SCP-1075
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パゴサ・スプリングス創設前の歴史的な写真。SCP-1075-1が右上に見える。

アイテム番号: SCP-1075

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 付属サイト-13がSCP-1075-1の直接監視に利用されます。SCP-1075-1を含む地所はフロント企業“サザン・クロスカット・パインズ”によって買収済であり、不正侵入を防止するためにフェンスで囲まれています。付属サイト-13配属の財団エージェントは定期的にフェンス境界を巡回して、無認可の人物がいないかを確認してください。無認可の人物は即座に地所から退去させます。

如何なる状況においても、地元住民にSCP-1075-1の一部と見做されている木に対して、財団の活動による損害が加えられるべきではありません。

機動部隊シータ-29(“マイケル・ペイリン一同”)が地域社会におけるSCP-1075-1の世論操作に従事します。詳細は文書ラムダ-4を参照してください。

説明: SCP-1075はコロラド州パゴサ・スプリングスの永住者に及ぼされている異常な心理的影響です。SCP-1075効果の対象者たちは、カロリナポプラ(Populus tremuloides)の種に属する493本の樹木から成る森(SCP-1075-1と指定)を、パゴサ・スプリングスの人間住民として知覚しています。SCP-1075-1は、地域住民から“ヴィンス”の名で呼ばれているものの、それ自体は異常な性質を見せていません。

財団が介入する以前のSCP-1075-1は、SCP-1075影響者によって、パゴサ・スプリングスのコミュニティにおける尊敬篤い名士であると信じられていました。SCP-1075-1は町議会のメンバーに名を連ね、地元の慈善団体で活動していると見做され、数名の女性と少なくとも1名の男性から恋愛対象として見られていたことが確認されています。財団の努力の結果(文書ラムダ-4で概説)、新たに作られているSCP-1075-1についての異常な記憶は、対象への忌避感に繋がっていると思われます。

SCP-1075影響者は、SCP-1075-1が1人の人間であるという信念を捨てることが出来ません。長期間にわたって居住している住民の大半は、SCP-1075-1との交流に関する詳細かつ複雑な思い出を回想することができます。加えて、郡の登記官事務所と他幾つかの地方組織は、SCP-1075-1に関する幾つかの公式文書を保管していました。以下は関連する現存文書の一覧です。

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