SCP-105-KO
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SCP-105-KOの影響を受けたタイプ2の新生児

アイテム番号: SCP-105-KO

オブジェクトクラス: Anomalous Safe

特別収容プロトコル: SCP-105-KOはサイト内の標準的な収容ロッカーに保管し、SCP-105-KOをスキャンした画像ファイルは財団のデータベースに保管する必要があります。実験時を除いてSCP-105-KOとオブジェクトのコピーを生後9ヶ月未満の新生児に曝露させることは禁止します。

説明: SCP-105-KOは未確認の人物の姿がスケッチ形式で描かれている肖像画です。SCP-105-KOの異常性は、オブジェクトのスキャンやコピーを行った画像を視認しても発生します。その人物は髭をたくわえたラテン系の男性に見えますが、スケッチ形式の簡単な描写であるために明確に判別することができません。SCP-105-KOを視認したほとんどの人物は、SCP-105-KOもしくはそれに描かれている人物に対し、「どこかで見たことがあるが、記憶がよく思い出せない」と感じます。

SCP-105-KOを生後9ヶ月未満の新生児に見せた場合、新生児はそれぞれ異なる行動を取ることでSCP-105-KOに反応し、それは3つのタイプが存在することが確認されています。

タイプ1: 新生児全体の約65%がこのタイプであると推測される。このタイプの新生児は、SCP-105-KOを見るとすぐに泣き止んで笑い、SCP-105-KOに近付こうと試みる。SCP-105-KOに接近した新生児はオブジェクトに直接触れることはないが、大きな幸福感を覚えたように喃語を話す。タイプ1の新生児の20%ほどは右腕を45°程度挙げて左腕を腰に付け、ローマ式敬礼と同様の姿勢を取る。

タイプ2: 新生児全体の約30%がこのタイプであると推測される。このタイプの新生児は、SCP-105-KOに対し強い恐怖を示しながら泣き崩れる。大抵SCP-105-KOから逃げようとする行動を見せるが、たまにSCP-105-KOに排泄物を付着させる、玩具を投げ付けるなどの攻撃的な行動を見せる場合もある。

タイプ3: 新生児全体の約5%がこのタイプであると推測されるが、資料が不足しており正確ではない。SCP-105-KOを見るとすぐにこのタイプの新生児は精神的な恐怖により気絶する。気絶状態の新生児は弱い発作の症状を見せ、身体的に弱い新生児は死亡する場合もある。タイプ3の新生児の発見以降、SCP-105-KOの実験はDクラス職員でのみ行われている。

タイプに関係なく、新生児が生後9ヶ月を過ぎた場合はSCP-105-KOに対し何の反応も示さなくなります。

SCP-105-KOは、エージェント・朴██が██市の不法ゴミ投棄場において偶然発見し、全ての人物が「どこかで見たことがあるが、記憶がよく思い出せない」と感じる現象によりAnomalousアイテムとして登録されました。その後、エージェント・██がサイトに連れてきた生後5ヶ月の新生児がSCP-105-KOを見て敬礼の姿勢をとったことが確認され、研究が進められました。以降、SCP-105-KOは収容が必要であると判断され、オブジェクトクラスをSafeとして再分類されました。

補遺: 全世界の産婦人科を中心に調査を行った結果、ごく一部の新生児1がSCP-105-KOに曝露していないにも関わらず、タイプ1の新生児が行う敬礼の姿勢を本能的に行う現象が確認され、現在その原因が調査されています。

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