アイテム番号: SCP-1127
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 封じ込め外で確認されるSCP-1127は機動部隊ミュー-53("イーバート1の親指")(“Ebert's Thumb”)によって調査されます。SCP-1127の物理的コピーは押収され、デジタル・コピーは無力化される前に安全な暗号化された記録媒体上に保存されます。SCP-1127の完全な曝露を受けた犠牲者は全て、SCP-1127の影響によって、彼らが一般大衆への許容できない脅威になるかどうかを決定するために審査されなければなりません。許容できる危機と見なされたなら、Aクラス記憶処理が施され解放されます。(注: 記憶処理はSCP-1127の曝露による症状には何の影響も与えません)大衆の中へと解放できなければ、彼らはDクラス職員と再分類されるか、サイト管理者の判断で処分されます。
SCP-1127の収容されたコピーはサイト-██の安全なメディア金庫室に保存されることになっています。各SCP-1127はサイト-██の安全視聴覚室の中で、サイト管理者に許可された装置でのみ閲覧できます。各SCP-1127は承認された実験の一部として、Dクラス被験者のみが最後まで閲覧できます。財団職員は不必要な曝露を避けなければならず、SCP-1127閲覧によるいかなる事件も記録せねばなりません。SCP-1127のどんなバージョンでも生涯における閲覧時間の合計が15分を超えたと記録されたどんな職員も、SCP-1127について仕事をするのをやめねばならず、他の任務に就かねばなりません。
説明: SCP-1127は23分から42分の長さの一連の短編映画です。現在までに、3つの異なる映画の███本のコピーが回収され、加えて1つの映画が特定されていますが収容はまだされていません。映画はそれぞれSCP-1127-1, SCP-1127-2, SCP-1127-3そしてSCP-1127-4と指定されました。この他にどれくらいのSCP-1127シリーズの映画が、未だに財団によって特定されておらず、また回収されていないのか分かっていません。
各映画は他の映画や短編や多様な記録映像からのシーンの継ぎ接ぎで、主に構成されています。音と会話は追加されたか修正されたものです。元のそれぞれの映像ソースとは全く関係のない、映画を構成するシーンの切り貼りに完全に調和した、独特な"ナレーター"がどの映画にも登場します。ナレーターは状況の説明を行い、使用された場面の範囲内で物体や登場人物と時折交流します。
一連のSCP-1127のどの映画でも、一本を累積で20分以上鑑賞した後に異常な特性が現れます。映像と音声をばらばらに鑑賞した時は、影響は現れません。一連の映画のそれぞれは異なる影響を鑑賞者に与えますが、どの事例も影響は正常な行動パターンに永続的な混乱を与え、様々な刺激に対する感情的な反応を変化させます。