アイテム番号: SCP-1040
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1040は標準的Safe-クラス長期保存プロトコルに従い、保管サイト12の金庫室89-Q5内に保存されています。更なる修理は必要とされていません。
SCP-1040に新たに割り当てられた職員は、物体に対する一貫して明白なコミュニケーションを維持するために、"ダニエル"という確立されたアイデンティティを使用している物体について説明される事になっています。直接SCP-1040に曝されるD-クラスでない職員は、月に一度配置転換されなければなりません。
その影響により通常の文書化された手順に干渉しないことを確実とするために、SCP-1040に関する全てのデータはヌルコンテクスト・プロジェクトを用いて電子的に修正される事になっています。
説明: SCP-1040は鉄とスタンドグラスで出来たアンティークのティファニー・フロアスタンドです。物体は特に変わった物性は示しません。100ワットの電球と電気が備わった時、SCP-1040は典型的なフロアスタンドとして機能します。
いかなる被験者によってでもSCP-1040が観察されるか議論される時、SCP-1040の異常な影響が出現します。影響された人員はSCP-1040を一貫して擬人化し、まるでそれが知人男性であったかのように言及しかつ/または関係しようとします。この影響にもかかわらず、SCP-1040の影響を受けている対象は問題の物体がランプであることを思い出すことが可能です。しかし、この知識は対象の行動には(あるとしても)ほとんど影響を及ぼしません。
物体に割り当てられる名前やその他の詳細は対象によって変化しますが、現在までの所現実に存在するいかなる個人とも一致しませんでした。もし以前に影響された個人が新たな対象に物体を"紹介する"ならば、その対象もSCP-1040をその特定の人物と認識します。1
補遺1040-01: 回収地点の異常
SCP-1040は1991年6月に██████ ███████氏の家から彼の死後回収されました。反応したエージェントが現地でSCP-1040に遭遇して、サイト19まで物体を"護衛し"、そこでその特性が特定されるまで、それはヒト型収容室に留め置かれました。
残って住居の残りを掃除したエージェントは、住居の内外の全ての光源(SCP-1040を含む)が、不思議なことに整列されるか飾り付けられるかされていたと報告しました。例えば以下の通りです:
- 外の照明設備はスカーフに包まれていました。
- 5つの机とテーブルのランプはテレビや開いた本、その他娯楽用品の前に置かれたソファーや椅子の上に並べられていました。
- 2つの懐中電灯は布で包まれ乳母車の中に置かれていました。
- 3つのフロアスタンドは家中のベッドに水平に寝かされていました。
全ての照明設備は回収時に電源が入っていませんでした、もっとも殆どは電球がはまっていませんでしたが。これは所有者の死因(電気によって悪化した心臓疾病)に関連があるものと考えられています。
これらの調査結果から、更なる特性があるようです。長期の調査のために執行を停止した5人のDクラス職員に調査する許可を与えます。 - O5-██
補遺1040-02: 更なる調査結果
繰り返しかつ/または長期間SCP-1040に直接曝されると、SCP-1040が存在していない時でさえ、影響された個人は他の無生物に対して特定のアイデンティティを割り当てはじめるようになるでしょう。おおよその進行は以下の通り:
累積接触時間 | 観察された影響 |
---|---|
2か月 | 対象は高さ1.25メートルより大きいいかなる自立した照明設備も擬人化します。 |
3か月 | 対象はいかなる自立した照明設備も擬人化します。擬人化された物体に対し、友好、嫌悪、嫉妬、ロマンティックな関係といった、ますます手の込んだ関係を展開させます。 |
6か月 | 対象は光源とされるいかなる物体も擬人化します。対象は光源に接触しない時動揺しかつ/または内向的になり、人との接触を最小にします。 |
その長期の影響の性質から、レベル2以上の職員はSCP-1040と相互作用しないこと強く推奨します。