SCP-1038-RU-V
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アイテム番号: SCP-1038-RU

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1038-RUの収容施設は、一般の集落から15km以上の距離をとってください。事故を防ぐために、オブジェクトの様々な集合状態における性質を考慮する必要があります。オブジェクトと同量の解毒剤を隣接した施設に備蓄してください。SCP-1038-RUを合成する場合には、規定された全ての安全基準に従う必要があります。SCP-1038-RUの使用を伴う全ての作業において、職員は解毒剤の塗布された防護服を着用する義務があります。

SCP-1038-RUは使用されない限り、特別設計の加圧タンクで常に+2500度の温度を保ち、輸送可能な特別な[データ削除済み]に液体状態で保管する必要があります。SCP-1038-RUの保管条件に違反した場合、職員は即座に避難し、現場周辺は隔離され、解毒剤を使用して結晶化させた物質を破壊する必要があります。

結晶化したSCP-1038-RUは、活動的な作業が行われていない場所でのみ取り扱ってください。 [データ削除済み]を除き、SCP-1038-RUで50kg以上の重さのあるプレートを作成したり、相互に5mより近い距離に配置したりすることは固く禁止されています。SCP-1038-RUを使用する場合、どのような目的であってもクリアランスレベル4の最低3人の職員の許可を得る必要があります。

説明: SCP-1038-RUは時間の経過に直接干渉していると考えられている、鈍い赤みを帯びた金属に類似した物質です。SCP-1038-RUの製法と加工法はSCP-1042-RUの研究中に偶然発見されました。可能な限り全ての[データ削除済み]を考慮し、[データ削除済み]にこの材質を使用することが決定されました。

SCP-1038-RUは、摂氏+2000度に加熱することで液体化します。液体の形態では、オブジェクトは異常な特性を示さず、溶融銅と同じ方法で処理することが可能です。冷却すると、オブジェクトは自身の周囲に██████████フィールドを作成し始め、オブジェクト周辺の時間の流れを遅くしはじめます。このフィールドは、█████████磁場のように広がっていきます。このフィールド內に落ちた物質は全てゆっくりとした動作になり、オブジェクトの表面に接近するにつれてこの効果はより強まります。А█████████博士によって行われた実験では、███████████フィールド内部に置かれた物体の視点では時間は正常に流れており、その周囲全ての時間が著しく加速されているように見えるということを示しています。SCP-1038-RUは周囲の時間を完全に「止める」ことは不可能ですが、理論的には█████倍まで遅くなることに注意してください。

SCP-1038-RUの合成中に、SCP-1038-2、または「解毒剤」として知られる大量の副産物が生成されます。インシデント1038-T-4以後、職員はオブジェクトを扱う際に、SCP-1038-2のIDを割り当てることは推奨されません。SCP-1038-RUの███████████フィールドに侵入した「解毒剤」はアンチフィールドを放射し始め、フィールド自体の面積と力に比例して、SCP-1038-RUの効果をブロックします。「解毒剤」は明らかに花崗岩に類似したその構造と、SCP-1038-RUの効果を中和する能力によってSCP-1038-RUと区別が可能です。実験では、他の時間的異常に対する「解毒剤」の有意な効果は認められませんでした。

インシデント1038-T-4 誤ってSCP-1038-RUを合成してしまった職員███████████と███████████████は、総容量██████リットルの「解毒剤」を輸送するためタンクに注ぎ入れ、SCP-1038-RUを清掃しました。「解毒剤」の封じ込め条件には、高温を維持することが記されていなかったため、オブジェクトは注ぎ入れられた後18分24秒で結晶化し、[データ削除済み]、[データ削除済み]となりました。

これはどっかのバカが数字を混同して起きた事故だ!繰り返すが、私はこんなことをしでかすやつ全員に、SCP-████のケージの清掃をさせてやるからな。じーーーっくりとな。 - А███████博士

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