SCP-1104-JP
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SCP-1104-JP

アイテム番号: SCP-1104-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1104-JPはサイト-81██の防音設備を備えた小型収容室に収容されます。SCP-1104-JPは実験時を除き、カバーに覆われた状態を保持されます。

説明: SCP-1104-JPは木製のフレームに嵌め込まれた縦40cm、横65cmの油絵です。フレームの下部には日本語で「骨抜き」と彫られています。SCP-1104-JPには海中に漂うアカクラゲ(Chrysaora pacifica)が描かれているように思われます。

SCP-1104-JPは不定期なタイミングで、風鈴に似た音を発生させます。この音を聞いた人間は個人的な好みに関わらずストレスが軽減され、同時にSCP-1104-JPを観察することへの欲求を覚えます。欲求は微弱であり、観察によって発生する異常性を事前に認知しておくことにより克服が可能です。

SCP-1104-JPを直視した人物は、全身の骨がソーダ石灰ガラスに置換されます。被験者の骨髄は置換の過程で消失します。その異常性によって被験者の造血機能や関節機能等は満足に発揮されなくなり、結果的に被験者に様々な物理的ないし健康的な問題を起こします。最も明白な問題は、被験者のバランス調整能力の喪失及びそれに伴う致命的なダメージです。ダメージは被験者の姿勢を安定させることによって緩和されますが、その場合も被験者は血液成分の崩壊、臓器への慢性的な痛みを経験し続けます。今まで実験に使用された被験者は現在全て死亡しており、最大生存時間はSCP-1104-JPを観察した時点から約78時間でした。

SCP-1104-JPはPoI-9332("山羽孝樹")の自殺と思わしき死1の後、PoI-9332の自宅から押収されました。PoI-9332は芸術家を自称しているにも関わらず、公的な活動記録が少なく収入源が不明瞭であったため、PoI-Level12に分類されていました。PoI-9332の死後に行われた捜査により、PoI-9332がAre We Cool Yet?の構成員であったことを裏付ける幾つかの証拠が発見されました。留意すべき点として、PoI-9332の家宅からは異常性の無い"クラゲ"を題材にした絵画が██点発見されました。

以下は回収された物品及び文書の、抜粋されたデータの一覧です。

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