SCP-1040-RU
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アイテム番号: SCP-1040-RU

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1040-RUはサイト██の兵器庫の専用の武器庫へと保管されます。保管庫は、2人の武装警備員によって24時間警備されている必要があります。オブジェクトの使用には、Teoman博士の書面による許可が必要で、なおかつ少なくとも1人のセキュリティクリアランスレベル4の職員の継続的な監督の下でのみ行われます。

実弾を発砲すると、弾頭がバレルに組み込まれたノズルに破壊されることとなるため、オブジェクトには空砲用薬莢のみを装填してください。

説明: SCP-1040-RUは改造されたドラグノフ狙撃銃です。設計の変更点は以下のとおりです:

  • ガラス、セラミック、金属製のノズルがバレルに組み込まれていますが、その原理は不明であり、摘出は不可能です。
  • 照準器は、未知の種類のものに置き換えられています。このスコープを通る全てのオブジェクトは、SCP-1040-RUに暴露されたものを除き(それらは赤色で表示されます)、青色に表示されます。
  • 製造工場の識別刻印は、「左利きのお手製」となっています。

発見された説明書によれば、SCP-1040-RUは空砲によって撃たれた人物を「だまし」ます。スコープを覗いての射撃後、ターゲットに向かって移動する赤い点を観察できます。この点が任意の動物またはオブジェクトと衝突すると、スコープ上での表示が赤に変化します。スコープを通さなければ目に見える効果は観察されません。

SCP-1040-RUの影響を受けた生物は、通常は事故的要因によって24時間以内に死亡しますが、特定の状況下によっては、まれに心臓発作または脳卒中により死亡します。オブジェクトの影響を受けた後の無生物または地形は、その後約48時間ほど「不幸」になり、それらの近辺で小物が消失するなどの不幸な事象が定期的に発生するようになります。これらは時間が経過するほど効果が薄れていきます。

補遺1: 確保中に発見されたオブジェクトの説明書:

この世界のほどんど誰もが誰かを殺したいと思っています。あなたはどうでしょうか。
にもかかわらず、なぜ誰も人を殺さないのでしょう?あぁ…刑務所に行きたくないのかもしれませんね…
では、もし勝手に相手が死んでくれるならどうでしょう?
空砲をこの銃に装填して、狙いを定めてトリガーを引けば、あとは全てが勝手に済んでしまいますよ!
左利きより、愛を込めて

補遺2: オブジェクトは、殺し屋である[データ削除済み]から押収されました。当初オブジェクトは法執行機関の管轄下にありましたが、その後財団の職員がこの件に興味を示しました。結果としてオブジェクトは押収され、武器庫に収容されました。

補遺3: SCP-1040-RUの実験から抜粋:

… 市街地中心部で解放された被験者は… して、下水道マンホールから落下し死亡し…
… 市街地中心部で解放… 落下したレンガで死亡…
… 市街地中心部で解放され… 車に衝突…
… 安全な収容室に入れ… 天井が崩壊する事故で死亡…
… 安全な収容室に入れ… 脳卒中により死亡…
… 市内から輸送され… 毒蛇に噛まれ…
… 冷蔵室へ収容し… [データ削除済み]
コメント: だれか何が起こったのか説明してくれ! - Teomant博士
… ドアの敷居の部分に対して… 結果:この敷居で人が5回つまづき、横枠に2度人が当たり、指を一度ぶつけ、周囲で電話が1つ壊れた…
… 支給品の火器に対して… 2回暴発し、3回不発で…
… 自動販売機に対して… 上段の商品が出てこず … ルーブルで、3回は指定されていない商品が販売され、4回購入金無しで購入でき…

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