アイテム番号: SCP-1150-J
オブジェクトクラス: あらゆる手段をもってしても分類不可。
特別収容プロトコル: SCP-1150-Jはエリア22/13(ロシア、Bum███k)内の管理人宿泊小屋の裏庭に位置しており、適切な施設の欠如及び深刻なスタッフ不足の為2匹の犬によって警備されています。SCP-1150-Jを用いた実験は、有資格者の研究員が存在しない事や利用可能な被験者の不足の為無期限に中断されています。エリア22/13の全Dクラス職員は現在の食料不足を緩和する為、エリア内の居住区画にて労働に割り当てられています。
適切な輸送手段の復旧や燃料の到着、連絡道路の必要に応じた修復が為されるまで、SCP-1150-Jを他の財団施設に移動させる提案は審査を無期限に保留されています。
機動部隊ファイ-13"一文無し共"が、SCP-1150-Jの存在を秘匿する為に地域住民と連携する任務に割り当てられています。は、██ヶ月分の給与を受け取っていない事が原因で継続的なストライキ状態にあります。
この文書はエリア22/13の電気代が支払われ、通信が復元され次第すぐに財団のデータベースに登録されます。それまでは、他の重要な文書と共に██████skiyエリア管理者の机の引き出しに格納して下さい。
説明: SCP-1150-Jは低品質のコンクリートから作られた彫刻で、肉体の無い人間の腕が中途半端に曲がっており、もう一方の腕がその上腕二頭筋を握っている様子が図示されています。彫刻の高さは約1.5m(エリア22/13の最後の巻き尺は事案██.██.20██中に喪失)で、適切に配置された4人の財団職員によって持ち運ぶ事が出来ます。
オブジェクトの異常特性は当初、代理エージェント・██████off及び█████va会計主任へ波及しました。両者はSCP-1150-Jに図示されている腕や手の持ち主である、人型実体の顔が出現する悪夢を繰り返し見るようになり、他の特色としてはその顔が██████off及び█████vaの直接の上司である██████skiyと一致している事が挙げられます。その他のエリア22/13従業員も同様の悪夢を、特に給料日前の夜に頻繁に見ると報告しました。
補遺: オブジェクトは当初、エリア22/13の保管エリア(需要が存在しない為放棄)敷地内にて、定期巡回中だったエリア警備員サーベリ・セミョーノヴィチに発見されました(その警備員のアルコール中毒が原因で、実際には20██年以来の巡回であった)。その後SCP-1150-Jは収容され、警備員は尋問及び厳重注意を受け、部分的な副作用として未払分の給料の存在を忘却する記憶処理剤が入った、度数80度の酒瓶2本が支給されました。