アイテム番号: SCP-1133-RU
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: オブジェクトは、実験で使用される場合を除いて全ての実体は金属を含まない無機個体鉱物(望ましくはシリコン)からなる適切なサイズの容器に収容する必要があります。近辺に生物(実験時に適切な許可を得ている職員を除く)および大量の金属のある状況は好ましくありません。
説明: オブジェクトは、雨の直後のT████████地域のP██████地区で発見されました。検出されたSCP-1133-RUは94個体で、すぐに科学医療センターへと移送されました。その場に到着したエージェントは即座に対応し、全ての目撃者が捕縛され、全てのオブジェクトが押収されました。捕縛された人員の住所および住居は徹底的な調査の対象となり、その後さらに147の個体が発見されました。
明らかに、SCP-1133-RUは雨が降っている間に地上██mの高さで発生した異常現象の結果を受けた普通の水であると考えられます。 - ███████博士
外観:直径約1cmの透明な球体。わずかな弾力性をもち、暴露の後おおむね元の形に戻りますが、わずかに変形します。凝集状態は液体で、光学特性、密度、[編集済]は水と同様です。温度が上昇するにつれ少し膨張しますが、蒸発はしません。過度の熱エネルギー(摂氏300度以上)を受けた場合、可視および赤外線スペクトルの光を放出します。
それらの最も目立つ特性は、非常に大きな表面張力です。これらはサイズが大きく、一つの「水滴」に分離することはとても困難です(互いに固着することもありません)。しかし、さらに興味深いのは金属への影響です。金属表面に摂食すると、SCP-1133-RUは吸い込まれ、内部で重力の影響を受けて落下します。「水滴」の触れた部分の金属はその構造を劇的に変えます。それらはさまざまなサイズの小さな穴と不明瞭な模様に覆われます(これによって、体積は約8倍に膨張します)。この変化の領域は徐々に金属または合金の全体に及びますが、他の物質には伝染しません(類似した組成を有する金属を除く)。合金が非金属物質(例えば鉄の中の炭素など)を含む場合、それらは「落下」とともに除去されます。この影響を受けた金属は、「模様」を破壊しない限り非金属と化学反応を起こさず、融点も約1.5倍に上昇します。融解した金属、および合金にはミクロレベルで相互作用が起こり、予測不可能な特性を有する合金が形成されます。得られる合金は、1度に複数種類に及びます。いずれの程度、方法の破壊(溶融、変形)においても、それらの特性は2~3秒以内に消滅します。
有機物との間では、生物学的要素と[編集済]とのSCP-1133-RUの相互作用は弱く、圧力とともに増加します。この反応による生成物は、物質またはエネルギーの損失または増加を伴わずに形成される、微量のランダムな有機物質です。この反応は、オブジェクトが生きている人間によって飲み込まれた場合にのみ肉眼で観察することが可能です。ランダムに変異する有機物を生成した後、SCP-1133-RUは細胞内の金属を見つけ、不純物である生体組織から金属を「浄化」し始めます。不可逆的損傷が始まる前に通常は体内から除去されますが、たとえ微量であっても、突然変異を誘発する物質や、毒物が合成される可能性は否定できません。
セクター4の収容容器内には、現在240のSCP-1133-RUが収容されています。
実験記録:
実験記録1133-А
実験記録1133-B