SCP-115
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アイテム番号: SCP-115

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-115-1はサイト-██の厳重な車両収容施設に保管されることになっています。収容施設への立ち入りは制限されており、Level3以上の職員の同伴が必要です。

SCP-115-2は現在██████博士の机の引き出しの中で厳重に保管されています。SCP-115が██████博士の明確な許諾無しに使用されることは許可されていません。許可なしにSCP-115-2を使用した場合、いかなる職員であっても直ちにそれを返却し、何らかの処罰を受けなければなりません。

説明: SCP-115-1はおもちゃのダンプカーです。製造メーカーを特定できるようなマーカーやラベルは見られません。他のおもちゃとは違い、本物のダンプカーと同程度の約90トンもの重量を持ちます。分析の結果、一般的なおもちゃと同様の低品質の商業用プラスチックで形成されていることが判明していますが、なぜこれ程の重量を持つかは明らかになっていません。

SCP-115-1はそのサイズを除けば、通常のダンプカーと同様の運動性能と機能を持っています。それらの機動はRCカーのコントローラーに似たSCP-115-2によって制御され、SCP-115-1が多くの電波受信機能や機械部品を欠いているにも関わらず操作することが可能です。SCP-115-2は他のあらゆる無線制御装置で動作しないことを除けばごく一般的なコントローラーそのもので、正常に機能するために電池を必要とする程度です。

SCP-115-1は約120トンの貨物を牽引することが可能で、その重さに加え、通常のダンプカー同様の運搬能力も持つことが実験によって明らかになっています。また、SCP-115-1は正常に動作するためにディーゼル燃料を必要とします。車体の左側にある小さなポートに通常のダンプカーと同量の燃料を補給することができ、また同量の燃料を消費します。どういった原理でそれ程の燃料を保存、消費することが出来るのかは現在解明中です。

SCP-115-1は当初████████の建設現場で見つかりました。発見した労働者はSCP-115-1を動かそうとしましたが、90トンもの重量のためにそれは不可能でした。彼らはSCP-115-1を建設現場から近くの街へ運ぶために最終的に重機を使うことを余儀なくされ、その光景はその街で話題を集めました。エージェント████████と████は、SCP-115-1を確保した後、SCP-115-2を同じ建設現場で発見しました。その後SCP-115-1の存在を隠匿するため、クラスAの記憶処理が街全体に施されました。

実験のためにSCP-115-1を使用する全ての連中に、ニュートンの法則を思い出させてやりたい! SCP-115-1の無謀な高速運転によって数々の大事故が引き起こされ、我々は破壊された壁や器材の後始末に追われているんだ! -██████博士

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