたため、██研究員は一旦部屋から退出し、今後のインタビュー方針について協議した。嘘発見器より、対象の男性の供述に虚言がないと判明したため、CPUの働き、事案-1011、███████社の最終目的、に関して特に掘り下げて聴取することが決定した)
██研究員:お待たせしました。・・・次の質問です。CPUのデーモンとはどういったものなのか、説明してください。
男性:・・・弊社で生産したCPUを搭載したPCやスマートフォンで実行されているバックグラウンドプロセスのことです。あれは本当に素晴らしい、電子世界の拡張・構築にかかる莫大な人的・時間的コストを一気に解決してくれ・・・
██研究員:質問に対する答えのみ話してください。・・・次の質問です。そのバックグラウンドプロセスではどういった処理を行っているのか説明してください。
男性:電子世界の拡張・構築を行っています。電子世界というのは人間の構成情報を溜めておくネットワークのことです。ただ、今の時点では全人類のデータを入れるための容量が不足しているので、容量の拡張作業をこのプロセスに任せているんですね。ネットワークを構築完了予定は確か20██年の█月頃だったはずです。
██研究員:わかりました。それにしても電子世界とは・・・オープンワールド型のオンラインゲームのようなものでしょうか。
男性:あんな俗なものと一緒にしないでください!・・・しかし、考え方はそう間違っていません。電子世界についてかいつまんで説明しますと、まず電子世界ではデータを登録した時点の状態から人は年を取りません。大元がデータですからね。そして、内部にはあらゆる娯楽がデーモンによって創造されているとのことです。そこでは誰もが争うことなく望む限りの悦楽を享受することが出来るのです。
██研究員:とのことです?その電子世界の実物を観たり、中に入った人間と意思疎通をしたことはないのですか?
男性:電子世界に入った時点で、物理世界へは干渉できなくなりますので、外部との意思疎通は出来ません。分解した物理肉体の復元も不可能です。先ほどの電子世界の世界観は社長が啓示して下さったのです。あぁ、CPUの技術も社長が作り出したものみたいです。弊社の社長はすごいでしょう?
██研究員:社長が、しかし確証がないものを良く信じることが出来ますね。
男性:確証も何も、内部の様子こそ見ることは出来ませんが、現に電子世界自体は構築され続けています。それに比べればあの世や天国・地獄といった考えの方がナンセンスです。
██研究員:・・・次の質問です。███████社では内々で従業員をレベルで区別していたように見られましたが、レベルの違いにはどのような意味があるのですか。
男性:レベルというのは、大雑把にいってしまえば社員の階級のようなものです。電子世界とかの会社の崇高な目的を知らされていない派遣の労働者はレベル1、そのあたりの理念や目的を知っている正社員はレベル2、正社員の内の部長クラスからはレベル3というような感じです。
██研究員:それでは、館内放送で発せられていた「コード14」にはどういった意味があるのですか。
男性:あれは・・・言うなれば電子世界への旅立ちの合図です。もし、社屋が襲撃を受けた場合は、手順20・・・機密保持のための社屋の処分が実行される規定になっています。その際に従業員は社屋のマシンルームに備え付けられた転送装置を使うことで電子世界へ旅立つことが許されるのです。
██研究員:なぜ派遣、いや、レベル1の従業員は対象外だったのですか。
男性:無用の混乱を防ぐためです。レベル1の従業員はコード14や手順20が何を意味するのかすら知らない。知る必要がない。
██研究員:わかりました。次の質問です。███████社が、その電子世界を作る目的は何ですか。
男性:目的?
██研究員:ええ、何故人間をその電子世界に取り込ませたいのですか。
男性:・・・・・・全ての人間を電子世界に移住させるため。
██研究員:それはわかりました、何故移住させ
男性:全人類を電子世界に迎える。 貧困も格差もない完璧な、理想の楽園に。そして人類を煩わしい物理世界、肉体から解き放つ!我々はその使命を果たした後に電子世界に還る名誉に預かる!
██研究員:落ち着いてくだ
男性:人類は原初の0と1のデータに還り! 決して老いも衰えもない、電子の楽園で永遠に・・・!
(この時点で男性が異常な興奮を示して立ち上がったため、インタビューを中止しました。その後、対象は警備員によって無力化されました。)
インタビュー結果報告書
作成者: ██研究員
インタビュー時の対象は自白剤による無気力化の副作用にも関わらず、ある種の宗教的熱狂に似た興奮状態にありました。
仮に対象の供述を信用するならば、立ち入り調査時に発見されたマシンルームに放棄された衣服は、電子世界への転送時に従業員が身に着けていたものではないかと推測できます。
SCP-1011-JPは根絶させなくてはならないオブジェクトです。もし人が電子世界で永遠に生きることが出来たとしても、肉体がない以上それはもう人間ではありません。電子世界が完成して世界中の人間が全て取り込まれるということは、人類の破滅に他なりません。
SCP-1011-JPの特性・脅威に関しては把握しました。ただし、結果報告書にはオブジェクトの収容方針に関するあなたの見解は必要ありません。以後気を付けるように。 - 日本支部理事"█"
補遺
インタビューの後、供述されたバックグラウンドプロセスの実在が確認され、以降SCP-1011-JP-2に指定されました。電子世界に関しては、SCP-1011-JP-3に指定されました。
事案1011の後に███████社は財団によって解体され、カバーストーリー"経営不振による倒産"が一般向けに流布されました。また、SCP-1011-JP-1のさらなる生産を抑制するために███████社の従業員███名を捕縛しました。従業員は記憶処理の実施も検討されましたが、解放後に捕縛を逃れた従業員と合流するリスクを考慮した結果、全員Dクラス職員として財団で雇用することが決定しました。また、現在も██社長を含む捕縛を逃れた一部の従業員により、SCP-1011-JP-1の小規模な生産活動が続けられているため、SCP-1011-JP-1の摘発と、元従業員の捕縛・掃討を行う機動部隊し-1("クラッカー")が結成されました。
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補遺
201█年、無力化プロトコル『銀の弾丸』により、SCP-1011-JP-2の特性を無力化する新バージョンOSの開発に成功しました。現在は民間人・企業向けのアップグレード促進活動が行われています。また、新バージョンOSの開発成功によりオブジェクトの脅威度が下がったとみなされたため、SCP-1011-JPのオブジェクトクラスは「Euclid」に再分類されました。
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██社長の日記の一部と見られている |
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ページリビジョン: 8, 最終更新: 10 Jan 2021 16:33