SCP-1053-JP
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アイテム番号: SCP-1053-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1053-JPの収容室の壁は厚さ20 cm以上のコンクリートで構成され、進入口には鋼鉄製の二重扉が設置されます。収容室の周辺には常に武装した鎮圧部隊が滞在し、SCP-1053-JPから何らかの音が発生している間は警戒態勢が敷かれます。SCP-1053-JP内部から帰還した人物は必ず、収容室に取り付けられた機銃によって終了されなければなりません。現在、SCP-1053-JPに対する実験は凍結されています。サイト-81██周辺で発生した全ての暴力的な死亡事件及び行方不明事件は、SCP-1053-JP-3捜索部隊の捜査の対象になります。

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SCP-1053-JP

説明: SCP-1053-JPは上部に取り外し可能な蓋を有する木製の箱です。収容前は個人経営の██産婦人科でゴミ箱として利用されていたこと、また当該医療施設に持ち込まれる前にも複数の医療施設がオブジェクトを主に違法な廃棄物処理(特別管理産業廃棄物、[削除済]等の処理)に用いていたことが当該医療施設に残された文書から明らかになっています。オブジェクトの発見時██産婦人科は既に廃業していましたが、廃業の経緯は従業員及び院長である██氏の行方が不明であるため、判明していません。

SCP-1053-JPからは夜間、不定期に音声が発生します。この音声は実在のラジオ番組を音源とするものとみられており、複数のラジオ番組を編集したものであることがわかっています。また、音声は距離及び遮蔽物による減衰の影響を受けず、半径1 km程度の距離まではどの地点でも変わらない音量で観測されます。SCP-1053-JPがラジオの音声を発生させている間、SCP-1053-JP底部はSCP-1053-JP-1に指定される空間に接続されます。SCP-1053-JP-1内部は基本的に病院のような設備を有していますが、装飾や設備の年代等に一貫性はありません。また、SCP-1053-JP-1内部で映像撮影を行う試みは全て機器の不具合による失敗という結果に終わります。ただし、静画の撮影は可能です。SCP-1053-JP-1内でもSCP-1053-JPが発する音声を観測することが可能ですが、地点によって音量に差があることが判明しています。なおSCP-1053-JPが音声を発生させる際、内部に入っていた物品は消失し、音声終了後も復元されません。GPS等によって物品の移動先を追う試みは全て失敗しています。SCP-1053-JP-1内には何らかの敵対的な実体が存在することが判明しており、この実体はSCP-1053-JP-2に指定されています。

現在、インシデント-1053-JP発生時に確認された未知の実体(SCP-1053-JP-3)の捜索が続けられています。収容違反の経緯及びSCP-1053-JP-3については補遺の"インシデント-1053-JP記録"を参照してください。

探査記録I: 第一回探査の記録

探査記録II: 第二回探査の記録

探査記録III: 第三回探査の記録

補遺: インシデント-1053-JP記録

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