SCP-1103-RU-V
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scp-1103-ru

テラリウム中のSCP-1103-RU

アイテム番号: SCP-1103-RU

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: オブジェクトは、透明なプラスチック製の壁を有する20x20x10mの寸法のテラリウムに収容される必要があります。湿度は90%以上、温度は30度以下に保ってください。樹木を含む植生のほか、広大な洞穴を必要とします。床材としては、ベースと土、または砂を使用してください(現時点では後者が使われています)。テラリウムは少なくとも2日に1回掃除する必要があります。通常の食物(動物)は必要に応じて与えられるべきです。使用される餌には、実験によって死亡したDクラス職員も含まれます。

説明: SCP-1103-RUは長さ7.25m、重さ256kgのPython Reticulatus(アミメニシキヘビ)です。年齢は17歳で、この種の特徴の通り、かなり高度な知性を有します。それは通常その種がするように、食物を捕食する際に頭部を右側にくねらせます。このオブジェクトは、その行動を妨げるものを獲物として餌としようとはしないようです(太った人間を与えたところ、物理的に口に入らずに餌になりませんでした)。

生きている人間をSCP-1103-RUが捕食した場合、それは肛門から生きたまま排出されます。この場合、全ての皮膚、目、呼吸器官、外部損傷、消化による損傷などは排除されます。オブジェクトの体から排出される際、人は哺乳動物の羊水に似た液体で満たされたカプセル状のものに包まれて出現し、それは空気中で分解される高密度の膜で覆われています。殻が完全に分解されると、排出された人は目を覚まします。しかし、たとえ彼が消化されている間に意識を保っていたとしても、どのようにヘビの体の中を通過したのかを覚えてはいません。SCP-1103-RUを通過した全ての人間は、脳の活動がわずかに減少します。

もし分解される前の殻を破いた場合、内部の人間は頸部筋肉の痙攣による窒息によって死亡します。人工的な方法で蘇生した場合、その人物は未知の毒素によって脳が犯され、重度の中毒症状を発します。頭痛を訴え、幻覚を見た後、15分後には興奮状態に陥り、30分後には死亡します。

実験は、SCP-1103-RUと無機質の物体での実験(SCP-1103-21~SCP-1103-36)、死亡した生物での実験(SCP-1103-37~SCP-1103-41)、および生きた動物での実験(SCP-1103-01、SCP-1103-02、およびSCP-1103-42~SCP-1103-45)、人の死体での実験(SCP-1103-03、SCP-1103-46)、植物での実験(SCP-1103-48~SCP-1103-56)、生きた人間での実験(SCP-1103-04~SCP-1103-20)が記録されています。

SCP-1103-RUはアジアの███への出張中のエージェント█████によって発見されました。[データ削除済]の間、エージェントは小さな山を登る必要がありましたが、地表から10mの地点で登山器具が不良によって破損し、彼は落下しました。それによって彼は(自身の証言によれば)左手上腕骨の閉鎖骨折、わずかな脳震盪、多数の打撲傷および擦過傷を負いました。その後エージェントは意識を失い、未知の洞窟にて5時間後に回復しました。彼は、自分自身が粘液につつまれ、衣服を身に着けていないことに気がつきました。簡単な捜索のあと、█████は近くで自分の服や荷物を見つけ、フレアを使って洞窟内を照らしました。何も無いことを確認した後、エージェントは消えかかっていた過去のものを含めて、彼の傷がすべて消えていることに気がつきました。かれは衛星通信を用いて財団に事件について報告し、協力を要請しました。機動部隊イオタ-15が3時間8分後に到着し、さらに24分後、█████を発見しました。彼は洞窟の遠方の壁に寄りかかって座り、SCP-1103-RUと対面していました。オブジェクトと強いショック状態にあったエージェントは、サイト██へとすぐに移送されました。

補遺: 実験記録1103-RU

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