SCP-103
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アイテム番号: SCP-103

オブジェクトクラス: Euclid

状態: 再収容

特別収容プロトコル: SCP-103は特別または厳密な収容プロトコルを必要としません。SCP-103が苦痛の徴候や常軌を逸した行動を示した場合、SCP-103は健康診断を受けるまで5m×5mの部屋に異動させねばなりません。

上記無効。補遺103-aならびに103-bを参照のこと。

SCP-103は承諾の上医療的に導入された植物状態を維持されなければいけません。通常の[データ削除済]で生存を確保し、SCP-103の胃腔を常に曝露しておくために切開部の治療は許可されていません。SCP-103と接触するすべての職員はクラス4の財団限定医療キットを使用しなくてはいけません。

説明: SCP-103は40代半ばの平均的な男性の外観をしています。対象は身長190cm、体重100kgと記録されています。対象は19██年の████月██日に生まれました。対象の生きている親族は現時点では確認されていません。

対象は4月中旬のPM9:30頃とある小さな地方病院で検査を受けました。対象は当直医に自分が空腹感を催さず数週間何も食べていないと話しました。当初の検査では、SCP-103はその状態にも関わらず完全に健康だと思われました。医師に対し、SCP-103は食事を取る必要性を感じないという主張を変えませんでした。

SCP-103を収容し研究を続けた結果、SCP-103の胃の内部に接触したいかなる固体または液体も即座に消滅するように思われます。このような状況にも関わらず、SCP-103は完全に健康であるように思われます。現時点ではSCP-103がどのようにしてヒトの生存に必要な栄養分を摂取しているのか、また提供された食物は食事の後どこへ行くのか明らかではありません。SCP-103はいかなる排泄も行いません。SCP-103は(「通常」のヒトのように)喉の渇きを訴えますので、新鮮な湧き水の瓶12本を入れた標準的な冷蔵庫をSCP-103の部屋へ毎日AM6:30に届けなくてはなりません。SCP-103は財団職員に敵意を示していませんので、場合によっては職員と会話ならびにボードゲームを行うことがあります。

補遺103-bを参照。

補遺103-a: これまでのテストでは結論が得られませんでした。これ以上テストを行なっても何ら新規性のあるものは得られないように考えられます。研究は終了します。対象は解放されますが、観察は継続し月に1度の医療検査を行うことが命令されます。SCP-103は状態の変化が起こったときのために財団職員への連絡手段が供給されます。研究の記録は整理されて保存されねばなりません。

補遺103-b: ████年██月█日に、SCP-103は財団の医療施設に報告に来ました。SCP-103はこの時点で██リットルを超える大量の血液を嘔吐していることが観察されました。この血液はSCP-103の血液型と一致せず、[データ削除済]とも一致しませんでした。胃洗浄の手続きが試みられましたが、大量の出血のために失敗しました。█時間以内に、血流は停止しました。その後すぐに、財団医療職員は探索的に外科処置を開始しました。

SCP-103の胃腔を開く際に、ユン医師は「いくつかの突起が胃壁の外側にあり、ヒトの顔のように見えた」ことを述べています。ユン医師が生検を行おうとしたとき、突起は「…突然引っ込んで、胃の中に異物があることを印象づけた」とのことです。

(ユン医師は探索的に処置を続けるよう指示され、見事に遂行しました。彼は記録には気が進まないようでしたが、管理者███████の軍法会議の中で聴取できるよう証拠として提供することになっています。)

胃が開かれたとき、[データ削除済]のような条虫様の[データ削除済]ユン医師とシムズ助手とレンフィールド助手の死をもたらしました。医療主任の███████の怠慢について再調査を行なっています。

SCP-103はEuclidに再分類され、更新された収容プロトコルによって再収容されています。

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